和田信一郎の土の科学情報
    2017年5月29日更新   
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大学を昨年の3月末日で定年退職し,姫路市の環境エンジニアリング会社に再就職しました.会社が姫路城から歩いて15分くらいのところで,そのすぐ近くにアパートを借りています.4月の初めには,散歩がてら毎日姫路城を一回り散歩しました.今年は,東京以外のところでは桜の開花が遅かったようです.姫路でも4月1日にはまだほとんど開花していませんでした.その後の1週間で満開になり,4月8日,9日は天気もわりと良く,お城は花見でにぎわっていました.写真は姫路城です.白いですね.

雑録
■5月29日
   今朝の朝日新聞の電子版をみていたら,「加計・森友問題,それでも・・・崩れぬ「安倍支持」の理由」という記事が目に留まりました.総理や総理の関係者のかかわるスキャンダルではないか,というような報道にもかかわらず,支持率が高く,しかも若年層ほど高い理由は何かを分析した記事のようです.登録せずに読める範囲だけ読みました.私の推測では,
①朝日新聞や毎日新聞,関連のテレビ局による「洗脳」が若い世代には及びにくくなっている.
②加計,森友はどうみても,政権の足を引っ張るほどのスキャンダルではない.
③安倍総理はよくやっている.
だと思います.
   報道を「洗脳」というのは言い過ぎですがあえて言います.これまで,事実をゆがめて伝えたり,伝えたい事実だけを選択して伝えたりということを思わせる事例が結構あります.その背後には,物事はこう考えるべきだとか,社会はこうあるべきだという,新聞社独自の思想があり,記事がそれに合わせて作成される,という事情があるように思います.特に朝日新聞は,「角度をつけて報道する」方針のようですし.若い人ほどこういう事情を知っているのかもしれません.③については,意見を求めた大学教員の,「もともと及第点が低いので,安倍さんは思いのほかよくやっているように見える」というコメントが掲載されていました.日本では内閣に対する期待度が低いので,ちょっとプラスの点があれば評価されるのだ,という意味かもしれませんし,前の鳩山内閣,菅内閣等が散々だったので及第点が低くなった,という意味なのかよく分かりません.インタビューでの一連の発言の一部を切り取っているので,本人の意図することとは別の印象を与えるようになった,なんてこともしょっちゅうですから.それにしても,このコメントだけを見ると,アンタ何様?という感じがしないでもないですね.

■5月27日
   5月はほぼ毎日,大学で実験していました.他に仕事がないので集中できました.土粒子の凝集沈殿の様子を1日眺めていたこともありました.企業の立場からみて大きな成果があったか,というと微妙ですが,いろいろ発見もありました.

■5月3日
   憲法記念日です.日本国憲法は,自分勝手に理想に走っているところがあるように思えます.一方的な戦力や交戦権の放棄なんか,現実の国際社会の現状を考えると,気は確かか?という感じです.一方では,結婚などに関する規定はかなりクラシックな感じもします.どちらも,「解釈」によってたいおうしていますが,素人目にはかなり無理があるように思います.岩礁や他国の島を不法占拠して軍事施設を作ったり,女性や子供を拉致して奴隷にしたりする国や自称国に対応するためには,ほかの国と同様,戦力も交戦権も保持して,場合によっては行使することを明文化する必要があると思います.またLGBTなどにもきちんと対応しようとするのであれば,やはり憲法に書き込んでおくべきだとおくべきだと思います.

■5月2日
   私は一応単身赴任なので,1人暮らしの間は自分で食事を作らねばなりません. 幸いすぐ近くにマックスバリューがあり,24時間営業なのでありがたいのですが,一部の加工食品はイオンのプライベートブランド(PB)のものしか置いていません.以前からイオンやマックスバリューは,PB製品が多いなと思っていたのですが,自分で買い物するようになって,これほどまでだったのか,と気づきました.
   以前から,食品に限らずPB商品は好きではありませんでした.私はモノづくりを崇めるタイプなので,実際の製造者が記載していない製品はダメ,という感じだったんですね.そういう人も結構多かったみたいです.たぶんそのような心情とか,安全性に関する懸念などが背景だったのでしょうが,食品表示基準とか食品表示法によって,PB製品にも購入者が製造者を特定できるような情報が記載されています.昨年度以降は記号ではなく,原則として所在地そのものか,それを掲載したURLの記載が求められるようになったようですが,マックスバリューの場合には,同じ種類の商品をいろんなところに製造委託しているようで,私が手に取ったものは相変わらず固有番号だけでした.
   そういう商品は心情的には嫌なのですが,買い物をしながら,じゃあどうすべきかと考えると,なかなかむつかしい問題に思えます.野菜などは(最近のブランド野菜は別として)製造者(生産者)名は記載されないのが普通です,加工食品は製造者を記載すべきなのに,野菜はいいのかということにもなりますね.製造者を記載するといっても,例えばソーセージの場合,原料の肉,塩,香辛料,場合によっては食用色素などの製造者はそれぞれ別だと思います.それらの情報をすべてパッケージに表示するのは難しそうです.たぶん,それらの原材料も含めて,ソーセージという製品の製造者が何かあった時には責任を負うということになっているのだと思います.それならPB商品は,販売者がすべての責任を負う,あるいは苦情の窓口になる,ということなのでしょうから,結局責任の負い方という点ではあまり差がないような気もします.
   現在でも,スマートフォンをもって買い物するなら,その場で固有記号から製造者を知ることができます.将来は,もっと詳しい情報も得られるようになるかもしれません.そのように要求していけば,ですけどね.こういうことを考えながら買い物をし,結局,PB商品の「善悪」みたいなことはこれ以上詮索しないことにしました.PB商品といえどもその製造に関する情報がかなり開示されている現時点では,その評価は価格と品質で決めるべきでしょう.ただ,今のところ,これまでの経験では,その価格を考えても,選びたいようなPB商品は私が買い物をしているスーパーにはありません.自社のPB商品だけしか置かないというのはできればやめてほしいのですが,マックスバリューとしてはそうはいかないのでしょうね.仕方ないので,運動がてら15分ほど歩いて別のスーパーで買い物するようになりました.しかし,巨大資本のスーパーは,昔ならいろんなブランドの商品を取りそろえていたはずです.PBを作ってしまったために,他の製品を排除し,品数が少なくなって,小さなスーパーよりも商品選択の幅が狭くなってるのは皮肉です.

■5月1日

   今年の3月31日で大学を退職して,姫路市に本社のある環境エンジニアリング会社に再就職しました.3月後半は,姫路に行って宿舎探しをしたり,福岡で引っ越し準備をしたりと,落ち着かない生活でした.4月3日から毎日出社しています.担当する業務は新しい製品や技術の開発や改良のための研究ですので,4月はそのための社内外の情報収集と,研究計画の作成を行いました.そして,正味半月ほど,その仕事に集中することができました.私は定年退職後の再就職者ですし,しかも入社したてということもあり,やるべき仕事は一つだけです.そのため集中できたという面もあります.先輩で,しかも幹部社員である方々は複数の現場を抱えていたり,複数の現場に加えて社内での分析業務なども抱えている人が大部分です.しかし,それでも大学と比べるとやるべき業務の種類ははるかに少ない感じです.
   大学では,授業の中身の準備,配布資料の作成,授業の宿題などの点検,各種会議への出席,学部学生,大学院生との打ち合わせ,分析機器などの保守,研究費の経理,外部資金獲得のための申請書作成,所属学会の運営に関することや研究論文の査読,自分の研究論文作成等の仕事を一人でやる必要がありました.担当授業も複数,研究打ち合わせする学生も複数,出席すべき会議も複数です.私は一番多い時には週に5回の授業を担当していましたから,授業の準備とと授業,その後のレポートの点検などだけでもゆうに数時間は使います.もちろん,職場ではそれだけに集中するわけにはいきませんので,授業の準備やレポートの点検などは自宅で,早朝,夜中,休日などにやってました.ただ,過労死するほどの激務というわけではないのですね.いわゆる,「多忙」という感じでもありません.「激務感」も「多忙感」もないのに,時間の余裕はない,という変な感じでした.
   会社では,皆さん多忙です.ただし,役割分担がはっきりしているので,やるべき業務の種類は限られています.その分,1つ1つには集中できます.もちろん,会社にも大学にも,またまた個人にもよるのでしょう.これは私の個人的な感想です.
   このように書くと,私は大学はクソだと思ってる,という印象を持たれるかもしれません.しかし,そういうわけでもありません.私は,大学(特に国立大学法人になった後の大学)は好きでした.理由は,とにかく自由だったからです.やるべき業務(業務というより作業といった方がいいかも)の数はおびただしく,大学教員の業務の中で結構重要とされている研究に集中できる時間を工面するのはかなり大変でした.しかも,研究には設備,材料,マンパワーなどいろいろ必要ですが,誰も面倒見てくれません.与えられるのは年間十数万円の経常経費だけです.必要な機器も,資材も全部自力でそろえるか,自分のネットワークを頼りにどこかで借りたりしなければなりません.しかし,何をやるのも自由です.この自由さは何物にも代えがたいところがあります.
   結論としては,大学も会社も,それぞれいい,ということですかね.