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障害者社会参加促進 |
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2008年12月〜2009年12月 2011年1月〜 障害啓発&清掃活動「インクルーシブで緑豊かな社会」(2010年12月22日)      第22回活動は、アボタバード県立小学校にて実施されました。今回の活動の特徴は以下です。
−地域の障害児・者10名、非障害者12名が活動に参加したこと −軽食費用Rs.640がPSTメンバーによって寄付されたこと −プロジェクト女性スタッフ2名(肢体不自由/聴覚障害)によって開催された初めての活動
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)      2011年1月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
2010年12月24日      プロジェクト目標である「障害者社会参加促進」の達成のための、もっとも重要な成果として 「障害者・家族のグループ形成・強化」があります。 プロジェクトでは、1年目に障害者・家族リーダー候補の発掘を行うとともに、 グループ形成に必要な障害問題関連の基礎情報の収集を行ってきました。 2年目には、障害者・家族に対し、リーダーシップ研修を行ってきました。 3年目となる2010年12月からは、障害者・家族グループ形成に特化した活動に焦点をおいています。      APCDのリソースパーソンであるニザマニ氏を招き、12月24日に自助団体に関するワークショップを実施しました。 今回のワークショップでは、第2回研修生全員、第1回研修生選抜(5人)、 プロジェクト運営チームメンバー(5名)を対象としました。 3時間にわたるワークショップは、非常に実践的な講義・グループ討議によって構成されました。
     2010年6〜7月に実施された第1回障害者・家族リーダー研修生によって、彼女/彼らの暮らす地域において、 自助団体設立準備集会が開かれました。 第1回研修では、団体設立に関する具体的なガイドラインが示されていなかったため、 11月にプロジェクト事務所にてフォローアップワークショップを実施し、今回の集会の実施にいたりました。      研修生の暮らす3地区内に位置するキャントガーデンにおいて集会が開かれました。 集会の計画・準備・実施は全て、研修生の手によって行われ、プロジェクトはこれを支援する形でかかわりました。 各地区ごとに、地域の障害者・家族の計15名、3地区で計45名のリストを作成し、 集会に招待した結果、約11名があつまりました。参加者が非常に少なかったのは、平日に実施したこと、 研修修了生による集会の準備不足等があげられます。第2回準備会議は2011年1月に実施予定です。      プロジェクト対象地域である、3つの地区、カクール、ミルプール、バンダー・ピール・カーン での研修候補生の面接と自宅訪問が、3日間(毎週水曜日)にわたって実施されました。 面接官として、プロジェクト運営チームのエンパワメントグループメンバーに加えて、 同地区のザカート委員会(県内に193委員会存在する)のメンバーと 県ザカート局長(PSTメンバー/ネットワークグループ)が参加しました。 ザカート委員とは、民生委員のような存在であり、ボランタリーなメンバーによって構成されています。 2010年10月に実施された中間レビューにおける議論において、 「障害者・家族リーダーシップ研修後、研修生と地域とのつながりが弱い」 という問題への対策として、研修生選びの段階からザカート委員が参加することが、 結論付けられました。既存の人的・ネットワーク・システムというリソースの活用により、 障害者・家族の団体の形成・強化に寄与することでしょう。
自立生活・障害啓発・障害平等      プロジェクト対象地域の12地区のうち、3地区を対象とした、第2回障害者・家族リーダーシップ研修においても、 第1回研修同様に、APCD・協力機構・ダスキン愛の輪基金実施の障害者支援関連の帰国研修による 自立生活・障害啓発・障害平等に関する研修が実施されました。
1.自立生活研修(2010年11月1〜3日)
2.障害啓発研修(2010年11月24〜25日)
3.障害平等研修(2010年12月20〜24日)
     障害当事者団体SEWA(Social Welfare Energetic Association)、 視覚障害者団体PBA(Pakistan Blind Association, Abbottabad)の共催によって 障害者デーセレモニーが実施されました。昨年同様、セレモニーの 計画・準備・実施は二つの障害当事者団体によって行われました。 前者はA STARプロジェクトの元スタッフであり、現プロジェクト運営チーム(PST)メンバー であるハフィーズ氏(障害当事者)、後者はA STARプロジェクトの現PSTメンバーである アヤーズ氏(障害当事者)が代表を務めています。      プロジェクトのセレモニーへのかかわりは、PSTメンバー・スタッフ・リーダーシップ研修生による、 スピーチ・司会・ドラマのみでした。当日、プロジェクトスタッフは休暇を取って セレモニーの支援に当たったため、プロジェクトからの資金面のインプットはゼロでした。 セレモニーホール、サウンドシステム、リフレッシュメント等の費用は、 SEWAによって集められた基金によってまかなわれました。      プログラムは10時半に開始されワヒッド氏(PSTメンバー/Pak-Irishリハビリセンター長) による開会の挨拶に始まり、視覚障害当事者と彼の教え子(視覚障害児)によるローカルソングの披露、 主催者2名によるスピーチ、ラフィア氏(PSTメンバー/歌手/障害当事者)によるローカルソングの披露、 SEWA代表ハフィーズ氏(元劇団俳優)と俳優の友人およびA STARスタッフによるドラマ「布屋さん」の後、 KPK州政府食料省大臣と県調整局長(A STARプロジェクトダイレクター)によるスピーチで セレモニーは締めくくられました。      ドラマ「布屋さん」では、布屋主人に扮したSEWA代表ハフィーズ氏とその友人俳優のもとに、 聴覚障害者、視覚障害者、肢体不自由者(3名はプロジェクトスタッフと研修生)がおとずれ、 障害者への偏見や差別をなくすための面白おかしくやり取りがありました。 大臣と調整局長のスピーチでは、障害者雇用枠等に関する、 政府側の努力について話がなされました。
テーマ「インクルーシブな社会」(2010年11月30日)      第12回大会は、モダンエージスクールにて、「インクルーシブな社会」をテーマに行われました。 大会には障害児学校4校、通常学校3校の各学校の教員・児童・生徒、第2回障害者&家族リーダーシップ研修生を 合わせて合計約100名が参加しました。チーフゲストには、地域の弁護士/アドボケーターが招待されたほか、 審査委員として、国営ラジオ局のアボタバード支局プロデューサーとニュース担当者の2名が招待されました。
- 国立特殊教育センター - 公立盲学校 - ライトハウス盲学校 - キングストーンインクルーシブ教育学校
【非障害児学校】
【チーフゲスト】
【ゲスト/審査員】
【PSTメンバー】
【障害者・家族リーダーシップ研修生】
【A STARスタッフ】
A活動運営費用Rs.5000がチーフゲストの寄付金にてまかなわれたこと B国営ラジオ局からの参加者が、参加した児童・生徒のラジオ番組の無償提供を約束したこと      プログラムはプロジェクト運営チームのインクルージョングループメンバーであり、 Pak-Irishリハビリテーションセンター長であるWahid氏によるプロジェクトの紹介、 同グループメンバーであり、Comsats大学教授(重度障害児の父)であるAjmal氏によるART-ART活動の紹介、 Al-Hudaろう学校代表のHujra氏によるインクルーシブ教育に関するスピーチに始まり、 参加した7校の児童・生徒によるディスクジョッキープログラムは、非常に斬新なアイデアであり、 これまで以上ににぎやかな活動となりました。      チーフゲストであり弁護士/アドボケーターのSardar氏からは、 「障害児が参加していることにまったく違和感のないとてもインクルーシブな活動と思いました。 私のこれまでの人生のなかでとってもすばらしいときをすごすことができました。 今後はゲストではなく、一人の観客として呼んでいただきたい。」とのコメントがありました。 審査員として招待された国営ラジオ放送のUsmani氏とSaeed氏からは、 「大会に参加した児童・生徒のために、ラジオ番組の時間を無償で提供したい」とのコメントがありました。
     現在実施中の障害者・家族リーダー研修の一環として、研修生自身による、研修生出身地における、 自助団体設立集会が、2010年11月27日に実施されました。集会場所の決定、集会の議題、参加者リストの作成、 参加者への説明と招待、等の計画・準備段階から、集会のしきりと議事録の作成まで、 プロジェクトスタッフの支援のもと、全ての作業を研修員が主体的に行いました。 集会には、研修生14名、地域の障害者・家族20名、公立学校長1名、元地域カウンセラー1名、 地域の大学生3名、店主3人、の計40名が集まりました。プロジェクトスタッフによるプロジェクト説明後、 研修生2名によって自らの略歴、リーダーシップ研修の概要、から集会の目的まで、説明がなされました。
反省点: ※研修生たちに「自分たちでやってみて、ミスから学ぶ」ことができるように、 プロジェクトは実施前と実施中の助言を控えるようにしています。 会議の詳細を以下に記します。
主な質疑応答は以下です。
質問A:
質問B:
     A STARプロジェクトの特徴のひとつである、「実施者としての障害者」という点は、様々な良い点がありますが、 一方で困難な点も多数あります。今回は、障害者スタッフの育成について困難だった点と、どのように解決したかを記したいと思います。 課題:スタッフとして雇用した障害者は、過去に仕事をしたことのない者ばかりでした。 つまり、仕事の「し」の字もわからない状況でした。例えば、専門家が一日かけて、 ホチキスの使い方を教えたこともあります。 この問題を解決するために、様々なスタッフ育成の試みが行われてきました。 対策1年目:プロジェクト1年目の障害者アセスメントのためのフィールドスタッフには、 最初の1週間目に講義と実習によるオリエンテーションワークショップ(障害の種類等の基礎情報、 障害のモデル等の障害問題理解、地域の障害者支援組織情報や障害証明証等の情報提供)を行いました。 さらに、毎週金曜日に定期ワークショップでは、様々なテーマ、手法、講師によるファシリテートがなされました (webサイト「プロジェクトについて」−「スタッフ育成ワークショップ」参照)。 また、専門家との合同打合せ(毎日)、プロジェクトマネジャーとの合同打合せ(毎週)により、 報告・連絡・相談(ほうれんそう)の方法を学ぶ機会を提供してきました。 対策2年目:プロジェクト2年目の障害者・家族リーダー研修をメインとした活動のために雇用されたスタッフには、 以下の表のような、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)のような基本的な点、 PPPS(Progress/Plan/Problem/Solution)共有のような「ほうれんそう」、 および、様々な事務作業をOn The job Trainingによって学ぶことのできるような機会を提供しました。
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)      2010年11月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
    公立大学英語教授であり、PSTメンバー(視覚障害者)であるシャムスル氏が、自らの略歴について語った後に、 視覚障害者のライフスタイルについて、視覚障害者の個人的な生き方・考え方、 視覚障害者をとりまく環境への対応、視覚障害者教育制度、という3つの点に焦点をおいて、 話がなされました。続いて、SEWA(障害当事者団体)のメンバー(肢体不自由者)であり、 A STARプロジェクトの手話/英語通訳として活躍しているジャハンギール氏から、 とりまく環境に合わせてアクセシビリティーについての話題提供がありました。 DJとのやりとりの中で、話題は補助具や手話にまで広がりました。また、NGO女性センター代表であり、 PSTメンバーであるシャイスタ氏からは、プロジェクト概要に加え、 本人が専門とするジェンダーに関する話題提供がありました。
Higher Education including Awareness Raising(2010年11月25日)      第3回セミナーは、公立アボタバード第1大学にて行われました。活動の特徴は以下です。
−お茶代等が大学側にて提供されたこと −プロジェクト運営チームメンバー3名が無償でパネルディスカッションに参加したこと
     2010年6〜7月に実施された、第1回障害者・家族リーダー研修生のフォローアップ会議が11月4日に実施されました。 会議の目的は、研修を終えて3ヶ月間に行ったリーダーとしての活動の確認と、障害者団体設立に向けた今後の活動の決定です。      個人的な活動として地域の障害者の障害証明証取得支援等は行われていましたが、 研修後にリーダーとして行った活動に目立った点はみられませんでした。 現状を踏まえて、PSTエンパワメトグループメンバー(政府弁護士/肢体不自由者)より、 リーダーとしての自覚と責任に関する説教、プロジェクトマネージャー(県社会福祉局長/非障害者)より、 障害者団体設立の手順説明がありました。会議では以下が決定されました。
−10日以内に各地区リーダーが地域の障害者リスト作成 −障害者団体設立準備会議前打合せ(障害者リストをプロジェクト事務所に提出時)      元研修生との主な質疑応答は以下でした。
質問A:
回答A:
質問B:
回答B:
プロジェクトマネージャー(県社会福祉局長) 手話/英⇔ウルドゥー通訳(肢体不自由者) PSTメンバー(当事者団体代表/肢体不自由者) 研修生(聴覚障害者) 研修生(聴覚障害者)
     研修の一環として、首都イスラマバードにおける、先駆的な障害者支援組織(NGO/Umeed-e-Noor)、 設立間もない障害者団体(NGO/DPDO)への訪問しました。PSTメンバーの能力向上と研修生との交流を深めるために、 研修旅行にはPSTメンバーが参加しました。      ※PSTメンバーは3つのサブグループから選出されており、ジェンダー/障害の配慮がなされています。
     9月27日から2ヶ月間の予定で開始された第2回研修は半分の日程を終えました。 今回の研修では、特に、研修生が障害当事者団体、自助団体、家族団体を作っていくことを狙いとして設定しました。
障害啓発&清掃活動「インクルーシブで緑豊かな社会」(2010年10月20日)      第21回活動は、アボタバード県の私立商業大学にて実施されました。今回の活動の特徴は以下です。
−啓発活動に初めて隣接するモスクの宗教指導者が活動に参加したこと −軽食費用Rs.2,000がゲストによって寄付されたこと
     パキスタン盲協会、州立盲学校、SEWA(障害当事者団体)の初の共催となる白杖の日セレモニー&ウォークが、 10月15日に実施されました。 今回の活動の特徴は以下です。
−PSTが活動を支援したこと −大規模なウォークが実施されたこと      セレモニーには、アボタバード県を含む5県を統括するコミッショナー、 アボタバード県の最高責任者である県調整局長他、政府・非政府団体から、 多くのゲストが招待されました。
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)      国営放送「ラジオ・パキスタン」にて、週間ラジオプログラムが以下の概要で、開始されました。 対象は、アボタバード県および隣県4県を含むハザーラ地区すべての住民です。
9月と10月のプログラムの詳細は以下です。
Higher Education including Awareness Raising(2010年10月12日)      第2回セミナーは、県内唯一の私立4年生大学である、コムサッツ情報技術大学にて行われました。活動の特徴は以下です。
−会場費/お茶代等が大学側にて提供されたこと −学部長により、大学の物理的アクセシビリティー改善への試みが約束されたこと      チーフゲストである、同大学マネージメント科学部学部長Sardar Mushtaq Ahmad氏のスピーチの中で、 大学内に5つのアクセシブルなトイレとコリドーを作ることの約束がなされました。 また、大学長との議論後、他の学部についても物理的なバリアをなくし、 完全にバリアフリーな大学にしたいとの言及がありました。
テーマ「インクルーシブ&バリアフリー社会」(2010年9月28日)      第11回大会は、公立男子高校No.3にて、「インクルーシブな社会」をテーマに行われました。 大会には障害児学校5校、通常学校6校の各学校から、学校代表1名と児童・生徒3名が参加しました。 また、これらの学校から見学者約70名が参加し、活動には合計120名が集まりました。 チーフゲストには、新聞作成大会にちなんで、ローカル新聞社より編集者が招待されました。
- 国立特殊教育センター - 公立ろう学校 - アル・フダー聴覚・スピーチセンター > - キングストーンインクルーシブ教育学校 - モダンエージパブリックスクール - 国際パブリックスクール - カイバル・スクーリング・システム - シティー・スクール
【スピーチ大会】
【チーフゲスト】
【PSTメンバー】
【A STARスタッフ】
A活動運営費用Rs.5000がチーフゲストの寄付金にてまかなわれたこと B入賞者10名し、CD/録音図書と賞状が、モダンエージスクールにより授与されたこと
     A STARプロジェクトは、これまで様々な対象と様々な方法で、啓発活動を行ってきました。 障害問題と環境問題をテーマとして障害児者と非障害児者の参加するスカベンジャー(清掃)活動、 障害問題を中心にすえながら平和・家族・ジェンダー・環境・貧困・教育・水・ポリオ予防などの 様々なテーマとするART-ART活動は、前者20回、後者10回を超える活動が実施されてきました。 これらの、多くの人々があつまるイベント/キャンペーンタイプの集団啓発活動と平行して、 実施されている個別啓発活動のひとつが国公私立個別啓発活動(ARPS)です。      ARPSは、政府・非政府の上層部の人々を対象として、プロジェクトスタッフによる インタビュー形式の啓発活動です。 以下の5つの質問をして、対象者が障害問題についてどの程度知っているのかという現状を明らかにしつつ、 啓発に加え、関連情報の提供、啓発資料の提供等を行う活動です。
−障害証明書について知っていますか? −障害者雇用枠について知っていますか? −障害者国家指針もしくは障害者国家行動計画について知っていますか? −障害者アクセシビリティーコードについて知っていますか?     
     第2回研修が、プロジェクト対象地域12地域内の3地区の障害者・家族リーダー候補を対象に、 9月27日から2ヶ月間の予定で開始されました。今回の研修では、研修候補者選定に力を入れました。 以下の選定プロセスによって、合計13名が研修対象となりました。
2.プロジェクト運営チームのエンパワメントグループメンバーによる面接試験 3.同メンバーによる選定会議(ジェンダー・障害種/程度バランスの配慮) 4.同メンバーによる家庭訪問     
     プロジェクト運営チームメンバー、県内障害者支援関連政府・非政府組織スタッフを対象に、 APCDリソースパーソンであり、国内外にて活躍するNiazamani氏による 障害平等研修が9月20日から5日間実施されました。     
今回のトレーニングの特徴は以下です。
    
     A STARプロジェクト運営チーム(PST:Project Steering Team)が、 プロジェクトの実施主体として、2009年始めに設立されました。 隔週にて行われるPST会議は、設立以来、33回実施されました。 PSTの役割はプロジェクトの運営・モニタリングの実施です。 2009年末にメンバー自身の手によって発案・準備されたPSTガイドライン に従い、会議が定期的に実施されています。 その活動と現メンバーについて、以下に記します。 活動
メンバー      PSTは、プロジェクト・政府・非政府セクターと個人代表から選ばれた ボランタリーなメンバーによって構成されています。 また、障害者(障害種別)・家族メンバーの参加、ジェンダーバランス、 その他、社会・文化的な背景を配慮しています。 障害者・家族メンバーについては、赤字に示している通りです。 PSTは、@(政府・非政府間)ネットワーク強化、A(障害者・家族)エンパワメント、 Bインクルージョン、の3つのサブグループで構成されています。
         
     障害者自助グループの設立支援活動としては、初めての活動となる準備会議が8月21日に実施されました。 プロジェクト運営チーム(PST)会議において、モデル地区としてジャンギー地区が選ばれました。 会議は、PSTのエンパワメントグループメンバー6名に加え、会議場所の提供と、ロジ面の支援のため、 Pak-Irishリハビリテーションセンター長、アボタバード国際医療大学講師、および、 A STAR事務所スタッフ2名がボランティアとして実施を支援しました。 また、ジャーナリストが1名参加しました。      2008年および2009〜2010年に行われた障害者アセスメントによって探し出した約1700名の障害者の中から、 ジャンギー地区のデータを絞り込んだ上で、約80名に会議招待状を送付しました。 会議当日には、男性/女性、5名/8名(元プロジェクトスタッフ:1名/6名を含む)の合計13名が参加しました。 会議は、会議の目的、プロジェクト概要、なぜ団体を作るのか、障害関連各種情報提供等、 について、主催者側からスピーチがあり、後半にはグループに分かれて経験の共有がなされました。 初めての会議であり、招待状の準備・送付・リマインド、会議プログラム準備等に不手際があり、 参加者が少なかったこと、主催者側からの一方的な情報提供にとどまってしまったことは反省すべき点です。 しかしながら、主催者は断食月であり、また休日にも関わらず、 全員ボランティアとして、会議の準備・実施・フォローアップを行っている点は、 持続性の観点からは注目すべきではないでしょうか。
     6月7日から実施されてきた障害者・家族リーダーシップ研修が無事終了しました。 2ヶ月間で大きく成長した研修生たちは、自ら閉会式を主催して、 彼らの家族、プロジェクト関係者を含むゲストに対し、 その成長振りを見せてくれました。      16名の研修員の終了時インタビューでは、主に以下の意見が述べられました。
自分の住む地域で障害者を探し出して、
         
     第10回大会は、モダンエージパブリックスクールにて、「インクルーシブな社会」をテーマに行われました。 初めてのコラージュ作成は、参加者にとってはとても珍しいものでした。 主催者側のモダンエージパブリックスクールの教員が、 参加者側の学校を訪問し、前もってコラージュのガイダンスも行ったため、 スムーズに大会は実施されました。 参加者として、以下の特殊学校3校、通常学校2校から、数十名の児童生徒が参加しました。
- 国立特殊教育センター - インターナショナルパブリックスクール - アル・フダーろう学校
A活動運営費用Rs.3000がチーフゲストの寄付金にてまかなわれたこと、 B入賞者3名に対し、計1万ルピー(約1万円)の賞金が授与されたこと、 Cジャーナリストが参加したこと PSTメンバー自主作成の動画はこちら 「ART-ART」 コーラジュとは(wiki pediaより参照)
通常の描画法によってではなく、ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの 素材(新聞の切り抜き、壁紙、書類、雑多な物体など)を組み合わせることで、 例えば壁画のような造形作品を構成する芸術的な創作技法である。 作品としての統一性は漸進的な並置を通して形成される。 コラージュは絵画と彫刻の境界を消滅させることを可能にした。 絵画におけるコラージュはキュビスム時代にパブロ・ピカソ、 ジョルジュ・ブラックらが始めたパピエ・コレに端を発するといわれている。 主観的構成の意図を持たない「意想外の組み合わせ」としてのコラージュは 1919年にマックス・エルンストが発案した。主に新聞、布切れなどや針金、 ビーズなどの絵具以外の物を色々と組み合わせて画面に貼り付けることにより 特殊効果を生み出すことが出来る。後に様々な方向で工夫されて発展し、現在に至る。
     2ヶ月間の障害者・家族リーダーシップ研修のしめくくりとして、 APCDリソースパーソンであり、国内外にて活躍するNiazamani氏による 障害平等研修が8月3日から4日間実施されました。     
今回のトレーニングの特徴は以下です。
    
     海外障害者リーダー育成研修帰国研修員であるアティフ氏が 代表をつとめるSTEP(障害当事者団体)より、 障害啓発に関する3日間のトレーニングがプロジェクト主催障害者&家族リーダー育成研修生 に対して行われました。      STEPもMilestone同様、APCDプロジェクトの帰国研修員が多く所属する団体であり、 APCDのパートナー団体のひとつとなっています。      今回のトレーニングでは、数々のトレーニングを受けたアリ氏がファシリテートを行いました。 視覚障害がありながら、研修生の様子を感じ取りながら、 語り・語らせ続けるアリ氏のファシリテートに、研修生も大満足の様子でした。     
     A STARプロジェクトは、パキスタン政府の予算配分無しとして始まった唯一のプロジェクトです。 理由のひとつとして、障害者支援が優先事項となっておらず、 脆弱な障害者支援関連部局に予算を準備させることを待っていると、 いつまでたってもプロジェクトを開始できないことがあげられていました。 プロジェクト開始から1年半を経過し、政府関係者のプロジェクトへの感心が高まってきたこと、 成果が現れつつあることを考慮し、 将来のプロジェクトへの政府の予算配分に関する議論が開始されています。 今回の州政府開発&計画局、財務局の高官を招いての会議は、 こういった背景のもとで、実施にいたりました。      会議は自己紹介、会議目的説明、プロジェクト進捗報告の順で進められ、 政府側の予算の捻出について議論がなされました。 結論として、@来年度予算(2011年7月〜)の獲得に向けて準備を行うこと、 A来月8月10日までにプロジェクト側で予算申請書類の第一ドラフトを準備すること、 の2点が決定されました。 スタッフの事務能力不足、関係者の調整不足から、 県外からの会議参加者にとっては満足とえいる会議ではありませんでしたが、 今後、改善に向けて努力していきます。     
2010年7月9日、16日、30日      県内病院院長(障害当事者)および同病院理学療法部長、技師装具分野NGO医師、 パキスタン航空地域事務所財務部長(障害当事者)、県保健局感染症担当医等により、 各専門分野もしくは、障害当事者自身としての経験について、 プロジェクト主催障害者&家族リーダー育成研修対象者に対して、無償の講義が行われました。      帰国研修員との連携と同様、地域のリソースを活用し、 プロジェクトからのインプットを最小限に抑えたひとつの活動です。 コミュニケーションについても、聴者についてこの地域の言語であるヒンディコ語、 聾者については地域で使われている手話を使うことで、理解促進を図りました。          
     A STARプロジェクトを通した障害者国家行動計画(2006年策定)の実施についての議論、 A STARプロジェクトへの州政府の巻き込みを目的として、 7月16日にイスラマバードにて第一回国家行動計画ワーキンググループ会議が行われました。 連邦・州・県レベル政府関係者、障害者団体代表、国際NGO代表、プロジェクト運営チームメンバー等、 25名が参加し、A STARプロジェクトについてブレインストーミングが行われました。      連邦社会福祉・特殊教育省特殊教育局長が議長をつとめ、 カイバル・パクトゥン・ファー(KPK)州社会福祉局局次長、 アボタバード県調整局長による演説にて会議は開始されました。 プロジェクトマネージャー・専門家より、A STARプロジェクトの実施の背景、進捗、今後 について情報共有がなされ、これを元に議論がなされました。 金曜日の礼拝の時間をオーバーするほど白熱したものとなりました。     
     A STARプロジェクトはプロジェク開始前の2008年6月の事前調査から含めて、 約1700名の障害者のアセスメント※を障害者自身が行ってきました。 しかしながら、時間と労力をかけたにもかかわらず、アセスメントの効果を数値化できていませんでした。      これまで実施してきた障害者アセスメントには、ICF(国際生活機能分類)をもとに、 パキスタンに適用するように準備・改定された13ページに及ぶ本人と家族に対する アセスメントシート(ウルドゥー語)を利用してきました。      今回は、1ページに集約したアセスメントシートを準備しました。 障害証明書・IDカードの有無、補助金・補助具の獲得等に加え、 社会参加については、教育・職業・レジャー・日常生活の4つの場への参加の有無と意思の変化、 さらに、女性障害者や重度障害者への配慮として、家事への参加の有無と意思の変化、 家族への気持ちの伝達の有無と意思の変化等の項目も含めました。      これまで数十名のアセスメントが終わり、データの入力・整理・分析中ですが、 非常に大きな変化が現れていることが明らかになりました。 集計結果は10月の中間レビューに向けてまとめる予定です。     
     パキスタンには、数種類の障害問題啓発雑誌(月刊)が出版されています。 A STARプロジェクトは、パキスタンスペシャル出版社と連携して、 下の4種類の冊子作成に取り組みました。 一部55ルピー(60円)の冊子を各1000部購入することを約束し、 全ての経費は出版社によってまかなわれています。
−障害当事者サクセスストーリー −医療リハビリ&特殊教育特集 −国内外の著名な障害者
     A STARプロジェクトは2009年2月から数ヶ月間に渡り、 約4000人の非障害者へのアセスメントを行ってきました。 このアセスメントにより、情報収集に加え、障害問題個別啓発を同時に行ってきましたが、 ランダムに対象者を選んでいたため、その後の変化(アセスメントの効果)を捉えることに 困難を感じているところでした。      そこで、今回はバザールというひとつの地区を対象にして、 バザールにある全ての店主を対象としてアセスメントを行い、一定期間後に再び、 全ての店主にアセスメントを行い変化(アセスメントの効果)を捉えることを計画しました。      このバザールでのアセスメントは、障害者&家族リーダー育成研修生自らが、 研修・実習の一環として行っています。 障害者が集団でバザールという人の集まる場所で仕事(アセスメント)をしているというだけで、 大きな啓発活動ともなり、また、研修生はこの実習を通して、 恥ずかしいという気持ちがなくなり、大きな自信をつけていく様子を見て取ることができます。
     パキスタンには数千の帰国研修員が政府・非政府組織に在籍しています。 障害者支援分野においては、医療・福祉・教育・職業訓練・スポーツ・障害者リーダー育成 などの分野で、50名以上の実績があります。 A STARプロジェクトのポリシーである、 @地域のリソース活用、A事業間連携&実績活用、から、 プロジェクトはこれまで帰国研修員との連携について模索してきました。 障害者スタッフ育成研修、障害者&家族リーダー育成研修への講師としての招聘、 会議への招聘が、これまでの帰国研修員との連携活動です。      今回、医療リハビリテーション分野の帰国研修員OB/OG会が「私たちにできること」 をテーマに、国立医療リハビリテーションセンターにて7月3日にセミナーを主催しました。 帰国研修員およびセンター関係者を含め、約100名がセミナーに参加しました。      医療・医療リハビリ分野の専門家からの各活動プレゼンテーションの前に、 連邦政府社会福祉・特殊教育省職員であり、昨年障害者リーダー育成研修に 参加したA STARプロジェクトスタッフから、A STARプロジェクトの概要説明がなされました。 特に、全ての医療分野専門家のプレゼンテーションで、「障害は、人々の捉え方の問題です」 という障害の社会モデルに関するメッセージがあったことが印象的でした。          
     ダスキン愛の輪障害者リーダー育成研修帰国研修員3名が所属する Milestone(障害当事者団体)により、自立生活に関する3日間のトレーニングが プロジェクト主催障害者&家族リーダー育成研修生に対して行われました。 Milestoneにはその他、APCDプロジェクトの帰国研修員も複数所属しています。      今回、自らファシリテートも行った、Milestone代表のシャフィーク氏からは、 「(プロジェクトの)研修参加者の選定がすばらしい」との言葉をいただきましたが、 一方で、「研修参加者の教養・経験等レベルがまちまちのため、研修を進めにくかった」 との感想もいただきました。     
     パキスタンには、数種類の障害問題啓発雑誌(月刊)が出版されています。 A STARプロジェクトは、パキスタンスペシャル出版社と連携して、 下の4種類の冊子作成に取り組みました。 一部55ルピー(60円)の冊子を各1000部購入することを約束し、 全ての経費は出版社によってまかなわれています。
−障害当事者サクセスストーリー −国内外の著名な障害者
     県内の私立女子医科大学にて行われたファン・フェアーにて、 A STARプロジェクトが招待されました。 大学から無償でブースが提供され、EARTH活動を行うこととなりました。     
当日は、約300名がファン・フェアー会場に来場し、
ほとんどの来場者がA STARプロジェクトブースを訪問しました。
ブースでは、障害当事者の手作りのハンディクラフトが並べられ、
サモサ、パコラ、チャナチャットなどのスナックもスタッフとボランティア
によって準備されました。当日の売り上げは、900ルピーでした。
    このような、既存の地域イベントに障害者が参加していくことが、
プロジェクトの成果を図るための指標にもなっています。
今回はプロジェクトスタッフがメインとなって活動を行いましたが、
今後は、地域の障害者のイベントへの参加が進むよう、
プロジェクトが支援していきます。
     A STARプロジェクトの中で、もっとも重要な活動である「障害者&家族リーダーシップ研修」 が6月7日はじまりました。複雑に絡み合った様々な問題を解決するために、 障害当事者が自らの力で、社会を変えていくというアプローチが注目されています。      研修は以下のような内容で実施されています。
対象者:15名:3つの地区の障害者(クロスディスアビリティー)&家族 1週目日程:ワークショップ(障害って何?/なぜグループ作り?等) 2-3週目日程:非障害者・障害者アセスメント/施設訪問等 4-5週目日程:障害当事者団体による障害啓発・自立生活・障害平等研修等 6-8週目日程:非障害者・障害者アセスメント/啓発活動の計画・実施
     第9回活動は、モダンエージパブリックスクールにて、 6月8日の世界海の日を記念して「海」をテーマにドローイング大会、そして、 5月31日の世界ノータバコデーを記念してスピーチ大会が、行われました。 今回の活動の特徴は、
@公立大学教授2名が「海」をテーマに無償で講義を行ったこと、 です。      プログラムは、A STARプロジェクトとART-ARTの活動紹介、世界海の日に関するスピーチ、 公立大学教授(地理学)による「海」に関する講義、そして、テーマにそったドローイング大会、 スピーチ大会、室内ゲームを含んでいました。 活動には、アルフダーろう学校、キングストーンインクルーシブ学校 および、私立学校数校から、児童生徒教員その他の総勢120名が参加しました。      大学教授による「海」に関する熱弁の後、ドローイング大会が開始されました。 海から遠く離れたここアボタバードの生徒たちのほとんどは、本物の海を見たことがありません。 しかしながら、イメージを膨らませて美しい海の絵を描きました。 スピーチ大会では、「ノー!タバコ」をテーマに、健康に悪いタバコについて、 子どもの視点から、すばらしいスピーチがなされました。      大会参加者の中には、 「このような(障害問題だけにこだわらない柔軟な)タイプの活動はつても重要です。」 という言及がありました。
     首都において定期的に開催されている手工芸品・民芸品イベントにて、 2010年5月27日から30日までの4日間、県内の女性障害者によって準備された 手工芸品の展示を行いました。今回のEARTH活動についても、 地域の人的リソースと既存イベントを活用することで、 できるかぎりプロジェクトからの インプットを少なくすることで、自立発展的な活動になるよう努力しています。 これらの民芸品は以下のような過程を踏んで準備されたものです。
2.RIVER活動を通した、地域のリソースパーソンの特定と手工芸品作成基金集め 3.EARTH活動として、基金にて手工芸品作成材料購入し、技術のある女性障害者に作成依頼 4.EARTH活動として、完成した手工芸品を既存の地域イベントにて展示・販売     
4日間の売り上げは2,600ルピー(約2500円)でした。
また、結果的にはイベント参加のために、プロジェクト側からのインプットとして、
スタッフ1名と介助者の日当・宿泊・交通費等、費用はかかりましたが、
以下の通り、多くのアウトプットもありました。
1.政府高官・米大使館・国際NGO代表がA STARブースを訪問・感心・激励・購入
連邦人口省大臣、カイバル・パシュトゥンファー省社会福祉・特殊教育省大臣、
米大使館合同書記官、Handicap International緊急支援コーディネーターetc
2.A STAR - EARTHリーダーへのマスメディアによる取材
7社:全国放送テレビ局・国際衛星テレビ局の取材・インタビュー
     記念すべき第1回活動は、セミナーという形で、私立女子医科大学にて行われました。 今回の活動の特徴は、、
@活動運営費用Rs.5,100は前回活動のための繰越金にてまかなわれたこと、 です。      プログラムは、A STARプロジェクトとHEARの活動紹介、障害問題関連動画の視聴、 政府の方針に沿った障害学生の問題と対策に関するプレゼンテーション、 パネルディスカッションを含んでいました。 パネリストには、イスラマバードから、 国立聴覚障害教育機関責任者、アボタバードから、NGO盲学校責任者、および、 A STARプロジェクト関係者の3名が選ばれました。      セミナーには、国公立・私立の3大学から約18名が参加しました。 治安悪化と、これににともなう本セミナー延期(本来3月実施予定)が影響して、 10大学から教授を招きましたが、参加率は30%にとどまりました。 第一回目活動ということもあり、不手際もありましたが、 今後の活動にいくと、HEAR活動リーダーは述べています。     
     第8回活動は、国際イスラミックパブリックスクールにて、5月15日の世界家族デーを記念して 「私の家族」をテーマに行われました。 今回の活動の特徴は、
@公立大学教授が「家族」をテーマに無償で講義を行ったこと、 です。      プログラムは、A STARプロジェクトとART-ARTの活動紹介、国際家族デーに関するスピーチ、 公立大学教授(社会学)による「家族」に関する講義、そして、テーマにそったドローイング大会、 を含んでいました。活動には、国立特殊教育センター、キングストーンインクルーシブ学校 および、13の私立学校から、児童生徒教員その他の総勢120名が参加しました。      大学教授による「家族」に関する熱弁の後、ドローイング大会が開始されました。 頭をかかえる子、隣の絵を覗き見する子、一心不乱にスケッチブックに向かう子、 炎天下にもかかわらず、生徒たちは大会に様々なイメージを膨らませながら、 集中しました。チーフゲストは、 「障害のない人々が仕事をさぼっているようなこの国で、 障害者自身がこのようなすばらしい活動を行っていることに本当に感動した。」 という言及がありました。      障害者への差別は、家族・親族の中にも存在しています。 障害のある無しにかかわらず、家族が仲良く暮らせる地域を目指して、 アボタバード県内の学校も大きな興味を示しました。
     第20回活動は、アボタバード県政府建物・敷地内にて実施されました。 今回の活動の特徴は、、 @電気製品店オーナーが活動経費(軽食)として980ルピーを寄付したこと、 A県政府事務所高官が、部下に対し自分たちの場所は自分たちで掃除するように命令したこと です。      活動には、国立特殊教育センターおよび私立学校2校から、児童・生徒・教員50名以上が参加し、 参加者はA STARプロジェクトとスカベンジャー活動、そして環境問題の大切さに耳を傾けました。      チーフゲストとして、電気製品店オーナー夫妻が招待されました。 この活動を通じて、自分たちの場所は自分たちできれいにすることが、気づかされました。 スピーチの中でチーフゲストは、 「私は障害者とともに、一歩ずつ歩んでいく」と述べました。
     第7回活動は、アクファホールスクールにて、世界水の日を記念して「水を大切に」をテーマに行われました。 今回の活動の特徴は、、 @県農業局関係者が「水」にちなんだ講義を行ったこと、 A活動運営費用Rs.1500は前回活動のための繰越金にてまかなわれたこと、 B会場となった学校長がこのような活動を私たちが実施したいと発言したこと、 です。      プログラムは、A STARプロジェクトとART-ARTの活動紹介、世界水の日に関するスピーチ、 県農業局関係者による「水」に関する講義、そして、テーマにそったドローイング大会、 メッセージ/詩/スローガン作成大会を含んでいました。活動には、国立特殊教育センター、 キングストーンインクルーシブ学校、アルフダーろう学校の特殊学校3校、および、3つの私立学校から、 児童生徒教員その他の総勢90名が参加しました。      「水」に関する講義の中で、特に子どもたちにわかりやすいように、ホワイトボードを使って、 自然界の中での水の循環についての、話がなされました。チーフゲストのスピーチの中で、 「障害者が多数参加するこのようなイベントに初めて参加した。このような活動は今後も進めていただきたい。」 という言及がありました。      アボタバードにて実施中の「上下水道整備プロジェクト」にも、ソフトコンポーネントとして「水に関する啓発活動」 が含まれており、今回は治安上・業務上プロジェクト側からの参加は叶いませんでしたが、 今後はプロジェクト間の小さな連携のひとつとして、こういった活動を継続していければ、 アボタバードの人々への利益も大きくなるのではないでしょうか。 障害問題に焦点を当てつつも、インクルーシブな開発事業となるよう、A STARプロジェクトは今後も努力を重ねて生きます。
     第6回大会は、「Education For All:全ての人々に教育を」をテーマに私立学校にて実施されました。 今回の活動の特徴は、、 広大な土地所有者であり、政治的な活動も行っているリソースパーソンが活動に参加したこと、 また、彼らから活動実施に必要なRs.5000ルピーの2倍の寄付金がA STARプロジェクトに寄与されたことです。      活動は、ゲストによる教育に関するスピーチ、大会参加者によるドローイング大会、およびゲーム大会で構成され、 計3時間の活動となりました。参加者は、NGOインクルーシブ教育学校、NGO盲学校、私立学校7校から合計60名の児童生徒、 および10名の教員、A STARプロジェクトスタッフを含む、80名に達しました。ドローイング大会では、1位から3位までの賞を とった児童生徒に対し、大会のために準備した商品以外に、ゲストから予想外のプレゼント(賞金各人Rs.500)がありました。
     CARATSの活動において、記念すべき第1回目となるインクルーシブ教育セミナーが県政府ホールにて実施されました。 今回の活動の特徴は、 初めて県教育局長がA STARプロジェクトの活動に参加したこと、 政府貧困者支援プログラムの県事務所長が活動に参加したこと、 また、セミナー実施のために、2500ルピーが寄付されたことです。      プログラムは、障害のあるなしにかかわらず教育の大切さを訴えるスピーチ、 A STARプロジェクトおよびCARATSの活動目的説明、啓発動画(インド映画「Black」(2006):インド版ヘレンケラー物語)上映、 パネルディスカッション(3名:通常学校経営者、インクルーシブ教育学校教員、A STARプロジェクトスタッフ)を含む、 計1.5時間程度のセミナーでした。      県教育局長からは、就学年齢を超えた(障害者を含む)人々への教育の保障に関する政府の動きについて、 政府貧困者支援プログラム事務所長からは、支援プログラムへの障害者の配慮に関するプロポーザル準備の約束が、 参加者の前で宣言されました。 ※CARATSとは、Camapaign for Awareness Raising Among Teachers and Studentsの略であり、 チームが実施するセミナー、ワークショップへの教育関係者の招聘と参加を通して、 インクルーシブ教育の啓発活動を行うことを目的としています。
     第19回活動は、市内中心部にある公立公園にて実施されました。 今回の活動の特徴は、 @公園をバリアフリーにするために公園管理者がゲストとして招待されたこと、 A書籍出版社代表が活動後の飲物・軽食の費用1500ルピーを寄付したことです。     活動には、公立ろう学校の生徒15名と教員1名、私立学校2校の生徒30名を中心に、
開会式には70名近い人々が集まり、A STARプロジェクトの紹介、活動の紹介、
そして、清掃の大切さに関する話に耳を傾けました。
     A STARプロジェクトは世界婦人デーを記念し、「女性障害者」をテーマにセミナーを開催しました。 このイベントの特徴は、 @企画・実施者全てが女性障害者であったこと、 Aセミナーに参加したパネリスト・ゲストのほとんどが女性障害者であったこと、です。      プログラムの内容には、世界婦人デーに関するスピーチ、女性障害者の現状と課題に関するショートドラマ/歌、 パネルディスカッション(パネリスト4名:女性開発NGO代表、北部地震被災地DPO代表、Handicap International代表、 A STARプロジェクト代表)、女性議員によるスピーチなどが含まれていました。      女性議員がチーフゲストとして招待され、パネリストとして県内外から4名(内3名は障害当事者)、その他、県内の4つの 医科大学より計80名の女子学生、県内12地区より計60名の女性障害者(リーダー候補者)、障害者支援NGO関係者、 A STARプロジェクト運営チームメンバー・スタッフを含め、総勢200名以上が集まりました。
     第18回活動は、市街地から20分の位置にある公立公園にて実施されました。 今回の活動の特徴は、、 @県政府高官の手によって植林活動が行われたこと、 Aチーフゲスト野菜市場副管理者が活動後の飲物・軽食の費用の2倍にあたる3000ルピーを寄付したこと、 B植林用苗400本分の費用が衣類会社代表によって寄付されたことです。     
活動には、環境関連ローカルNGOより10人、国立特殊教育センター、私立学校4校の児童生徒および教員の
合計85名を中心に、
開会式には100名を超える人々が集まり、A STARプロジェクトの紹介、活動の紹介、
そして、環境と清掃の大切さに関する話に耳を傾けました。
     初等・中等教育レベルでの啓発活動として、ART-ART、TRY&SPORTS、CARATS、スカベンジャー等が 実施されてきましたが、この新活動では高等教育・大学教育機関関係者と生徒を対象としています。 活動はHEAR:Higher Education including Awareness Raising on disability issueと名づけられました。 具体的には、障害問題の理解促進、障害学生への配慮、物理的・情報アクセシビリティーの改善等 を目的として、ワークショップ、セミナーを行います。さらに、各種啓発活動、翻訳、レコーディング 、タイピング等での、プロジェクト活動への学生ボランティアの参加促進を行います。
    人々のニーズとパキスタン政府のリクエストから、 地域に根ざした自営支援(CB-SEP:Community Based Self Employment Program)が開始されようとしています。 地域の状況に基づき、地域のリソースを活用し、A STARプロジェクトからの投入を最小限に控えることで、 自立発展性にポイントをおいた活動です。 1.概念
1) 障害者と彼らの職に関するニーズの調査     連邦政府社会福祉・特殊教育省との連携により、SMART活動 (Short Movie for Awareness Raising Trials)が開始されようとしています。 国家行動計画の項目に沿った形で、障害問題啓発のためのショートムービー/クリップを作成し、 全国ネットにて放映する予定です。     
    プロジェクトより:福祉車両(車椅子用電動リフト付バン)     パキスタン歴史上初の車椅子用電動リフト付バンがついにアボタバードに到着しました。 車両登録の後、車体側面にはART-ARTによって子どもたちによって自由に描かれた色鮮やかなデザインをほどこす予定です。
     第4回ART-ARTが、県内中央部のモダーンエイジスクール女子部にて行われました。 今回の活動の特徴は、アボタバード県の南側に接するハリプール県で実施中のEPIポリオプロジェクト との始めての連携活動であること、活動後の軽食・飲物の費用3000ルピーが前自治区長の寄付によって まかなわれていること、そして、A STARプロジェクトによって、ユニバーサルデザインとなった学校の ホールにて活動が行われたことです。      EPIポリオプロジェクトのドクターによる「ポリオ」に関する講義の後に、 NGOろう学校より10名、私立学校7校から70名の生徒が、「ポリオ予防」をテーマに絵を描く大会と 女子スポーツ・ゲーム大会に参加しました、。大会には、チーフゲストに前自治区長、その他ゲストに、 県保健局長、県保健局EPIポリオ担当医師、EPIポリオプロジェクト専門家が招待され、 A STARプロジェクト関係者(プロジェクトマネージャー・スタッフ)、学校関係者、 地域の人々等を含め、150人を超えました。      EPIポリオプロジェクトもA STARプロジェクトも、アプローチは異なりますが、 最終的な目的はただひとつ「パキスタンが発展する」ことです。このような連携を通して、 A STARプロジェクトは今後も、大きなビジョンを持ち、ダイナミックでインクルーシブな活動を進めていきます。
    第17回活動は、県内の観光地ともなっているイリヤシ・モスクにて行われました。 今回の活動の特徴は、今後の連携を見据えて国際NGOである国際自然保護連合 (IUCN:International Union for Conservation of Nature and Natural Resource)代表が参加したことと、 自治区長が活動後の飲物・軽食の費用2700ルピーを寄付したことです。     活動には、NGOろう学校の生徒10名と教員1名、私立学校の生徒40名を中心に、 地域からボランティアが参加し、開会式には100名近い人々が集まり、A STARプロジェクトの紹介、活動の紹介、 そして、清掃の大切さに関する話に耳を傾けました。
     APCD(アジア太平洋障害者センター)のリソースパーソンである、 Ghulam Nabi Nizamani氏によって、パキスタンでは国内初の障害平等研修(DET:Disability Equality Training) が3日間にわたり実施されました。     全てのプログラム、配布資料、パワーポイント資料はウルドゥー語で行われ、 内容的にもパキスタンの政治・経済・文化そして宗教的な背景を元にデザインされました。 対象者はA STARプロジェクトのマネージメントスタッフ5名、 啓発活動リーダー10名、プロジェクト運営チームメンバー5名の計20名でした。
    第16回スカベンジャーは県内の州立病院にて行われました。 今回は、活動終了後に参加者に配布される軽食・飲物にかかる費用が、 ローカル新聞編集長によって事前に提供される形で行われました。 今後は、プロジェクトがかかわる活動すべてが、地域の人々の支援によって行われるようにし、 プロジェクトが終わっても活動が継続するようなシステムを作り上げていく予定です。      活動には、チーフゲストに新聞社編集長、その他、病院長・リハビリセンター長がゲストとして招かれ、 地域の通常学校の生徒約20名や、障害者ボランティア、A STARスタッフの計60名が参加しました。 4ヶ月ぶりの雨の中、参加者は協力し合って病院の庭の清掃を行いました。
    第15回スカベンジャーは県内の私立4年制大学にて行われました。 今後は、大学レベルでの障害問題啓発も予定されており、様々な方法で、様々な人々に対する活動を展開していく予定です。      活動には、チーフゲストとして大学長、大学側からは教職員と学生ボランティアが約20人、A STARスタッフが参加しました。 段差だらけの学内でしたが、参加者は肢体不自由者や視覚障害者を自発的に支援する光景も見られました。
     A STARプロジェクトは、これまで様々な障害問題啓発活動、4つの障害カテゴリーの障害者と非障害者のアセスメントを実施してきました。 これらの経験とコミュニティーのニーズに基づいて、2009年10月にEARTH活動を開始しました。      EARTH活動の目的は、@地域に根付いた職業訓練と所得創出、A障害者によって作られた手工芸品を通した地域での障害問題啓発、です。 A STARプロジェクトのポリシーに沿って、地域の既存のリソースを利用することで、プロジェクトからのインプットを減らし、 自立発展性の配慮をしています。      EARTHメンバーがまず最初に行ったのは、地域に暮らす手工芸品作成の高い技術を持つ女性障害者を探すことです。 2008年と2009年に行われた、肢体不自由者アセスメントのデータベースを元に、各家庭を再度訪問しました。 そして、2010年1月20日に、地元のNGO“Creative Hands”とともに、 彼女たちの作品を含めた、様々な手工芸品の展示会を開きました。
     第3回アートを通した啓発キャンペーン&女子スポーツ大会が、県内カクール地区のイスラミア・グラマー・スクールにて 行われました。活動の目的は、障害問題の啓発、バリアフリーな社会作り、そして、インクルーシヴ教育の促進です。 インクルーシヴ学校を含む、同地区の7つの私立通常学校から、35人の生徒と7人の教員が大会に参加しました。 集まった人々は、A STARプロジェクトスタッフを含めて、100にを超えました。活動テーマは、環境・植林でした。      チーフゲストはアルファラ協会代表からは、合計4時間の大会の後、児童生徒たちに、賞が与えられました。
    第14回は、二つのグループに分けて活動が行われました。Aグループは隣州のタキシラ博物館、 Bグループは県内中心部のジンナー公園にて行われました。      ★グループA:タキシラ博物館 タキシラは首都イスラマバードから35kmのところに位置しており、タキシラ遺跡の他、芸術と哲学で有名です。 首都からのアクセスも良いため、国内・海外から多くの観光客が訪れる地域です。 タキシラ博物館には、ガンダーラ関連の石造等が数多く展示されています。      チーフゲストである自治区長は、A STARへの感謝の意を述べるとともに、 参加した地域の人々が自発的にこのような活動を行っていくことを願いました。 また、地区病院長と病院関係者、ローカルメディアの参加もあり、活動に対し非常に高い関心を持っていました。 中には、自分たちが無責任にごみを捨てていることに対する恥から、涙を流す人もいたほどです。 「差別に悩まされ、社会の中に埋もれている人々(障害児者)が、すばらしい活動をしている...」と。      ★グループB:ジンナー公園 ジンナー公園は県内市街地の中心部にある庶民的な公園です。バザールの近いことから、 買い物の休憩地点となっているため、捨てられているごみがところどころに散らばっています。      チーフゲストの自治区長からの挨拶に続き、プロジェクトマネージャーがプロジェクトの活動について、 バザールから集まってきた人々に対して説明しました。活動には、私立通常学校の児童生徒・教職員も参加し、 途中プロジェクトダイレクターの訪問もありました。小規模ですが充実した活動になったと、 初めて活動リーダーとなった女性スタッフは語っていました。
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Mail to a.star.project@gmail.com