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障害者社会参加促進
プロジェクト

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プロジェクト
について
基礎情報

期間    

    2008年12月〜2011年11月(3年間)

対象地域    
    パキスタン北西辺境州アボタバード県12地区(Union Councils)

カウンタパート組織    
    - 特殊教育局, 社会福祉・特殊教育省、連末M政府
    - ザカート・ウシュル、社会福祉・女性開発ュ局 北西辺境州政府
    - 県調整局、アボタバード県政府
    - 社会福祉・女性開発局、アボタバード県政ュ府



マスタープラン

上位目標    

    アボタバード県以外の地域において「障害のある男女の社会参加促進」に関する活動が開始され、国家行動計画の実施への移行に寄与する。

プロジェクト目標
アボタバード県において、障害のある男女の社会への参加が促進される。

成果

    0.連邦・州・県政府およびNGO間のネットワークが構築される。
    1.ジェンダー、民族、年齢、その他の社会文化的な視点を考慮した障害者組織・自助組織・家族協会が育成・強化される。
    2.障害のある男女、子どもおよび家族への差別・偏見が軽減される。
    3.障害のある男女の情報アクセシビリティーが改善する。


プロジェクト関係書類
    

社会参加って何?

社会参加って何?


活動主義(Activity-oriented)型アプローチ

     A STAR Projectは、従来の計画に沿った「一連の活動実施」→「ある成果の達成」→「目的達成」というアプローチというよりむしろ、「柔軟性のある活動実施」→「様々な成果の達成」→「目的達成」というアプローチをとっています。パキスタンでは国レベルにおいて、政策とこれを実施に移すための行動計画までは策定されていますが、実施にいたっていないのが現状です。また、従来型アプローチ(PCM)の弱点としても「実施段階の視点の甘さ」があげられます。そこで、A STAR Projectは、目的・成果の枠組みを念頭におきながら、「地域のリソース(人的・物的・資金的)」を配慮しつつ、活動(実施)に焦点を置いたアプローチを検討しました。これを活動主義型アプローチと呼ぶこととします。特徴として、「リスクが少ない」「コストが低い」「並行した関係者Capacity Development」等があげられます。

    目的達成のためには様々な異なる成果を導く必要がありますが、これらの成果を出すためには一般的に莫大な活動と投入が必要となります。このアプローチは、「一連の活動がなぜひとつの成果しか導けないのか」つまり「ひとつの活動によって様々な成果がでないのか」という疑問から生まれました。さらに、目的・成果の枠組みに現れない「関係者のCapacity Development」にも着目しています。表1にて従来アプローチと活動主義アプローチの違いを示します。

表1.従来型アプローチと活動主義型アプローチの比較
アプローチ 従来型 活動主義型
リスク管理 リスクが大きい:
ある活動が進まなかったり、ある成果がでない場合、目的達成が困難になる。
リスクは小さい:
様々な活動(手段)を柔軟に試みることが可能であり、活動に問題があっても他の活動を展開してそれぞれの成果を達成できる。
モニタリング・コミュニケーション管理 良(条件付):
既存の実施計画の共有が容易。
※関係者のプロジェクトへの関心が高いことは前提とする。
良:
決まりきった活動を順番にこなすのではなく、柔軟に活動を計画・準備・実施・進捗確認・情報共有でき、関係者のプロジェクトへの関心も高まる。
コスト管理 コスト高い:
各成果にぶらさがっている、全活動に対して、何らかの投入が必要となる。
コスト低い:
ひとつの活動がさまざまな成果につながっているため、投入は少なくてすむ。
調達管理 良(条件付):
計画に必要な投入が準備されている。
※未知の地域リソースには未対応
良:
事前に判明している既存の地域リソースをもとに活動を実施するため、調達に問題ない。
人材管理 良:
計画にそって、活動を実施し成果を導いていく過程で学ぶことは多い。
良:
地域リソースを最大限に活用した活動自体の計画・準備・実施は、関係者のCDにつながる。
概念図

    次にA STAR Projectを例に説明します。以下に、従来型アプローチとしてみたプロジェクトの枠組みを示します(図1)。

従来型アプローチ

図1.従来型アプローチとしてみたA STAR Project(縦割り)

    枠組みに記されていない活動として、@目的・成果の達成を図るためのベースラインデータ収集、Aプロジェクト運営を通した関係者のCD、等があげられます。ご覧の通り、目的を達成するためには、様々な活動が必要であることがわかります。そこで、実施に重点を置いた活動主義型アプローチとしてみたプロジェクトの枠組みを以下に示します(図2)。

活動主義型アプローチ

図2.活動主義型アプローチとしてみたA STAR Project(横のつながり)

    現在実施されている「障害者・家族アセスメント」「啓発キャンペーン」というふたつの活動が、全ての成果と枠組みに記されない活動を包含しています。地域リソース・条件(アセスメントスタッフとして活躍できる障害者リーダー候補、ワークショップを提供できる県内外のリソースパーソン誘致可能が地理的条件、教育の都市としての特徴、全国障害者スポーツ大会の実施場所、NGOと各レベル政府直轄の教育・医療機関)を踏まえたうえの活動となっています。以下にこれらの活動の特徴を記します。

1.障害者・家族アセスメント:プロジェクトスタッフ全員が障害当事者/障害者家族
     アセスメントスタッフ全員を障害当事者もしくは家族とすることで、大きな「インパクト」と「効果」をあげつつ、彼らが将来リーダーとなり政府・非政府・プライベートセクターにおいて活動していくことを想定すれば「効率」と「自立発展」の点でも評価できます。さらに、地域レベルにまで裨益しないことの多いプロジェクトの中で、障害当事者と家族をスタッフをとスタッフとすることで、偏りはありますが、直接的な裨益も実現しています。

2.啓発キャンペーン:障害当事者/家族/プロジェクト関係者の主体性
     A STAR Projectではプロジェクトへの参加促進を重要なポイントのひとつとしています。啓発キャンペーンもそのひとつの手段です。活動の主体が障害当事者/家族/プロジェクト関係者となることで、活動を楽しみながら成果・目的を達成することが可能となります。楽しい活動はプロジェクト関係者の関心を高め、「持続性」を生み出します。


障害者スタッフ育成ワークショップ

    
日程 講師 テーマ 内容 資料
2009/2/6 I専門家 障害って何?T 医療モデルと社会モデル、4つのバリア PPT
38KB
2009/2/13 I専門家 障害って何?U インド映画「Talay Zameen Par」視聴/ノーマルって何?(グループ討議) PPT
56KB
2009/2/20 I専門家 障害てっ何?V STEP製作「Agents of Change」視聴/スペシャルって何?(グループ討議) PPT
22KB
2009/2/26 I専門家 障害って何?W 洋画「7月4日に生まれて」視聴/障害の原因と予防−あなたにできること−(グループ討議) PPT
358KB
2009/3/6 I専門家 ユニバーサルデザイン APCD製作「自立生活」視聴/ユニバーサルデザインとバリアフリー(グループ討議)/アクセシビリティーチェック@特殊教育センター PDF
6,195KB
2009/3/11-12 イスラマバード研修旅行 APCDミッション打合せ/Milestone・連邦特殊教育局訪問 PPT
37KB
2009/3/20 I専門家 障害って何?X インド映画「Lagaan」視聴/障害の定義/社会参加とは/研修旅行レビュー PPT
144KB
2009/3/27 I専門家 政府の対策 APCD製作「CBR」視聴/パキスタン政府の法律・政策・計画/グループワーク(プロジェクトの開会式・スローガン・ロゴ・啓発活動、障害者スポーツ大会) PPT
271KB
2009/4/3 I専門家 知的・発達障害 インド映画「Ankeen」視聴/知的・発達障害/グループワーク(プロジェクトの開会式・スローガン・ロゴ・啓発活動、障害者スポーツ大会) PPT
207KB
2009/4/10 S理学療法士 脳性まひ・ポリオ インド映画「Black」視聴/脳性まひ・ポリオ/グループワーク(プロジェクトの開会式・スローガン・ロゴ・啓発活動、障害者スポーツ大会) PPT
270KB
2009/4/17 STEP 障害問題啓発研修 パキスタンでの現状と課題を踏まえ、障害問題の啓発について講義・グループ討議
2009/4/23 I専門家 障害者職業訓練と雇用 インド映画「Khamoshi」視聴/職業訓練と雇用/ロールプレー(障害者アセスメント) PPT
392KB
2009/4/30 I専門家 プロジェクト全体計画 プロジェクト全体計画と組織 Word
130KB
2009/5/8 I専門家 スタッフ個別面接 アセスメント実習
2009/5/21 K専門家 アセスメント手法T アセスメント手法
2009/6/5 K専門家 アセスメント手法U アセスメント手法
2009/6/12 K専門家 アセスメント手法V アセスメント手法
2009/6/22 K専門家 アセスメント手法W アセスメント手法/プロジェクト開会式反省会T
2009/6/26 K専門家 アセスメント手法W アセスメント手法/プロジェクト開会式反省会U
2009/7/10 I専門家 知的・発達障害 インド映画「Ghazini」視聴/知的・軽度発達障害/プロジェクト規定 PPT
1,178KB
2009/7/17 私立学校校長 平和 平和についての講義の後、障害のある児童・生徒の写生大会を実施 PPT
996KB
2009/7/24 特殊教育センター長 ソーシャルケースワーク 障害のある子どもをもつ親との関わり方等
2009/7/31 国立特殊教育研究所副長 知的障害者マネージメント 知的障害全般について講義 PPT
435KB
2009/8/18-22 Milestone 自立生活 自立生活/ピアカウンセリング/介助方法/コミットメント/ビジョン
2009/8/28 I専門家 Milestone W/Sレビュー Milestone W/Sレビュー/ワークショップ手法紹介/グループ議論(TRY AI、スカベンジャー@イスラマバード、イードカード作成大会、イフタールパーティー、ウォーク@バザール)
2009/9/4 プロジェクトスタッフ グループ討議 グループ議論(TRY AI、スカベンジャー@イスラマバード、イードカード作成大会、イフタールパーティー、ウォーク@バザール)
2009/9/11 プロジェクトスタッフ グループ討議 グループ議論(TRY AI、スカベンジャー@イスラマバード、イードカード作成大会、イフタールパーティー、ウォーク@バザール)
2009/9/18 プロジェクトスタッフ グループ討議 グループ議論(TRY AI、スカベンジャー@イスラマバード、イードカード作成大会、イフタールパーティー、ウォーク@バザール)
2009/9/25 プロジェクトスタッフ PCMワークショップT 「県内に障害者が多い」に関する問題分析
2009/10/2 プロジェクトスタッフ 経験シェア 知的発達・精神障害者アセスメントの経験を討議形式でシェア
2009/10/9 プロジェクトスタッフ 経験のシェア 知的発達・精神障害者アセスメントの経験を事例研究形式でシェア
2009/10/16 プロジェクトスタッフ TRY-A準備 グループワーク
2009/10/23 プロジェクトスタッフ TRY-Aレビュー 長所・短所の分析・議論・シェア
2009/10/30 プロジェクトスタッフ 貧困と障害T 貧困⇒障害および障害⇒貧困の理由についてグループディスカッション
2009/11/6 プロジェクトスタッフ なぜグループ作り? 参加型ワークショップ+実習「団体を作ってみよう」 PPT
40KB
2009/11/13 プロジェクトスタッフ なぜ啓発活動? 参加型ワークショップ+グループ討議「私たちの差別の経験」 PPT
288KB
2009/11/20 プロジェクトスタッフ 木の根っこ構造 参加型ワークショップ「私たちにできること」 PPT
105KB
2009/12/04 連邦政府高官 障害者国家行動計画2006 講義 -
2009/12/11 連邦政府高官 障害者リハ&雇用プログラム 講義 -
2009/12/18 プロジェクトスタッフ 障害とワークフォース グループ討議 -
2009/12/25 帰国研修員 協力機構障害者リーダー研修参加報告 プレゼンテーション -
2010/01/08 プロジェクトスタッフ フィールドワーク経験シェア グループ討議 -
2010/01/16 帰国研修員 障害者リーダー研修入門編 講義/グループ討議 -
2010/01/23 プロジェクトスタッフ インクルーシブ教育 グループ討議 -
2010/01/30 プロジェクトスタッフ 障害者リーダー研修入門編 動画視聴/グループ討議 -
2010/02/10-13 Mr. Ghulam Nabi Nizamani 障害平等研修 ワークショップ -
2010/02/19 連邦政府高官 聴覚障害ソーシャルワーク 講義 -
2010/03/05 短期専門家 障害者自助団体 プレゼンテーション -
2010/03/09 短期専門家 障害者リーダー研修 ワークショップ -
2010/03/12 I専門家 発達障害 動画視聴:インド映画:MY Name is Khan, アスペルガー症候群/グループ討議 -
2010/03/19 I専門家 2009年度ワークショップレビュー ワークショップ -


障害者・非障害者のアセスメント(2010年9月1日更新)

非障害者 4,032
肢体不自由者 394
知的・発達障害者 435
視覚障害者 306
聴覚障害者 309
働く障害者 60
学ぶ障害児 10
国内避難民障害者(2009年内戦) 67
障害者アセスメントの効果検証 56


プロジェクト運営チームの役割(2010年9月1日更新)


     A STARプロジェクト運営チーム(PST:Project Steering Team)が、 プロジェクトの実施主体として、2009年始めに設立されました。 隔週にて行われるPST会議は、2010年8月時点で、設立以来、33回実施されました。 PSTの役割はプロジェクトの運営・モニタリングの実施です。 2009年末にメンバー自身の手によって発案・準備されたPSTガイドライン に従い、会議が定期的に実施されています。 その活動と現メンバーについて、以下に記します。

活動 −連邦・州・県政府、NGOの合同・個別会議の定期的実施と報告(ネットワーク)
−障害者・家族リーダーシップ研修の準備・実施・フォローアップ(エンパワメント)
−障害者当事者団体・障害者自助団体・障害者家族団体の設立・強化支援(エンパワメント)
−障害者・家族への偏見・差別軽減のための啓発活動・研修の準備・実施・フォローアップ(インクルージョン)
−障害者・家族への偏見・差別軽減のための啓発資料(視聴覚教材)の準備・製作・配布(インクルージョン)
−障害関連の情報アクセシビリティー改善のための啓発活動・研修の準備・実施・フォローアップ(インクルージョン)
−障害関連の情報アクセシビリティー改善のための啓発資料(視聴覚教材)の準備・製作・配布(インクルージョン)

メンバー

     PSTは、プロジェクト・政府・非政府セクターと個人代表から選ばれた ボランタリーなメンバーによって構成されています。 また、障害者(障害種別)・家族メンバーの参加、ジェンダーバランス、 その他、社会・文化的な背景を配慮しています。 障害者・家族メンバーについては、赤字に示している通りです。 PSTは、@(政府・非政府間)ネットワーク強化、A(障害者・家族)エンパワメント、 Bインクルージョン、の3つのサブグループで構成されています。
セクター 所属 職位 チーム内役割
プロジェクト 県政府調整局 局長 プロジェクトダイレクター
総括
県政府社会福祉局 局長 プロジェクトマネージャー
ネットワーク強化
協力機構 専門家 チーフアドバイザー
エンパワメント
協力機構 専門家 業務調整員
ネットワーク強化
A STAR ナショナルコーディネーター ネットワーク強化
連邦政府社会福祉・特殊教育省 職員 プロジェクト・アシスタント
エンパワメント
政府 連邦特殊教育センター センター長 ネットワーク強化
県計画局 局長 ネットワーク強化
県保健局 副局長 ネットワーク強化
県スポーツ局 局長 ネットワーク強化
州法務局 職員 エンパワメント
連邦自衛省/パキスタン航空 職員 エンパワメント
NGO/
プライベート
Pak-Irishリハビリテーションセンター センター長 インクルージョン
コムサッツ大学 準教授 インクルージョン
国際医科大学 講師 インクルージョン
国際パブリックスクール 校長 インクルージョン
SEWA(障害当事者団体) 代表 エンパワメント
CAMP(障害者支援団体) 理学療法士 ネットワーク強化
SUNGI(社会的弱者支援団体) 職員 ネットワーク強化
CHEF(開発支援団体) 職員 ネットワーク強化
県FM局 ディスクジョッキー インクルージョン
個人 マイルストーン(障害当事者団体) 元スタッフ エンパワメント
SUNGI/A STAR 元スタッフ エンパワメント
無所属 歌手 エンパワメント

Mail to a.star.project@gmail.com