「ご苦労様でした,あーちゃん先輩」

「あはは,かなちゃんこそお疲れさまー♪…会計監査ってのも,いざ自分がやる段になると面倒くさいものね」

「ふむ…帳票管理はPCに任せた方が良いのかも知れないな。累積データの管理などはそちらの方が得意分野だろう」

「帳票の形でないと認められないって規約に書いてあるから…」

「時代に合わせて変える柔軟性も必要だと思うがね?二木女史。出力物に添える書類に印影を入れるだけでも充分だろう?」

「あはん,その辺も検討してみても良いかもね?もっともなおハナシではあるし」

「……おじゃましますー,一段落付きましたか?」

「ありゃ?どうしたの能美さん?」

「おお,どうしたんだねクドリャフカ君!こんな夜遅くにそんな愛らしいパジャマ姿で!さてはこれからおねーさんとらぶあふぇあに勤しもうというそんな素敵な」

「なわけないでしょ!疲れてるの来ヶ谷さん?」

「なんと,叱られてしまったぞ!だいたい無給でのお仕事,何らかの役得があっても良いのではないか例えば二木女史とこれからシャワーなぞ共に…」

「それ以前にもうお湯出ない時間帯よ!」

「そういう問題なのかなちゃん?!」

「ふっふっふ,お湯などなくてもお互いの熱でほらこんなに熱く!」

「来ヶ谷さんもストレスが変な方向に!ってか何故にそんな百合な?!」

「…あ,あはは…お仕事お疲れさまですー。あのう,新寮長に実は相談事がありましてですね?」

「新寮長はやめてよ…で,なあに?クドリャフカ」

「あのー,ですね?実は,らんどりーのことでちょっと…」

「洗濯機が,どうかしたの?」

「えーと,その,ですね?ちょっとらんどりーまで来ていただけませんか?」

「?」

「?」

「?」
















「…ここなの?クドリャフカ?」

「はいです。一番奥の,その一番大きなお洗濯機でですねー」

「困ったものよね,手に負えないときは直枝(男子寮長)にでも…」

かぱっ!←蓋開けた

「………」

「や。やはー?」

「………」

ばたん,ぴ!←黙って蓋を閉じて『おせんたく』すいっちおん

「ちょちょちょちょちょちょーっと待ったおねえちゃんたいむたいむたいむー!!」

「『たいむ』じゃないわよこのバカー!私には洗濯機の中から人様に全裸でお尻を突きだしてる妹なんかいないわよっ!!」

「好きでやってるんじゃないですヨ事故です事故事故事故!!こ,こここここれにはチャレンジャー海淵より深い訳がですね!ああっ?!いやっ?!お湯ががぼげぼごぼ」








「…ど,どうしたの三枝さん?」

「…この寮,ボイラーって9時で止まっちゃうじゃないですか?だから,温水洗濯が出来る一番奥の洗濯機をお風呂代わりにしようとしたらしくてですね…」

「で,入るときにこけて変な風にはまっちゃった,と」





「えーいこのアホウー!考え無しー!!」

「がぼっ!げぼん!ごめうぇ…なさいお姉ちゃん!だから助けてえええええええええええ!」

「えええい,しばらくそこに浸かって反省しなさいっ!!」

「あああああああああああああああああああっ?!」









そんなわけで救出まで洗濯室が使えなかったとかそんな。




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