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保護案(メタ個体群)
 


 その一つの考え方の一つがメタ個体群です。ヒメギフチョウはメタ個体群の中で小さな地域個体群の集まりとして生息しています。各々の地域個体群はさらに局所個体群から成り立っていて、各々の局所個体群は消滅、新生を繰り返しますが、メタ個体群全体としては安定して存続すると言う考えです。
 赤城山は現在、たった一つの地域個体群が残されている状況といえます。先ほどその中のひとつの産卵場所、局所個体群の産卵数の変化を見ましたが、各々年によって大きく変動していました。ヒメギフチョウの局所個体群には既に消失したものもありますが、そこも再度、整備をすることによっては再生する可能性もあります。このような各々の局所個体群を、どのように多く新生し、維持していくかを検討することが重要になります。