ぬっぬっにゅ
校舎の壁のところから顔を出す恭介と理樹と謙吾の三人。
早まってきた夕暮れが三人を照らしてまるで○ん○3兄弟のよう。
三人の目線の先にいるのは真人。4人の中で一番ガタイのいいそこらへんのガチな方から見たら

「うほっ♂やらないか?」

とかお誘いが来そうなくらい。
まぁ、現に一度彼は入学したての頃に手紙で屋上に呼び出されアッーちゃん先輩なる人物に操を奪われかけているのだ。
その時真人は

「本気で来るからよ…ついやっちまったぜ」

と言ってしまった為、やるをヤると勘違いした女生徒数人から赤い顔で見られたりした過去もある。
その時の女生徒の間で真人が受けで先輩が攻めなのかはたまた逆なのかで一悶着あったそうな。
そこは普段は物静かな日傘がトレードマークの女生徒が

「美しくないです。美がありません。ガチムチはそれでそれで尊重しますが…それよりも美少年と美少年のですね…」

と休み時間一杯説教を垂れたらしいとかそんなことがあったらしい。
ちなみにその後、アッーちゃん先輩はめげずに数度アプローチをかけてきたらしいがその度に真人は返り討ちにしている。
でも、アッーちゃん先輩はそれでも結構楽しんでいるみたいで割りとアヘッとした顔で失神しているのが廊下で目撃されている。

ということがあったため、今回もそうだろうと踏んだ真人は木製バットを手にしている。
数度目の時に手で殴るとその触れ合いに幸せそうな顔をするため、出来るだけ触れたくないのだ。

「あぁっふ………!ん…!も………おっっ…!と…ぉ…おも…おおっ!っ!とお……ぉっ」

とかそんな嬌声を放課後の裏庭なぞで聞きたくも出させたくも無い。
だって、男の嬌声など聞きたい男はんーほぼいないのだから。
まぁ、そんなこんなで理樹、恭介、謙吾三人とも8割方アッーちゃん先輩だと分かっていても来ているのである。
それぞれ、

「真人は友達だからな。奴の恋路を応援するのも俺の役目だろ?」

「真人のことだから相手に粗相しそうだからフォローするためだよ」

「友人としての勤めだ」

なんていってるがようするにただ面白そうだからとかそんなことなだけという。
だからこそ、定期的に覗いていながらババ抜きとかしているのだ。
真面目に応援する気など皆無である。

「ん?誰だ?」

少し時間が経ったときに恭介が真人の向こう側に誰かいるのを視認する。
それに釣られて二人も校舎の影から顔をだす。
そしたら、

「好きです!付き合ってください!!」

なんて声が聞こえてきたからして。




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