黒毛和牛“豊後牛”の飼育シリーズその15
親牛の一生、舌、眼
黒毛和牛の雄として産まれた牛の一生は、大体お分かり頂けたと思いますが
では、雌(メス)として産まれた牛はどうなるんでしょうか?
品質の良くない(母牛にするにはの意味)雌牛は、雄牛と同じ運命をたどります。
肉質としては雌の方が品質がいいということは、雄牛を去勢する意味からもお分かり頂けます。
ここでは、母牛として子牛を産む親牛に付いて記します。
良い、あるいは可能性のある雌牛が産まれると、品評会に出して、良い結果を残せるように育てられ
今度は、その雌牛が、母牛として子牛を産むようになります。
もちろん、そんな良い雌牛が、毎度産まれる訳ではないことは記しておきます。
いい雌牛(母牛)に恵まれない時は、買ってこなければなりません。
牛の寿命は何歳でしょうか?
犬などとほぼ同じ13歳から15歳だといいます。勿論、寿命が来るまで飼育農家で飼われることはまずなく
子牛を産めなくなると成牛市場に出されて安い値で引き取られ、廃牛扱いにされることになります。
それでは、雌牛は何歳から子牛を産むようになるのでしょうか?
もちろん個体差はありますが、大体22ヶ月から24ヶ月になると懐妊出来るようになるといいます。
2歳になると、子牛を妊ることができるんですね。
そして、それから、一生の間に、何頭位子牛を産むことが出来るのでしょうか?
平均的に7頭くらいだといいます。ほぼ毎年、効率よく産み落とすとすると
3歳になる頃に1頭目を産み、9歳になる頃まで、子を産み続け
10歳でうまく懐妊できれ良い方ということになります。
途中、発情(排卵)の状況(24時間)を見逃すことが、何度かあると
それはもう取り戻す事が出来ませんから、大きな損失になることがお分かり頂けますね。
順調にいって、牛を10年飼って7頭の子牛を無事生産して出荷できたとして、さて幾らの収入になるのでしょうか?
ここでは、この内容については触れない事にします。
そして、舌
猫や犬は、口で水を吸い込むことは出来ませんね。
舌を裏に丸めて水をすくい込むようにして口の中へ運び、飲み込むのはご存知ですね。
でも牛は犬や猫のように舌を直接使わず、人間と同じよう
いやそれ以上にうまく水を吸って飲みます。
牛と同じように流れる清水を同じように直接口で飲んでみたことがありますが
結構、むずかしいものでした。
そして、この長ーい舌は、餌を食べる時には無くてはなりません。
この長い舌で、草を巻いて口の中へ引き込んで抑え
口を上向きに上げて下歯で草を切ります。
きれいに並んだ前歯の下歯は薄く草等が切り易く出来ているんですね。
きれいな、下の前歯が8本見えます。舌は丁度巻き込んだところです。
牛は前歯の上歯は、無いことをご存知でしたか?
馬は上歯も下歯もしっかり揃っていますので、噛まれたら大変ですが
牛に、もし手でも噛まれたら(まず、そんなことはありませんが)、あわてずに
上に引上げるように抜けと、慌てて下向きに抜くとゲガするぞ、と教わったものです。
牛に手渡しで餌を与える時は、長い舌で巻き込んで来ますので
間違っても手を巻き込まれないようにすれば良い訳ですが
どうするのかって?
始めは、例えば胡瓜の場合、胡瓜の端を持って立てて与えると、舌でうまく巻き取って食べてくれます。
慣れてくれば、口に向かって差し出すと、舌を使わず、口を開いて直接食べるようにもなります。
こんなことが出来るのは、主人がいるときだけ、それ以外は知らない人には警戒して近付いて呉れません。
牧場などでは、決して餌など与えないでくださいね。
最後に、好きなのは眼ですね。
大きな眼が、中まで透き通って見えるようで、まるで水晶玉をみるような感覚です。
「動物ウソ付かない。」「裏腹がない。」「計算がない。」
ほんとにきれいな眼をしていました。
メインサイトはこちらです。
【久住高原スカイパークあざみ台】

HOME
黒毛和牛“豊後牛”の飼育
久住山・高原の“霧氷”
あざみ台 プロフィール
前のページへ
前のページへ
|お問合せ|