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管制官の見ているレーダー画面を想像できます。

TEL.

ADS-Bの受信 (バーチャルレーダーの表示)

ソフトウエアラジオ(SDR)で、航空機の飛行位置情報等を含んだADS-B信号を受信するために、ADS-B周波数1090Mhzを受信するグランドプレーンアンテナを作成します。 チューナーに入力されたADS-B信号は、「ADSB#」でテキストデータに復調されます。このテキストデータには飛行中の航空機から送られてきた、便名、機番、現在位置(緯度経度)、スピード、飛行方向等が含まれています。しかし、テキストデータを見ただけでは、どこを飛行しているのか想像するのが大変困難なので、「ADSBScorp」にそのデータを解釈させ、地図上にプロットさせます。

  1. 1090MHz専用のグランドプレーンアンテナを作成する。
  2. 「ADSB#」と「ADSBScorp」をPCにインストールする。
  3. チューナーにアンテナを接続する。
    「ADSBR#」と「ADSBScorp」を起動してバーチャルレーダーを表示する。

1090MHz用アンテナ

必要部品

1090MHzの電波を捉えるために、エレメント(導線)の長さが1/4λのグランドプレーンアンテナを作成します。エレメントは、屋内電気配線用のVVF ケーブルの直径2mmの銅線を使用します。
5mアンテナケーブルと支持マストは、120Mhzアンテナと付け替えて使用します。

BNCコネクタ(非絶縁)
アンテナ基部 エレメント取付用 秋月で100円
VVFケーブル
アンテナエレメント ホームセンタで1m/220円

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アンテナエレメント作成

エレメント(導線)の長さが1/4λ、約65mmのグランドプレーンアンテナを作成します。
   エレメント長 = 300/1090MHz x 1/4 x 0.95 = 65mm

屋内電気配線用のVVF Φ2mmの被服をはがして銅の導体を取り出し、まっすぐに伸ばし、70cm1本 と 140cm を2本切り出します。

  1. センターエレメント:70cmに切ったエレメント(針金)の片方の端をBNCコネクタの中心導体に入るようヤスリで細くします。BNCコネクタの中心線上にエレメントがくるよう半田付けします。
    コネクタの中心導体からエレメントの先端までの長さが、65mm になるようニッパーで切ります。
  2. グランドエレメント:140cmに切ったエレメント(銅線)の真中がBNCコネクタのねじ部分を1/4周迂回するように、山形に曲げ、コネクター付属のワッシャ―に半田付けします。
    エレメントの先端までの長さが、65mm になるようニッパーで切ります。

アンテナ組み立て

アンテナ支柱(水道塩ビ管)の中にBNCケーブルを通します。ケーブルにアンテナを取付て反対からケーブルを引くとしっかりエレメントも固定されます。 支柱をベランダ手すりに固定します。

ソフトウエアのインストール

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ADSB#

SDR#のWeb、Dawnloadsページ
  http://sdrsharp.com/index.php/downloads
を開きます。

Dawnloadsの項目にある ADSB# v1.0.11.1 をクリックして、
 adsbsharp.zip ファイルをダウンロードします。
Ver番号は、更新により替わりますから最新版をダウンロードして下さい。

adsbshap.zipを解凍すると adsbsharpフォルダーが作成されその中に実行ファイル ADSBSharp.exe が保存されています。私の場合、adsbsharpフォルダーごと、ローカルディスク直下のADSB_SDRフォルダー内に移動しました。ADSBSharp.exeのショートカットをデスクトップに作成しておくと便利です。

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ADSBScorp

ADS-B Decoder and Software ページ
  http://www.sprut.de/electronic/pic/projekte/adsb/adsb_en.html
を開きます。
左側のDawnloadsのリンクをクリックすると同じページの下端にあるダウンロード項目に移動します。そこの
 ・ZIP-File with all relevant data (11 MB) をクリックし、
adsb_fix.zipファイルをダウンロードします。ファイルを解凍すると その中にadsb_allフォルダーがあリます。実行ファイル adsbscope26f3_256.exe は、このフォルダの中に保存されています。adsb_allフォルダーごと、ローカルディスク直下のADSB_SDRフォルダー内に移動します。
 adsb_all > pc_software > adsbscope > 26 > adsbscope26f3_256.exe
adsbscope26f3_256.exeのショートカットをデスクトップに作成しておきましょう。



ADS-Bを受信する

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ADSB# の起動

ADSBSharp.exe を起動します。
右のウインドが開きます。左上の「Start/Stop」ボタンをクリックし起動します。ADS-Bの電波を受信すると、2段目の「Frames/sec」の値が増えていきます。受信したADS-B信号は、解読されテキストデータに変換されます。変換されたテキストデータは、ADSB#のTCPサーバー機能により、ADSBScorpのようなADS-Bデータ表示ソフトに情報の引き渡しを行います。
残念ながら、ADSB#だけでは受信したADS-Bの情報内容を見ることはできません。たとえば、PCの telnet プログラムで、IPアドレス 127.0.0.1 ポート 47806をオープンすれば、解読されたテキストデータを読むことができます。手順の詳細はこちらをご覧ください。


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ADSBScorp の起動

adsbscope26f3_256.exe を起動します。
起動しadsbscorpのウインドが表示されたら、ADSB#からの情報を受け取るように以下の設定を行います。

  1. メニューの other -> Network -> Network Setup を選んで、右の「Network setup」ダイアログを表示させます。
    1. RAW data cliant 欄の prest で「ADSB#」をクリックします。
    2. Portnumber:47806、URL:127.0.0.1 になっていることを確認します。
    3. 「Close」ボタンをクリックします。
  2. メニューの other -> Network -> RAW-data Ciant active を選びます。

ADS-B信号が受信できていれば、すぐに、ADSBScopeウインドの右側に航空機リストが表示されます。


プログラムの起動直後は左側の地図表示に機影が表示されていないかもしれません、それは、地図の表示エリアの初期設定がヨーロッパになっているからです。日本上空を表示するには、地球全体が見えるぐらいまでメニューの縮小アイコンを何度もクリックします。次に、日本が地図の中心に来るようマウスで地図を左クリックし、左にドラッグします。今度は、自身の場所を中心に300kmぐらいが表示されるように拡大アイコンを何度もクリックします。



羽田空港を離着陸する航空機からの信号を「動画サンプル」に掲載しました。「次ページ」をご覧ください。