黒毛和牛“豊後牛”の飼育シリーズその12
親牛の爪切り
親牛の爪も当然に伸びるため、年最低1回は爪切りをしてやらねばなりません。
これをしないと、伸びた爪が邪魔になり、歩きが擬古ちなくなり
見るからに、痛そうで歩きにくそうにします。
爪切りの作業は一苦労で下手をすると嫌がる牛に踏み付けられる
大事故に繋がる恐れもあるとのこと。
牛が少々暴れても問題ないように設けた頑丈な柵の中に牛を入れ
落ち着きのない暴れ牛は、上へ動いて飛び出さないよう背中へロープを掛けることもあるようです。
こうゆう時のため、鼻グリは重要な役目を果たします。
もし、鼻グリをしていない牛を、扱おうものなら、暴れて手がつけられないでしょうね。
この柵は、昔は木で作られていましたが
今は、直径80mmほどの鉄パイプで作られており、必要な場所へ2人掛かりで移動することも出来ます。
牧場の中でも、要所の何か所かに固定された柵を見かけます。ほとんど種付けの作業をするのに用いられています。
前足の爪切りですが
前足の足先が上を向くようにして縛り付けてから
搾蹄 (さくてい)道具でさっさと切っていきます。
搾蹄道具は、伸びた爪を切る大きな爪切りのようなもの、犬や猫の肉球にあたる部分が
盛り上がってきているため、これを削ぎ落とすのに都合のいい形をした刃物
そして、切った爪のでこぼこをきれいに仕上げる大きなヤスリの3つです。
今は、ヤスリは省略することもあるようですが、基本は3つがセットになっています。
後ろ足は
ロープで縛る訳には行かないため
竹などの棒で、同じように足先が上になるように二人掛かりで引き上げて
同様に切り揃えていきます。
作業は早い目に終わらせる必要があるため
伸びた爪を切って、爪の内側の肉球(たこのようなもの)を削ぎ取るまで
1分程度で手際良くやっていました。牛の爪切り作業は、柵があっても3人係りの作業なんですね。
爪切りは、人間でも一緒ですが、深爪(切り過ぎる)すると、血が出て痛がりますし
酷い場合は、そこからばい菌が入って、大変なことになることもあり
チョット、長い目に切り揃える方が無難なようです。
牛も、初めての爪切りをする若い牛は、暴れて大変ですが
何年もするうちに慣れて来るようですね。
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【久住高原スカイパークあざみ台】

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