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障害者社会参加促進
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2011年1月〜


2008年12月〜2009年12月
2010年1月〜2010年12月


プロジェクト閉会セレモニー(2011年11月16日)

     当プロジェクトは3年間の期間を終え、11月16日に閉会式を行いました。 300名以上が参加し、これまで行ってきた活動とその成果を共有しました。

     閉会式の準備は全て障害当事者でもあるプロジェクトスタッフにより行われました。 これまで当プロジェクトと連携してきたコムサッツ大学が会場を提供し、 また同大学は会場の外に自費で車椅子のためのスロープを設置しました。

式次第

    開会の挨拶(アボタバード県DCO)
    プロジェクトの成果(プロジェクト・マネージャー)
    寸劇(SHGメンバー)
    討論会(PSTメンバー)
    JICAパキスタンによる挨拶
    チーフ・アドバイザーによる挨拶
    閉会の挨拶(KPK州社会福祉局補佐官)

     多くのプロジェクト関係者とその家族、複数の学校、大学から教師、学生が参加しました。 参加者にはプロジェクトのロゴと、「障害はしょうがないことじゃない」 と書かれたキーホルダーが配られました。

Closing Ceremony


プロジェクト達成指標(2011年11月)

     A STARプロジェクトでは、目的の達成度合いを測るために、いくらかの指標を設定しています。 以下の表の通り、80%以上の指標において目的を達成しています。 達成できなかった点と、なぜ達成できなかったかを以下に記します。

0-1. プロジェクト運営チーム(PST)会議の参加率

目標75%に対し、実際57%。
PSTはボランティアベースのチームであり、月2回実施される会議への参加には困難があった。 会議頻度を減らす、議題を減らす、会議場所を変える、会議時間を変える等の対策を行ったが、改善は見られなかった。

0-2. 国家行動計画ワーキンググループ会議の年2回の開催

連邦・KP州・アボタバード県政府およびNGOの代表によって構成されるハイレベルかつ幅の広いグループであり、 年2回の会議の計画・準備・連絡・調整・実施には困難があった。 また、治安対策上、KP州都への渡航が禁止・制限されていたことも実施困難の理由のひとつともいえる。

2-5. 各啓発教材を1000部配布

プロジェクト活動の中での、関係者への配布には限度があった。 政府関係事務所、病院、学校等へのまとまった量の配布のアイデアはあったが、 これらの機関への説明と交渉にまでいたらなかった。

2-6. 有識者・専門家等への100名の個別の啓発活動実施

PSTメンバー数名が、合計80名への啓発活動を行ったが、 活動後の対象者の理解度の把握にまでいたらなかった。 100名に実施できなかったのは、活動を実施したPSTインクルージョングループメンバーが 少なかったことが理由といえる。 すべてのPSTメンバーがそれぞれ10人への活動を行うこととなっていたが、実施されなかった。

3-1. ガイドブックの発行と2400部の配布

発行時期がプロジェクト終了寸前であり、プロジェクト期間中に配布することはできなかった。 質を向上、プロジェクト外部関係者からの許可取得、ウルドゥー語への翻訳等に予想以上に 時間がかかったことが、発行時期が遅れた理由といえる。

3-5. プロジェクトに関わった60%の障害者が公的サービス情報を得る

公的サービスの情報の種類、対象者の障害種・年齢を含む現状・問題・ニーズが広範囲に わたっていることを原因として、対象者に必要ではないもしくは関心のない情報は普及しなかった。 具体的なサービス名とそのターゲットを明確にし、指標の設定の仕方を変更する必要がある。

3-6. 障害者支援関連組織の訪問者が20%増加する

ほとんどの組織から訪問者記録を入手できず、詳細情報を得られなかった。 ただし、得られた2組織については、プロジェクト開始後に組織への障害児者の訪問が 20%を超えたとの回答を得ている。

プロジェクト達成指標: ダウンロード:PDF(117kB)


5種類のプロジェクト報告書(2011年11月)

    
A STARプロジェクトは、以下の5種類の報告書を準備しました。

1.障害者ベースライン調査報告書

プロジェクト1年目に、障害者調査を行い、1812人のデータを収集し、集計・分析しました。

目的:障害者・家族の基本情報、社会参加に関する情報、課題・ニーズの把握
障害者・家族リーダー候補の発掘
方法:障害者スタッフによる、質問票を使った聞き取り調査
期間:2008年6〜7月、2009年4月〜2010年3月の計14ヶ月
対象:KP州アボタバード県内12地区の障害者とその家族
(肢体障害、知的障害、視覚障害、聴覚障害)

障害者ベースライン調査報告書: ダウンロード:PDF(23.7MB)

2.非障害者ベースライン報告書

プロジェクト1年目に、非障害者調査を行い、4700人以上のデータを収集し、集計・分析しました。

目的:非障害者の基本情報、社会参加・障害問題に関する情報、課題・ニーズの把握
方法:障害者スタッフによる、質問票を使った聞き取り調査
期間:2009年2月〜3月の計2ヶ月
対象:KP州アボタバード県内12地区の(近親に障害者のいない)非障害者

非障害者ベースライン調査報告書: ダウンロード:PDF(6.6MB)

3.プロジェクト活動報告書

     プロジェクトは、1)ネットワーキング、2)エンパワメント、3)インクルージョン、 の3つのアプローチにより、その目的の達成のために様々な活動を行ってきました。 活動報告書では、これらの3つのアプローチそれぞれにおける具体的な活動の概要を 写真とともにまとめています。 プロジェクト対象地域以外において類似事業を行う際の手引きとしての利用が可能です。

プロジェクト活動報告書: ダウンロード:PDF(14.6MB)

4.国家行動計画実施に関する総合報告書

     プロジェクトは、障害者支援のための国家行動計画(2006)の実施のために開始されました。 この報告書では、国家行動計画の17のエリアそれぞれについて、プロジェクトの活動が どのような貢献をしてきたかを紹介しています。 また、国家行動計画実施のためのメカニズム、留意点等をまとめています。 国家行動計画実施のためのすべての事業を行う際の手引きとしての利用が可能です。

国家行動計画実施に関する総合報告書: ダウンロード:PDF(6.4MB)

5.プロジェクト終了報告書

     終了報告書は、プロジェクトの背景・目的、パキスタン・日本政府の投入、 目標・成果の達成度、プロジェクトカウンタパートおよび活動の現状・課題、教訓と提言 から構成されています。 添付として、1)プロジェクトマネージメント、2)スタッフ・PSTトレーニング、 3)アセスメント&調査、4)障害者・家族研修とグループ形成、5)啓発活動・教材、 6)その他、の関連資料がまとめられています。 プロジェクト対象地域以外において類似事業を行う際の手引きとしての利用が可能です。

プロジェクト終了報告書: ダウンロード:PDF(5.5MB)


障害者のためのガイドブック(2011年11月)

     パキスタンの地方における障害者は、どのようなサービスがあるかを知らないために、 社会サービスにアクセスできていない状況にあります。 この解決に向け、情報バリアの解消が当プロジェクトのプロジェクト目標のひとつとなっています。

     当プロジェクトは行政サービスだけでなく、医療、リハビリテーション、教育等の 民間のサービス提供機関から情報を入手し、また連携を行ってきました。 サービス・ガイドブックはアボタバード県において受けられるサービスを網羅し、 紹介するために作成されました。情報の入手から掲載の承諾、原案作成、 ウルドゥー語翻訳やデザイン等、完成までには多くの時間と労力が費やされました。 ガイドブックの内容は以下の通りです。

    1. 行政機関
    2. 政府方針、関連法
    3. 社会サービス
    4. 医療・リハビリテーション提供機関
    5. 教育・職業訓練提供機関
    6. その他のサービス

3000部が印刷され、県社会福祉局により各行政施設や病院、学校へ配布される予定です。

Guidebook for Persons with Disabilities


国家行動計画実施に関する総合報告書/ブリーフィングツアー
AJK[アーザード・ジャンム・カシミール]州との打ち合わせ:2011年10月15日

     今年5月に実施された第2回国家行動計画ワーキンググループ(NPA-WG)会議にて決定された、 国家行動計画実施に関する総合報告書が完成しました。 報告書作成の目的は、A STARプロジェクトを通した国家行動計画の実施に関する、 各州・地域への経験の共有です。報告書では、@A STARによる国家行動計画への貢献、 AA STARによる国家行動計画実施のメカニズム、が主な内容となっています。

     平行して、先月に引き続き、国家行動計画の実施について、 AJK州の州都ムザッファラバードにて、同州社会福祉省の事務局長を含む関係者との 打ち合わせが実施されました。2005年のパキスタン北部大地震によって、 千人単位で障害者となったと言われているAJK州においては、 A STARプロジェクトのような事業への関心は非常に高いものでした。

NPA Briefing in Muzaffarabad
右:AJK州社会福祉省セクレタリー
左:A STARプロジェクトマネジャー(県社会福祉局長)

NPA Briefing in Muzaffarabad
AJK州社会福祉省関係者が複数参加


白杖の日イベント(2011年10月15日)

     「国際白杖の日」である10月15日に、アボタバードにおいても例年同様に、啓発イベントが実施されました。 昨年は、アボタバードのパキスタン盲協会・SEWA(障害当事者団体)が共催し、 A STARプロジェクトPSTが参加するイベントでした。 今年は、パキスタン盲協会によるイベント、第4回障害者・家族リーダーシップ研修生が 立ち上げた自助グループ「DOSTI(友情)」によるイベントが、独立して2つ実施されました。 両イベントの違いは、前者が県全体の視覚障害者リーダーのみによるイベントであるのに対し、 後者はある地域の様々な障害をもつ人々によるイベントであったことです。

     それぞれのイベントには、合計300人以上の人々が集まりました。私立・公立盲学校、 私立通常学校の児童・生徒・教員、研修生の立ち上げた自助グループ「Jazba(情熱)」、 地域の障害児者とその家族、および地域の政治的・宗教的リーダーが参加しました。

White Cane Day Event
盲学校・通常学校の児童・生徒が参加

White Cane Day Event
「白杖の日」を祝うバナー

White Cane Day Event
県の政治的リーダーがウォークに参加
県立盲学校から、NGO立Right House盲学校までの数キロメートルを、200人以上の人々がウォークに参加した。

White Cane Day Event
地域の共同の場を利用して、障害の種類にかかわらず、多くの人が集まった。

White Cane Day Event
自助グループにとって初めての活動であったため、パキスタン盲協会からの参加も心強い。


A STARラジオ(2011年10月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/女性/障害者・家族等対象の啓発活動)

2011年10月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
放送日時:毎週火曜日16時〜16時半 司会:弁護士(PSTメンバー/女性)
-日付テーマフォーカルパーソン
第48回15日白杖の日について−PSTメンバー(男性/州立大学講師/視覚障害)
−A STARスタッフ(男性/県政府職員/視覚障害)
第49回18日A STARプロジェクトについて−A STARスタッフ(女性/肢体障害)
−A STARスタッフ(男性/肢体障害)
第50回25日障害問題啓発詩集本について−PSTメンバー(男性/リハビリセンター長)
−盲学校児童(男児)

Radio Program
左: PSTメンバー(州立大学講師/視覚障害)
中央:国営Radio Pakistanアシスタント
右: A STARスタッフ(県政府職員/視覚障害)


障害問題啓発の詩集が完成(2011年10月)

     パキスタンの人々の多くは詩を好んで読みます。 他方で、プロジェクト元スタッフ(女性/重複障害[視覚・肢体])が、 詩集を自費出版し大きな反響を呼びました。 そこで、プロジェクトは、障害問題啓発の詩集の準備にとりかかりました。 地域の詩人、PSTメンバー、元スタッフ等による37の詩が収められています。

Poetry Book


壁掛け/テーブルカレンダー2012

     障害問題啓発のための壁掛け&テーブルカレンダー2012が準備されています。 障害問題を前面に押し出しすぎると、公私セクターの事務所、学校、病院等、 および一般家庭にて倦厭される傾向があることから、@障害問題を控えめにすること、 A風景をたくさん取り入れること、B宗教を取り入れること、を配慮しつつ、 カレンダーがデザインされました。テーブルカレンダーの12枚の絵は、 PSTメンバー(男性/アーティスト/キリスト教徒)によって、 プロジェクトに無償で準備・提供されました。

Table Calendar 2012
テーブルカレンダー表紙のデザイン(案)

Wall Calendar 2012
壁掛けカレンダー表紙のデザイン(案)
左にアッラーの文字
右に啓発スローガン
「障害はしょうがないことではない」
A STARプロジェクトのロゴ
A STAR事務所の連絡先


聴覚障害者リーダー研修(2011年9月26日〜10月1日)

     聴覚障害者を対象に研修が開催されました。プロジェクト・スタッフがフィールドワークで 収集した情報を基に22名の研修生が参加しました。

     研修生は当事者団体のロールモデルを学ぶためイスラマバードのサー・サイード 聴覚障害者協会と訪問しました。会長のハック・ナワズ氏から協会の目標や成果について説明を受けました。

     講義は全てPSTメンバーにより実施され、特にエンパワメント・グループより複数の 障害当事者メンバーが障害モデルや障害者の権利、社会参加やグループ活動の意義などについて説明しました。 ワークショップ後、数名のメンバーが設立を検討しており、今後継続して支援していく予定です。

Leadership Training of Persons with Hearing Disability
20名の聴覚障害者が研修に参加した
首都イスラマバード、隣県ハリプールの聴覚障害者団体との交流にて、 アボタバードでのろうグループ結成の思いは高まった



元スタッフフォローアップ研修+第30回スカベンジング活動(2011年10月15-28日)

     障害を持つ元プロジェクト・スタッフを対象に研修が開催されました。20名の研修生が参加しました。 元スタッフの多くがそれぞれの地域において障害者のために何らかの活動を継続しており、 当プロジェクトは彼/彼女らのキャパシティビルディングを通してセルフ・ヘルプ・グループの設立を 促進するためフォローアップ研修を行いました。研修生は各UCにおいて既存のセルフ・ヘルプ・グループ を交えて会合を行うことで、その活動について学び、草の根レベルにおける障害者の連携を強化しました。

     また、研修生は当事者組織の活動について学ぶためイスラマバードを訪問しました。 特殊教育局局長及び当事者組織のDPDOと会議を行い、その活動と実績について学びました。 さらにイスラマバードにおいてDPDO、Umeed e Noor、STEP等の当事者組織と共に清掃活動を 通した啓発活動を行いました。

     講義は全てPSTメンバーにより実施され、特にエンパワメント・グループより複数の 障害当事者メンバーが障害モデルや障害者の権利、社会参加やグループ活動の意義などについて 説明しました。ワークショップ後、数名のメンバーが設立を検討しており、今後継続して支援していく予定です。

Leadership Training of ex-staff with Disability
2009年3月〜2010年2月の1年間、50回以上のワンデーワークショップに参加した元スタッフは障害問題についての理解も早い

Leadership Training of ex-staff with Disability
2005年大地震により脊髄損傷をおったAli Butt氏が立ち上げたDPDOの成長に驚き

Leadership Training of ex-staff with Disability
首都政府−特殊教育局長、イスラマバードの障害当事者団体・NGOが参加したディナーミーティング

Leadership Training of ex-staff with Disability
バリーイマーム(イスラム聖廟)にて記念すべき第30回スカベンジャー活動を実施

Leadership Training of ex-staff with Disability
アクションプラン作りを支援するムザンミル氏(2010年ダスキン障害者リーダー研修生)


Win-Winスポーツフェスティバル(2011年10月16日)
商業大学グラウンド(アボタバード)

     障害者と非障害者の両者、または、主催者と参加者の両者にとってメリットのあるWin-Winスポーツ大会が実施されました。 プロジェクトが開始されて以来、障害者エンパワメントの観点から、 「障害者による障害者のための障害者スポーツ」が実施されてきましたが、 今回は、インクルージョンの観点から、 「障害者・非障害者が参加できるスポーツ(Sports for All)」がはじめて実施されました。

     9の学校(障害児学校2校、通常学校7校)より児童・生徒・教員の合計180人、ゲスト1名が招待され、 ボランティアとして、PSTメンバー6名、元スタッフ3名、元研修生2名の合計11名、 スタッフ6名が、ホストとして大会を支援しました。

Win-Win Sports Festival
ろう学校vs通常学校生徒の綱引き大会 審判は元スタッフと元研修生(肢体障害者)

Win-Win Sports Festival
障害者・非障害者の車椅子レース

Win-Win Sports Festival
チーフゲストは半官半民Comsats情報大学長

Win-Win Sports Festival
場を盛り上げてくれた司会は元スタッフ

Win-Win Sports Festival
美しい歌声を披露した盲学校児童にトロフィー

Win-Win Sports - Sports For All -

Win-Win Sportsのアイデアは、プロジェクトのリーダーシップ研修やスタッフ研修において引用されてきた、 「7つの習慣」(Stephen R. Covey, 1996)と、障害問題へのアプローチとしての インクルージョン/メインストリーミングを合わせて、 プロジェクト運営チームによって出されました。


国際障害者リーダーシップ会議参加(2011年10月3-5日)

     毎年開催されている障害者リーダーシップ会議がUNESCO及び当事者組織STEP共催の下イスラマバードにおいて 3日間開催されました。国内の当事者組織、政府機関、援助機関、国際NGO、マスコミ等から多くの参加があり、 またアフガニスタンからも障害者の参加がありました。

1日目 パネル・ディスカッション:障害運動におけるリーダーシップ
ネットワーキングと連携
パネル・ディスカッション:雇用機会と課題
リーダーシップ形成
パネル・ディスカッション:地域に根ざしたインクルーシブな開発(CBID)
2日目 パネル・ディスカッション:緊急対応と当事者組織
パネル・ディスカッション:インクルーシブな緊急対応と国連機関・国際NGOの役割
万人のための教育(EFA)
パネル・ディスカッション:障害者への緊急支援
専門職と開発
3日目 パネル・ディスカッション:国連障害者の権利条約と課題
パネル・ディスカッション:
ODAにおける障害問題のメインストリーミングとインクルーシヴな開発
障害者の教育におけるメインストリーミング
イスラマバード宣言の採択

     プロジェクト・スタッフ3名及びPSTメンバー3名が会議に出席しました。障害当事者である女性スタッフが パネル・ディスカッションに参加し、当プロジェクトのCBID(地域に根ざしたインクルーシブな開発) の活動について紹介しました。同じく障害当事者である日本で研修を受けたPST男性メンバーは国連障害者の 人権条約についてのパネル・ディスカッションに参加し、国内における条約実施の監視システムの 必要性を訴えました。また、当プロジェクトにて供与されたリフト付福祉車両が会議期間中に貸し出され 、車イス使用者の移動に有効利用されました。

International Leadership Conference of Persons with Disabilities
100人以上の国内外の障害当事者リーダーが集まりました
会議は、英語(ウルドゥー語手話通訳付)にて行われました

A STARプロジェクトによる発表:

International Leadership Conference of Persons with Disabilities
リソースパーソンの包含/活用

International Leadership Conference of Persons with Disabilities
リソース組織の包含/活用

International Leadership Conference of Persons with Disabilities
政府リソースの包含/活用


2011年6月実施の終了時評価調査報告書

     パキスタン政府と国際支援組織によって2011年6月に実施された、 終了時評価調査の議事録と合同報告書(英語:PDFフォーマット)がダウンロードできるようになりました。

終了時評価調査の議事録と合同報告書: ダウンロード:PDF(603KB)

3rd Joint Coordinating Meetings
終了時評価調査に関する合同調整会議


8つの障害者自助グループの形成(2011年9月)

     当プロジェクトでは12の自助グループが形成されるという目標に向け、その支援を続けてきましたが、 第4回リーダーシップ研修(2011年5−6月)後から研修生たちが自らのコミュニティにおいて自主的に自助グループの形成を始めました。 9月末の時点で8つのグループがプロジェクトへの登録を済ませています。

     試行錯誤を繰り返しながら研修プログラムを改善し、自助グループ形成のためのワークショップを多数開催し、 その支援に努めてきました。 研修によって障害当事者たちが身につけたリーダーシップに加え、こうしたアウトプットが功を奏し雨後の筍の如く 複数のグループが設立されたものと思われます。またワークショップによる当事者同士の集まりが相互に 刺激を与え合ったことも要因のひとつです。さらに複数の当事者がグループ形成の準備中であり、引き続き支援を行っていきます。

8 SHGs were formulated


自助グループ設立準備金支援(2011年9月)
2011年9月8日・22日

     自助グループの形成準備金として資金支援を行うことが決定しました。9月8日・22日にそれぞれ当事者と家族メンバーに 対しワークショップを開催し、資金支援の申し込み方法について説明をしました。

     レシート類の提出に基づいて月額1万ルピーを限度とした実費の還元を行います。 申込書はプロジェクトマネージャーである社会福祉局長へ提出され、承認後にプロジェクト側より資金が提供されます。 自助グループの活動は草の根の小規模なものを想定しており事務所等を用意する資金は提供できない旨を説明し、 また設立準備金であるため3ヶ月間のみの制度であることを伝えました。

     参加者からは設立準備金の主旨について了解を得られたものの、 数人の当事者より資金を事前に受取りたいとの要求がありました。 プロジェクトはそうした与信行為はできない上、コミュニティ内の小さな寄り合いにかかる費用を 捻出できなくては支援終了後に活動を継続するのは難しいのではないか、と理解を求めました。

     9月末の時点で複数のグループより資金支援の申し込みがありました。

SHGs Workshop


第2回障害者家族リーダーシップ研修(2011年9月12〜17日)

     障害者家族グループのみの設立支援を目的とした、第2回障害者家族リーダーシップ研修が9月12〜17日の6日間行われました。 2回の研修により、合計12地区78名が研修を受講しました。

研修障害者家族Lady Health Worker公立小学校教員合計
第1回16141141
第2回15121037
合計31262178

     2回の研修の後、家族グループ設立に関するワークショップを開催しました。 自助グループ同様家族グループの設立も当プロジェクトの達成目標の一つですが、 これまで成果を得られてきませんでした。ワークショップ後、 数名のメンバーが設立を検討しており、今後継続して支援していく予定です。

Leadership training of Family member of PWDs
勉強熱心なLady Health Workerたち

Leadership training of Family member of PWDs
情熱あふれる当事者Hafeez氏(PSTメンバー)

Leadership training of Family member of PWDs
出身地区ごとに分かれてグループ討議

Leadership training of Family member of PWDs
情熱あふれる家族代表Amjad氏(PSTメンバー)

Leadership training of Family member of PWDs
日本で研修を受けて大きく成長したMuzammal氏(PSTメンバー)

Leadership training of Family member of PWDs
当事者であり政府弁護士Siddeeque氏(PSTメンバー)

Leadership training of Family member of PWDs
活動計画を立てる研修生


国家行動計画実施に関するブリーフィングツアー(2011年9月)
(パンジャーブ州9月14日、ギルギット・ハルチスターン州9月24日)

     今年5月に実施された第2回国家行動計画ワーキンググループ(NPA-WG)会議にて決定された、 NPA実施に関する国内の各州・地域へのブリーフィングツアーが開始されました。 会議の目的は、各州・地域へのA STARプロジェクトのレプリケーションです。 9月にはパンジャーブ州およびギルギット・バルチスターン州の社会福祉省の事務局長を含む関係者との打ち合わせが 実施されました。議論のポイントは@NPAについて、AA STARプロジェクトについて、 BA STARプロジェクトを通したNPAの実施への移行、C国際協力組織の技術支援、でした。

     プロジェクトのレプリケーションのために、これらのブリーフィングツアーの他、 「A STARプロジェクトを通した国家行動計画の実施への移行」報告書を、コンサルタントに委託し準備中です。 また、10月には、各州・地域から政府高官をアボタバードに招いてワークショップ・会議を実施予定です。

NPA Briefing Tour
ギルギット・バルチスターン州社会福祉省関係者とA STAR関係者

NPA Briefing Tour
左より、GB州社会福祉省セクレタリー、A STARチーフコーディネーター、プロジェクトマネジャー、ナショナルコーディネーター

NPA Briefing Tour
GB州社会福祉省セクレタリー以外に、社会福祉や障害者支援にかかわる政府高官が会議に参加しました

NPA Briefing Tour
パンジャーブ州社会福祉省関係者とA STAR関係者

NPA Briefing Tour
左より、A STARナショナルコーディネーター、チーフコーディネーター、スタッフ

NPA Briefing Tour
パンジャーブ州社会福祉省高官とA STARチーフコーディネーターMr. Jawad Afzal(特殊教育局高官)の握手


A STARラジオプログラム(2011年9月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)

2011年9月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
放送日時:毎週木曜日14時〜15時 司会:弁護士(PSTメンバー/女性)
-日付テーマフォーカルパーソン
-01日イード休み
第45回08日理学療法- 理学療法士(PSTメンバー/男性)
第46回15日障害者家族リーダー研修- 元企業家(PSTメンバー/男性/障害者家族)
-22日断食月の特別プログラムのため中止
第47回29日障害者の介助- 元当事者団体メンバー(PSTメンバー/女性/障害者家族)

A STAR Radio, Mr. Amjad Khan, famly member of PWDs
知的障害のある娘の父親であり、PSTメンバーのMr.Amjad(左)と、司会のMs.Shaista(右)


スタッフ研修
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)(2011年9月)

     A STARプロジェクトでは、日本の経験を生かした人材育成を行っています。 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)については、以下のような過程を経て、目標を目指しています。

目標
    −職場を含む身の回りをきれいに保つようになる
    −自分ですることの大切さを理解する
パキスタンでは「掃除は、それを仕事にしている人(地位の低い人やクリスチャン等)にやらせる仕事」 という伝統的な考え方がある一方、「掃除することは私たちの役割である」とコーランに記述があるとおり、 イスラムの教えです。プロジェクトでは、後者に焦点をあてています。

過程

    1年目:5Sに関する講義(専門家による講義)
    1-3年目:スカベンジング活動へのスタッフの参加
    2,3年目:スタッフ・専門家全員による、朝30分間のプロジェクト事務所の清掃
    2年目:スタッフ・専門家による順番のトイレ掃除(掃除チェックリスト利用)
    2年目:5Sに関するレビュー(PSTメンバーによる講義)
    2,3年目:机上・引き出しの中・棚・DVD・CD・書籍等の整理・整頓
    2,3年目:ファイリングの方法(厚さ・色・背表紙等による分類)
    3年目:文房具の分類⇒整理・整頓

Staff Training: 5S
文房具の種類・数のチェック、プラスティック棚購入、文房具の分類と配置、 ラベル作りと設置を行うスタッフ。目に見える仕事でスタッフのモチベーションアップ


UNESCO-STEP主催
国連障害者人権条約 国内会議に参加(2011年9月)

     9月12日イスラマバードにて、UNESCOパキスタンとSTEP (Special Talent Exchange Program、障害者団体)主催により ワークショップが開催されました。 A STARプロジェクトが焦点を当てているインクルーシブ教育や女性障害者がテーマとなっているため、 プロジェクトからスタッフと専門家が参加しました。

プログラム

    ジェンダー・メインストリーミングと女性障害者
    インクルーシブ教育
    識字・情報バリアフリー
    DGSE局長 講演(特別教育局:当プロジェクトの連邦政府カウンターパート)
    UNESCOパキスタン事務所長 長田こずえ氏 講演
    グループ・ディスカッション
        −ジェンダー・メインストリーミングと女性障害者
        −インクルーシブ教育
        −障害者人権条約実施における問題点
        −地域に根ざしたリハビリテーション(CBR)

ADTF (Ageing & Disability Task Force) の代表として出席した女性障害者が司会進行を務め、 参加者にも障害を持つ女性が多く見られました。講演者はEFAやMDG、Biwako Millennium Frameworkの目標を確認し、 2011年7月に批准した障害者人権条約について各参加団体の労をねぎらい、 当該国憲法における人権の平等と、無償の教育保障からインクルーシブ教育の重要性について確認しました。

National Conference on UNCDPD

National Conference on UNCDPD

National Conference on UNCDPD
中央にA STARプロジェクトの連邦レベルカウンタパートのSyed Mustafain Kazmi氏(特殊教育局長)

National Conference on UNCDPD
左端がA STARプロジェクトのチーフコーディネーターを勤める Jawad Afzal氏(特殊教育局、国家行動計画/国際コーディネーター)


見える化:活動評価(2011年8月)
啓発活動評価:レーダーチャート

     A STARのようなプロジェクトでは、さまざまな活動の評価を数値化/可視化することはとても重要です。 これは、プロジェクト実施/運営にかかわる人々のモチベーションとなるだけでなく、 ステークホルダーに成果を共有する際にも役に立つからです。 プロジェクトが実施する各種啓発活動について、評価シートを導入することで数値化し、 レーダーチャートによって可視化しました。評価する点はいかの7点です。

    @活動参加者数
    Aマネージメントの質(計画書、活動前チェックシート、報告書等)
    B実施費用(軽食代、音響、ホール、椅子代等)
    Cインパクト(参加者、チーフゲスト、マスメディアの反応等)
    D継続性1(PST・ボランティア参加率)
    E継続性2(人・資金・場所・設備等の地域リソース活用)
    F障害当事者参加率

Awareness Raising Activity Evaluation


見える化:問題発見・分析(2011年8月)
スタッフの感じる問題:パレート図

     A STARプロジェクトでは、各種活動のカイゼンのために、問題の発見と分析を行っています。 定期的な問題発見ワークショップとして、「なぜ障害者が社会参加できないのか」 「なぜ障害者が多いのか」のような障害問題に関する課題から、「なぜパキスタンでは停電が多いのか」 のような一般的な課題を扱い、特性要因図(木の根/魚の骨)を作ってきました。

     2011年7月からは、日報に「本日感じた問題」の欄を設けることで、 スタッフの問題発見能力を高めるとともに、プロジェクト運営の問題をスタッフの観点から把握し、 カイゼンにと努めています。 下のパレート図から、スタッフの業務負担が大きい(Many Works)、 もしくはスタッフの能力を超えた業務がある(No Work capacity)ことが示されました。 また、関係者の対応の遅れ(No Response)や、個人的な問題(Family and Personal Problem)がついで、 スタッフの感じる問題であることが示されました。 これを踏まえ、プロジェクト活動の頻度を下げること、スタッフへの丁寧な業務指示等を行っています。

Daily Problem of staff


見える化:プロジェクト成果の指標(2011年8月)
PST会議参加率:折れ線グラフ

     目的・成果・活動・達成指標等を表にまとめたプロジェクトデザインマトリックス(PDM)に沿って、 プロジェクトが実施されています。以下のようなさまざまな達成指標が設定されています。

内容達成指標
目的障害者の社会参加が促進される−障害証明証発行数が1200に到達
−プロジェクトにかかわった障害者の考え方がプラスに変化(教育:50%、就労:75%、外出:70%、コミュニケーション:60%、ADL:60%)
成果0連邦・州・県・NGOレベルのネットワークが構築される−PST会議参加率が75%以上
−国家行動計画ワーキンググループ会議が年2回以上
−PST会議以外にステークホルダー会議が年12回以上
成果1障害当事者・家族の団体・グループが形成・強化される−60人の障害者・家族がリーダーシップ研修を受講
−1障害当事者団体(DPO)、12自助グループ(SHG)、1家族グループ(FG)が形成
−50%以上の元研修生が個別に障害者社会参加の活動を実施
成果2障害当事者への偏見・差別が軽減される−啓発活動が計50回以上実施される
−啓発活動に計3000人が参加する
−啓発活動の種類が10を超える
−啓発教材の種類が10を超える
−啓発教材がそれぞれ1000名に配布される
−専門家・有識者・学者の計100名に個別啓発活動が実施され、その80%が障害者の権利を理解する
成果3障害者への情報アクセシビリティが改善される−障害者のためのガイドブックが発行される
−ガイドブックが2400名に配布される
−リソースルームへの訪問が一月あたり50を越える
−プロジェクトにかかわった障害者の30%が障害関連組織情報を得る
−プロジェクトにかかわった障害者の60%が政府提供のサービスの情報を得る
−障害関連組織への訪問者数が20%増加する

「見える化」のひとつの例として、PST会議参加率(折れ線グラフ)の掲示があります。 参加率の低下という問題を発見し、解決のためにPST緊急会議を開催し、 PST会議の時間・場所・議題数の再検討を行いました。

PST会議参加率の時系列変化

Participation ratio of PST meeting


第1回障害者家族リーダーシップ研修(2011年8月15〜20日)
プロジェクト対象地域6地区を対象/Lady Health Workerと公立小学校教員の合同研修

     プロジェクトはこれまで障害者・家族リーダーシップ研修を4回行いました。 しかしながら、障害者家族の参加率は低く、家族グループの設立にはいたりませんでした。 そこで、障害者家族グループのみの設立支援を目的にして、 障害者家族リーダーシップ研修が8月15〜20日の6日間行われました。 この研修は、プロジェクト対象地域12地区(Union Council)のうち、6地区を対象地域とし、 各地区から障害者家族に加えて、地域のリソースであるLady Health Workerと公立学校教員を 研修対象としました。研修の日程は以下の通りです。
日程テーマファシリテーター/講師
1日目A STARプロジェクトについて
研修目的
障害とは?
Mr. Wahid (リハセンター代表)
Mr. Hafeez (障害当事者団体SEWA代表、肢体障害当事者)
Ms. Nuzhat (政府職員[教員]、肢体障害当事者)
2日目障害者の権利障害関連法・政策Mr. Siddeeque (政府職員[弁護士]、肢体障害当事者)
Mr. Muzammal (Duskin研修生、肢体障害当事者)
3日目7つの習慣
障害当事者と家族のロールモデル
Mr. Wahid (PSTメンバー、リハセンター代表)
Mr. Shams (政府職員[大学教員]、視覚障害当事者)
4日目障害当事者と家族のロールモデルMr. Aftab (パキスタン航空マネジャー、肢体障害当事者)
5日目障害のモデル/障害者の社会参加/障害者家族の役割Dr. Amjad(大学教員、重度障害者家族)
6日目アクションプラン
レビュー
Mr. Muzammal (Duskin研修生、肢体障害当事者)
Ms. Nuzhat (政府職員[教員]、肢体障害当事者)

Leadership Training of Family Members

Leadership Training of Family Members

Leadership Training of Family Members

Leadership Training of Family Members

Leadership Training of Family Members

Leadership Training of Family Members


障害者自助グループ「SHAHEEN」設立(2011年8月)

     第3回リーダーシップ研修(2011年1月3日〜3月11日)の研修生Mr. Ishtiyaq Afmed(自営業、肢体障害者) を中心に障害者自助グループが設立されました。第3回リーダーシップ研修の終了後、 複数名の研修生により「DASTAQ Association」が既に設立されました。 リーダーシップ研修では、各ユニオン・カウンシルから選ばれた障害者をリーダーとして養成し、 各自のコミュニティにおいて自助グループを設立することを目指しています。

     DASTAQ AssociationのメンバーでもあるMr. Ishtiyaq Afmedは、 自分の村において草の根の社会参加促進を目指すべく、この度自助グループを設立しました。 当プロジェクトが目指す方向にかなったグループが初めて設立されたことになります。 SHAHEENは村の住人を対象に障害者問題の啓発を目的としたワークショップを2回開催し、 メンバー同士の会合を定期的に開始しました。 自宅の隣で営む雑貨屋には村の障害者が会合の日に限らず障害者カードの申請方法などを 尋ねに集まるようになっているとのことです。

グループのプロフィール
目的:

    −啓発活動
    −情報アクセスの向上
    −教育の機会の増加
    −バリアフリー化
    人数:9名(内6名が当事者/肢体・視覚・聴覚障害者を含むクロスディスアビリティーグループ)

     また、近日中にDASTAQ Associationのメンバー2名がそれぞれ自分のユニオン・カウンシルにおいて 自助グループを設立する予定であることが報告されています。 当プロジェクトが目標として掲げている12の自助グループの設立に向け、 少しずつ研修の効果が現れ始めていると考えられます。

Establishment of Shaheen group


リソースルーム&ライブラリー:CBR-Matrix本棚(2011年8月)

    

CBR Matrix Bookshelf


新聞を通した啓発活動:パキスタン独立記念日(2011年8月14日)

     断食月の啓発活動として、新聞への障害問題啓発記事を投稿することとなりました。 記事は、PSTメンバーMs. Shaista(弁護士)およびPSTメンバーの娘さんMs. Munida(高校生)によって準備されました。 後者の記事は以下の通りです。
     独立記念日は単に勝ち得た自由を祝す日ではなく、我々が守るべき権利について思いを新たにする日でもある。 権利を求めた闘争が、我らが祖国の独立をもたらしたことについて我々は多くを知らない。 当時のヒンドゥー教はイスラム教徒を迫害するだけではなくその基本的権利を奪おうとしていた。

     パキスタンはその国民の生活に調和と平等をもたらすことを目指している。貧富や性別、障害の有無、 出自や血統を問わず全ての人々の差異を取り払うことを目指している。これらは人の価値にとって意味をなさない。 差異は人生を豊かにこそすれ、人間性にとって意味をなさない。 8月14日、すなわち独立記念日は我々全てにとって、自分と異なる人々も自分と同じように特別な何かを 持っているということを思い出させる大切な日である。 分断された領土では、我々と異なる人々に対し非道な行いがなされている。

     今パキスタンにおいて全ての人々が機会を得ることのできる統合された社会は、 あらゆる分野において秀でているということを学びつつある。ビル・クリントンは言った、 「全ての人に意味がある。チャンスを与えられる権利があり、果たすべき役割がある」と。 我々に与えられている全てのサービスが、全ての人にとって利用できるようにすることが我々の責務である。 我々全てが参加しなければこれらの運動は成功しないだろう。

ムニーダ・ミール
A STAR Project ボランティアスタッフ


スタッフ研修:5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)(2011年8月)

     A STARプロジェクトでは、朝会議(8時〜8時45分)にて15分程度の研修を障害当事者スタッフに行ってきました。 このような、スタッフには基本的な研修が必要とされています。 現在は、仕事のやり方とカイゼン、モチベーション向上、問題発見・分析、等に力を入れています。 以下は5Sに関する研修用資料です。

Seiri

Seiton

Seiketsu

Seisou

Shitsuke


A STARプロジェクトがKP州Nowshera県にレプリカ(2011年8月)
− A STARプロジェクトドライバーが出身地にて当事者団体設立に貢献 −

Sayazar's logo

     SAYAZAR(サヤザール)という名のNGO(州政府登録済)が、KP州Nowshehra県にて2011年6月より活動を開始しました。 このNGOの設立・運営の中心メンバーとして、A STARプロジェクトにて雇用しているレンタカー会社のドライバー であるMr. Manzoorが関わっています。SAYAZARは、政府が障害者に対して提供するサービスの情報提供、 ローカルNGOと連携した車椅子等Assistive Aidsの提供、医療・社会福祉関連機関と連携した障害証明証発行のための ワンデー・キャンプを行いました。また、A STARプロジェクトでもおなじみのスカベンジング活動も計画されています。

Sayazar's activity


連携:佐々木貞子メモリアル 血液癌啓発の日(2011年8月6日)

     広島への原爆の日である、8月6日に佐々木貞子※メモリアル血液癌啓発イベントが、 パキスタン癌支援グループによって開催されました。 このグループは、アボタバード県のアユーブ医科大学の学生を中心としており、 実行委員として同大学教員、アドバイザーとして核医学・腫瘍学・放射線療法研究所関係者、 および同研究所の後援者であり、A STARプロジェクト運営チームメンバーでもある Mr. Wahid(Pak-Irishリハセンター長)によって構成されています。

     Mr. Wahidのネットワークと助言によって、癌支援グループとA STARの連携として、 HEARセミナー、スカベンジャー活動を行いました。 今回のイベントでは、A STARメンバーがイベント関係者会議への参加し、 プロジェクトの説明、医療機関間の情報共有・リファレンスサービスに関する議論がなされました。

     プロジェクトの継続性の観点から、A STARでは「地域の既存のリソースの活用」 に力を入れていますが、アボタバードでは「リソース」=「人」と言えます。 上記を例に挙げると、PSTメンバーであるMr. Wahid氏がかかわる他の団体との連携を通し、 その団体にかかわりのある複数の団体へと、 将来の連携を目指したネットワークを広げていくことができます。

イベントの動画:HCP's Special Report on Cancer Awareness Program at AMC Abbottabad

※佐々木 禎子(ささき さだこ、1943年1月7日 - 1955年10月25日)は、 日本の広島市に住んでいた原爆の被爆者である少女で、 広島平和記念公園にある原爆の子の像のモデルともなっている。 また、シアトルの平和公園にも銅像がある。 2004年7月25日、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館に遺影が登録された。 (Wikipediaより引用)

Sadako Sasaki Memorial Blood Cancer Day


A STARラジオプログラム(2011年8月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)

     2011年8月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第43回04日ザカート局によるサービス- 県ザカート局長(PSTメンバー/男性)
-11日独立記念日の特別放送ため中止
第44回18日ダスキン研修について- 元プロジェクトスタッフ(PSTメンバー/男性/肢体障害者)
-25日断食月の特別プログラムのため中止

A STAR Radio, Mr. Shams-ul-Rehman


RIVER (Resource Identifying and VERification)(2011年8月)

ローカルリソースの活用:既存システム(小学校教員・Lady Health Worker・ZAKAT委員)

     パキスタン(アボタバード)には、地域の末端(村・集落レベル)にまで浸透している(縦のつながり)、 以下の3つのネットワーク/システムが存在しています。
1.公立小学校教員(県教育局管轄)3000人以上/県(県内は小学校500校以上)
2.Lady Health Worker(県保健局管轄)400人以上/県
3.Zakat委員(県Zakat局管轄)400人以上/県

     「縦割り行政」は、障害問題のような「クロスカッティング/グローバルイシュー」に取り組む際に大きな壁となります。 A STARプロジェクトでは、上記の既存のリソースを発掘し、それぞれの政府管轄部署と個別に話し合い、 これらの壁をなくす(横のつながり)ための努力をしています。具体的には、小学校教員・LHW・Zakat委員を、 障害者家族リーダー研修の実施側および研修対象としてプロジェクトに巻き込むことで、 障害者・家族グループ形成の促進を図るとともに、彼/彼女らの啓発を行っています。

Local Resource Utilization


第29回スカベンジング活動 2011年7月30日

場所:県政府Dar ul Aman (女性のシェルターホーム)

     プロジェクトマネジャー/県社会福祉局長の管轄下にあるDar ul Amanにて、スカベンジング活動が行われました。 この施設には、様々な事情で家を追い出されたり、自らの意思で家を出た女性が位置的に暮らしています。 障害問題や環境問題啓発というよりも、彼女たちのリフレッシュになることを主な目的として、活動が行われました。

参加者

    Dar ul Aman:25名
    元研修生/元スタッフ(共に女性障害者):11名
    スタッフ(女性障害者):3名

Scavenging Activity at Dar ul Aman
活動説明をするプロジェクトスタッフ

Scavenging Activity at Dar ul Aman
子どもも活動に参加

Scavenging Activity at Dar ul Aman
外には出られないため、庭で活動

Scavenging Activity at Dar ul Aman
主なメンバーは女性自助グループKarwanより


点字紹介ワークショップ 2011年7月21〜23日

     障害問題啓発、視覚障害者のインクルーシブ教育促進、情報アクセシビリティーの改善等を目的に、 点字の紹介のワークショップが実施されました。参加者は、点字に対し予想以上に関心・興味を高め、 非常に意義あるワークショップとなりました。PSTメンバー1名と、イスラマバードの国立障害者職業訓練センターより1名、 ボランティアとして講師が参加しました。詳細は以下です。

1.参加者
講師:
PSTメンバー1名(男性/視覚障害者/公立大学教授)
職業訓練校教員:1名(国立障害者職業訓練センター:イスラマバード)

参加者:

    通常学校教員・生徒:
      6名(Modernage Public School)
      4名(International Public School)
      1名(アボタバード公立大学)
      1名(Comsats情報科学大学)
      1名(アボタバード医科大学)
    医療機関職員
      1名(Pak Irishリハビリテーションセンター)
    県政府
      1名(県警察局)
    PSTメンバー4名
    スタッフ2名
2.プログラム
    1)点字の歴史(英語・ウルドゥー語)
    2)点字記述に使う器具
    3)7ラインシステム
    4)基本点字/短縮点字

Braille Introduction Workshop
視覚障害者教育のための、器具の説明

Braille Introduction Workshop
点字の歴史、基礎の説明

Braille Introduction Workshop
実際に点字に触れてみる


JAWSトレーニング 2011年7月5〜18日

     2011年7月に、リソースルーム&ライブラリーのコンピュータ5台への、 JAWS(Job Access With Speech:視覚障害者用スクリーンリーダー)のインストールが完了しました。 JAWSの高い必要性が訴えられていなかったこと、10万円と高価であること、 国内では入手困難のため輸入する必要があること、等の理由から、インストールが遅れていました。 これを踏まえて、JAWSトレーニングが2週間実施されました。 また、合わせて視覚障害者の自助グループ形成のための研修も行われました。詳細は以下です。

1.関わった人々

    研修生:視覚障害者6名
    スタッフ:視覚障害者1名
    PSTメンバー:視覚障害者1名
    講師:隣県よりJAWS専門家(視覚障害者)

2.プログラム

    1)JAWS基礎知識
    2)JAWS基礎操作方法
    3)自助グループについて
    4)問題の発見方法と解決方法に関するグループ討議
    5)元研修生との意見交換

JAWS Training
講師が参加者に対し、基本操作を指導

JAWS Training
自助グループの重要性について議論する参加者

JAWS Training
JAWSのショートカットキーについて指導


障害者自助グループの設立準備集会
2011年7月2日(マリックプーラー地区)
2011年7月6日(シェイク・ウル・バンディー地区)

1.特徴

    1)元地区長自宅にて実施されたこと
    2)障害者・非障害者を含め、50名もの人々が集まったこと
    3)当地区にて始めて実施された障害当事者主催の集会であったこと
    4)集会の軽食が地域から寄付されたこと
2.集会の内容
    1)集会の目的:Ms. Nuzhat(PSTメンバー、政府社会福祉局職員、肢体障害者)
    2)プロジェクトについて:Ms. Amna(PSTメンバー、元当事者団体メンバー、肢体障害者)
    3)自助グループについて:Mr. Sajjad(元研修生、自助グループ”Jazba(情熱)”代表、肢体障害者)
    4)元地区長の話:Mr.Waseen
    彼は以下のように語りました。
    「私の自宅にて、このような障害者自助グループの会議に参加できてとてもうれしいです。 すべての人間は、この世界では同じく重要な存在です。社会において、障害者・非障害者の間に何の違いもありません。 政治のリーダーとして、私は人生においていつでも障害者の支援をしていきます。 また、将来自助グループの支援をしていきます。」
    5)グループ討議
    以下の議論を行いました。
      −障害者の社会での問題と個人的な問題の共有
      −問題への解決のための、情報の共有

SHG Preparation Meeting
すべての参加者は、地域より参加

SHG Preparation Meeting
グループ討議と情報共有

SHG Preparation Meeting
PST メンバーが集会の目的を説明

SHG Preparation Meeting
グループ写真

SHG Preparation Meeting

SHG Preparation Meeting

SHG Preparation Meeting


第19回全国障害者スポーツ大会(2011年7月12-13日)
場所:Pine Hills Public School
参加者:約100名(国内障害当事者団体および個人)

     昨年は洪水・国内避難民の発生等の問題から、準備・実施の予算が州政府か下りず、大会が実施されませんでしたが、 今年は、全国スポーツ大会が実施されました。州政府スポーツ局、連邦政府Bait-Ul-Mal局、 障害当事者団体マイルストーンの共催の大会です。

     アボタバードからは、A STARプロジェクトのPSTメンバーである、 障害当事者団体SEWA(Social Energetic Welfare Association)、 元研修生により結成された自助グループDastak等が参加しました。

     実施側のキャパシティーの問題、予算の規模、準備時間の不足等から、 これまでの大会に比べ小規模なものとなりましたが、全国から訪れた参加者は、 スポーツとアボタバードの気候を楽しみました。

Sports Festival for Special Persons

Sports Festival for Special Persons

Sports Festival for Special Persons

Sports Festival for Special Persons


第27&28回スカベンジャー活動@隣県避暑地(2011年7月16日)
場所:KP州マンセラ県ナラーン地区 Saiful Muluk湖、同県ジャルカッド地区Lulu Putsar湖

     スタッフの研修旅行をかねて、国内有名避暑地でのスカベンジ活動を、二箇所の湖にて実施しました。 両場所ともに、標高3000メートルを超える避暑地・観光地になっており、国内から多くの人々が訪れていました。 今回の活動では、プロジェクトスタッフ(障害当事者)がメインとなって、清掃活動を行い、地元の人々、 観光におとづれた人々が参加しました。パキスタンの素晴らしい自然は、 私たち自信が守るべきであると、多くの人が語っていました。

Scavenging in Naran
活動の説明(湖1)

Scavenging in Naran
活動開始(湖1)

Scavenging in Naran
活動開始(湖2)

Scavenging in Naran
ゴミと共にグループ写真

Scavenging in Naran
美しいパキスタンの自然を大切にしよう


スタッフ研修:Quality Control(2011年7月15-16日)
- 問題発見・分類・分析、レーダーチャートの紹介 -

     プロジェクトスタッフのトレーニングは、プロジェクト開始当初から定期的に行ってきました。 プロジェクト1年目(2009年)はアセスメント・調査が主な活動であったため、障害問題に関する課題専門性、 アセスメント手法に関するトレーニングを行ってきました。

     2年目(2010年)以降は、各種会議・研修・啓発活動等の実施に活動が移行してきたため、 以下のようなスタッフ研修を行ってきました。
テーマ サブテーマ オンザジョブトレーニング
Quality Control
見える化
5S/自分でやることの大切さ −毎朝全スタッフによる掃除
−帰宅前の机の上の整理・整頓
−文房具等の整理・整頓
チェックシート −日報兼チェックシートの導入
−グループ週間チェックシートの導入
−各種活動・会議の実施直前チェックシートの導入
レーダーチャート −啓発活動の評価シートの導入
−上記評価シートをもとにしたレーダーチャートの導入
折れ線グラフ −PST会議参加率(成果達成指標)を折れ線グラフにて共有
日程共有 −プロジェクト月間日程ホワイトボードの導入
−研修月間日程ホワイトボードの導入
−Google Docを利用した、ウェブ上での日程共有システムの導入
Work Breakdown Structure
Work Flow Chart
−各種活動・会議の計画・実施・フォローアップにかかるWBSの導入
層別と特性要因図 −PCMワークショップ手法による問題発見、分類、分析
−分析のための特性要因図(魚の骨、木の根)の導入
コミュニケーション
報告能力
報告書作り −スタッフ日報作り(全スタッフ)
−グループ週報作り(グループリーダー)
−グループ月報作り(グループリーダー)
−プロジェクト合同報告書(ネットワークグループリーダー)
−スタッフ月報作り(全スタッフ)
報告の方法 −朝会議での昨日・本日の業務を全スタッフに共有
−帰宅前の進捗・問題・解決策・計画の報告

2011年15〜17日のスタッフ研修旅行にて、以下のプログラムでワークショップが行われました。

    −家系図を描いてみよう
    −プロジェクトで感じる問題を紙に書いて貼り付けよう/グループ分けしてみよう
    −パキスタンで停電の多い理由を紙に書いて貼り付けよう/特性要因図(木の根)を作ってみよう
    −デジタルって何?アナログって何?
    −レーダーチャートって何?
    −啓発活動の評価を数値化してみよう/レーダーチャートを作ってみよう

Staff Training: Quality Control
「なぜ停電が起こるのか」の原因分析

Staff Training: Quality Control

Staff Training: Quality Control
啓発活動の評価のためのレーダーチャートで、強み・弱みを分析

Staff Training: Quality Control
- 家系図を書いてみよう! (アイスブレーキング)
- プロジェクトの日々の問題を書き出してみンよう!


女性障害者自助グループ設立準備集会
2011年7月11日(プロジェクト事務所)および7月26日(スタッフ自宅)

1.集会の目的

    1)女性障害者のネットワークづくりと今後の計画
    2)女性障害者の低い識字率に関する情報の共有
    3)女性障害者の直面する問題の発見と解決に関する議論
2.グループ討議
    1)グループリーダーとグループ名の決定: リーダー:Ms. Nuzhat, グループ名:Karwan
    2)集会の頻度:1ヵ月に一度
    3)集会の司会:グループリーダーMs. Nuzhat
    4)PSTの参加:Ms.Shaistaがすべての活動に参加
結論
    −女性障害者の希望者の職業訓練所への入学に関する準備完了
    −次回集会には、グループメンバーは新メンバーを2名以上参加させる
    −女性障害者の希望者は地元の美容師コースを活用する
    −次回集会の計画を立てる:Ms. Nuzhatが準備する

Preparation Meeting of SHG of Women with Disabilities
参加者はワークショップを楽しみました

Preparation Meeting of SHG of Women with Disabilities
地域における問題の発見についてグループ討議

Preparation Meeting of SHG of Women with Disabilities
PSTメンバー(右端)も参加しました

Preparation Meeting of SHG of Women with Disabilities
グループ討議の結果を報告しています


自助グループに関するワークショップ(2011年7月28日)
場所/参加者:プロジェクト事務所/16名(PST4名/スタッフ6名/元研修生6名)

     障害者自助グループの定義が、PSTメンバー、スタッフ、研修生、専門家の中で明確になっていないことが、 自助グループ設立支援のための大きな課題となっていました。 先月に続き、プロジェクト内外関係者を対象としたワークショップを実施しました。内容は以下です。

1.プログラム
1)ワークショップの目的
Mr. Khalid Naeem (プロジェクトスタッフ、元特殊教育局長)
2)自助グループとは:
3名の自助グループ代表の話
Mr. Faisal (第2回研修生、Umeed-e-Sehr代表)
Mr. Ishteyaq (第3回元研修生、Dastak代表)
Mr. Ayaz (第4回元研修生、Jazba代表)
3)質疑応答
4)入会登録フォームの紹介

2.結論
−自らのグループのキャパシティーを考慮しつつ、目的・活動内容を決定する
(メンバー内の助け合いのみを目的とした自助グループとするか、 もしくは、メンバー外への取り組みも行う当事者団体、非政府組織とするかを決定)

−海外援助組織は自助グループに金銭・物資の提供は行わない
(海外援助組織は技術協力という援助指針上、グループへの直接支援は困難)
(グループの継続性を考慮すれば、運営資金の要らない小規模グループに継続性あり)

Workshop on SHG
元研修生が自らの経験を共有

Workshop on SHG
サニ氏(プロジェクトマネジャー)の説明


HEAR活動の効果:Comsats大学にスロープ設置(2011年7月)

     昨年2010年10月に、国立コムサッツ情報技術大学にて実施した、第2回HEARセミナーと、 その後のプロジェクト運営チームメンバー(男性・コムサッツ大学準教授・障害者家族)および プロジェクト元スタッフ(男性・コムサッツ大学院生・視覚障害者)のフォローアップによって、 コムサッツ大学の学生部を含む3つの建物にスロープが設置されました。

Ramp in Comsats University


A STARラジオプログラム(2011年7月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)

     2011年7月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第39回07日EARTH展示会について- プロジェクトスタッフ(女性/肢体障害者)
第40回14日全国障害者スポーツ大会について- 自助グループJazba代表(元研修生/男性/肢体障害者)
第41回21日Bait-ul-Malの提供するサービス- 連邦政府Bait-Ul-Mal県支局代表(PSTメンバー/男性)
第42回28日−JAWSトレーニングについて
−点字紹介ワークショップについて
- 公立大学教授(PSTメンバー/男性/視覚障害者)

A STAR Radio, Mr. Ayaz, Jazba
自助グループJazba(情熱)代表(左)とPSTメンバー(右)

A STAR Radio, Mr. Asad, Iqbal
連邦政府Bait-ul-Malアボタバード県支局代表(左)とPSTメンバー(右)


SMART (Short Movie for Awareness Raising Trial)
動画を通した啓発活動 英語・日本語字幕付き版アップロード完了(2011年7月)

     SMARTはメディアを通した啓発活動のひとつです。2011年1月にプロジェクトによって、15の動画が制作されました。 ここで、ウルドゥー語オリジナル版、英語・日本語字幕付き版の紹介をさせていただきます。

SMART (Short Movie for Awareness Raising Trials): ウルドゥー語オリジナル

SMART (Short Movie for Awareness Raising Trials): 英語字幕付き SMART (Short Movie for Awareness Raising Trials): 日本語字幕付き プロジェクトウェブサイトもご覧ください

SMART動画15


A STAR紹介[ジェンダー配慮](2011年7月)

     A STARプロジェクトは、プロジェクト形成時からジェンダーの視点を取り組んできました。 これは、ジェンダー配慮が、パキスタンへの海外援助機関の援助方針の一つにもなっているためです。 また、女性障害者を最優先課題におくことが、国際的な方向性の一つにもなっているためです。

●日本語版

●英語版

以下、紹介文

     アジア太平洋地域では、障害のある人々が人口の約10%を占め、その大部分が経済・社会・政治的に排除されています。 パキスタンも同様で、障害者支援のための政策・行動計画が策定されました。 その政策・計画の実効性を高めるため、パキスタン政府からの要請に応じて調査団を派遣し、 ジェンダー視点に立った様々な調査・分析が行われました。

     具体的には、調査実施者と調査対象者を男女同数にすることや、インタビュー内容へのジェンダー関連項目の追加、 ジェンダー分野の専門家の調査への参加等が行われました。また、モデル地区において、障害のある男女自らが調査者となり、 介助者と一緒になって車いすで、コミュニティに暮らす障害のある男女に対する訪問調査を実施しました。 これにより、家の中に隠されていた多くの障害のある女性の実態調査が実現しました。 それだけでなく、調査を通して彼女たちと彼女たちの家族が勇気づけられ、そのことが生活に様々な変化をもたらしました。

     さらに、プロジェクト運営委員規程に女性枠(5 0%)を設置する、日本から障害のある女性の専門家を派遣する、 手工芸を通じた女性のエンパワーメント活動や女子スポーツ大会を開催するなど、 障害のある女性に焦点を当てた取り組みを進めています。この結果、障害のある女性がエンパワーされ、人 前に出る勇気がでた、就職できた、結婚した、といった様々な変化が起こっています。

ジェンダーメインストリーミング&エンパワメント


自助グループに関するワークショップ(2011年6月30日)

     最初に、専門家がワークショップの目的を説明しました。目的は、「障害当事者自助グループとは?」にして、 参加者の考え方の違いのギャップを埋めることです。 さらに、A STARプロジェクトが自助グループの形成支援の方法について議論することです。

     次に、Hafeez氏(PSTメンバー/男性/障害当事者)が、専門家によって準備されたパワーポイントに沿って プレゼンテーションを行いました。また、司会はK. Naeem氏(プロジェクトスタッフ/男性)が行いました。 主な議論の内容は以下です。

1.障害当事者自助グループの定義

すべての参加者が、自助グループとは小さなグループであり、事務所の必要性が無いことを理解しました。自助グループは、彼らのニーズに基づいて形成されるものであり、彼らの暮らす地区の状況が考慮されるべきです。また、障害当事者だけでなく、ボランティアとしての非障害者・障害者家族が含まれるべきです。ただし、非障害者に決定権はありません。優先度は、障害当事者に与えられます。一方で、私たちは、地域の障害者と非障害者の間に線を引かないように注意する必要があります。

2.障害当事者自助グループの登録

「登録」という単語は、「政府への登録」と受け取られますが、これは正しくありません。私たちは、これを「Affiliate(加入/所属)」と呼ぶべきでしょう。すべてのグループはA STARプロジェクトに対し、情報をシェアする必要があります。シェアしなければ、それはグループとして認識されないことになります。

3.グループ設立のための資金支援

A STARプロジェクトは、資金支援は行いません。支援は物資および技術的訓練です。いくらかの安価な机、椅子、最初の4,5回の会議での軽食と会議参加のための交通費の実費が提供可能です。

4.その他の議論

提案1:A STARプロジェクトのキーパーソンは、将来自助グループの支援の仕方、およびグループの支援がどこから得られるか、について議論すべきです。
提案2:サービス提供者から得られる支援は、地域および自助グループリーダーに提供されるべきではないのか。
提案3:情報は彼らのニーズに応じて提供されるべきであり、また、自助グループ設立支援のために提供されるべきである。
最後に、専門家が参加者に感謝し、7月に予定されている自助グループワークショップに参加するよう、 また、自助グループ設立のために私たちが何をすべきかを他の人々に伝えるよう、お願いしました。

自助グループに関するワークショップ
Hafeez氏のプレゼンテーション

自助グループに関するワークショップ
元研修生とPSTとの議論


EARTH第4回展示会(2011年6月25-26日)
Empowerment and Awareness Raising Through Handicraft:手工芸品によるエンパワメント&啓発活動

日時/場所: 2011年6月25-26日/ナワンシャヘル地区サッカー場
実施団体 / 参加者: ABA-SEEN Arts council / 3000-4000 訪問者

活動の特徴:

A STARプロジェクト出展ブースへの訪問者が2日間で約1000人あったこと A STARプロジェクト出展ブースが18ブースの中で展示優秀賞2位となったこと

1日目:

     開会式:コーラン暗唱の後、子どもたちによる歓迎の演技が ありました。また、チーフゲストとして招待された、 アボタバード女子医科大学オーナーであるDr. Azar Khan Jadoonによるリボンカッティングセレモニーがありました。 彼は、このイベントは私たち忘れかけようとしているハザーラの文化や伝統を再び復活させよとしていると語りました。 実施団体のAba-seen Art Councilへの感謝と、彼らがナワンシャヘル地区をイベント実施場所に選んだことに対して、 感謝の意を述べ、最後にすべての出展ブースを訪問しました。A STARプロジェクトブースにも立ち寄り、 様々なハンドメードの品々と装飾品作りの努力を賞賛しました。私たちのブースを訪問した多くの人々が、 出品された品々を購入することに関心を持ちました。彼らは、多くの品々を購入していきました。装飾品、 ハンドメードジュエリー、木製の製品、本棚、花瓶や、フライドポテトや豆サラダなども販売されました。 会場には、ラジオ局、新聞社、テレビ局の人々が訪問し、撮影し、政府関係者、警察関係者、地域の高齢者に インタビューを行いました。実施団体は乗馬や、ガドゥカ(伝統的な剣と盾を使ったショー)のような様々な スポーツイベントもアレンジしました。

2日目:

     2日目は午後からプロジェクトは出展しました。BGMが準備され、場を盛り上げました。 プロジェクトブースの訪問者すべてが、品々について尋ねていきました。 中には、視覚障害者(全盲)によって作られた作品もあり、訪問者に賞賛されました。 州政府議会議員であるMr. Inayat-ullah- khan Jadoonの訪問、乗馬、伝統的なのポロ(パキスタンが発祥の地)、 ガドゥカ等が行われ、勝者にはチーフゲストから賞金も与えられました。チーフゲストはA STARブースを優秀なブースとして 2位に名前を挙げました。盛大に行われたお祭りにて、人々は楽し、また多くの人々がA STARプロジェクトと その活動について知りました。プロジェクトは、様々な作品を販売し、200ルピーの利益を得ました。これらは作者に戻されました。

イベントにて得たこと:

障害者は社会の生産的な一員であり、社会の改善のために大きな役割を担うことができる、 また、必要なことは彼らに機会を与えることであり、A STARプロジェクトはこれを行っている、 ということを、プロジェクトを知らなかった地域の人々が、知りえたことです。 我々は、社会を改善するために、障害者に手を差し出し、よい態度で接し、雇用枠達成、 インフラ整備の法律実施などの様々な方法について考えたことです。

第4回EARTH展示会
A STARの出展

第4回EARTH展示会
木の製品

第4回EARTH展示会
お客様第一号

第4回EARTH展示会
地域のリソースパーソン


第7回HEAR(Higher Education including Awareness Raising)
高等・大学教育機関対象障害問題啓発セミナー (2011年6月24日)

参加者:合計30名(大学関係者・学生・PSTメンバー)
会場:私立アボタバード法律大学

1.活動の特徴

    - PSTメンバーが活動に大きな関心を示したbアと
    - ホスト大学の協力と施設・設備が提供され黷スこと
    - 障害児に関する詩が大学生から提供されたスこと
    - 法律大学での始めてのHEARセミナーであっチたこと
    - 有意義な参加があったこと

セミナー開始

    活動はアボタバード医科大学の学生であるMs. Qurtulainによるコーラン暗唱と Mr.Azharのナートによって始められました。

プロジェクト・活動のブリーフィング

    Mr. Raiz-ul-Haq (プロジェクトマネジャー)がプロジェクトについて、 Mr. Abdul Wahid Mir (PSTメンバー)が活動についてブリーフィングを行いました。

質疑応答

    様々な高等教育機関からの生徒から、障害問題全般、障害者に関する法律、 障害者雇用枠2%の実施、A STARプロジェクトの活動等について、多くの質問がなされました。 プロジェクトマネジャーとPSTメンバーが質問に答え、学生の知識の向上と啓発を行いました。

チーフゲストの言葉

    チーフゲストであり、ホスト大学の大学長でもある、 Mr. Shahid Azizによるスピーチの中で、A STARプロジェクトへの彼らの大学での啓発活動に対して 感謝の意を述べました。社会において障害者の支援、つまり、彼らにフレンドリーな環境、 ポジティブな振る舞い、社会での基本的なニーズを提供することが我々の役割であると述べました。 最後に、軽食が準備されました。
Poem on Special Children: You weren’t like other children,
And God was well aware,
You'd need a caring family,
With love enough to share,
And so He sent you to us,
And much to our surprise,
You haven’t been a challenge,
But a blessing in disguise,
You're winning smiles and laughter,
The pleasures you impart,
For outweigh your special needs,
And melt the coldest heart,
We are proud that we have been chosen,
To help you learn and grow,
The joy that you have brought us,
Is more than you can know?
A precious gift from Heaven,
A treasure from above,
A Child who's taught us many things,
But mast of all Real love,

第7回HEARセミナー
Mr. Wahidの活動ブリーフィング

第7回HEARセミナー
女学生からの質疑

第7回HEARセミナー
セミナー後に参加者に訴えかけるMr. Sani

第7回HEARセミナー
ホスト大学長Mr. Shahidのスピーチ

第7回HEARセミナー
Mr. Saniのプロジェクトブリーフィング


第4回研修生の自助グループ準備会議[ジャンギー地区](2011年6月23日)

     自助団体準備集会が地域のリソースパーソンの自宅にて行われました。議論された内容は以下です。

    1. 障害者・家族リーダーシップ研修生による、A STARプロジェクトのブリーフィング
    2. 障害者・家族リーダーシップ研修生による、社会での障害当事者の課題とニーズの共有
    3. 自助具と、アボタバード女子医科大学での無償の医療サービスに関する共有

第4回研修生の自助グループ準備会議
集会の部屋は、地域のリソースパーソンによって提供されました

第4回研修生の自助グループ準備会議
参加者30名は、地域のリソースパーソンや地域の障害当事者を含んでいました

第4回研修生の自助グループ準備会議
聴覚障害者のサブグループ討議の様子

第4回研修生の自助グループ準備会議
女性障害者のサブグループ討議の様子


リソースルーム&ライブラリー(2011年6月)

     当プロジェクトに期待される成果である、障害のある男女の情報アクセシビリティーの改善に寄与するために開設されました。 治安上の問題により、広報できないため来所者は限られておりますが、2011年6月に視覚障害者用スクリーンリーダー「JAWS」 を全コンピューターにインストールしました。これにより視覚障害者の来所者数が飛躍的に増加しました。 2011年7月からはJAWS利用方法のレクチャーを含めた視覚障害者向けトレーニングを同ルームにて開始し、 毎日10名前後の当事者が来所予定です。
コンピューター数:5台(1台がインターネット接続)
書籍:約40冊(英語・ウルドゥー語、障害・社会開発・保健衛生関連)
雑誌・ハンドブック:海外開発援助機関関連、Pakistan Special、STEP等
点字図書:9冊(詩集・伝記)
DVD:約5枚(APCD、開発援助機関関連)    

リソースルーム&ライブラリー
JAWS導入

リソースルーム&ライブラリー
JAWS研修の様子

リソースルーム&ライブラリー
点字図書

リソースルーム&ライブラリー
「光とともに」(自閉症に関する漫画本)の英語版

リソースルーム&ライブラリー
その他の書籍

リソースルーム&ライブラリー
パキスタンスペシャル(障害関連雑誌)


A STARラジオプログラム(2011年6月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     2011年6月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第34回02日Dastak Group (当事者自助グループ)の紹介- Dastak代表(元研修生/男性//肢体障害者)
第35回09日生産的な市民を作るための学生育成に関する教員の役割- 州立特殊教育センター教頭(ボランティア/男性)
第36回16日障害学生の教育に関する課題- Pak Irishリハセンター代表(PSTメンバー/男性)
第37回23日障害関連問題と社会の責任- 国際パブリック学校校長(PSTメンバー/女性/障害者家族)
第38回30日障害者のための職業訓練に関する、利用可能なリソース- A STARスタッフ (PSTメンバー/女性)


第26回スカベンジャー&植林を通した環境&障害問題啓発活動(2011年5月27日)

州立アユーブ医科大学 参加者:100名(大学長、学生、盲・ろう学校児童他) 1.活動の特徴

1)アユーブ医科大学の癌支援学生グループとの連携によるはじめての活動であったこと 2)PSTだけでなく、ホスト大学教員、プロジェクト過去研修生が参加したこと

2.開始

活動担当者Ms.Fozia(聴覚障害当事者)が、手話通訳者Ms.Urooji (A STARボランティア/肢体障害者)の助けをかりて、活動を開始しました。

3.歓迎の言葉と活動紹介

Mr. Abdul Wahid Mir (PSTメンバー)が歓迎の言葉を述べ、 A STARプロジェクトによる啓発活動の紹介を行いました。 Ms Shaista Chaudhary (PSTメンバー)は、A STARプロジェクトの スカベンジング活動の紹介を行いました。

4.スカベンジング活動

開始の式の後、全参加者(児童、生徒、教員、プロジェクトスタッフ、 過去研修生、PSTメンバー)がスカベンジング活動に参加しました。 アユーブ医科大学からの参加者には、プロジェクトより啓発教材が配布されました。

5.終了の式と授賞式

活動の後に、終了の式が、Dr. Miraj Ullah(解剖学部長)のスピーチにより始められました。 彼は、A STARプロジェクトの努力と、大学からのボランティアに感謝を示しました。 学生ボランティアから、PSTおよびプロジェクトスタッフへの授賞がなされました。 その後、大学側から軽食が提供されました。

第26回スカベンジャー&植林

第26回スカベンジャー&植林
癌患者病棟でのスカベンジング活動

第26回スカベンジャー&植林
盲学校児童生徒とアユーブ医科大学の学生

第26回スカベンジャー&植林
参加者のグループ写真


政府・非政府組織対象の障害者雇用促進会議(2011年5月19日)
障害者雇用促進のための会議が、県調整局長(県政府最高責任者)/A STARプロジェクトダイレクターによって実施されました。 県政府関係全部局の他、州政府および半官半民組織が招聘されましたが、参加したのは以下組織の代表にとどまりました。
    1. 県政府森林局
    2. 県政府建築・工場局
    3. 県政府農業局
    4. 県警察
    5. 県政府野生動物局
    6. 県政府社会福祉局
    7. 県調整局
    8. テヘシール政府
参加者は障害者雇用の現状を報告しました。 県調整局長は至急雇用枠の達成を命令すると共に、 1週間以内に障害者雇用記録を提出するように求めました。 参加者は会議を通じて障害者雇用の重要性と障害者の雇用の方法について理解しました。 県調整局長は、障害者の雇用機会の提供と、彼らを社会の必要とすべきメンバーとすることの 必要性を訴えました。また、障害者は他の一般的な人々よりも素晴らしい能力を持っており、 我々はこの能力を理解し、彼らに政府組織に入るための機会を与える必要があることを述べました。

政府・非政府組織対象の障害者雇用促進会議
各部局長から障害者雇用枠状況を聞く県調整局長

政府・非政府組織対象の障害者雇用促進会議
障害者雇用枠について議論する参加者


第6回HEAR(Higher Education including Awareness Raising)
高等・大学教育機関対象障害問題啓発セミナー (2011年5月13日)

参加者:合計80名(アボタバード医科大学、アユーブ医科大学、公立大学No.1)
会場:アボタバード国際医科大学

1.活動の特徴

    1)PSTメンバーが活動に大きな関心を示したこと
    2)開催大学によってすべての施設・設備が準備されたこと
    3)国歌斉唱がなされたこと
    4)州立アユーブ医科大学から次回セミナー主催申し出があったこと

2.開始

活動は、アユーブ医科大学のMr. Muhammad Usman のコーラン暗唱とMr. Khyzir Hayatのナートによって開始されました。

3.歓迎のことば

アボタバード医科大学学長から歓迎の言葉があり、A STARプロジェクトによる本大学における 障害問題啓発活動への感謝が述べられました。 彼は、障害者を支援すること、そして、ICFの紹介を通して、彼らを医療的リハビリテーションだけでなく、 社会的リハビリテーションをすることは、社会の責任であることを付け加えました。

4.プロジェクト・活動の紹介

Ms Shaista Chaudhry (PSTメンバー)が、プロジェクトの紹介を行い、プロジェクトは、 社会の障害問題に焦点をあてつつ、障害者の社会参加促進を行なっていると述べました。 彼女は、このHEAR活動は高等教育機関における障害者の問題と困難について、 社会を啓発していくことが目的であると付け加えました。

5.日本の経験

Mr. Abdul Wahid Mir (PSTメンバー)は彼の日本での研修について経験をシェアしました。 彼は、文明国の社会においては障害者は無視されず、すべての生活活動に参加すべきであると述べました。 A STARプロジェクトは、社会における障害者のすべての問題に関して活動を行なっていると付け加えました。

6.SMART (Short Movie for Awareness Raising Trials)

A STARプロジェクトで準備されたSMART(障害問題啓発)動画が上映されました。 この動画は社会の支援によって、障害当事者の日常生活を改善することが可能であり、 彼/彼女らが社会の負担ではなく、有用な部分となりうることを示しています。 参加者は動画に大きな関心を示し賞賛しました。

7.質疑応答

様々な教育機関からの学生が、障害問題全般、関連法律、雇用枠2%の実施、 A STARプロジェクトの活動等、多くの質問がなされました。Mr. Abdul Wahid Mirが すべての質問に答え、また情報を提供し、学生を満足させました。

8.ロールプレー

ホスト大学の学生にて、ロールプレーがなされました。この寸劇のなかで、 障害当事者が多くの能力をもち、もし、機会が与えられ、また問題がなければ、 非障害者コミュニティーの中でも働くことができることがメッセージでした。 学生は素晴らしい演技をし、参加者に賞賛されました。

9.チーフゲストのことば

チーフゲストのMr. Ghasnfer (Managing Director)が、感想を述べました。 彼は、自身の施設においてこのような啓発活動を行なったことに対し、 A STAR Projectに感謝するとともに、社会において障害者の支援と彼らの過ごしやすい環境の提供、 積極的な振る舞い、社会での基本的なニーズの提供は、我々の義務であると述べました。 これによって、障害当事者は彼/彼女らの教育的ニーズを満たす頃ができ、 その技術を社会の発展に利用することができると述べました。 最後に、シールドと啓発本がA STARプロジェクトとアボタバード国際医科大学の間で交換されました。

10.国家斉唱

活動の最後に、パキスタンと日本の国歌斉唱が行われました。

11.軽食

アボタバード国際医科大学から、すべての参加者に対して軽食が提供されました。

第6回HEARセミナー:アボタバード医科大学
Dr. Syed Amjad Augha (アボタバード国際医科大学学長)の歓迎のことば

第6回HEARセミナー:アボタバード医科大学
セミナー参加者

第6回HEARセミナー:アボタバード医科大学
Ms Shaista Chaudhary (PSTメンバー)によるプロジェクト・活動紹介

第6回HEARセミナー:アボタバード医科大学
Mr. Wahid Mir (PSTメンバー) が日本の経験をシェアした

第6回HEARセミナー:アボタバード医科大学
SMART障害問題啓発動画上映

第6回HEARセミナー:アボタバード医科大学
プロジェクトより啓発本の授与


第2回国家行動計画ワーキンググループ会議(2011年5月11日)
治安問題、プロジェクトマネジャーの交代、連邦キーパートナースタッフの能力の低さ等により、延期されてきた国家行動計画ワーキンググループ会議が約1年ぶりに実施されました。会議では、前回会議決定事項のレビュー、プロジェクト進捗と計画および自由討論がなされ、以下を決定事項としました。

1.A STARプロジェクトのレプリケーション

     第1回国家行動計画ワーキンググループ会議議事録を、KPK州社会福祉局および計画・開発局に送付し、プロジェクト予算の確保を行う。また、プロジェクト申請書を準備し、同社会福祉局から支援機関に送付し、2つの県(Charsada, Swabi)に対し技術協力提供を要求する。支援機関はこの申請に答えることとする。

2.特殊教育局の責任

     国家行動計画コーディネーターは、特殊教育局内に、国家行動計画実施に関する強力なセットアップを立ち上げる。

3.障害者雇用枠の実施

     障害者雇用枠2%実施のために、県政府部局および県内のその他関連組織、 大学等の会議を2011年5月第3週に県調整局長を議長として実施する。

4.A STARプロジェクトを通した国家行動計画実施に関する総合報告書

    1)同報告書をただちに準備する。これに際し、国家行動計画準備の経験のある 適切なコンサルタントと契約を結ぶこととする。ただし、コンサルタントは第3者とする。 プロジェクトマネジャー(県社会福祉局長)とプロジェクトチーフコーディネーター (国家行動計画コーディネーター:DGSE)がコンサルタントを探すこととする。 契約金は15万ルピーとし、報告書完成まで3,4週間を起源とする。 プロジェクトコーディネーター(専門家)は必要な予算を2011年7月以降に準備する。
    2)詳細進捗報告書をプロジェクトスタッフが準備する。 この報告書は各州、およびAJK, Gilgit-Baltistan, FATA, Federal Capitalの 社会福祉局と, 国連/国際組織、NGO等に送付される。

5.A STARプロジェクトの進捗の共有

    1)すべての州とAJK, Gilgit Baltistan, Fata and Federal Capitalの社会福祉局の事務局長が A STARプロジェクトに招待される。詳細なプロジェクト説明が彼らの訪問に際し準備され、 これが国内の他の地域でのプロジェクトのレプリケーションの助けとなる。
    2)A STARプロジェクトから3名がすべての州、AJK, Gilgit Baltistan, Fata and Federal Capital の社会福祉局を訪問し、会議を実施する。

第2回国家行動計画ワーキンググループ会議
左から、PSTメンバー(理学療法士)、モニタリングオフィサー(KPK州社会福祉局)、 NPAコーディネーター(DGSE)、ナショナルコーディネーター(ASTAR)

第2回国家行動計画ワーキンググループ会議
県調整局長が議長をつとめ、主にプロジェクトのレプリケーションに関して議論が集中した。


パキスタン国家銀行による障害者テイラーへのミシン贈呈式報告(2011年5月9日)
     プロジェクトによって見つけ出した障害当事者テイラー20名に対し、パキスタン国家銀行からミシンが寄与されました。 贈呈式では、県調整局長よりA STARプロジェクト、活動の紹介が、国家銀行のダイレクターになされました。 ミシンは、国家銀行ダイレクターと県調整局長によって、障害当事者テイラーに手渡されました。

障害者テイラーへのミシン贈呈式
パキスタン国家銀行により準備されたミシンとバナー

障害者テイラーへのミシン贈呈式
パキスタン国家銀行関係者に説明する県調整局長

障害者テイラーへのミシン贈呈式
ミシンを受け取る障害当事者テイラー


A STARラジオプログラム(2011年5月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     2011年5月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第30回05日理学療法女子医科大学理学療法士 (男性)
A STARスタッフ(肢体障害/男性)
第31回12日リーダーシップ研修と自助団体設立リーダーシップ元研修生(男性/肢体障害当事者)
第32回19日なぜ障害問題啓発なのかComsats大学準教授(男性/障害者家族)
第33回26日ダウン症候群アドボケーター(PSTメンバー/女性)

     第30回プログラムは、アボタバードの女子医科大学理学療法部長であるShoaib氏をフォーカルパーソンに招いて実施されました。 海外での理学療法士としての業務経験のあるShoaib氏は、医療的リハビリテーションだけでなく、 社会的リハビリテーションの重要性を述べました。

     自身の所属先である女子医科大学と、2005年のパキスタン北部地震以来始まった、 キューバのNGOの紹介を行うと共に、A STARプロジェクトの照会にて、無料の理学療法サービスを提供すると述べました。

A STAR Radio Program, April 2011



技術移転・人材育成「見える化」(2011年4月)
A STARプロジェクトでは、「見える化※」を行うことで、業務の円滑化と人材育成の質の向上をはかっています。ここで、事例を紹介します。

−プロジェクト目標・成果の達成状況の見える化

プロジェクト関係者(カウンタパート、スタッフ、専門家等)間で進捗・達成状況を共有し、 これを達成感・モチベーションの向上をはかります。 グリーンボードと数字カードを使って、めくるタイプのカウンタを準備しました。

−関係者居場所の見える化

プロジェクト関係者の居場所をマグネットシートを使って把握できるようにしました。 周りの人にたびたび聞く必要がなくなりました。

−スケジュールの見える化

プロジェクトスケジュール(1ヶ月)、障害者・家族リーダーシップ研修スケジュール(1ヶ月)、 トイレ掃除担当者スケジュール(1ヶ月)等をホワイトボードを使って、 共有できるようにしています。 また、絵カードを利用して、研修生用スケジュール(1日)の活用を開始予定です。

※「見える化」や「可視化」という概念はさまざまな分野で引用されています。例えば以下のような例が挙げられます。

−プロジェクトマネジメントの現場にて

PCM(Project Cycle Management)ワークショップ、PO(Plan of Operation)・WBS(Work Breakdown Structure)作成、 KJ法等において、参加者が情報・問題・意見等を共有しあうために、大型のポストイットや紙片を用います。 図・表・グラフも「見える化」のひとつです。

−特別支援教育現場にて

主に自閉症児を対象に、次にやることを明確にするために絵と文字が書かれた絵カードが用いられます。 用途によって、壁に貼り付けるタイプと携帯可能なカードタイプがあります。

−工場にて

「見える化」は某自動車メーカーでの、事業方針のひとつにもなっています。 文字、色、絵、音、光等によって情報の共有をはかることで、業務の円滑化を図っています。

見える化
目標達成状況カウンター

見える化
居場所確認用マグネット

見える化
研修スケジュール

見える化
研修生用日程(絵カード)

見える化
プロジェクトスケジュール


第3回過去研修生による日本地震・津波義援金キャンプ(2011年4月)
     DASTAK Associationと名づけられた自助団体が、日本大地震と津波の義援金集めのキャンプを行いました。 DASTAK Associationはプロジェクトが実施した第3回リーダーシップ研修の元研修生によって設立されたグループです。 キャンプは3月24日から26日の3日間行われ、5000ルピーが集まりました。

日本地震・津波義援金キャンプ
大地震と津波の義援金キャンプ

日本地震・津波義援金キャンプ
DASTAK Association が活動を実施

日本地震・津波義援金キャンプ
義援金収集のための箱が準備された

日本地震・津波義援金キャンプ
地域の人々が活動に関心


A STARラジオプログラム(第26〜29回)(2011年4月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     2011年4月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第26回07日障害児教育における両親の啓発特殊教育センター長(PSTメンバー/男性)
A STARスタッフ(肢体障害/男性)
第27回14日障害者・家族リーダーシップ研修A STARスタッフ(男性/肢体障害当事者)
第28回21日障害者関連情報国立障害者図書館代表
A STARスタッフ(肢体障害/男性)
第29回28日障害者・家族リーダーシップ研修アドボケーター(PSTメンバー/女性)
A STARスタッフ(肢体障害/男性)

     第28回プログラムはMr. Anwar Abbasi (Assistant Librarian, National Library and Resource Center)と Mr. Nawaz Malik (Project Staff / physical disabilities)によって、2011年4月21日に実施されました。

     Mr. Anwarは(イスラマバードから)ボランティアとしてラジオプログラムに参加しました。 彼の障害問題への関心の高さが、プロジェクトからの日当や交通費の提供無しでも アボタバードへの訪問を実現させました。

     Mr. AnwarはNational Library and Resource Center, Islamabadの紹介を行いました。 同様のサービスがアボタバードの特殊教育センターでも提供されています。

A STAR Radio Program, April 2011



ART-ART:第13回大会「手作り紙芝居大会」(2011年4月30日)
モダンエージパブリックスクール 参加者:60名

1.活動の内容

    - 紙芝居の紹介
    - 紙芝居の実演
    - 5つの教育機関が自作紙芝居を披露

2.活動の開始

活動は、Mr. Anees (Sir Syed public school)のコーラン暗唱と Ms Fatima (Al-Huda Association of Hearing and Speech)の宗教歌によって始められました。

3. Welcome Note and Project Briefing:

プロジェクト紹介がMr. Abdul Wahid Mir (プロジェクト運営チームメンバー)によってなされました。 彼は、障害者の社会参加を促進するために、アボタバード県において実施されたさまざまな啓発活動 について説明しました。また、プロジェクトが大きな成果をおさめたことをシェアしました。

4.紙芝居の実演

(プロジェクトで準備した)サンプル紙芝居が、Mrs. Noor Khan (日本人ボランティア)によって英語で実演され 、Ms Sumera Baig (プロジェクトスタッフ)によってウルドゥー語に訳されました。 実演の目的は、紙芝居とその実演方法の紹介をすることです。

5.参加学校による紙芝居実演

Al-Huda Association of Hearing and Speech Center、 International Public School 、 The Modernage Public schoolによって、自作の紙芝居の披露・実演され、参加者の拍手を浴びました。

手作り紙芝居大会
Mr. Wahid Mir (PST member)

手作り紙芝居大会
Sample Presentation of Kami-shibai

手作り紙芝居大会
Story Telling by AL Huda Hearing and speech center

手作り紙芝居大会
Group Photo of all Participants.


第1回女性障害者のためのワークショップ(2011年4月26日)
参加者:アボタバード県内の女性障害者30名

1.ワークショップの特徴

    1)プロジェクトがアボタバードにてはじめて行った女性障害者対象のワークショップ
    2)12地区からさまざまな障害のある女性が対象

2. ワークショップの背景

    1) アボタバードには女性障害者の自助団体が存在していない
    2) Ms Nuzhat (Facilitator/Project Staff)が女性障害者のためのワークショップ(3月に首都にて実施)において、自ら学んできたの経験をシェアを望んだ。

3. ワークショップの目的

    1) 問題の共有: 女性障害者にとって、社会における多くの問題や無視が存在しており、A STARプロジェクトは、彼女たちの問題を互いにシェアできる機会と彼女たちの活動を示すための機会を提供できるような、ワークショップを計画・実施した。
    2) 自助団体の設立: 女性障害者の自助団体の設立に向けたコミットメント
    3) 彼女たちの意見を伝える: 女性障害者が実りある未来のために、さまざまなレベルにおいて集めた意見を人々に伝える。

4. Ms. Nuzhat Rehman, Project Assistantによるプレゼンテーション

女性障害者に関するプレゼンテーションがウルドゥー語とヒンディコ語(アボタバードの言語)によってなされました。 ここで、問題・原因・結果・助言・結論について、マルチメディアを通して議論され、 すべての参加者が彼女たち自身が感じる課題をその解決法について議論を行いました。

女性障害者のためのワークショップ
グループ写真

女性障害者のためのワークショップ
参加者がコメントをシェア

女性障害者のためのワークショップ
プレゼンテーションを行うMs. Nuzhat

女性障害者のためのワークショップ
歓迎の言葉をのべるMs. Shaista(プロジェクト運営チームメンバー)


第25回スカベンジャー活動@女子医科大学(2011年4月19日)
女子医科大学 参加者:70名(大学長、理学療法学部長、学生他)

     1.活動の特徴

    1) 軽食が大学側から提供されたこと
    2) 医科大学生、スタッフ、教員、プロジェクト元研修生が参加したこと

2.活動の開始
スカベンジャーと植林活動は、ホスト大学生によるコーラン暗唱により始められ、 Ms Fouzia (プロジェクトスタッフ/聴覚障害)が活動の司会を務めました。 手話通訳は、Ms. Urooji(A STARボランティア/肢体障害)が担当しました。

3.歓迎の言葉と活動紹介
Mr. Abdul Wahid Mir (プロジェクト運営チームメンバー)が歓迎の言葉と、 A STARプロジェクトの活動紹介を行いました。Mr. Faisal (元研修生/肢体障害)が A STARプロジェクトによるスカベンジャーと植林活動について参加者にシェアしました。 女子医科大学長は、この活動に関する彼のコメントを述べ、 プロジェクトに協力できる最大限の努力を行うと述べました。

4.社会的リハビリテーションの重要性
Dr. Shoaib(A STARリソースパーソン)は活動に関する彼自身の考えをシェアし、 障害者のリハビリテーションのための同じ目的とゴールを持っていること付け加えました。 また、自分たちが医療分野でサービスを提供している一方、A STARプロジェクトは 社会的なリハビリテーションサービスを提供する努力をしていると述べました。 両方の(医療・社会的)リハビリテーションの概念は、障害者の社会参加とエンパワメント のために非常に効果的で、必要であると述べました。

5.スカベンジャーと植林
参加者は関心をもって活動に参加しました。医科大学からの参加者はプロジェクト から啓発教材を提供されました。

第25回スカベンジャー活動
学校長からの言葉

第25回スカベンジャー活動
植林する学生たち

第25回スカベンジャー活動
植林するDr Shoaib と Mr. Wahid

第25回スカベンジャー活動
福祉車両のデモンストレーション


第1,2,3回過去研修生の合同自助団体準備会議(2011年4月16日)
     プロジェクトスタッフが自助団体の概念と、設立の方法について説明しました。 参加者(第1/2/3回障害者・家族リーダーシップ研修生)は、地域での活動の困難について他の参加者にシェアしました。 彼らは3つのグループに別れ、彼ら自身の問題の解決と、彼らの問題を地域に知ってもらうために議論を行いました。

過去研修生の合同会議
元研修生が自助団体について質問

過去研修生の合同会議
地域のボランティアとして、手話通訳者が参加

過去研修生の合同会議
プロジェクト運営チームメンバーが自らの経験をシェア

過去研修生の合同会議
自助団体に関する説明を聞く元研修生


県保健局Lady Health Worker管理者との会議(2011年4月8日)
     2011年4月8日、県保健局事務所にて、Lady Health Worker(LHW)管理者20名を対象とした、 A STARプロジェクト紹介および啓発活動が実施されました。活動の特徴は以下です。
    - 打ち合わせの準備はすべて保健局によってトなされた(既存のLHW管理者定期的集まりを利用)
    - 県保健局とA STARプロジェクトの(実質的bネ)初めての連携強化活動であったこと
プレゼンテーションの主な目的

各家庭を個別に訪問するLHWsが、障害者を見つけ、障害者の社会参加促進と彼/彼女らの生活を 豊かできるようにするための啓発を目的として以下のプレゼンテーションがなされました。

1.プロジェクトの目的・計画・期間・対象地域 A STARプロジェクトの目的は、以下の3つのグループ活動によって、男女の障害者の社会参加を促進することである。

2.ネットワーキンググループの活動 (連邦・州・県政府および障害当事者を含むNGOの代表によって校正された)合同調整委員会を2回実施した。 また、(障害者の社会参加促進に寄与する)国家行動計画のワーキンググループ会議を2010年6月に実施した。 また、(県レベルのプロジェクト実施主体である)プロジェクト運営チーム会議を49回実施した。

3.エンパワメントグループの活動 非障害者、肢体障害者、知的障害者、視覚障害者、聴覚障害者へのアセスメントが行われ、 (障害者の社会参加に関する)実態を把握した。障害者・家族リーダーシップ研修を行い45名に研修を提供し、 25回のワークショップを行った。

4.インクルージョングループの活動 ARPS, CARATS, Sports for All, SMART, Booklets on Disabilities, HEAR, A-STAR Radio Program, ART-ART, CB-SEP, SARI, A STAR Bakery, EARTHと名づけられた啓発活動を実施した。

プレゼンテーション後、LHW管理者からは、リーダーシップ研修生の選抜の方法や啓発活動に関する質問がなされました。

Lady Health Worker管理者との会議
プロジェクト(政府)スタッフがプレゼンテーションを行いました。

Lady Health Worker管理者との会議
プレゼンテーションの間、LHW管理者がノートをとっていました。


SMART (Short Movie for Awareness Raising Trial)15動画連邦政府承認

     連邦社会福祉・特殊教育省にて、A STARプロジェクト製作の障害啓発動画15本が承認されました。 近い将来パキスタンの全国放送テレビ局にて放映予定ですが、 プロジェクトウェブサイトにもアップロードしています。

第1編(Youtube)
第2編(Youtube)
第3編(Youtube)


A STARラジオプログラム(第21〜25回)(2011年3月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     2011年3月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第21回03日ザカート部における障害者サービスローカルザカート委員会代表
第22回10日障害証明書取得の条件
医療部署での障害者へのサービス
理学療法士 (PSTメンバー/男性)
第23回17日視覚障害者グループの役割パキスタン盲協会県代表(PSTメンバー/視覚障害/男性)
A STARスタッフ(視覚障害/男性)
第24回24日障害者のエンパワメントとインクルージョンリハセンター長(PSTメンバー/男性)
第25回24日障害関連法&政策、法律相談所アドボケーター(PSTメンバー/女性)

A STAR Radio Program, March 2011



KPK州社会福祉局事務局長・政府高官との会議(2011年3月31日)
    
1.参加者

    1)社会福祉局より6名 事務局長、副事務局長、計画開発担当、県局長、局員
    2)プロジェクトより5名 プロジェクトダイレクター&マネジャー、PSTメンバー、プロジェクトスタッフ

2.プロジェクト紹介

プロジェクトダイレクターにより、以下の説明がありました。

1)背景

    −2006年に障害者のための国家行動計画が策定されたこと
    −国家行動計画のビジョンは、障害者の開発におけるインテグレーションとメインストリーミングによって、  彼らの能力を最大限に発揮できる環境の提供であること
    −しかしながら、現状ではインクルージョン・社会活動への参加と機会の制限があること
2)プロジェクト

    −パ政府が海外協力機構に支援をリクエストし、プロジェクト形成調査・事前調査を行ったこと
    −2008年12月にアボタバード県の12地区を対象に3年間のプロジェクトが開始されたこと
    −プロジェクトの進捗、様々な局面と活動、可能性、そして彼自身の経験について

3.計画開発局担当者より

計画開発局担当者はプロジェクトのパフォーマンスへの高い関心を示し、 このプロジェクトを次期開発予算に含めることを、事務局長にリクエストし、参加者全員が同意した。

4.プロジェクトの延長

プロジェクトダイレクターは、このプロジェクトは、 KPK州の3つの県へのレプリケート(1県あたり50万ルピー予算)することを提案し、 事務局長がこれに同意し、2011〜2012年次期開発予算に含めることを考慮した。

KPK州社会福祉局事務局長・政府高官との会議
プロジェクトダイレクター(左)が州社会福祉事務局長に自らプレゼンテーション

KPK州社会福祉局事務局長・政府高官との会議
左から、プロジェクトダイレクター、州社会福祉事務局長、同副局長、PSTメンバー


第5回HEARセミナー:ペシャーワル大学(2011年3月18日)
    

第5回HEARセミナー:ペシャーワル大学

参加者:合計150名〜200名

大学関係者:

大学長、ソーシャルワーク部総括、ソーシャルワーク部社会・ジェンダー学部学生150名

プロジェクト:

プロジェクトマネジャー、PSTメンバー4名、プロジェクトスタッフ2名

活動の特徴:

    1.開会のコーラン暗唱が大学生(視覚障害当事者)によって行われたこと
    2.活動はペシャーワル大学ソーシャルワーク部総括によってアレンジされたこと
    3.司会はペシャーワル大学によってなされたこと
    4.軽食がペシャーワル大学によって提供されたこと

プログラム内容:

    1.歓迎の言葉(ソーシャルワーク部総括)
    2.プロジェクト紹介と啓発動画視聴(プロジェクトマネジャー) 3.チーフゲストスピーチ(学長):障害の種類と定義、障害当事者のために我々のできること
    4.PSTメンバースピーチ(障害当事者、視覚障害):地震の経験のそったインクルーシブ教育への考え
    5.PSTメンバースピーチ(障害者家族、重度重複障害):バリアフリーな社会
    6.PSTメンバースピーチ(リハセンター長):日本における障害者の社会参加
    7.結びの言葉(プロジェクトマネジャー):参加者(学生)が自分たちのクラス地域できること
    8.感謝の言葉(ソーシャルワーク部総括)

第5回HEARセミナー:ペシャーワル大学
社会学部学生(視覚障害当事者)によるコーラン暗唱

第5回HEARセミナー:ペシャーワル大学
プロジェクト紹介をするプロジェクトマネジャー

第5回HEARセミナー:ペシャーワル大学
ソーシャルワーク部総括による歓迎の言葉

第5回HEARセミナー:ペシャーワル大学
学部長のスピーチ

第5回HEARセミナー:ペシャーワル大学
インクルーシブ教育について語るPSTメンバー(視覚障害)

第5回HEARセミナー:ペシャーワル大学
バリアフリー社会について語るPSTメンバー(障害者家族)


自助団体DASTAKによるの教育分野啓発活動(2011年3月15日)
     自助団体DASTAK がメッセージスクールにてセミナーをアレンジしました。 セミナーの目的は、障害当事者の教育の重要性の理解促進です。以下が議論されました。
    1. 元研修生より障害者教育の重要性について
    2. 元研修生より教育における障害者のバリアと困難について
    3. 元研修生より教育的ニーズに関する啓発の重要性について
    4. 元研修生より障害者の教育と就労の機会について
    5. 参加者(学校長)より教育機関からの支援について

自助団体DASTAKによるの教育分野啓発活動
自助団体DASTAKの目的に耳をかたむける参加者

自助団体DASTAKによるの教育分野啓発活動
PSTメンバーも参加した。

自助団体DASTAKによるの教育分野啓発活動
メッセージスクール校長が障害者への支援について述べた。

自助団体DASTAKによるの教育分野啓発活動
モダンエージスクール校長が学校におけるバリアについて述べた。


第3回研修生主催の自助団体準備集会(2011年3月9日)
     自助団体準備集会がリーダーシップ研修生によって実施されました。集会では以下が議論されました。
    1. 研修生よりA STARプロジェクトの紹介
    2. 研修生よりDASTAK(自助団体)の成果:10名の障害児の就学させたこと
    3. 研修生より社会における障害者の課題とニーズ
    4. 参加者(学校長)より障害児のための教育分野における改善点
    5. グループ討議

第3回研修生主催の自助団体準備集会
自助団体DASTAKの紹介

第3回研修生主催の自助団体準備集会
集会の目的を聴く参加者

第3回研修生主催の自助団体準備集会
地域からも宗教指導者や地域リーダーが参加

第3回研修生主催の自助団体準備集会
彼らのできることについて耳をかたむける参加者

第3回研修生主催の自助団体準備集会
障害問題について議論するグループ討議

第3回研修生主催の自助団体準備集会
このグループは障害当事者のバリアについて議論


国際婦人デーセレモニー(2011年3月8日)
    

参加者:

    合計約400名(障害当事者&家族、大学・高等教育学生、ローカルNGOetc)

特徴:

    1.全ての準備がプロジェクトの障害者スタッフ・元スタッフによってなされたこと
    2.プログラム運営費・必要資機材等は全て地域のドナーから提供されたこと
    3.司会が障害当事者2名によって行われたこと(女性肢体障害者と男性視覚障害者)
    4.プログラム内の演技・歌等すべてが障害当事者によってなされたこと
プログラム:

    1.セレモニーの目的
    2.女性開発とA STARプロジェクト:政府のサービス、女性・女性障害者の権利、プロジェクト活動
    3.詩朗読と寸劇:女性障害者に関する問題、女性障害者の就労機会
    4.パネルディスカッション:女性・女性障害者への支援について
        ローカルNGO3組織(Sungi開発組織、Umer Asghad基金、Sher-Zad福祉協会)
    5.A STARプロジェクトダイレクター(県政府最高責任者)のスピーチ:
        女性の平等な権利と自立、A STARプロジェクトによる関連活動
    6.フォークソングと国歌斉唱:
        PSTメンバー(歌手/女性/キリスト教徒)によるフォークソングと参加者全員による国歌斉唱

国際婦人デーセレモニー
地域からの参加者、合計400名が集まった

国際婦人デーセレモニー
障害者による障害問題啓発ドラマ

国際婦人デーセレモニー
教育機関からの児童生徒たち

国際婦人デーセレモニー
プロジェクトダイレクター(県最高責任者)のスピーチ


障害者のための無料法律相談所(2011年3月4日)
     Siddeeque氏:PSTメンバー(KPK州政府弁護士/男性/肢体障害者)の提案によって、 障害者のための無料商談所がオープンしました。相談所は県社会福祉局建物内に設置されており、 毎週金曜日の午後3時から5時までサービスを提供しています。 ここは障害証明書発行する局として人々に知られています。 Siddeeque氏は、プロジェクトスタッフとともに、 アボタバードに住む障害当事者のために無償の法律相談を行っています。

障害者のための無料法律相談所オープン
法律相談所の看板
(英語バージョン)

障害者のための無料法律相談所オープン
法律相談所の看板
(ウルドゥー語バージョン)

障害者のための無料法律相談所オープン
Muhammad Siddeeque氏
PSTエンパワメントグループメンバー
KPK州政府弁護士
肢体障害者

障害者のための無料法律相談所オープン

障害者のための無料法律相談所オープン

障害者のための無料法律相談所オープン

障害者のための無料法律相談所オープン


パキスタン政府職員3名のプロジェクトへの出向完了(2011年2月)
     以下の3名がプロジェクトに出向済み
性別出向元BPS障害
女性アボタバード県社会福祉局7非障害者
男性ハザーラ地区コミッショナー事務所7肢体障害
男性アボタバード県警察局7視覚障害
※BPSとはBasic Pay of Salaryの訳で、公務員の位を示す値です。

上記を含め現在の雇用状況は以下(パ政府雇用5名、プロジェクト雇用9名);
性別職位主担当業務障害雇用先
男性National Coordinatorネットワーク構築非障害者プロジェクト
女性Project Assistant研修事業肢体障害連邦政府
女性Project Staff啓発活動非障害者県政府
男性Project Staff研修事業補助肢体障害地区政府
男性Project Staffリソースルーム運営視覚障害県政府
女性Project Officer事務全般/啓発活動肢体障害プロジェクト
男性Jr. Project Officer事務全般/研修事業肢体障害プロジェクト
女性Field Worker啓発活動聴覚障害プロジェクト
女性Field Worker啓発活動肢体障害プロジェクト
男性手話/英語通訳手話/英語通訳肢体障害プロジェクト
男性オフィスボーイ雑用聴覚障害プロジェクト
男性ドライバー福祉車両運転(供与機材)非障害者県政府
男性ドライバー小型バン運転(レンタル)視覚障害プロジェクト
男性ドライバー普通車運転(レンタル)非障害者プロジェクト
※その他、セキュリティーオフィサー1名雇用


RIVER(Resource Identifying and VERification)(2011年2月)
ローカルリソースパーソンリスト/A STARボランティアメンバーシップ

     A STARプロジェクトでは、地域のリソースの活用が大きなテーマとなっています。 RIVERは、地域リソースを発掘することを目的として始まった活動のひとつです。 プロジェクト開始から、RIVERの主活動は、各種啓発活動に必要な資金の調達(ファンドライジング)、 つまり資金リソース/人的リソースの発掘を行ってきました。今月から新たに始まった活動として、 @ローカルリソースパーソンリスト、AA STARボランティアメンバーシップ、について紹介します。

1.ローカルリソースパーソンリスト(地域の有識者・専門家・実業家・医師等)

     障害者・家族リーダーシップ研修のファシリテーター/講師、およびA STARラジオプログラムの フォーカルパーソン等として招聘することを目的とした人的リソースの発掘のツールとして、 ローカルリソースパーソンリストが準備されました。プロジェクト運営チームメンバー、 障害者支援関連組織の専門家をメインに30名程度のリソースパーソンリストが完成しています。 リストには、協力者の基本的情報のほか、専門分野に関する欄を設けています。 各種啓発活動への巻き込みを通して、さらなるリソースパーソンの発掘を行っていく予定です。

2.A STARボランティアメンバーシップ(地域の障害当事者・家族・その他一般)

     上記ローカルリソースパーソンに加え、写真撮影、手話通訳等の啓発活動および研修サポート等 のA STARプロジェクト活動支援を目的とした人的リソースの発掘のツールとして、 A STARボランティアメンバーシップフォームの準備・配布および登録が始まりました。 すでに10名以上の登録が完了しており、今後はPSTメンバー・啓発活動を通して、 学生を含むボランティアを発掘していく予定です。      人的リソースの発掘によって、地域の人的ネットワークリソースの発掘も同時に行われます。 また、人的リソースは、情報リソース、場所/建物リソース、設備リソース等につながっており、 プロジェクト対象地域では、「人的リソース=ローカルリソース」ということもできます。      ボランティアのモチベーション維持のために、登録者全員にボランティア・A STARピンバッジ、 活動支援回数の多いボランティアに県政府からの感謝状、シールドなどを準備する予定です。

ボランティア登録開始
登録No.1のPSTメンバーの娘さんが、5Sについて講義


A STARラジオプログラム(第17〜20回)(2011年2月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     2011年2月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第17回2月03日研修事業
脳性まひ
私立学校長(PSTメンバー/障害者家族/女性)
元当事者団体メンバー(PSTメンバー/肢体障害/女性)
第18回2月10日障害者自助団体当事者団体代表(PSTメンバー/肢体障害/男性)
第19回2月17日プロジェクト紹介プロジェクトダイレクター (PSTメンバー/男性)
リハビリセンター長 (PSTメンバー/男性)
第20回2月24日リーダーシップ研修A STARスタッフ(肢体障害者/女性)
A STARスタッフ(肢体障害者/男性)

以下、第19回プログラムについて、詳細を記します。

     Syed Zaheer ul Islam氏(県調整局長(県政府最高責任者)/A STARプロジェクトダイレクター)が、 彼が先月、海外を訪問した際の社会的リハビリテーションの経験について話しました。 また、障害者の社会参加に関してプロジェクトに貢献しているリスナーの賞賛しました。

     Mr. Abdul Wahid Mir(モダンエージスクール校長/Pak-Irshリハビリセンター所長/PSTメンバー) は障害者のムーブメントに関連して得た経験を共有しました。 彼は、様々な組織において、異なった種類の補助具が得られることについて情報を提供しました。 また、障害者に関する二つのウェブサイトを照会しました。 障害者のリハビリテーションにかかわる事業を行う様々な組織の情報の提供も行いました。

ラジオプログラム
The 20th Radio Program “Leadership Training ”
Ms. Nuzhat Rehman, Project Staff (Physical Disability)
Mr. Nawaz Malik, Project Staff (Physical Disability)


啓発・広報用視聴覚教材(2011年2月)
     2010年10月にComsats情報技術大学にて実施された第2回HEARセミナー (高等教育機関対象の障害啓発活動セミナー:Higher Education including Awareness Raising on disability issue) に関する記事が、実施大学側のニュースレター(2010年10-12月号)にて掲載されました。

     プロジェクト活動の持続性を配慮した、既存の地域のメディアリソース活用のひとつの事例です。

Comsats大学ニュースレター

Comsats大学ニュースレター


啓発・広報用視聴覚教材(2011年2月)
2011年テーブル&壁掛けカレンダー、プロジェクトパンフレット第2版

     2011年は、過去2年準備したテーブルカレンダーに加え、壁掛けカレンダーを準備しました。 また、プロジェクトの主活動の変化に合わせて、プロジェクトパンフレット第2版を準備しました。 啓発・広報用視聴覚教材については、プロジェクト対象地域のニーズ、 プロジェクト関係者のキャパシティー、啓発・広報の方法・対象の絞込み等を配慮し、 以下のように準備してきました。主体性が専門家からPSTに移っています。
1.カレンダー
1)2009年カレンダー
−デザイン&写真専門家が準備
−プロジェクトロゴ障害児学校生徒のロゴコンテスト作品を活用
−対象プロジェクト関係者/政府・非政府機関/対象地域の障害者・家族
2)2010年カレンダー
−デザイン&写真写真はプロジェクトスタッフが選定/デザインは印刷会社
−スローガンプロジェクトスタッフ・PSTメンバーのコンテスト作品を活用
−対象プロジェクト関係者/政府・非政府機関/対象地域の障害者・家族
3)2011年カレンダー
@テーブルカレンダー
−デザイン&写真写真選定・デザイン共にインクルージョングループPSTメンバー
−スローガンプロジェクトスタッフ・PSTメンバーのコンテスト作品を活用
−対象プロジェクト関係者/政府・非政府機関
A壁掛けカレンダー
−デザイン&写真写真選定・デザイン共にPSTインクルージョングループメンバー
−スローガンプロジェクトスタッフ・PSTメンバーのコンテスト作品を活用
−対象対象地域の障害者・家族

啓発マテリアル
テーブルカレンダー

啓発マテリアル
壁掛けカレンダー


第3回障害者・家族リーダーシップ研修実施中(2011年1月3日〜3月8日)
     プロジェクト対象地域の12地区のうち、3地区を対象とした、第3回障害者・家族リーダーシップ研修が 1月3日から開始されました。政府の就業時間(月〜土:8:00〜14:30、金:8:00〜12:30)、 研修生の送迎時間を配慮し、研修は土曜日and/or金曜日を休みとし、実際の研修時間は9:30〜12:30としています。 今回は研修の全日程について紹介いたします。

障害者・家族リーダーシップ研修

障害者・家族リーダーシップ研修

障害者・家族リーダーシップ研修
アクセシビリティーチェック
(携帯電話会社Telenor)

障害者・家族リーダーシップ研修
5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)
Ms. Atiqa(ボランティア/私立学校教諭)

障害者・家族リーダーシップ研修
女性障害者に関するワークショップ
Ms. Nuzhat(障害当事者/スタッフ/公務員)

障害者・家族リーダーシップ研修
女性障害者に関するワークショップ
パワーポイント教材の一部


第3回障害者・家族リーダー研修生主催の自助団体準備集会(2011年2月26日)
     自助団体準備集会が2011年2月26日に、ミルプール地区のA STARプロジェクト研修生である Mr. Jahanzeb自宅にて実施されました。Mr. Ishtaiq Hussain(研修生)が会議を開始し、 自己紹介をした後に、A STARプロジェクトについて説明をしました。 これらのプログラムの開始前に、コーラン暗唱とナートが、 Mr. Ishtaiq Hussainによってなされました。

     Mr. Hafeez Abbasi (PSTメンバー)がプロジェクトの詳細を紹介し、その活動と、 リーダーシップ研修の目的について紹介しました。 次に、Mr. Jahanzebが、この集会の目的を説明しました。 Mr. Jahanzebは、障害者がコミュニティーの一員であることについて、 コミュニティーでの啓発を行っていると語りました。 私たちは、彼らに前に進むための機会と、社会に貢献できるよう全ての 可能性を提供することの必要性を訴えました。Mr. Abdul Basit (研修生)は、 集会の目的を説明するとともに、啓発の不足によって、社会の中で問題に直面している 障害者について共有しました。研修生のMr. Shamriaz、Ms. Jabeen Iqbalもまた、 それぞれの考えを聴衆に共有しました。

     Mr. Aftab (PSTメンバー)は自助団体の重要性について説明し、 プロジェクトの活動と研修生の自助団体設立準備のための努力に心から感謝をしました。 Mr. Naqeeb Ullah (イクラ・パブリックスクール校長)は、 研修生のグループ形成の努力への感謝をし、教育分野での彼らへの 全ての可能な支援を提供すること、また将来バリアフリーな学校を作ることを伝えました。 Mr. Waqas Gul(ブライト・キャリアパブリックスクール校長)もまた彼自身の考えを共有し、 自身の学校をバリアフリーにすると語りました。また、教育分野での障害者への機会の 提供と全ての人々のためのバリアフリーな社会を作る支援をすると語りました。

     Mr. Abdul Wahid Mir(PSTメンバー/モダンエージ・パブリックスクール校長)は、 集会を主催した研修生への感謝をし、モダンエージ学校は、障害者のために 2012年6月までに完全にバリアフリー化すると語りました。 また、障害者への全ての可能な機会の提供のために最善をしたいと語りました。 さらに、障害者に対し、「Disabled」という呼び方ではなく、 「Differently Abled」と呼び、また国連にて言われている 「Persons with Disabilities」を使うことを心にとめておくようにと伝えました。 彼らが障害者ではなく、彼らが貢献できる国民になるよう、 社会における移動するための全ての支援を行うと訴えました。 そして全ての参加者に感謝しました。コミュニティーからの参加者全員が、 彼らが彼ら(障害者)への全ての可能な支援をすると語りました。 集会は、軽食のあとに終了しました。

自助団体準備集会
PSTアフターブ氏
2010年度本邦研修参加
“障害者リーダー育成”

自助団体準備集会
PSTハフィーズ氏
2010年度本邦研修参加
“PST育成・強化”

自助団体準備集会
約40名が参加した自助団体準備集会


第24回スカベンジャー活動(2011年2月24日)
     スカベンジャー活動は、コミュニティー、元地方議員、プロジェクトスタッフ、 プロジェクト運営チームメンバーによってアレンジされました。 活動の前に、開会式が行われ、地域の代表者、児童・生徒他、 人々に、この活動の説明がなされました。

     Ms. Fauzia(スタッフ/聴覚障害者)が、手話通訳者Ms. Urooji(ボランティア/肢体障害者) の助けを借りて、活動の責任者となりました。式はカイバルスクールシステムの Ms. Mubeenによるコーラン暗唱で始まりました。次に、Mr. Abdul Wahid (PSTメンバー)が、 参加者に対し活動の説明をしました。彼は、この活動を通して、我々た、 社会での障害者の役割について啓発を行っていると語りました。

     活動の目的は、障害者の社会への参加促進と、全ての社会の包含によって、 社会をきれいにすることです。なぜなら、我々は社会の一員だからです。 彼女は活動において人々の参加のためのガイドをしました。Ms Bushra(PSTメンバー/障害者家族)は、 式においてスピーチを行い、社会が障害者を包含すれば、彼らは社会の一員となりうること、 また、この活動は、彼らの可能性と能力を示すための大きな事例となりうることを語りました。 なぜなら、活動の全ての準備は、障害者スタッフによって準備されているからと語りました。

スカベンジャー活動
PSTメンバーが開会式にて活動の目的を説明
PSTメンバー・スタッフ・ボランンティア手話通訳

スカベンジャー活動
参加した地域の学校の教員への活動の説明
手前の二人がプロジェクトスタッフ

スカベンジャー活動
地域の子どもたちも活動に笑顔で参加

スカベンジャー活動
地域の有識者(中央の女性)によって、
活動場所のアレンジと参加者の招待がなされました


第4回障害問題啓発セミナー(2011年2月8日)
活動場所公立大学(ハベリアーン)
セミナー参加者合計100名 州議会議員, 地域学校長,
主催大学教職員&学生,
地域有識者,PSTメンバー
活動の特徴:

    1. 活動が、地域と大学のボランティアによって準備されたこと
    2. 司会は大学教諭がつとめ、彼自身は障害当事者であったこと
    3. 軽食・お茶は大学側にて準備されたこと
    4. 初めての参加型のセミナーであったこと
     活動は、コーラン暗唱・宗教歌によって始まりました。その後、Dr. Qazi Amjad Hassan (PSTメンバー)教授が、 「障害とは」について話をしました。彼は、社会が障害の概念を変えるべきだと強調しました。 また、機能障害が人を障害者にするのではなく、社会の無関心が障害者を生み出すと語りました。 どんな種類の障害も、社会の態度や一般的な振る舞いが元になっており、 社会が障害者に対する考えを変えるべきと訴えました。 また彼はCarolie Severという英国の14歳の少女(障害当事者)の詩を朗読しました。

高等教育機関対象障害啓発セミナー

     プロジェクト紹介は、Mr. Abdul Wahid Mir (PSTメンバー)によって行われました。 彼は、何故、どのようにしてA STARプロジェクトがアボタバードにおいて開始されたかを紹介し、 また、特権がほとんど与えられていな異なった分野の人々に対する態度について、 社会はバランスをとる必要があると訴えました。障害者は社会にメインストリーミング される価値について配慮がなされておらず、プロジェクトは、このネガティブな考えを 変化させることに成功したことを説明しました。プロジェクト対象地域の障害者の多くは、 彼らの権利について知っており、どのように余暇をすごすか、 どこでどのようにして教育が受けられるか、 また、就労機会や様々な施設・設備を提供する組織がどこにあるかを知っていると伝えました。 彼は、アクセシブルにしたTelenor (携帯電話フランチャイズ:アボタバード支店には スロープが設置されている)やレディース公園管理者への感謝をしました。 また、このセミナーを成功に導いた多くの人々に感謝をしました。

     主催大学の大学長からは、彼の大学での活動に関してスピーチを行いました。 その後、プロジェクトとそのすばらしい功績に対して感謝をしました。 KPK州議会議員Mr. Sardar Aurangzeb Nalota PML(N)がスピーチを行い、 A STARプロジェクトのサービスへの感謝し、また、障害者が社会において十分な権利を獲得できるよう、 オピニオンメーカーとして積極的かつ実践的な役割となりたいことを強調しました。 最後に、生徒たちからセミナーにおける彼らの視点、なにを感じ取ったかを参加者に共有しました。 HEAR活動は障害問題に関して、大学の生徒・教員の啓発を行いました。 また、インクルーシブな社会を創造することの必要性を訴えました。

高等教育機関対象障害啓発セミナー
PSTメンバーによるプロジェクト紹介

高等教育機関対象障害啓発セミナー
主催校長のスピーチ

高等教育機関対象障害啓発セミナー
州議会議員のスピーチ

高等教育機関対象障害啓発セミナー
学生が感想を発表 PSTメンバーが学生参加促進


県政府会議におけるプロジェクト紹介(2011年2月8日)
1. 会議参加者

     県調整局長(県政府最高責任者/A STARプロジェクトダイレクター)、県政府全局長、職員、 社会福祉局長(A STARプロジェクトマネジャー)、A STARプロジェクトスタッフ(男性/肢体障害者)、 プロジェクトオフィサー(男性/肢体障害者)

2. プレゼンテーション (A STARプロジェクトの紹介)

     県政府会議の通常議題終了後に、社会福祉局長(A STARプロジェクトマネジャー)が議長である 県調整局長(A STARプロジェクトダイレクター)の許可を得て、 以下の点についてプレゼンテーションを開始しました;

1) プロジェクトの目的、デザイン、期間、対象地域

     A STARプロジェクトの目的は、アボタバードにおいて男女共に障害者の社会参加が促進されることです。 また、プロジェクトは県内の12地区(Union Council)において、 3年間の期間(2008年12月〜2011年11月)で実施されています。

2) グループごとの進捗

ネットワーク: 合同調整委員会会議について紹介し、これまで2回実施されたこと説明しました。 国家行動計画ワーキンググループ会議については昨年6月に実施され、 プロジェクト運営チーム会議については、45回実施されたと発表しました。
エンパワメント: これまで、非障害者、肢体障害者、知的発達障害者、視覚障害者、聴覚障害者に関する詳細な アセスメントがなされたことを紹介しました。また、障害者・家族リーダーシップ研修が30人に対して行われ、 障害者スタッフに対して25回のワークショップが実施されたことを説明しました。
インクルージョン: インクルージョングループの主な目的は、啓発活動の実施であること、またこれらの活動には、 ARPS, CARATS, Sports for All, SMART, Booklets on Disabilities, HEAR, A-STAR Radio Program, ART-ART, CB-SEP, SARI, A STAR Bakery, EARTHのような様々な活動が含まれていることを説明しました。

3) A STARプロジェクト作成の動画視聴

     プロジェクトマネジャーの説明の後、調整局長(プロジェクトダイレクター)から、 SMART動画に関する説明がなされ、プロジェクタによってスクリーンに映し出されました。 彼は、A STARプロジェクトが、連邦、州、県政府および海外協力機構の合同事業であること、 また海外での研修で見てきた「これらの特別な人々(Special People)は海外では大切にされている」 という事実、についてスピーチを行い、全ての部局長、局次長、職員に対し、 障害者(Disabled Persons)が通常の人々のように働くことができるよう、 彼らの雇用枠2%について厳しく守るように伝えました。

県政府会議
県調整局長(県政府最高責任者)/A STARプロジェクトダイレクター

県政府会議
県政府高官


カウンタパート(政府役人)への技術移転(2011年1月)
     技術協力プロジェクトのひとつの重要な点は、カウンタパート(政府役人)への技術移転です。 「協力終了後も、カウンタパートが活動を実施するための技術が移転されているか」という点は、 プロジェクトの自立発展性を評価する際のひとつの指標になっています。

     A STARプロジェクトでは、カウンタパートへの技術移転を行うために、プロジェクトの実施主体を、 以下のように、専門家⇒スタッフ⇒プロジェクト運営チーム⇒カウンタパート (連邦社会福祉省特殊教育局/州社会福祉局/県調整局長/県社会福祉局)の順で移行する方向性で進めています。 理由としては、「やってみせることの大切さ」「活動実施関連業務を通したOJT」 「人目をひく、かつ、頻繁なイベント実施によってプロジェクトへの関心を高める(プロジェクト内部・外部者)」などの、 プロジェクト関係者全員のキャパシティーデベロップメントとオーナーシップの熟成のためです。

1年目前半:専門家が、スタッフに指示して、全ての活動を計画・実施・報告・モニタリング
1年目後半:専門家とスタッフが、全ての活動を計画・実施・報告・モニタリング。
派手な啓発活動で人の目を惹き、プロジェクトマネジャーのかかわりを増やす。
2年目前半:プロジェクトマネジャー(県社会福祉局長)のオーナーシップが熟成されはじめる。
派手な啓発活動で人の目を惹き、プロジェクト運営チームのかかわりを増やす。
2年目後半:プロジェクト運営チームが活動を実施
3年目前半: PSTによるプロジェクト活動の質の向上
プロジェクトマネジャーのPSTマネジメント能力の向上

     予算面の移行については、「成果を見せること」によって、政府側からの予算を確保するための努力がなされています。 また、プロジェクト在外事業強化費⇒地域のリソースパーソンの寄付(資金+資機材無料貸し出し)により、 予算の出にくい社会福祉分野での、地域からの寄与の促進をはかっています。

プロジェクトマネジャー(県社会福祉局長)への技術移転
ミーティングマネジメント毎週のスタッフミーティングを通したマネジメント外部組織との個別・合同会議の打合せメモ/議事録の作成・共有
スケジュールマネジメントプロジェクトマネジャー事務所にホワイトボード設置し日程の共有
スタッフマネジメントスタッフ評価方法の伝授
WBSマネジメント
(Work Breakdown Structure)
WBSを活用し小さな活動(啓発イベント等)の業務日程、役割を確認
プレゼンテーション能力向上各種イベント・会議等での、スピーチ、プレゼンテーション等の機会を増やすことでプレゼン能力向上
課題専門分野の能力向上各種研修・会議等を通して、障害者支援分野能力向上


SMART (Short Movie for Awareness Raising Trial)15動画完成

     2010年2月に、連邦政府社会福祉・特殊教育省との連携により、SMART活動 (Short Movie for Awareness Raising Trials) が開始さまました。政府関係者、プロジェクト運営チームとの、10回以上の会議を11ヶ月かけて行い、20秒間の動画を15準備し、 関係者からの承諾を得るにいたりました。障害種バランス/ジェンダーバランス/トピックバランスに配慮しつつ、 ネガティブなイメージとならないような配慮と、手話・ナレーションを挿入しています。

     今後の予定としては、連邦社会福祉・特殊教育省から、連邦情報省に放送の依頼がなされ、連邦情報省から、 PEMRA(Pakistan Electronic Media Regulatory Authority)に対して、社会福祉関連の無料放送枠を利用した、 放送依頼を行います。さらに、時間がかかることが予想されます。動画の詳細は以下です。
テーマ詳細写真
公共交通
男性/肢体障害者
公共交通関連の人々に対する車椅子利用者への対応について
障害の予防
非障害者/交通事故
危ない運転は、事故につながる。事故により、障害をもつこととなる可能性がある。
ロールモデル公務員/
女性/肢体障害者
障害があるにもかかわらず、国家公務員となった女性の紹介
インクルーシブ教育
男児/肢体障害者
家族・友人・学校関係者の配慮により、通常学校に通っている、車椅子を利用する学生
障害者スポーツ
ブラインドクリケット
男性/視覚障害者
パキスタンチームはブラインドクリケット大会で世界大会優勝の経験を持つ。
ロールモデル
男児/肢体障害者
両上肢に困難をもちながら、明るく、活発な生活をおくる少年
偏見・差別
女児/知的障害者
障害のある女児のみが、家で留守番をさせられる。差別は家庭内から始まっている
結婚
男性&女性/肢体障害者
A STARプロジェクトを通じて知り合った二人の結婚と、「しょうがい」は「しょうが(な)い」ものではないとメッセージ
ロールモデル
公立大学教授/男性/視覚障害者
全盲であるにもかかわらず、公立大学の英語の教授となった男性を紹介
物理的アクセシビリティー
男性/肢体不自由者
スロープのおかげで、ある店にはいることのできた笑顔の男性車椅子利用者
偏見・差別
男児/肢体障害者
学校でいじめにあう障害のある男子生徒
就労・自営
男性/肢体障害者
下肢の障害にもかかわらず、衣装の仕立て店にて仕事をする男性を紹介。障害があっても仕事はできるというメッセージ
障害証明証/IDカード
男性/肢体障害者
障害証明証をもつことの利点として、鉄道切符が半額になることを紹介。
障害者用駐車場障害者のための駐車場に、堂々とタクシーを停めるシーン。
政府からのメッセージ政府の努力とA STARプロジェクトへの感謝


第23回SARI(Scavenging for Awareness Raising Initiative)
障害啓発&清掃活動「インクルーシブで緑豊かな社会」(2011年1月28日)
     第23回活動は、ナワンシャヘル地区において1月28日に実施されました。活動の特徴は以下です。

    −第2回障害者・家族リーダーシップ研修生が活動を主催したこと
    −学校単位ではなく、地域の人々および子どもたちの集いとなるよう心がけたこと
    −軽食代は、地域のリソースパーソンによって寄付されたこと

スカベンジャー活動
第2回研修生と共に家族も参加

スカベンジャー活動
笑顔のPSTエンパワメントグループメンバー

スカベンジャー活動
パシュトゥーン人(民族少数派)の子どもも参加

スカベンジャー活動
小さな活動、大きな達成感


A STARラジオプログラム(第13〜16回)(2011年1月)
(ラジオを通した農村部/非識字者/障害者・家族等対象の啓発活動)
     2011年1月のラジオプログラムは以下のような、テーマにて実施されました。
-日付テーマフォーカルパーソン
第13回1月06日障害者への差別と克服私立大学教授(PSTメンバー/障害者家族/男性)
第14回1月13日理学療法理学療法士(PSTメンバー/男性)
A STARスタッフ(肢体不自由者/男性)
第15回1月20日特殊教育センターの紹介特殊教育センター長 (PSTメンバー/男性)
STARスタッフ(肢体障害者/女性)
第16回1月27日リーダーシップ研修障害当事者団体代表(PSTメンバー/肢体障害者/男性)

以下、第14回プログラムについて、詳細を記します。

     理学療法士として、震災復興のために、地域に根ざしたリハビリテーション(CBR)関連の事業を行う NGO:CAMP(Leonard Chashire資本)に所属していたMr. Sajidは、プロジェクト開始当初から、運営チームメンバーです。 CAMPでの活動の経験から、人々の認識・知識・情報の不足を原因とする、障害の発見や介入の遅れによる、 障害の悪化の問題についての話がSajid氏からなされました。同時に、障害の悪化と悪化予防ができること、 早期発見・介入の方法等について、情報を提供しました。

A STARラジオプログラム
第14回放送:理学療法士(左)、スタッフ(中央)

A STARラジオプログラム
第15回放送:特殊教育センター長(左)、スタッフ(中央)


ザカート委員会と第2回リーダー研修生の合同打合せ (2011年1月27日)
     2ヶ月間におよぶ第2回障害者・家族リーダーシップ研修が修了して、1ヶ月が経過しました。 研修中後半、そして研修後に、それぞれの出身地にて、障害者・家族自助団体を立ち上げるための努力が、 研修生自身によってなされてきました。しかしながら、多くが貧困に苦しむ農村部の障害者に対して、 「障害者・家族自助団体の重要性」を理解してもらうのは、非常に難しいとの訴えがありました。 そこで、プロジェクト運営チームのエンパワメントグループは、多くのサービス関連情報とネットワークをもつ、 ザカート委員(日本で言う民生委員)と、研修生をつなげることによって、ザカート委員から研修生へ、 研修生から地域の障害者へという、情報の流れとネットワークへの参加を促すことを目的に、 ザカート委員と第2回リーダー研修生の合同打合せを企画しました。

     打合せには、県政府社会福祉局長(PSTメンバー/A STARプロジェクトマネジャー)、 県政府ザカート委員長(PSTネットワークグループメンバー)に加え、3つの地区より7名のザカート委員、 第2回リーダー研修生11人が集まりました。研修生側の課題とニーズの共有に対し、 ザカート委員会側が提供できる情報・ネットワークリソースの説明がありました。 全ての問題が解決したわけではありませんが、プロジェクト関係者は一歩前に進んだと感じています。

     この打合せを通じて、@ザカート委員と社会福祉局長のつながりができたこと、 Aザカート委員がプロジェクトおよびプロジェクトオフィスのある特殊教育センターについて情報を得たこと、 等の効果もありました。来月はザカート委員会と第1回リーダー研修生との合同打合せも予定しています。

ザカート委員会と第2回リーダー研修生の合同打合せ
左側:
地域のザカート委員会メンバー
右側:
第2回障害者・家族リーダー研修生

ザカート委員会と第2回リーダー研修生の合同打合せ
左:地域のザカート委員会メンバー
中:着任したばかりの県社会福祉局長
(プロジェクトマネジャー)
右:県のザカート総括である県ザカート局長
(プロジェクト運営チームメンバー)


第3回障害者・家族リーダーシップ研修開始
     プロジェクト対象地域の12地区のうち、3地区を対象とした、第3回障害者・家族リーダーシップ研修が開始されました。 障害の種類、地区、ジェンダーバランスの3つのバランスをとりながら、障害者家族も含めて、17名が選出されました。 今回は、研修1週目と2週目について詳細を報告したいと思います。

1週間目は2009年度協力機構障害者リーダー帰国研修員であり、連邦政府職員である、Ms. Nuzhatによって、 以下のようなスケジュールで実施されました。Ms. Nuzahtは、飽きず、疲れず、興味を惹く、 トピックとファシリテーション方法で、研修員の学びを促進しています。

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真1:障害モデルのグループ討議

1日目(月)
−ボードと紙切れを使って自己紹介パートI(写真2)
−質疑応答による、障害問題の知識・経験の共有とレベル確認
−幼児玩具(ブロックはめ込み)を使ってグループ討議し、障害のモデルについて理解促進(写真1)
−「あなたは、障害がなくなる薬を飲みますか?」議論を通し、障害の受容状況確認
−ラップアップ(以降、毎日実施)

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真2:自己紹介そのI

2日目(火)
−昨日のレビュー
−世界の名言の紹介(以降、毎日実施)
−手話一言レッスン(以降、毎日実施)
−Pak Irishリハビリテーションセンターの訪問(写真3)
−同センターの良い点と改善点に関するグループ討議

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真3:リハセンター訪問

3日目(水)
−ペアを組んで、ペア相手に関して他の研修員に紹介パートII
−ボードと紙切れを使って障害問題の原因分析(写真4)
−障害と貧困についてグループ討議

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真4:障害問題分析

4日目(木)
−トイレットペーパー芯を使ってグループの大切さの議論(写真5)
−グループを作ることの利益の講義

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真5:グループの大切さの議論

5日目(金)
−レビュー「今週のトピックス」(以降、毎週末実施)
−非障害者アセスメント方法とアセスメント用紙の説明と練習

2週目は、実習としてのフィールドワークに主点を置いて、以下のような日程で行われました。 土曜日には、2010年度障害者リーダー海外研修生のMr. Aftab (プロジェクト運営チーム/パキスタン航空職員/肢体障害者)が 海外の障害者支援制度について講義を行いました。

1日目(月)
−レビュー「先週のトピックス」(以降、毎週初め実施)
−偏見と差別に関する講義
−上記に関するグループ討議
−上記に関するショートドラマの実演(写真6)

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真6:偏見と差別についての寸劇

2日目(火)
−研修生自宅の訪問
−農村部での障害問題に関する議論
−上記周辺での非障害者アセスメントの実習(写真7&8)

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真7:非障害者のインタビュー(農村)

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真8:非障害者のインタビュー(農村)

3日目(水)
−UKリハビリテーションセンターの訪問(写真9)
−同センターの長所と改善点に関するグループ討議
−同センター周辺での非障害者アセスメントの実習

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真9:リハセンター訪問(右の技師装具士は障害当事者)

4日目(木)
−障害証明証の取得のための県立病院・社会福祉局の訪問
−上記周辺にて非障害者アセスメントの実習

5日目(土)
−海外とパキスタンの障害者支援制度の比較(写真10)

第3回障害者・家族リーダーシップ研修
写真10:Mr. Aftab(右)による講義


海外研修 2011年1月12日〜20日
1.研修の目的
     海外の障害者福祉・社会保障制度(実務一般)、障害者の社会参加の実際について横断的に学び、 理解を深める。 また、障害当事者の自助組織及び当事者組織運営の在り方やサポートする機関との連携と調整について、 見学や対話を通して深く学び、それぞれの専門能力を向上する。

2.研修参加者
連邦・州・県政府プロジェクトカウンタパート4名とプロジェクト運営チーム(PST)主要メンバー6名
職位組織性別障害
局長連邦社会福祉・特殊教育省 特殊教育局
事務局次長KPK州社会福祉局
調整局長アボタバード県政府/PSTネットワークグループ
社会福祉局長アボタバード県政府/PSTネットワークグループ
法務局長KPK州法務局アボタバード支部/PSTエンパワメントグループ肢体障害
代表SEWA(障害当事者団体)/PSTエンパワメントグループ肢体障害
元スタッフMilestone(障害当事者団体)/PSTエンパワメントグループ肢体障害
センター長Pak-Irishリハビリテーションセンター/PSTインクルージョングループ
校長インターナショナルパブリック学校/PSTインクルージョングループ障害者家族
アドボケーター無所属/PSTインクルージョングループ

研修参加者選びにおいて留意した点

以下のセレクションクライテリアを設定して、選ばれなかった人への説明をした。

    −全研修参加者について、障害者および障害者家族枠(30%)の設定
    −全研修参加者について、女性枠(30%)の設定
    −連邦・州・県政府から各1名の枠を設定
    −PST選抜については、6ヶ月以上のプロジェクト運営チームメンバーシップをもつこと
    −PST選抜については、PST定期会議への参加率が75%を超えていること
    −PST選抜については、プロジェクト関連活動を過去に1回以上主催していること
※選定基準を設定したにもかかわらず、選ばれなかった他のPSTメンバーからの嫉妬を原因とする、会議への不参加、プロジェクトへの批判等、がありました。

Mail to a.star.project@gmail.com 1