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過去のログ
 わかめが富良野に拉致されてから、早くも3年が経とうとしている。 
ここがどんな町かというと、およそ都会的なムードも遊びも殆どない。都会育ちのわかめにとって、買い物が不自由で仕方がない。
今や生協の共同購入から始まって、沢山の通販に手を染める一方である。その殆どが、
無駄遣いである事は、わかめだけが知っていれば良いのである。

しかし、ここに不満があるかと言うと、全く思い付かないのが事実だ。ここには夜毎、満天の星空がある。車に体当たりして、当て逃げする鹿もいる。クマ出没注意の看板もある。キツネや、ネズミ、わかめを見て逃げるヘビまでいる。裏山はスゥエーデンだったりもする。 

環境だけでなく、人間にも恵まれている。いわゆる都会的な
無気力さを人々に感じた事はない。大抵は、活動的な人間的で面白みにあふれた友人だ。道外から、わかめのように夢を持って集まっている人も多い。 

そんな仲間達と、わかめなりの「
北の国から」をつづっていくのもいいかなと思っている。 る〜るるる〜♪



 わかめが京都の美術大学を卒業し、かつおと共に札幌・富良野に移り住んた。小学生の頃からの
あこがれの北海道に、ようやく渡って来たのだ。大学卒業時に先生から「まさか君、駆け落ちでは?」と親身になられてしまった過去がある。北海道へというと、一般的にはそんな妄想に捕らわれるものなのか。おそるべし北海道マジック。 

実際は、駆け落ちでも何でもない訳だが、札幌にやって来ても似たような質問を受けたことに驚いた。ある時は、オ○ム事件の
逃亡者探しで、職場にやって来た警察に質問を受けたこともあった。時期が時期だけに、本州から来たというだけで疑われたのである。警官はわかめのあまりの可愛さに、すぐ人違いだと納得してくれたようだ。

仕事の面接では「何故こんな所まで?」「すぐ本州に帰るのでは?」と、どこへ行っても同じことを聞かれた。婚約者と一緒に住んでると言えば、「子供の予定は?」とくる。予定がないから、就職活動している訳だが、面接官は本州からの
移住民に興味津々の様子。面接に関係のない私生活の事まで、根掘り葉掘り聞かれる始末。いい加減飽きた頃には、就職したい熱意も消えてしまった。これには結構、頭に来ているのである。これが北海道の唯一の欠点かもしれない。

それでも3年という時を過ごしているのも、この北海道を愛しているからである。本州で日常であったものが、ここではそうはいかない。そこが楽しいのだ。今はかつお(旦那)の陰謀によって、富良野の畠のど真ん中に住んでいるのだが、こんな生活も楽しくてしょうがない。家は倉庫の中に訳あって建てられている。はたから見ると、どこにも住居が見つからなくて困ってしまう人が続出する。 

こんな生活が出来るのも、北海道ならではである。そんなわかめが繰り広げる日常を描いた日記である。興味のある方は、ゆっくり遊んでいって下され。