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障害者社会参加促進
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2010年1月〜12月


2008年12月〜2009年12月
2011年1月〜


第22回SARI(Scavenging for Awareness Raising Initiative)
障害啓発&清掃活動「インクルーシブで緑豊かな社会」(2010年12月22日)
     第22回活動は、アボタバード県立小学校にて実施されました。今回の活動の特徴は以下です。

    −市街地ではなく、活動の効果がより高い郊外にて実施したこと
    −地域の障害児・者10名、非障害者12名が活動に参加したこと
    −軽食費用Rs.640がPSTメンバーによって寄付されたこと
    −プロジェクト女性スタッフ2名(肢体不自由/聴覚障害)によって開催された初めての活動

     活動には、会場となった県立学校、地域の人々、および、PSTメンバー等、以下のように計70名が参加しました。 チーフゲストとして、村落開発NGO(Umer Asghar Foundation)代表が招待されました。 チーフゲストは、地域における障害者の参加の機会提供していきたいこと、障害問題啓発活動への賞賛、 に加えて、イスラム教における清掃活動の重要性についても言及しました。

スカベンジャー活動
村での活動は非常に効果的

スカベンジャー活動
プロジェクト概要を説明するPSTメンバー(右)

スカベンジャー活動
活動について説明する女性スタッフ(聴覚障害)

スカベンジャー活動
Nothing without SMILE!


A STARラジオプログラム(第9〜12回)(2010年12月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     2011年1月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第09回12月02日女性障害者所属無し(PSTメンバー/肢体不自由者/女性)
A STARスタッフ(肢体不自由者/女性)
第10回12月09日知的障害者家族の問題所属無し(PSTメンバー/障害者家族/男性)
A STARスタッフ(聴覚障害者/女性)
A STAR手話通訳(肢体不自由者/男性)
第11回12月23日障害問題全般リハビリセンター長(PSTメンバー/男性)
A STARスタッフ(肢体不自由者/男性)
第12回12月30日障害児への教育私立学校長(PSTメンバー/障害者家族/女性)
A STARスタッフ(肢体不自由者/男性)

A STARラジオプログラム
第12回プログラムの様子
PSTメンバー(中央/障害者家族)とプロジェクトスタッフ(左/肢体不自由者)


第1&2回研修生とPSTメンバー対象の自助団体に関するワークショップ
2010年12月24日
     プロジェクト目標である「障害者社会参加促進」の達成のための、もっとも重要な成果として 「障害者・家族のグループ形成・強化」があります。 プロジェクトでは、1年目に障害者・家族リーダー候補の発掘を行うとともに、 グループ形成に必要な障害問題関連の基礎情報の収集を行ってきました。 2年目には、障害者・家族に対し、リーダーシップ研修を行ってきました。 3年目となる2010年12月からは、障害者・家族グループ形成に特化した活動に焦点をおいています。

     APCDのリソースパーソンであるニザマニ氏を招き、12月24日に自助団体に関するワークショップを実施しました。 今回のワークショップでは、第2回研修生全員、第1回研修生選抜(5人)、 プロジェクト運営チームメンバー(5名)を対象としました。 3時間にわたるワークショップは、非常に実践的な講義・グループ討議によって構成されました。

自助団体設立支援

自助団体設立支援


第1回障害者・家族リーダー研修生による自助団体準備集会2010年12月9日
     2010年6〜7月に実施された第1回障害者・家族リーダー研修生によって、彼女/彼らの暮らす地域において、 自助団体設立準備集会が開かれました。 第1回研修では、団体設立に関する具体的なガイドラインが示されていなかったため、 11月にプロジェクト事務所にてフォローアップワークショップを実施し、今回の集会の実施にいたりました。

     研修生の暮らす3地区内に位置するキャントガーデンにおいて集会が開かれました。 集会の計画・準備・実施は全て、研修生の手によって行われ、プロジェクトはこれを支援する形でかかわりました。 各地区ごとに、地域の障害者・家族の計15名、3地区で計45名のリストを作成し、 集会に招待した結果、約11名があつまりました。参加者が非常に少なかったのは、平日に実施したこと、 研修修了生による集会の準備不足等があげられます。第2回準備会議は2011年1月に実施予定です。


第3回障害者・家族リーダーシップ研修面接&自宅訪問
     プロジェクト対象地域である、3つの地区、カクール、ミルプール、バンダー・ピール・カーン での研修候補生の面接と自宅訪問が、3日間(毎週水曜日)にわたって実施されました。 面接官として、プロジェクト運営チームのエンパワメントグループメンバーに加えて、 同地区のザカート委員会(県内に193委員会存在する)のメンバーと 県ザカート局長(PSTメンバー/ネットワークグループ)が参加しました。 ザカート委員とは、民生委員のような存在であり、ボランタリーなメンバーによって構成されています。 2010年10月に実施された中間レビューにおける議論において、 「障害者・家族リーダーシップ研修後、研修生と地域とのつながりが弱い」 という問題への対策として、研修生選びの段階からザカート委員が参加することが、 結論付けられました。既存の人的・ネットワーク・システムというリソースの活用により、 障害者・家族の団体の形成・強化に寄与することでしょう。

自立生活研修
プロジェクト運営チームの正式メンバーとなった県ザカート局長(左)と 県立大学教授(中央/視覚障害)とパキスタン盲人協会アボタバード局長(左)


第2回障害者・家族リーダーシップ研修
自立生活・障害啓発・障害平等
     プロジェクト対象地域の12地区のうち、3地区を対象とした、第2回障害者・家族リーダーシップ研修においても、 第1回研修同様に、APCD・協力機構・ダスキン愛の輪基金実施の障害者支援関連の帰国研修による 自立生活・障害啓発・障害平等に関する研修が実施されました。

1.自立生活研修(2010年11月1〜3日)
APCD帰国研修員、ダスキン愛の輪帰国研修員を含む障害当事者団体Milestoneによる 自立生活に関する研修が実施されました。まず初めに、アクマル氏による自立生活アウトリーチ活動 に関する講義では、家の中に隠され、家族によって社会との関係を断絶された障害者 へのアプローチの紹介がありました。ひとつの方法としてピアカウンセリングを例に挙げて、 アクマル氏自身の経験を共有しました。次に、ファルーク氏によって、様々な障害のある人々、 重度障害者への介助サービスに関する説明と実習がありました。 最後に、同団体代表シャフィークは権利擁護に焦点を当てた話をしました。

自立生活研修
シャフィーク氏によるピアカウンセリングセッション

2.障害啓発研修(2010年11月24〜25日)
JICA障害者リーダーシップ研修帰国研修員であるSTEP代表のアティフ氏によって、 障害啓発・リーダー研修が実施されました。今回はPSTメンバー強化のために、 PSTエンパワメントメンバーも研修に参加しました。

障害啓発研修
アティフ氏による「似顔絵」を利用した自己発見

障害啓発研修
PSTエンパワメントグループとSTEPの交流

3.障害平等研修(2010年12月20〜24日)
今回のリーダー研修の締めくくりとして実施している障害平等研修(DET)では、 特に、研修終了後の障害者自助団体設立という点を重視しつつ、 APCDリソースパーソンのニザマニ氏にファシリテートしていただきました。

障害平等研修
APCDリソースパーソンNizamani氏によるDET


国際障害者の日:セレモニー(2010年12月3日)

     障害当事者団体SEWA(Social Welfare Energetic Association)、 視覚障害者団体PBA(Pakistan Blind Association, Abbottabad)の共催によって 障害者デーセレモニーが実施されました。昨年同様、セレモニーの 計画・準備・実施は二つの障害当事者団体によって行われました。 前者はA STARプロジェクトの元スタッフであり、現プロジェクト運営チーム(PST)メンバー であるハフィーズ氏(障害当事者)、後者はA STARプロジェクトの現PSTメンバーである アヤーズ氏(障害当事者)が代表を務めています。

     プロジェクトのセレモニーへのかかわりは、PSTメンバー・スタッフ・リーダーシップ研修生による、 スピーチ・司会・ドラマのみでした。当日、プロジェクトスタッフは休暇を取って セレモニーの支援に当たったため、プロジェクトからの資金面のインプットはゼロでした。 セレモニーホール、サウンドシステム、リフレッシュメント等の費用は、 SEWAによって集められた基金によってまかなわれました。

     プログラムは10時半に開始されワヒッド氏(PSTメンバー/Pak-Irishリハビリセンター長) による開会の挨拶に始まり、視覚障害当事者と彼の教え子(視覚障害児)によるローカルソングの披露、 主催者2名によるスピーチ、ラフィア氏(PSTメンバー/歌手/障害当事者)によるローカルソングの披露、 SEWA代表ハフィーズ氏(元劇団俳優)と俳優の友人およびA STARスタッフによるドラマ「布屋さん」の後、 KPK州政府食料省大臣と県調整局長(A STARプロジェクトダイレクター)によるスピーチで セレモニーは締めくくられました。

     ドラマ「布屋さん」では、布屋主人に扮したSEWA代表ハフィーズ氏とその友人俳優のもとに、 聴覚障害者、視覚障害者、肢体不自由者(3名はプロジェクトスタッフと研修生)がおとずれ、 障害者への偏見や差別をなくすための面白おかしくやり取りがありました。 大臣と調整局長のスピーチでは、障害者雇用枠等に関する、 政府側の努力について話がなされました。

国際障害者の日セレモニー
ショートドラマ「布屋さん」(中央が主催者SEWA代表)

国際障害者の日セレモニー
約300人が集まった会場には、キャットウォークが設置された

国際障害者の日セレモニー
パキスタン盲人協会代表のスピーチ

国際障害者の日セレモニー
ケーキカット:12月3日はあるスタッフの誕生日


ART-ART:第12回ラジオDJ大会
テーマ「インクルーシブな社会」(2010年11月30日)

     第12回大会は、モダンエージスクールにて、「インクルーシブな社会」をテーマに行われました。 大会には障害児学校4校、通常学校3校の各学校の教員・児童・生徒、第2回障害者&家族リーダーシップ研修生を 合わせて合計約100名が参加しました。チーフゲストには、地域の弁護士/アドボケーターが招待されたほか、 審査委員として、国営ラジオ局のアボタバード支局プロデューサーとニュース担当者の2名が招待されました。
    【障害児学校】
    - 国立特殊教育センター
    - 公立盲学校
    - ライトハウス盲学校
    - キングストーンインクルーシブ教育学校

    【非障害児学校】
    - 国際パブリックスクール
    - カイバル・スクーリング・システム
    - 学習コンセプトスクール

    【チーフゲスト】
    - 弁護士/アドボケーター

    【ゲスト/審査員】
    - 国営ラジオ局プロデューサー
    - 国営ラジオ局ニュース担当者

    【PSTメンバー】
    - Pak Irishリハビリセンター長 - 国際パブリックスクール校長 - Comsats大学教授

    【障害者・家族リーダーシップ研修生】
    - 14名

    【A STARスタッフ】
    - 7名

今回の活動の特徴は、

    @プロジェクト運営チームメンバー3名が活動を主催したこと
    A活動運営費用Rs.5000がチーフゲストの寄付金にてまかなわれたこと
    B国営ラジオ局からの参加者が、参加した児童・生徒のラジオ番組の無償提供を約束したこと
です。

     プログラムはプロジェクト運営チームのインクルージョングループメンバーであり、 Pak-Irishリハビリテーションセンター長であるWahid氏によるプロジェクトの紹介、 同グループメンバーであり、Comsats大学教授(重度障害児の父)であるAjmal氏によるART-ART活動の紹介、 Al-Hudaろう学校代表のHujra氏によるインクルーシブ教育に関するスピーチに始まり、 参加した7校の児童・生徒によるディスクジョッキープログラムは、非常に斬新なアイデアであり、 これまで以上ににぎやかな活動となりました。

     チーフゲストであり弁護士/アドボケーターのSardar氏からは、 「障害児が参加していることにまったく違和感のないとてもインクルーシブな活動と思いました。 私のこれまでの人生のなかでとってもすばらしいときをすごすことができました。 今後はゲストではなく、一人の観客として呼んでいただきたい。」とのコメントがありました。 審査員として招待された国営ラジオ放送のUsmani氏とSaeed氏からは、 「大会に参加した児童・生徒のために、ラジオ番組の時間を無償で提供したい」とのコメントがありました。

ラジオDJ大会
PSTメンバー(Pak-Irishリハビリテーションセンター長)
より、プロジェクトの紹介

ラジオDJ大会
大会風景1

ラジオDJ大会
大会風景2

ラジオDJ大会
大会風景3

ラジオDJ大会
オーストリアからお客様

ラジオDJ大会
チーフゲストによる授賞式


第1回ナワンシャヘル地区障害者自助団体設立準備集会
     現在実施中の障害者・家族リーダー研修の一環として、研修生自身による、研修生出身地における、 自助団体設立集会が、2010年11月27日に実施されました。集会場所の決定、集会の議題、参加者リストの作成、 参加者への説明と招待、等の計画・準備段階から、集会のしきりと議事録の作成まで、 プロジェクトスタッフの支援のもと、全ての作業を研修員が主体的に行いました。 集会には、研修生14名、地域の障害者・家族20名、公立学校長1名、元地域カウンセラー1名、 地域の大学生3名、店主3人、の計40名が集まりました。プロジェクトスタッフによるプロジェクト説明後、 研修生2名によって自らの略歴、リーダーシップ研修の概要、から集会の目的まで、説明がなされました。

反省点:
初めての集会であったため、セミナーのような形となってしまい、参加者が平等な立場で話のできる場とはなりませんでした。 また、一般的な障害者の問題の解決に焦点が当てられ、現実的ではなかったことも反省点です。

※研修生たちに「自分たちでやってみて、ミスから学ぶ」ことができるように、 プロジェクトは実施前と実施中の助言を控えるようにしています。

会議の詳細を以下に記します。

日時:2011年11月27日 10時〜12時
場所:ナワンシャヘル地区、ウジュラ(地域の共同利用場所)
議題:障害者グループの設立にむけて
参加者:第2回障害者・家族リーダー研修生/地域の障害者&家族・キーパーソン

主な質疑応答は以下です。

質問A:
「集会にはもっとたくさんの地域の人を招待すべきではないのか?(研修生親族)」
回答A:
「はい、この集会は、始めて私達が企画した集会で、足りないこともありますが、次の集会ではもっと多くの人を集めたいと思います。(研修生)」

質問B:
「集会を学校でやったらどうでしょうか?アクセシビリティーの問題もないですよね。(公立学校長)」
回答B:
「はい、次回の集会は是非学校でやらせてください。(研修生)」

自助団体準備集会

自助団体準備集会


障害者スタッフ育成(2010年11月)
     A STARプロジェクトの特徴のひとつである、「実施者としての障害者」という点は、様々な良い点がありますが、 一方で困難な点も多数あります。今回は、障害者スタッフの育成について困難だった点と、どのように解決したかを記したいと思います。

課題:スタッフとして雇用した障害者は、過去に仕事をしたことのない者ばかりでした。 つまり、仕事の「し」の字もわからない状況でした。例えば、専門家が一日かけて、 ホチキスの使い方を教えたこともあります。 この問題を解決するために、様々なスタッフ育成の試みが行われてきました。

対策1年目:プロジェクト1年目の障害者アセスメントのためのフィールドスタッフには、 最初の1週間目に講義と実習によるオリエンテーションワークショップ(障害の種類等の基礎情報、 障害のモデル等の障害問題理解、地域の障害者支援組織情報や障害証明証等の情報提供)を行いました。 さらに、毎週金曜日に定期ワークショップでは、様々なテーマ、手法、講師によるファシリテートがなされました (webサイト「プロジェクトについて」−「スタッフ育成ワークショップ」参照)。 また、専門家との合同打合せ(毎日)、プロジェクトマネジャーとの合同打合せ(毎週)により、 報告・連絡・相談(ほうれんそう)の方法を学ぶ機会を提供してきました。

対策2年目:プロジェクト2年目の障害者・家族リーダー研修をメインとした活動のために雇用されたスタッフには、 以下の表のような、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)のような基本的な点、 PPPS(Progress/Plan/Problem/Solution)共有のような「ほうれんそう」、 および、様々な事務作業をOn The job Trainingによって学ぶことのできるような機会を提供しました。

時間1日の日程
07:00全スタッフ・専門家による事務所掃除(5S)
08:00全スタッフ・専門家による朝打合せ
−PPPS(全スタッフが報告)
−必要に応じて議論
−世界の名言紹介
−3分外国語会話演習
09:00各自業務開始
14:00必要に応じて個別のPPPS
16:00日報提出/終業

主業務オン・ザ・ジョブ・トレーニング
会議関連 議事録作成
会議資料作成
会議招待状作成
会議参加者リスト作成
関係者連絡調整等
啓発活動 活動計画作成
活動報告作成
資金集め
活動への招待
活動招待状作成
活動参加感謝状作成
関係者連絡調整等

障害者スタッフ育成


A STARラジオプログラム(第6〜8回)(2010年11月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     2010年11月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第6回11月04日補助具と医療リハビリNGOリハビリセンター代表
A STARスタッフ(障害当事者)
第7回11月11日法律と政策州政府弁護士(PSTメンバー/障害当事者)
A STARスタッフ(障害当事者)
-11月18日イード際休日のためプログラムなし-
第8回11月25日@視覚障害者Life Style
Aアクセシビリティー
公立大学英語教授(PSTメンバー/障害当事者)
NGO女性センター代表(PSTメンバー)
SEWA(障害当事者団体)メンバー(障害当事者)
以下、第8回プログラムについて、詳細を記します。

    公立大学英語教授であり、PSTメンバー(視覚障害者)であるシャムスル氏が、自らの略歴について語った後に、 視覚障害者のライフスタイルについて、視覚障害者の個人的な生き方・考え方、 視覚障害者をとりまく環境への対応、視覚障害者教育制度、という3つの点に焦点をおいて、 話がなされました。続いて、SEWA(障害当事者団体)のメンバー(肢体不自由者)であり、 A STARプロジェクトの手話/英語通訳として活躍しているジャハンギール氏から、 とりまく環境に合わせてアクセシビリティーについての話題提供がありました。 DJとのやりとりの中で、話題は補助具や手話にまで広がりました。また、NGO女性センター代表であり、 PSTメンバーであるシャイスタ氏からは、プロジェクト概要に加え、 本人が専門とするジェンダーに関する話題提供がありました。

A STARラジオプログラム


HEAR:第3回セミナー「バリアフリー社会」
Higher Education including Awareness Raising(2010年11月25日)
     第3回セミナーは、公立アボタバード第1大学にて行われました。活動の特徴は以下です。

    −大学側によって準備・司会がなされたこと
    −お茶代等が大学側にて提供されたこと
    −プロジェクト運営チームメンバー3名が無償でパネルディスカッションに参加したこと
セミナーには、様々な学部の生徒・教授が参加し、計100名の人々が集まりました。 セミナー目的、プロジェクト・HEARに関する説明に始まり、3名によるパネルディスカッションと 質疑応答をメインとしたプログラムが設定されました。 パネリストとして、プロジェクト運営チームの3名、公立大学第1大学の英語教授であり、 視覚障害当事者であるシャムスル氏、保健局の次長(眼科医師)であり、 聴覚障害児の父であるサルダール氏、私立コムサッツ大学の分子工学教授であり、 重度障害児の父であるアムジャド氏が選ばれました。パネルディスカッションでは、 パネリストの専門分野に沿って、教育・障害予防・物理的アクセシビリティーにおける現状 と取組みについて焦点が当てられました。 参加者からは、@通常・特殊・インクルーシブ教育の違い、A障害予防の困難な点、 B補助具とはなにか? といった基本的な質問がありました。 Aについては、ある地区での事例として、ポリオワクチンに対する親の偏見、 宗教リーダーによる謝った見解についての苦労話を交えて説明がなされました。

高等教育対象啓発活動

高等教育対象啓発活動

高等教育対象啓発活動

高等教育対象啓発活動


第1回障害者&家族リーダー研修生フォローアップ会議(2010年11月5日)
     2010年6〜7月に実施された、第1回障害者・家族リーダー研修生のフォローアップ会議が11月4日に実施されました。 会議の目的は、研修を終えて3ヶ月間に行ったリーダーとしての活動の確認と、障害者団体設立に向けた今後の活動の決定です。

     個人的な活動として地域の障害者の障害証明証取得支援等は行われていましたが、 研修後にリーダーとして行った活動に目立った点はみられませんでした。 現状を踏まえて、PSTエンパワメトグループメンバー(政府弁護士/肢体不自由者)より、 リーダーとしての自覚と責任に関する説教、プロジェクトマネージャー(県社会福祉局長/非障害者)より、 障害者団体設立の手順説明がありました。会議では以下が決定されました。

    −3つの各地区リーダーの選出
    −10日以内に各地区リーダーが地域の障害者リスト作成
    −障害者団体設立準備会議前打合せ(障害者リストをプロジェクト事務所に提出時)

     元研修生との主な質疑応答は以下でした。

質問A:
障害者グループの設立の手順がわからない。 障害者グループ設立ガイドラインはないですか?

回答A:
CCBと呼ばれる、公式な地域住民グループのシステムが存在します。 このCCB設立の手順を説明しましょう。まずは...

質問B:
私たち(元研修生)の持っている技術・経験・知識を生かして、地域の障害者のための職業訓練や塾を開始したいが、 その場所についてプロジェクトでアレンジすることはできないですか?

回答B:
すばらしい活動ですが、プロジェクトでは、あなたたちグループのためだけに場所はアレンジできません。 まずは、グループを立ち上げて、メンバー全員で、目指す活動の計画・準備するなかで、 いろんなことを学ぶことができるのではないでしょうか。

研修生フォローアップ会議
左から:

    PSTメンバー(弁護士/肢体不自由者)
    プロジェクトマネージャー(県社会福祉局長)
    手話/英⇔ウルドゥー通訳(肢体不自由者)
    PSTメンバー(当事者団体代表/肢体不自由者)
    研修生(聴覚障害者)
    研修生(聴覚障害者)

研修生フォローアップ会議


第2回障害者&家族リーダー研修生:研修旅行(2010年11月4日)
     研修の一環として、首都イスラマバードにおける、先駆的な障害者支援組織(NGO/Umeed-e-Noor)、 設立間もない障害者団体(NGO/DPDO)への訪問しました。PSTメンバーの能力向上と研修生との交流を深めるために、 研修旅行にはPSTメンバーが参加しました。

     ※PSTメンバーは3つのサブグループから選出されており、ジェンダー/障害の配慮がなされています。

研修旅行
Umeed-e-Noor (希望の光)には、10年近い某組織ボランティアの派遣実績があり、 新築の建物の1階部分は、某国大使館の草の根安全の保障・無償資金協力による支援があります。 スタッフの中には某組織帰国研修員も含まれています。

研修旅行
Umeed-e-Noorでは、政府で対応できていない重度・重複障害児者への 教育・医療・職業リハビリが行われています。

研修旅行
DPDO(障害者開発組織)は、2005年の北部地震によって脊髄損傷を負った男性が代表を勤める組織です。 同地震における障害者支援のために派遣された某組織ボランティアチームとの連携、 2008年のA STARプロジェクト事前調査でのフィールドスタッフとしての活躍、等、 某組織とのかかわりが深い組織です。

研修旅行
A STARプロジェクト事前調査(2008)にフィールドスタッフとして参加した知識と経験を元に、 DPDOという障害当事者団体を立ち上げました。 ピアカウンセリング、障害証明証発行支援、就学・就労支援、啓発活動等、 様々な活動を行っています。


第2回障害者&家族リーダーシップ研修(2010年10月)
     9月27日から2ヶ月間の予定で開始された第2回研修は半分の日程を終えました。 今回の研修では、特に、研修生が障害当事者団体、自助団体、家族団体を作っていくことを狙いとして設定しました。

グループ作り
ティッシュペーパーの芯を使って、 グループを作ることの利点・長所を議論

グループ作り
県内唯一の障害者団体SEWA代表(中央) による障害者団体設立の経験のシェア

グループ作り
まずは、研修生14人は2つのグループに分かれて、グループ名を決定(イーグルグループ)

グループ作り
常にグループで議論・活動し、グループの利点を肌で感じ取る。(シャイニングスターグループ)

グループ作り
同じ問題を共有する人々が自発的に集まって、同じ目線で、悩み・情報・経験を共有し、共に考える。

グループ作り
「意見を下から上へ」「情報を人から人へ」 

グループ作り
コミュニティーレベルの自立発展性を


第21回SARI(Scavenging for Awareness Raising Initiative)
障害啓発&清掃活動「インクルーシブで緑豊かな社会」(2010年10月20日)
     第21回活動は、アボタバード県の私立商業大学にて実施されました。今回の活動の特徴は以下です。

    −PST(インクルージョングループ)によって初めて主催されたスカベンジャー活動であること
    −啓発活動に初めて隣接するモスクの宗教指導者が活動に参加したこと
    −軽食費用Rs.2,000がゲストによって寄付されたこと
     活動には、会場となった商業大学関係者、近隣の通常学校、県内の特殊学校、隣接するモスク関係者、 および、A STAR第2回障害者・家族リーダー研修生等、以下のように計130名が参加しました。

ゲスト 参加者
ジンナーバード社会福祉協会元会長 州立盲学校/ろう学校
州立盲学校/ろう学校校長 Al-Hodaヒアリング&スピーチセンター
Al-Hodaヒアリング&スピーチセンター長 私立モダンエージ学校
商業大学前モスク代表 私立ガンダーラ学校
PSTメンバー 私立タミール・エ・ワタン学校
SEWA(障害者団体)代表
エンパワメントグループ
私立パキスタン・グラマー学校
アドボケイター
インクルージョングループ
A STAR障害者・家族リーダー研修生
PIRCリハビリセンター代表
インクルージョングループ
A STARスタッフ&ボランティア

スカベンジャー活動
PSTインクルージョングループリーダーのスピーチ

スカベンジャー活動
宗教指導者のスピーチ

スカベンジャー活動
PSTエンパワメントループリーダーが指示


白杖の日:セレモニー&ウォーク(2010年10月15日)

     パキスタン盲協会、州立盲学校、SEWA(障害当事者団体)の初の共催となる白杖の日セレモニー&ウォークが、 10月15日に実施されました。 今回の活動の特徴は以下です。

    −クロスディスアビリティー活動となったこと
    −PSTが活動を支援したこと
    −大規模なウォークが実施されたこと

     ライトハウス盲学校に集まった約200名の参加者は、街の中心部(バススタンド、メインバザール、政府・軍敷地) を通過し、セレモニー会場となるジャラールバーバーオーディトリウムまでウォークを行いました。

     セレモニーには、アボタバード県を含む5県を統括するコミッショナー、 アボタバード県の最高責任者である県調整局長他、政府・非政府団体から、 多くのゲストが招待されました。

白杖の日セレモニー&ウォーク

白杖の日セレモニー&ウォーク

白杖の日セレモニー&ウォーク


A STARラジオプログラム開始(2010年10月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     国営放送「ラジオ・パキスタン」にて、週間ラジオプログラムが以下の概要で、開始されました。 対象は、アボタバード県および隣県4県を含むハザーラ地区すべての住民です。
狙い インクルーシブな社会つくりと、メディアを通した障害関連情報の提供
目的 −障害問題に関する啓発活動
−A STARプロジェクトの進捗と計画の情報提供
−障害者への、社会・職業機会に関する啓発活動
−障害者の権利と特権に関する啓発活動
−A STARプロジェクト運営チームと障害者のスキルアップ
資金リソース −リソースパーソンによる、ボランタリーなプログラムの準備と実施
−ラジオ・パキスタン局による、無償のプログラム時間の提供
−プログラム参加のためのリソースパーソンの交通手段は本人による
※A STARプロジェクトからの資金援助は無し
人的リソース −フォーカル・パーソンはPSTメンバー1名
−毎プログラムごと、PSTメンバー1名とプロジェクトスタッフ1名が参加
プログラム日時 毎週木曜日14時〜16時
責任者/組織 A STARプロジェクト−インクルージョングループ
担当業務 −フォーカルパーソンは、毎月初めにリソースパーソン4,5人を選定する
−フォーカルパーソンは、上記リソースパーソンリストをラジオ局に共有する
−リソースパーソンは、トーク内容の台本を準備する
−リソースパーソンは、提供する情報が正確かどうか確認する
−リソースパーソンは、彼らのトーク内容が人々の関心を引くものか確認する
−リソースパーソンは、パーソナルな言及は行わない
−リソースパーソンは、困難のある場合、フォーカルパーソンに対し助言する

9月と10月のプログラムの詳細は以下です。

日時
14時〜16時
テーマ リソースパーソン
PSTメンバー
コメント
9月30日 A STARプロジェクト紹介 県社会福祉局長
連邦政府職員
(肢体不自由者)
予想以上の反響あり
障害者からの質問電話多数
10月7日 白杖の日 ライトハウス盲学校長
(視覚障害者)
10月14日 物理的アクセシビリティー SEWA(当事者団体)代表
(肢体不自由者)
10月21日 障害者と保健 保健局次長
(聴覚障害児の父)
10月28日 障害者関連の法律 法務局弁護士
(肢体不自由者)

A STAR RADIO Program


HEAR:第2回セミナー「バリアフリー社会」
Higher Education including Awareness Raising(2010年10月12日)
     第2回セミナーは、県内唯一の私立4年生大学である、コムサッツ情報技術大学にて行われました。活動の特徴は以下です。

    −プロジェクト運営チームメンバー(大学教授/肢体不自由児の父)によって主催されたこと
    −会場費/お茶代等が大学側にて提供されたこと
    −学部長により、大学の物理的アクセシビリティー改善への試みが約束されたこと
     セミナーには、様々な学部の生徒・教授が参加しA STARプロジェクトからは、 第2回リーダーシップ研修生が参加し、計60名の人々が集まりました。 セミナー目的、プロジェクト・HEARに関する説明に始まり、3名によるパネルディスカッション と質疑応答をメインとしたプログラムが設定されました。 パネリストとして、コムサッツ情報技術大学マネージメント科学部のRaza Ullah Niazi氏、 連邦社会福祉・特殊教育省特殊教育局元局長であり、現在A STARプロジェクトの ナショナルコーディネーターを勤めるMr. Khalid Naeem氏、 A STARプロジェクト第1回研修生でペシャーワル大学での2つの修士号をもつ Ms. Ubaida Qureshiが選ばれました。パネルディスカッションでは、 特に教育分野におけるバリアについて焦点が当てられ、大学レベルでのインクルーシブ教育 に関する議論、参加者の大学生によるA STARプロジェクトへの協力するという意見、 同大学に在籍し自ら障害者(肢体不自由)である大学生からの自らの大学における 問題のシェア、がなされました。

     チーフゲストである、同大学マネージメント科学部学部長Sardar Mushtaq Ahmad氏のスピーチの中で、 大学内に5つのアクセシブルなトイレとコリドーを作ることの約束がなされました。 また、大学長との議論後、他の学部についても物理的なバリアをなくし、 完全にバリアフリーな大学にしたいとの言及がありました。

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ART-ART:第11回新聞作成/スピーチ大会
テーマ「インクルーシブ&バリアフリー社会」(2010年9月28日)

     第11回大会は、公立男子高校No.3にて、「インクルーシブな社会」をテーマに行われました。 大会には障害児学校5校、通常学校6校の各学校から、学校代表1名と児童・生徒3名が参加しました。 また、これらの学校から見学者約70名が参加し、活動には合計120名が集まりました。 チーフゲストには、新聞作成大会にちなんで、ローカル新聞社より編集者が招待されました。
    【新聞作成大会】
    - 国立特殊教育センター
    - 公立ろう学校
    - アル・フダー聴覚・スピーチセンター
    > - キングストーンインクルーシブ教育学校 - 公立コンプリヘンシブ女子学校
    - モダンエージパブリックスクール
    - 国際パブリックスクール
    - カイバル・スクーリング・システム
    - シティー・スクール

    【スピーチ大会】
    - 公立盲学校
    - 公立コンプリヘンシブ女子学校
    - 公立男子高校No.3

    【チーフゲスト】
    - デイリー・シュマール新聞社編集者

    【PSTメンバー】
    - Pak Irishリハビリセンター長 - 国際パブリックスクール校長 - ジェンダー問題アドボケーター

    【A STARスタッフ】
    - 7名

今回の活動の特徴は、

    @プロジェクト運営チームメンバー3名が活動を主催したこと
    A活動運営費用Rs.5000がチーフゲストの寄付金にてまかなわれたこと
    B入賞者10名し、CD/録音図書と賞状が、モダンエージスクールにより授与されたこと
です。

新聞作成/スピーチ大会
120名が楽しむ大会

新聞作成/スピーチ大会
盲学校より伝統歌に拍手喝采

新聞作成/スピーチ大会
飛び入り参加ろう学校より手品

新聞作成/スピーチ大会
優秀作品

新聞作成/スピーチ大会
優秀作品

新聞作成/スピーチ大会
優秀作品


ARPS(Awareness Raising in Public/Private Sectors) 公私立組織個別啓発活動(2010年9月)
     A STARプロジェクトは、これまで様々な対象と様々な方法で、啓発活動を行ってきました。 障害問題と環境問題をテーマとして障害児者と非障害児者の参加するスカベンジャー(清掃)活動、 障害問題を中心にすえながら平和・家族・ジェンダー・環境・貧困・教育・水・ポリオ予防などの 様々なテーマとするART-ART活動は、前者20回、後者10回を超える活動が実施されてきました。 これらの、多くの人々があつまるイベント/キャンペーンタイプの集団啓発活動と平行して、 実施されている個別啓発活動のひとつが国公私立個別啓発活動(ARPS)です。

     ARPSは、政府・非政府の上層部の人々を対象として、プロジェクトスタッフによる インタビュー形式の啓発活動です。 以下の5つの質問をして、対象者が障害問題についてどの程度知っているのかという現状を明らかにしつつ、 啓発に加え、関連情報の提供、啓発資料の提供等を行う活動です。

    −(全人口の)障害者比率を知っていますか?
    −障害証明書について知っていますか?
    −障害者雇用枠について知っていますか?
    −障害者国家指針もしくは障害者国家行動計画について知っていますか?
    −障害者アクセシビリティーコードについて知っていますか?

    

個別啓発活動
県計画局長へのアセスメント


第2回障害者&家族リーダーシップ研修(2010年9月27日〜)
     第2回研修が、プロジェクト対象地域12地域内の3地区の障害者・家族リーダー候補を対象に、 9月27日から2ヶ月間の予定で開始されました。今回の研修では、研修候補者選定に力を入れました。 以下の選定プロセスによって、合計13名が研修対象となりました。
    1.2008年、2009〜2010年に実施された障害者アセスメントデータから、 出身地、年齢、障害種、教養、就業のデータ、およびアセスメント実施者推薦による書類選考
    2.プロジェクト運営チームのエンパワメントグループメンバーによる面接試験
    3.同メンバーによる選定会議(ジェンダー・障害種/程度バランスの配慮)
    4.同メンバーによる家庭訪問

    

障害者&家族リーダーシップトレーニング
1日目:幼児用玩具を利用して障害のモデルを学ぶ

障害者&家族リーダーシップトレーニング
1日目:海外帰国研修員がファシリテート

障害者&家族リーダーシップトレーニング
2日目:Pak Irishリハビリセンター訪問

障害者&家族リーダーシップトレーニング
2日目:訪問後は、施設の長所・短所を議論

障害者&家族リーダーシップトレーニング
3日目:全員が自らの生い立ちを語る

障害者&家族リーダーシップトレーニング
3日目:障害とはなにか、私達に何ができるかを議論


障害平等トレーニング(2010年9月20日〜24日)
     プロジェクト運営チームメンバー、県内障害者支援関連政府・非政府組織スタッフを対象に、 APCDリソースパーソンであり、国内外にて活躍するNiazamani氏による 障害平等研修が9月20日から5日間実施されました。

     今回のトレーニングの特徴は以下です。

    - 研修中に研修員7名によるUmeed-e-Nao(新bスなる願い)というグループが結成された
    - 研修生が、障害者・非障害者の両者によっチて構成されていた

    

障害平等トレーニング
障害者2名・非障害者8名参加

障害平等トレーニング
アフガニスタンよりお客様

障害平等トレーニング
笑顔と満足で閉会式

障害平等トレーニング
女性グループの議論

障害平等トレーニング
全てはウルドゥー語で


レビュー:プロジェクト運営チームの役割(2010年8月)
     A STARプロジェクト運営チーム(PST:Project Steering Team)が、 プロジェクトの実施主体として、2009年始めに設立されました。 隔週にて行われるPST会議は、設立以来、33回実施されました。 PSTの役割はプロジェクトの運営・モニタリングの実施です。 2009年末にメンバー自身の手によって発案・準備されたPSTガイドライン に従い、会議が定期的に実施されています。 その活動と現メンバーについて、以下に記します。

活動
−連邦・州・県政府、NGOの合同・個別会議の定期的実施と報告(ネットワーク)
−障害者・家族リーダーシップ研修の準備・実施・フォローアップ(エンパワメント)
−障害者当事者団体・障害者自助団体・障害者家族団体の設立・強化支援(エンパワメント)
−障害者・家族への偏見・差別軽減のための啓発活動・研修の準備・実施・フォローアップ(インクルージョン)
−障害者・家族への偏見・差別軽減のための啓発資料(視聴覚教材)の準備・製作・配布(インクルージョン)
−障害関連の情報アクセシビリティー改善のための啓発活動・研修の準備・実施・フォローアップ(インクルージョン)
−障害関連の情報アクセシビリティー改善のための啓発資料(視聴覚教材)の準備・製作・配布(インクルージョン)

メンバー

     PSTは、プロジェクト・政府・非政府セクターと個人代表から選ばれた ボランタリーなメンバーによって構成されています。 また、障害者(障害種別)・家族メンバーの参加、ジェンダーバランス、 その他、社会・文化的な背景を配慮しています。 障害者・家族メンバーについては、赤字に示している通りです。 PSTは、@(政府・非政府間)ネットワーク強化、A(障害者・家族)エンパワメント、 Bインクルージョン、の3つのサブグループで構成されています。
セクター 所属 職位 チーム内役割
プロジェクト 県政府調整局 局長 プロジェクトダイレクター
総括
県政府社会福祉局 局長 プロジェクトマネージャー
ネットワーク強化
協力機構 専門家 チーフアドバイザー
エンパワメント
協力機構 専門家 業務調整員
ネットワーク強化
A STAR ナショナルコーディネーター ネットワーク強化
連邦政府社会福祉・特殊教育省 職員 プロジェクト・アシスタント
エンパワメント
政府 連邦特殊教育センター センター長 ネットワーク強化
県計画局 局長 ネットワーク強化
県保健局 副局長 ネットワーク強化
県スポーツ局 局長 ネットワーク強化
州法務局 職員 エンパワメント
連邦自衛省/パキスタン航空 職員 エンパワメント
NGO/
プライベート
Pak-Irishリハビリテーションセンター センター長 インクルージョン
コムサッツ大学 準教授 インクルージョン
国際医科大学 講師 インクルージョン
国際パブリックスクール 校長 インクルージョン
SEWA(障害当事者団体) 代表 エンパワメント
CAMP(障害者支援団体) 理学療法士 ネットワーク強化
SUNGI(社会的弱者支援団体) 職員 ネットワーク強化
CHEF(開発支援団体) 職員 ネットワーク強化
県FM局 ディスクジョッキー インクルージョン
個人 マイルストーン(障害当事者団体) 元スタッフ エンパワメント
SUNGI/A STAR 元スタッフ エンパワメント
無所属 歌手 エンパワメント

    

    

プロジェクト運営チームの役割


第1回ジャンギー地区障害者自助グループ準備会議(2010年8月21日)
     障害者自助グループの設立支援活動としては、初めての活動となる準備会議が8月21日に実施されました。 プロジェクト運営チーム(PST)会議において、モデル地区としてジャンギー地区が選ばれました。 会議は、PSTのエンパワメントグループメンバー6名に加え、会議場所の提供と、ロジ面の支援のため、 Pak-Irishリハビリテーションセンター長、アボタバード国際医療大学講師、および、 A STAR事務所スタッフ2名がボランティアとして実施を支援しました。 また、ジャーナリストが1名参加しました。

     2008年および2009〜2010年に行われた障害者アセスメントによって探し出した約1700名の障害者の中から、 ジャンギー地区のデータを絞り込んだ上で、約80名に会議招待状を送付しました。 会議当日には、男性/女性、5名/8名(元プロジェクトスタッフ:1名/6名を含む)の合計13名が参加しました。 会議は、会議の目的、プロジェクト概要、なぜ団体を作るのか、障害関連各種情報提供等、 について、主催者側からスピーチがあり、後半にはグループに分かれて経験の共有がなされました。 初めての会議であり、招待状の準備・送付・リマインド、会議プログラム準備等に不手際があり、 参加者が少なかったこと、主催者側からの一方的な情報提供にとどまってしまったことは反省すべき点です。 しかしながら、主催者は断食月であり、また休日にも関わらず、 全員ボランティアとして、会議の準備・実施・フォローアップを行っている点は、 持続性の観点からは注目すべきではないでしょうか。

第1回ジャンギー地区障害者自助団体準備会議
プロジェクトスタッフが熱く語る

第1回ジャンギー地区障害者自助団体準備会議
PSTメンバーが熱く語る


第1回障害者・家族リーダーシップ研修閉会式(2010年8月10日)
     6月7日から実施されてきた障害者・家族リーダーシップ研修が無事終了しました。 2ヶ月間で大きく成長した研修生たちは、自ら閉会式を主催して、 彼らの家族、プロジェクト関係者を含むゲストに対し、 その成長振りを見せてくれました。

     16名の研修員の終了時インタビューでは、主に以下の意見が述べられました。

自分の住む地域で障害者を探し出して、

    - 自分の学んだことを伝えたい
    - 障害IDカード作りを手伝いたい
    - グループを作りたい

    

    

第1回障害者・家族リーダーシップ研修閉会式
ワークショップの一場面を再現する研修生たち

第1回障害者・家族リーダーシップ研修閉会式
A STARプロジェクトダイレクターより修了証書授与


ART-ART:第10回コラージュ作成大会:テーマ「インクルーシブな社会」(2010年8月7日)
     第10回大会は、モダンエージパブリックスクールにて、「インクルーシブな社会」をテーマに行われました。 初めてのコラージュ作成は、参加者にとってはとても珍しいものでした。 主催者側のモダンエージパブリックスクールの教員が、 参加者側の学校を訪問し、前もってコラージュのガイダンスも行ったため、 スムーズに大会は実施されました。 参加者として、以下の特殊学校3校、通常学校2校から、数十名の児童生徒が参加しました。
    - キングストーン・インクルーシブ教育学校Z
    - 国立特殊教育センター
    - インターナショナルパブリックスクール - モダンエージパブリックスクール
    - アル・フダーろう学校
今回の活動の特徴は、

    @プロジェクト運営チームメンバー3名が活動を主催したこと、
    A活動運営費用Rs.3000がチーフゲストの寄付金にてまかなわれたこと、
    B入賞者3名に対し、計1万ルピー(約1万円)の賞金が授与されたこと、
    Cジャーナリストが参加したこと
です。

PSTメンバー自主作成の動画はこちら 「ART-ART」

コーラジュとは(wiki pediaより参照)

    コラージュ(仏: 英: collage)とは現代絵画の技法の1つで、フランス語の「糊付け」を意味する言葉である。

    通常の描画法によってではなく、ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの 素材(新聞の切り抜き、壁紙、書類、雑多な物体など)を組み合わせることで、 例えば壁画のような造形作品を構成する芸術的な創作技法である。 作品としての統一性は漸進的な並置を通して形成される。 コラージュは絵画と彫刻の境界を消滅させることを可能にした。

    絵画におけるコラージュはキュビスム時代にパブロ・ピカソ、 ジョルジュ・ブラックらが始めたパピエ・コレに端を発するといわれている。 主観的構成の意図を持たない「意想外の組み合わせ」としてのコラージュは 1919年にマックス・エルンストが発案した。主に新聞、布切れなどや針金、 ビーズなどの絵具以外の物を色々と組み合わせて画面に貼り付けることにより 特殊効果を生み出すことが出来る。後に様々な方向で工夫されて発展し、現在に至る。

    コラージュ大会

    コラージュ大会

    コラージュ大会

    コラージュ大会

    コラージュ大会

    コラージュ大会

    コラージュ大会

    コラージュ大会

    コラージュ大会

    コラージュ大会


    障害平等トレーニング(2010年8月3日〜8月6日)
         2ヶ月間の障害者・家族リーダーシップ研修のしめくくりとして、 APCDリソースパーソンであり、国内外にて活躍するNiazamani氏による 障害平等研修が8月3日から4日間実施されました。

         今回のトレーニングの特徴は以下です。

      - ファシリテーターも研修生も床の上で研修C
      - 視聴覚教材、ファシリテーションは全てウEルドゥー語
      - 知的/発達障害研修生が始めて積極的な参演チを見せた

        

    障害平等トレーニング
    床に座って行う初めてのトレーニング。文化に合わせたDETの醍醐味
    「お兄さん!床に座ったら?」

    障害平等トレーニング
    非常に活発になった知的/発達障害研修生(右)


    障害啓発研修(2010年7月21日〜23日)
         海外障害者リーダー育成研修帰国研修員であるアティフ氏が 代表をつとめるSTEP(障害当事者団体)より、 障害啓発に関する3日間のトレーニングがプロジェクト主催障害者&家族リーダー育成研修生 に対して行われました。

         STEPもMilestone同様、APCDプロジェクトの帰国研修員が多く所属する団体であり、 APCDのパートナー団体のひとつとなっています。

         今回のトレーニングでは、数々のトレーニングを受けたアリ氏がファシリテートを行いました。 視覚障害がありながら、研修生の様子を感じ取りながら、 語り・語らせ続けるアリ氏のファシリテートに、研修生も大満足の様子でした。

        

    STEPによる障害啓発トレーニング


    第1回州政府計画・開発・予算会議(2010年7月21日)
         A STARプロジェクトは、パキスタン政府の予算配分無しとして始まった唯一のプロジェクトです。 理由のひとつとして、障害者支援が優先事項となっておらず、 脆弱な障害者支援関連部局に予算を準備させることを待っていると、 いつまでたってもプロジェクトを開始できないことがあげられていました。 プロジェクト開始から1年半を経過し、政府関係者のプロジェクトへの感心が高まってきたこと、 成果が現れつつあることを考慮し、 将来のプロジェクトへの政府の予算配分に関する議論が開始されています。 今回の州政府開発&計画局、財務局の高官を招いての会議は、 こういった背景のもとで、実施にいたりました。

         会議は自己紹介、会議目的説明、プロジェクト進捗報告の順で進められ、 政府側の予算の捻出について議論がなされました。 結論として、@来年度予算(2011年7月〜)の獲得に向けて準備を行うこと、 A来月8月10日までにプロジェクト側で予算申請書類の第一ドラフトを準備すること、 の2点が決定されました。 スタッフの事務能力不足、関係者の調整不足から、 県外からの会議参加者にとっては満足とえいる会議ではありませんでしたが、 今後、改善に向けて努力していきます。

        

    第1回州政府計画・開発・予算会議


    医療リハビリテーション分野政府・非政府組織等関係者による講義実施
    2010年7月9日、16日、30日
         県内病院院長(障害当事者)および同病院理学療法部長、技師装具分野NGO医師、 パキスタン航空地域事務所財務部長(障害当事者)、県保健局感染症担当医等により、 各専門分野もしくは、障害当事者自身としての経験について、 プロジェクト主催障害者&家族リーダー育成研修対象者に対して、無償の講義が行われました。

         帰国研修員との連携と同様、地域のリソースを活用し、 プロジェクトからのインプットを最小限に抑えたひとつの活動です。 コミュニケーションについても、聴者についてこの地域の言語であるヒンディコ語、 聾者については地域で使われている手話を使うことで、理解促進を図りました。

        

        

    ローカルリソースパーソンによる無償講義
    Pak-Irishリハビリテーションセンターの技師装具ドクターによる講義


    第1回国家行動計画ワーキンググループ会議(2010年7月16日)
         A STARプロジェクトを通した障害者国家行動計画(2006年策定)の実施についての議論、 A STARプロジェクトへの州政府の巻き込みを目的として、 7月16日にイスラマバードにて第一回国家行動計画ワーキンググループ会議が行われました。 連邦・州・県レベル政府関係者、障害者団体代表、国際NGO代表、プロジェクト運営チームメンバー等、 25名が参加し、A STARプロジェクトについてブレインストーミングが行われました。

         連邦社会福祉・特殊教育省特殊教育局長が議長をつとめ、 カイバル・パクトゥン・ファー(KPK)州社会福祉局局次長、 アボタバード県調整局長による演説にて会議は開始されました。 プロジェクトマネージャー・専門家より、A STARプロジェクトの実施の背景、進捗、今後 について情報共有がなされ、これを元に議論がなされました。 金曜日の礼拝の時間をオーバーするほど白熱したものとなりました。

        

    第1回国家行動計画ワーキンググループ会議


    障害者による障害者のアセスメントの効果検証(2010年7月)
         A STARプロジェクトはプロジェク開始前の2008年6月の事前調査から含めて、 約1700名の障害者のアセスメント※を障害者自身が行ってきました。 しかしながら、時間と労力をかけたにもかかわらず、アセスメントの効果を数値化できていませんでした。

         これまで実施してきた障害者アセスメントには、ICF(国際生活機能分類)をもとに、 パキスタンに適用するように準備・改定された13ページに及ぶ本人と家族に対する アセスメントシート(ウルドゥー語)を利用してきました。

         今回は、1ページに集約したアセスメントシートを準備しました。 障害証明書・IDカードの有無、補助金・補助具の獲得等に加え、 社会参加については、教育・職業・レジャー・日常生活の4つの場への参加の有無と意思の変化、 さらに、女性障害者や重度障害者への配慮として、家事への参加の有無と意思の変化、 家族への気持ちの伝達の有無と意思の変化等の項目も含めました。

         これまで数十名のアセスメントが終わり、データの入力・整理・分析中ですが、 非常に大きな変化が現れていることが明らかになりました。 集計結果は10月の中間レビューに向けてまとめる予定です。

        

      (ベースライン)調査への莫大な時間・労力・資金の投入にもかかわらず、 障害者&家族にはまったく裨益しておらず、 調査自身に対する彼らの否定的な考えがある現状において、 「調査」を「アセスメント」という言葉に代えることで、 情報収集だけでなく、障害分野サービス関連情報提供、カウンセリング、 障害者同士のネットワーク基礎作り等を包含して、 障害者&家族に裨益していくようなアプローチです。

    アセスメントによる変化
    アセスメント後、補助具を特注した青年
    未舗装の道路を、「補助具」と「自信」が乗越える


    啓発マテリアル:冊子(2010年6月)
         パキスタンには、数種類の障害問題啓発雑誌(月刊)が出版されています。 A STARプロジェクトは、パキスタンスペシャル出版社と連携して、 下の4種類の冊子作成に取り組みました。 一部55ルピー(60円)の冊子を各1000部購入することを約束し、 全ての経費は出版社によってまかなわれています。
      −障害と疾病
      −障害当事者サクセスストーリー
      −医療リハビリ&特殊教育特集
      −国内外の著名な障害者
    ※パキスタンスペシャル出版社はNGOであるHERA(Health Education Rehabilitation and Awareness) によって運営されています。 2000年の設立後、パキスタン内外の障害問題啓発のための情報を提供しています。

    啓発マテリアル
    左:国内外の著名な障害者
    海外、パキスタン国内の
    著名な障害者の活躍について、1冊の冊子にまとめました。


    右:理学療法/作業療法ボランティア投稿記事特集
    2003〜2009年の6年間、海外ボランティアが
    自主的に投稿した記事を1冊の冊子にまとめました。
    (2009年5月に海外ボランティアは退避・派遣中止となりました)


    バザール全店主のアセスメント開始(2010年7月)
         A STARプロジェクトは2009年2月から数ヶ月間に渡り、 約4000人の非障害者へのアセスメントを行ってきました。 このアセスメントにより、情報収集に加え、障害問題個別啓発を同時に行ってきましたが、 ランダムに対象者を選んでいたため、その後の変化(アセスメントの効果)を捉えることに 困難を感じているところでした。

         そこで、今回はバザールというひとつの地区を対象にして、 バザールにある全ての店主を対象としてアセスメントを行い、一定期間後に再び、 全ての店主にアセスメントを行い変化(アセスメントの効果)を捉えることを計画しました。

         このバザールでのアセスメントは、障害者&家族リーダー育成研修生自らが、 研修・実習の一環として行っています。 障害者が集団でバザールという人の集まる場所で仕事(アセスメント)をしているというだけで、 大きな啓発活動ともなり、また、研修生はこの実習を通して、 恥ずかしいという気持ちがなくなり、大きな自信をつけていく様子を見て取ることができます。

    バザール店主アセスメント
    バザールでの店主アセスメント1
    女性かつ障害者であるという2重の差別を克服する

    バザール店主アセスメント
    バザールでの店主アセスメント2
    笑顔で迎えられる電動車椅子の訓練生は、大統領気分


    帰国研修員OB/OG会セミナー(2010年7月3日)
         パキスタンには数千の帰国研修員が政府・非政府組織に在籍しています。 障害者支援分野においては、医療・福祉・教育・職業訓練・スポーツ・障害者リーダー育成 などの分野で、50名以上の実績があります。 A STARプロジェクトのポリシーである、 @地域のリソース活用、A事業間連携&実績活用、から、 プロジェクトはこれまで帰国研修員との連携について模索してきました。 障害者スタッフ育成研修、障害者&家族リーダー育成研修への講師としての招聘、 会議への招聘が、これまでの帰国研修員との連携活動です。

         今回、医療リハビリテーション分野の帰国研修員OB/OG会が「私たちにできること」 をテーマに、国立医療リハビリテーションセンターにて7月3日にセミナーを主催しました。 帰国研修員およびセンター関係者を含め、約100名がセミナーに参加しました。

         医療・医療リハビリ分野の専門家からの各活動プレゼンテーションの前に、 連邦政府社会福祉・特殊教育省職員であり、昨年障害者リーダー育成研修に 参加したA STARプロジェクトスタッフから、A STARプロジェクトの概要説明がなされました。 特に、全ての医療分野専門家のプレゼンテーションで、「障害は、人々の捉え方の問題です」 という障害の社会モデルに関するメッセージがあったことが印象的でした。

        

        

    医療リハビリ分野帰国研修員主催セミナー


    自立生活トレーニング(2010年6月29日〜7月1日)
         ダスキン愛の輪障害者リーダー育成研修帰国研修員3名が所属する Milestone(障害当事者団体)により、自立生活に関する3日間のトレーニングが プロジェクト主催障害者&家族リーダー育成研修生に対して行われました。 Milestoneにはその他、APCDプロジェクトの帰国研修員も複数所属しています。

         今回、自らファシリテートも行った、Milestone代表のシャフィーク氏からは、 「(プロジェクトの)研修参加者の選定がすばらしい」との言葉をいただきましたが、 一方で、「研修参加者の教養・経験等レベルがまちまちのため、研修を進めにくかった」 との感想もいただきました。

        

    自立生活トレーニング
    「E」という文字を上下左右から見て、障害について議論


    啓発マテリアル:冊子(2010年6月)
         パキスタンには、数種類の障害問題啓発雑誌(月刊)が出版されています。 A STARプロジェクトは、パキスタンスペシャル出版社と連携して、 下の4種類の冊子作成に取り組みました。 一部55ルピー(60円)の冊子を各1000部購入することを約束し、 全ての経費は出版社によってまかなわれています。
      −障害と疾病
      −障害当事者サクセスストーリー
      −医療リハビリ&特殊教育特集
      −国内外の著名な障害者
    ※パキスタンスペシャル出版社はNGOであるHERA(Health Education Rehabilitation and Awareness) によって運営されています。 2000年の設立後、パキスタン内外の障害問題啓発のための情報を提供しています。

    啓発マテリアル(冊子2種類)


    EARTH(手工芸品を通したエンパワメンと&啓発活動)第3回展示会(2010年6月16日)
         県内の私立女子医科大学にて行われたファン・フェアーにて、 A STARプロジェクトが招待されました。 大学から無償でブースが提供され、EARTH活動を行うこととなりました。

         当日は、約300名がファン・フェアー会場に来場し、 ほとんどの来場者がA STARプロジェクトブースを訪問しました。 ブースでは、障害当事者の手作りのハンディクラフトが並べられ、 サモサ、パコラ、チャナチャットなどのスナックもスタッフとボランティア によって準備されました。当日の売り上げは、900ルピーでした。

        このような、既存の地域イベントに障害者が参加していくことが、 プロジェクトの成果を図るための指標にもなっています。 今回はプロジェクトスタッフがメインとなって活動を行いましたが、 今後は、地域の障害者のイベントへの参加が進むよう、 プロジェクトが支援していきます。

    EARTH展示会


    第1回障害者&家族リーダーシップ研修(2010年6月7日〜)
         A STARプロジェクトの中で、もっとも重要な活動である「障害者&家族リーダーシップ研修」 が6月7日はじまりました。複雑に絡み合った様々な問題を解決するために、 障害当事者が自らの力で、社会を変えていくというアプローチが注目されています。

         研修は以下のような内容で実施されています。

      研修期間:2ヶ月
      対象者:15名:3つの地区の障害者(クロスディスアビリティー)&家族
      1週目日程:ワークショップ(障害って何?/なぜグループ作り?等)
      2-3週目日程:非障害者・障害者アセスメント/施設訪問等
      4-5週目日程:障害当事者団体による障害啓発・自立生活・障害平等研修等
      6-8週目日程:非障害者・障害者アセスメント/啓発活動の計画・実施

    障害者&家族リーダーシップ研修


    ART-ART:第9回大会「海」(2010年6月8日)
         第9回活動は、モダンエージパブリックスクールにて、 6月8日の世界海の日を記念して「海」をテーマにドローイング大会、そして、 5月31日の世界ノータバコデーを記念してスピーチ大会が、行われました。 今回の活動の特徴は、

    @公立大学教授2名が「海」をテーマに無償で講義を行ったこと、
    A活動運営費用Rs.3000は地域からの寄付金にてまかなわれたこと、
    B活動に必要な椅子100脚がテント店から無料で貸し出されたことこと、
    Cボランティアが6人集まったこと、
    D連邦政府高官が参加したこと、

    です。

         プログラムは、A STARプロジェクトとART-ARTの活動紹介、世界海の日に関するスピーチ、 公立大学教授(地理学)による「海」に関する講義、そして、テーマにそったドローイング大会、 スピーチ大会、室内ゲームを含んでいました。 活動には、アルフダーろう学校、キングストーンインクルーシブ学校 および、私立学校数校から、児童生徒教員その他の総勢120名が参加しました。

         大学教授による「海」に関する熱弁の後、ドローイング大会が開始されました。 海から遠く離れたここアボタバードの生徒たちのほとんどは、本物の海を見たことがありません。 しかしながら、イメージを膨らませて美しい海の絵を描きました。 スピーチ大会では、「ノー!タバコ」をテーマに、健康に悪いタバコについて、 子どもの視点から、すばらしいスピーチがなされました。

         大会参加者の中には、 「このような(障害問題だけにこだわらない柔軟な)タイプの活動はつても重要です。」 という言及がありました。

    「海」をテーマにART大会


    EARTH(手工芸品を通したエンパワメンと&啓発活動)展示会(2010年5月30日)
         首都において定期的に開催されている手工芸品・民芸品イベントにて、 2010年5月27日から30日までの4日間、県内の女性障害者によって準備された 手工芸品の展示を行いました。今回のEARTH活動についても、 地域の人的リソースと既存イベントを活用することで、 できるかぎりプロジェクトからの インプットを少なくすることで、自立発展的な活動になるよう努力しています。 これらの民芸品は以下のような過程を踏んで準備されたものです。

      1.障害者アセスメントを通した、手工芸品作成技術のある女性障害者の特定
      2.RIVER活動を通した、地域のリソースパーソンの特定と手工芸品作成基金集め
      3.EARTH活動として、基金にて手工芸品作成材料購入し、技術のある女性障害者に作成依頼
      4.EARTH活動として、完成した手工芸品を既存の地域イベントにて展示・販売

         4日間の売り上げは2,600ルピー(約2500円)でした。 また、結果的にはイベント参加のために、プロジェクト側からのインプットとして、 スタッフ1名と介助者の日当・宿泊・交通費等、費用はかかりましたが、 以下の通り、多くのアウトプットもありました。

    1.政府高官・米大使館・国際NGO代表がA STARブースを訪問・感心・激励・購入

    連邦人口省大臣、カイバル・パシュトゥンファー省社会福祉・特殊教育省大臣、 米大使館合同書記官、Handicap International緊急支援コーディネーターetc

    2.A STAR - EARTHリーダーへのマスメディアによる取材

    7社:全国放送テレビ局・国際衛星テレビ局の取材・インタビュー
    6社:全国紙・地方紙新聞社
    1社:全国放送ラジオ局

    EARTH展示会


    HEAR:第1回セミナー(2010年5月19日)
         記念すべき第1回活動は、セミナーという形で、私立女子医科大学にて行われました。 今回の活動の特徴は、

    @活動運営費用Rs.5,100は前回活動のための繰越金にてまかなわれたこと、
    A飲物が大学側から提供されたこと、

    です。

         プログラムは、A STARプロジェクトとHEARの活動紹介、障害問題関連動画の視聴、 政府の方針に沿った障害学生の問題と対策に関するプレゼンテーション、 パネルディスカッションを含んでいました。 パネリストには、イスラマバードから、 国立聴覚障害教育機関責任者、アボタバードから、NGO盲学校責任者、および、 A STARプロジェクト関係者の3名が選ばれました。

         セミナーには、国公立・私立の3大学から約18名が参加しました。 治安悪化と、これににともなう本セミナー延期(本来3月実施予定)が影響して、 10大学から教授を招きましたが、参加率は30%にとどまりました。 第一回目活動ということもあり、不手際もありましたが、 今後の活動にいくと、HEAR活動リーダーは述べています。

        

    HEAR第一回セミナー


    ART-ART:第8回大会「私の家族」(2010年5月14日)
         第8回活動は、国際イスラミックパブリックスクールにて、5月15日の世界家族デーを記念して 「私の家族」をテーマに行われました。 今回の活動の特徴は、

    @公立大学教授が「家族」をテーマに無償で講義を行ったこと、
    A活動運営費用Rs.4000は前回活動のための繰越金にてまかなわれたこと、
    B大会出場費用を払いたいと名乗り出た学校が2校あったこと、
    Cボランティアが10人集まったこと(過去最多)、
    D13校からの参加があったこと(過去最多)、

    です。

         プログラムは、A STARプロジェクトとART-ARTの活動紹介、国際家族デーに関するスピーチ、 公立大学教授(社会学)による「家族」に関する講義、そして、テーマにそったドローイング大会、 を含んでいました。活動には、国立特殊教育センター、キングストーンインクルーシブ学校 および、13の私立学校から、児童生徒教員その他の総勢120名が参加しました。

         大学教授による「家族」に関する熱弁の後、ドローイング大会が開始されました。 頭をかかえる子、隣の絵を覗き見する子、一心不乱にスケッチブックに向かう子、 炎天下にもかかわらず、生徒たちは大会に様々なイメージを膨らませながら、 集中しました。チーフゲストは、 「障害のない人々が仕事をさぼっているようなこの国で、 障害者自身がこのようなすばらしい活動を行っていることに本当に感動した。」 という言及がありました。

         障害者への差別は、家族・親族の中にも存在しています。 障害のある無しにかかわらず、家族が仲良く暮らせる地域を目指して、 アボタバード県内の学校も大きな興味を示しました。

    「私の家族」をテーマにART大会


    第20回スカベンジャー(清掃活動)@県政府敷地(2010年5月6日)
         第20回活動は、アボタバード県政府建物・敷地内にて実施されました。 今回の活動の特徴は、、 @電気製品店オーナーが活動経費(軽食)として980ルピーを寄付したこと、 A県政府事務所高官が、部下に対し自分たちの場所は自分たちで掃除するように命令したこと です。

         活動には、国立特殊教育センターおよび私立学校2校から、児童・生徒・教員50名以上が参加し、 参加者はA STARプロジェクトとスカベンジャー活動、そして環境問題の大切さに耳を傾けました。

         チーフゲストとして、電気製品店オーナー夫妻が招待されました。 この活動を通じて、自分たちの場所は自分たちできれいにすることが、気づかされました。 スピーチの中でチーフゲストは、 「私は障害者とともに、一歩ずつ歩んでいく」と述べました。

    県政府敷地内にてスカベンジャー活動


    ART-ART:第7回大会「水を大切に」(2010年3月22日)
         第7回活動は、アクファホールスクールにて、世界水の日を記念して「水を大切に」をテーマに行われました。 今回の活動の特徴は、、 @県農業局関係者が「水」にちなんだ講義を行ったこと、 A活動運営費用Rs.1500は前回活動のための繰越金にてまかなわれたこと、 B会場となった学校長がこのような活動を私たちが実施したいと発言したこと、 です。

         プログラムは、A STARプロジェクトとART-ARTの活動紹介、世界水の日に関するスピーチ、 県農業局関係者による「水」に関する講義、そして、テーマにそったドローイング大会、 メッセージ/詩/スローガン作成大会を含んでいました。活動には、国立特殊教育センター、 キングストーンインクルーシブ学校、アルフダーろう学校の特殊学校3校、および、3つの私立学校から、 児童生徒教員その他の総勢90名が参加しました。

         「水」に関する講義の中で、特に子どもたちにわかりやすいように、ホワイトボードを使って、 自然界の中での水の循環についての、話がなされました。チーフゲストのスピーチの中で、 「障害者が多数参加するこのようなイベントに初めて参加した。このような活動は今後も進めていただきたい。」 という言及がありました。

         アボタバードにて実施中の「上下水道整備プロジェクト」にも、ソフトコンポーネントとして「水に関する啓発活動」 が含まれており、今回は治安上・業務上プロジェクト側からの参加は叶いませんでしたが、 今後はプロジェクト間の小さな連携のひとつとして、こういった活動を継続していければ、 アボタバードの人々への利益も大きくなるのではないでしょうか。 障害問題に焦点を当てつつも、インクルーシブな開発事業となるよう、A STARプロジェクトは今後も努力を重ねて生きます。

    「水を大切に」をテーマにART大会


    ART-ART&スポーツ:第6回大会「すべての人々に教育を」(2010年3月18日)
         第6回大会は、「Education For All:全ての人々に教育を」をテーマに私立学校にて実施されました。
    今回の活動の特徴は、、 広大な土地所有者であり、政治的な活動も行っているリソースパーソンが活動に参加したこと、 また、彼らから活動実施に必要なRs.5000ルピーの2倍の寄付金がA STARプロジェクトに寄与されたことです。

         活動は、ゲストによる教育に関するスピーチ、大会参加者によるドローイング大会、およびゲーム大会で構成され、 計3時間の活動となりました。参加者は、NGOインクルーシブ教育学校、NGO盲学校、私立学校7校から合計60名の児童生徒、 および10名の教員、A STARプロジェクトスタッフを含む、80名に達しました。ドローイング大会では、1位から3位までの賞を とった児童生徒に対し、大会のために準備した商品以外に、ゲストから予想外のプレゼント(賞金各人Rs.500)がありました。

    「すべての人々に教育を」をテーマにART大会


    CARATS:第1回インクルーシブ教育セミナー(2010年3月17日)
         CARATSの活動において、記念すべき第1回目となるインクルーシブ教育セミナーが県政府ホールにて実施されました。
    今回の活動の特徴は、 初めて県教育局長がA STARプロジェクトの活動に参加したこと、 政府貧困者支援プログラムの県事務所長が活動に参加したこと、 また、セミナー実施のために、2500ルピーが寄付されたことです。

         プログラムは、障害のあるなしにかかわらず教育の大切さを訴えるスピーチ、 A STARプロジェクトおよびCARATSの活動目的説明、啓発動画(インド映画「Black」(2006):インド版ヘレンケラー物語)上映、 パネルディスカッション(3名:通常学校経営者、インクルーシブ教育学校教員、A STARプロジェクトスタッフ)を含む、 計1.5時間程度のセミナーでした。

         県教育局長からは、就学年齢を超えた(障害者を含む)人々への教育の保障に関する政府の動きについて、 政府貧困者支援プログラム事務所長からは、支援プログラムへの障害者の配慮に関するプロポーザル準備の約束が、 参加者の前で宣言されました。

    ※CARATSとは、Camapaign for Awareness Raising Among Teachers and Studentsの略であり、 チームが実施するセミナー、ワークショップへの教育関係者の招聘と参加を通して、 インクルーシブ教育の啓発活動を行うことを目的としています。

    インクルーシブ教育セミナー


    第19回スカベンジャー(清掃活動)@県内公立公園(2010年3月13日)
         第19回活動は、市内中心部にある公立公園にて実施されました。
    今回の活動の特徴は、 @公園をバリアフリーにするために公園管理者がゲストとして招待されたこと、 A書籍出版社代表が活動後の飲物・軽食の費用1500ルピーを寄付したことです。

        活動には、公立ろう学校の生徒15名と教員1名、私立学校2校の生徒30名を中心に、 開会式には70名近い人々が集まり、A STARプロジェクトの紹介、活動の紹介、 そして、清掃の大切さに関する話に耳を傾けました。
    活動終了時の公園管理者からは、「初めてこんなにたくさんの障害者がいることに気づかされた。 今後は、公園をバリアフリーにするための努力をしていきたい。また、このようなすばらしい活動を 今後もぜひ続けていただきたい」というスピーチがありました。

    公立公園でスカベンジャー


    世界婦人デー・セミナー(2010年3月8日)
         A STARプロジェクトは世界婦人デーを記念し、「女性障害者」をテーマにセミナーを開催しました。
    このイベントの特徴は、 @企画・実施者全てが女性障害者であったこと、 Aセミナーに参加したパネリスト・ゲストのほとんどが女性障害者であったこと、です。

         プログラムの内容には、世界婦人デーに関するスピーチ、女性障害者の現状と課題に関するショートドラマ/歌、 パネルディスカッション(パネリスト4名:女性開発NGO代表、北部地震被災地DPO代表、Handicap International代表、 A STARプロジェクト代表)、女性議員によるスピーチなどが含まれていました。

         女性議員がチーフゲストとして招待され、パネリストとして県内外から4名(内3名は障害当事者)、その他、県内の4つの 医科大学より計80名の女子学生、県内12地区より計60名の女性障害者(リーダー候補者)、障害者支援NGO関係者、 A STARプロジェクト運営チームメンバー・スタッフを含め、総勢200名以上が集まりました。

    世界婦人デーセミナー


    第18回スカベンジャー(清掃活動)+植林活動@県内公立公園(2010年3月2日)
         第18回活動は、市街地から20分の位置にある公立公園にて実施されました。
    今回の活動の特徴は、、 @県政府高官の手によって植林活動が行われたこと、 Aチーフゲスト野菜市場副管理者が活動後の飲物・軽食の費用の2倍にあたる3000ルピーを寄付したこと、 B植林用苗400本分の費用が衣類会社代表によって寄付されたことです。

         活動には、環境関連ローカルNGOより10人、国立特殊教育センター、私立学校4校の児童生徒および教員の 合計85名を中心に、 開会式には100名を超える人々が集まり、A STARプロジェクトの紹介、活動の紹介、 そして、環境と清掃の大切さに関する話に耳を傾けました。
    活動終了時には、「障害者が自ら実施するようなこのようなすばらしい活動に初めて参加した。 今後もこような活動が実施されていくことを願いたい。というスピーチがありました。 そして、開会の宗教歌を担当した国立特殊教育センターの児童に対し、 チーフゲストからRs.500が与えられました。

    公立公園でスカベンジャー


    新活動:高等教育啓発活動:HEAR(2010年2月)
         初等・中等教育レベルでの啓発活動として、ART-ART、TRY&SPORTS、CARATS、スカベンジャー等が 実施されてきましたが、この新活動では高等教育・大学教育機関関係者と生徒を対象としています。 活動はHEAR:Higher Education including Awareness Raising on disability issueと名づけられました。 具体的には、障害問題の理解促進、障害学生への配慮、物理的・情報アクセシビリティーの改善等 を目的として、ワークショップ、セミナーを行います。さらに、各種啓発活動、翻訳、レコーディング 、タイピング等での、プロジェクト活動への学生ボランティアの参加促進を行います。

    高等教育機関での啓発活動


    新活動:CB-SEP地域に根ざした自営支援(2010年2月)

        人々のニーズとパキスタン政府のリクエストから、 地域に根ざした自営支援(CB-SEP:Community Based Self Employment Program)が開始されようとしています。 地域の状況に基づき、地域のリソースを活用し、A STARプロジェクトからの投入を最小限に控えることで、 自立発展性にポイントをおいた活動です。

    1.概念

    地域に根ざした自営支援

    2. 活動

    1) 障害者と彼らの職に関するニーズの調査
    2) 協力してくれる地域の職人探し
    3) 協力してくれるリソースパーソン探し
    4) 三者会議(必要な資金・物資・道具・情報・場所・その他サービス、今後の計画)
    5) On the Job Training/丁稚奉公の開始
    6) フォローアップ&モニタリング


    新活動:SMART:ショートムービー啓発トライアル(2010年2月)

        連邦政府社会福祉・特殊教育省との連携により、SMART活動 (Short Movie for Awareness Raising Trials)が開始されようとしています。 国家行動計画の項目に沿った形で、障害問題啓発のためのショートムービー/クリップを作成し、 全国ネットにて放映する予定です。

        
    時間 ストーリー 動画

    1) 5秒
    2) 3秒
    3) 2秒
    4) 5秒
    1. “障害者を隠すことでより貧困に…” (国家行動計画1章:情報収集について)
    1)ある日、国勢調査スタッフが訪問調査をしていました。スタッフは次に訪問予定の家に障害児がいるという噂を聞いていました。
    2)家を訪ねると、母親はこう答えました。「この家には障害児なんていません」
    3)「?」を表示
    4)笑顔の母親が障害のある娘をスタッフに紹介しています。
    ナレーション:「もし調査結果に障害者の存在が現れなければ、彼らのために政府は予算も準備できません。」

    1) 5秒
    2) 3秒
    3) 2秒
    4) 5秒
    2. “僕もモスクでお祈りをしたい…” (国家行動計画12章:物理的アクセシビリティー)
    1)車椅子を利用する青年が、彼が交通事故にあってから、初めて友だちと一緒にモスクに行くことになりました。
    2)彼の友だちはモスク入り口の階段をあがっていきます。でも…
    3)「?」を表示
    4)笑顔の車椅子を利用する青年が、友だちといっしょにモスク入り口にあるスロープを通り、お祈りをします。 ナレーション:「車椅子を利用するイスラム教徒はモスクでお祈りできないのでしょうか。 小さな努力が、障害者に大きな機会を与えるのです。」
    1) 5秒
    2) 3秒
    3) 2秒
    4) 5秒
    3. 特殊学校にいかなきゃならないの?(国家行動計画6章:インクルーシブ教育)
    1)ろうの少年が簡単な手話を使って、友達とクリケットをしていました。
    2)ろうの少年の母親がやってきて、こう言いました。
    「良かったわね!明日からろう学校に入学よ!」
    彼は落ち込みました。何故なら、友だちと離れることになるから。
    3)「?」を表示
    4)笑顔のろうの少年が簡単な手話で、昔からの友だちと冗談を言い合っています。
    ナレーション:「一度社会から離れると、戻ることはとても難しくなります。」


    パキスタン歴史上初の福祉車両(2010年2月)
        プロジェクトより:福祉車両(車椅子用電動リフト付バン)

        パキスタン歴史上初の車椅子用電動リフト付バンがついにアボタバードに到着しました。 車両登録の後、車体側面にはART-ARTによって子どもたちによって自由に描かれた色鮮やかなデザインをほどこす予定です。

    福祉車両


    ART-ART「ポリオ予防」(2010年2月26日)
         第4回ART-ARTが、県内中央部のモダーンエイジスクール女子部にて行われました。 今回の活動の特徴は、アボタバード県の南側に接するハリプール県で実施中のEPIポリオプロジェクト との始めての連携活動であること、活動後の軽食・飲物の費用3000ルピーが前自治区長の寄付によって まかなわれていること、そして、A STARプロジェクトによって、ユニバーサルデザインとなった学校の ホールにて活動が行われたことです。

         EPIポリオプロジェクトのドクターによる「ポリオ」に関する講義の後に、 NGOろう学校より10名、私立学校7校から70名の生徒が、「ポリオ予防」をテーマに絵を描く大会と 女子スポーツ・ゲーム大会に参加しました、。大会には、チーフゲストに前自治区長、その他ゲストに、 県保健局長、県保健局EPIポリオ担当医師、EPIポリオプロジェクト専門家が招待され、 A STARプロジェクト関係者(プロジェクトマネージャー・スタッフ)、学校関係者、 地域の人々等を含め、150人を超えました。

         EPIポリオプロジェクトもA STARプロジェクトも、アプローチは異なりますが、 最終的な目的はただひとつ「パキスタンが発展する」ことです。このような連携を通して、 A STARプロジェクトは今後も、大きなビジョンを持ち、ダイナミックでインクルーシブな活動を進めていきます。

    アートを通した啓発活動


    第17回スカベンジャー(清掃活動)@県内モスク(2010年2月13日)
        第17回活動は、県内の観光地ともなっているイリヤシ・モスクにて行われました。 今回の活動の特徴は、今後の連携を見据えて国際NGOである国際自然保護連合 (IUCN:International Union for Conservation of Nature and Natural Resource)代表が参加したことと、 自治区長が活動後の飲物・軽食の費用2700ルピーを寄付したことです。

        活動には、NGOろう学校の生徒10名と教員1名、私立学校の生徒40名を中心に、 地域からボランティアが参加し、開会式には100名近い人々が集まり、A STARプロジェクトの紹介、活動の紹介、 そして、清掃の大切さに関する話に耳を傾けました。

    スカベンジャー活動


    障害平等研修:DET(2010年2月10日〜12日)
         APCD(アジア太平洋障害者センター)のリソースパーソンである、 Ghulam Nabi Nizamani氏によって、パキスタンでは国内初の障害平等研修(DET:Disability Equality Training) が3日間にわたり実施されました。

        全てのプログラム、配布資料、パワーポイント資料はウルドゥー語で行われ、 内容的にもパキスタンの政治・経済・文化そして宗教的な背景を元にデザインされました。 対象者はA STARプロジェクトのマネージメントスタッフ5名、 啓発活動リーダー10名、プロジェクト運営チームメンバー5名の計20名でした。

    障害平等研修


    第16回スカベンジャー(清掃活動)@県内病院(2010年1月28日)
        第16回スカベンジャーは県内の州立病院にて行われました。 今回は、活動終了後に参加者に配布される軽食・飲物にかかる費用が、 ローカル新聞編集長によって事前に提供される形で行われました。 今後は、プロジェクトがかかわる活動すべてが、地域の人々の支援によって行われるようにし、 プロジェクトが終わっても活動が継続するようなシステムを作り上げていく予定です。

         活動には、チーフゲストに新聞社編集長、その他、病院長・リハビリセンター長がゲストとして招かれ、 地域の通常学校の生徒約20名や、障害者ボランティア、A STARスタッフの計60名が参加しました。 4ヶ月ぶりの雨の中、参加者は協力し合って病院の庭の清掃を行いました。

    スカベンジャー活動


    第15回スカベンジャー(清掃活動)@県内大学(2010年1月21日)
        第15回スカベンジャーは県内の私立4年制大学にて行われました。 今後は、大学レベルでの障害問題啓発も予定されており、様々な方法で、様々な人々に対する活動を展開していく予定です。

         活動には、チーフゲストとして大学長、大学側からは教職員と学生ボランティアが約20人、A STARスタッフが参加しました。 段差だらけの学内でしたが、参加者は肢体不自由者や視覚障害者を自発的に支援する光景も見られました。

    スカベンジャー活動


    EARTH(手工芸品を通したエンパワメンと&啓発活動)(2010年1月20日)
         A STARプロジェクトは、これまで様々な障害問題啓発活動、4つの障害カテゴリーの障害者と非障害者のアセスメントを実施してきました。 これらの経験とコミュニティーのニーズに基づいて、2009年10月にEARTH活動を開始しました。

         EARTH活動の目的は、@地域に根付いた職業訓練と所得創出、A障害者によって作られた手工芸品を通した地域での障害問題啓発、です。 A STARプロジェクトのポリシーに沿って、地域の既存のリソースを利用することで、プロジェクトからのインプットを減らし、 自立発展性の配慮をしています。

         EARTHメンバーがまず最初に行ったのは、地域に暮らす手工芸品作成の高い技術を持つ女性障害者を探すことです。 2008年と2009年に行われた、肢体不自由者アセスメントのデータベースを元に、各家庭を再度訪問しました。 そして、2010年1月20日に、地元のNGO“Creative Hands”とともに、 彼女たちの作品を含めた、様々な手工芸品の展示会を開きました。

    EARTH


    第3回ART-ART&女子スポーツ大会@私立学校(2010年1月15日)
         第3回アートを通した啓発キャンペーン&女子スポーツ大会が、県内カクール地区のイスラミア・グラマー・スクールにて 行われました。活動の目的は、障害問題の啓発、バリアフリーな社会作り、そして、インクルーシヴ教育の促進です。 インクルーシヴ学校を含む、同地区の7つの私立通常学校から、35人の生徒と7人の教員が大会に参加しました。 集まった人々は、A STARプロジェクトスタッフを含めて、100にを超えました。活動テーマは、環境・植林でした。

         チーフゲストはアルファラ協会代表からは、合計4時間の大会の後、児童生徒たちに、賞が与えられました。

    女子スポーツ&写生大会


    第14回スカベンジャー(清掃活動)@他県博物館&県内公園(2010年1月8日)
        第14回は、二つのグループに分けて活動が行われました。Aグループは隣州のタキシラ博物館、 Bグループは県内中心部のジンナー公園にて行われました。

         ★グループA:タキシラ博物館 タキシラは首都イスラマバードから35kmのところに位置しており、タキシラ遺跡の他、芸術と哲学で有名です。 首都からのアクセスも良いため、国内・海外から多くの観光客が訪れる地域です。 タキシラ博物館には、ガンダーラ関連の石造等が数多く展示されています。

         チーフゲストである自治区長は、A STARへの感謝の意を述べるとともに、 参加した地域の人々が自発的にこのような活動を行っていくことを願いました。 また、地区病院長と病院関係者、ローカルメディアの参加もあり、活動に対し非常に高い関心を持っていました。 中には、自分たちが無責任にごみを捨てていることに対する恥から、涙を流す人もいたほどです。 「差別に悩まされ、社会の中に埋もれている人々(障害児者)が、すばらしい活動をしている...」と。

         ★グループB:ジンナー公園 ジンナー公園は県内市街地の中心部にある庶民的な公園です。バザールの近いことから、 買い物の休憩地点となっているため、捨てられているごみがところどころに散らばっています。

         チーフゲストの自治区長からの挨拶に続き、プロジェクトマネージャーがプロジェクトの活動について、 バザールから集まってきた人々に対して説明しました。活動には、私立通常学校の児童生徒・教職員も参加し、 途中プロジェクトダイレクターの訪問もありました。小規模ですが充実した活動になったと、 初めて活動リーダーとなった女性スタッフは語っていました。

    スカベンジャー活動


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