「うっ………」

窓から差し込んだ日差しで目が覚める。

寝起きの頭を覚醒させながら隣にいる鈴を見るとまだ夢の中のようだった。

僕の最愛の人、そして僕の生涯のパートナー。

「可愛いな、本当に猫みたいだ」

思わず喉を撫でたくなるような幸せそうな顔をじっと眺める。

「りき…りき…」

そんな僕の気持ちを感じ取るように鈴が僕の名前を呼びはじめた。

「鈴、どうしたの?」

起こさないように気を付けながら、優しい口調で頭を撫でてあげる。

恐い夢かどうかは分からないけど、鈴が僕を求めている以上は安心させてあげるのが男としての義務だと思うから。

「りき…りき…カ○リキー」

「ポケ○ン!?」

まさなそんなオチだったとは…

折角起こさないでおこうと思ったのに思わずツッコミを入れてしまった。

「なんだ理樹、人が気持ち良く寝てるのに大声を出して」

「やっぱり起きちゃったんだ…」

まあ、あんな大声でツッコンだから当然だろうな。

むしろあの状況であんなオチだったんだから正当なツッコミだとは思うが。

「理樹も今起きたのか?それとも○イリキーと馬鹿二人が戦ってる夢でも見たのか?」

「いやいやいや違うから、そもそもそんな夢だったんだ…」

まったく鈴らしいというかなんというか。

こういう所も含めて可愛いんだから文句は言えないんだけど。

「大丈夫だ、恐い夢を見たってあたしが理樹を守ってやる!」

そう言ってそのまま僕の方に寄ってくる。

「鈴を守るのが僕の役目だよ、鈴は女の子なんだから」

そう、鈴を守る事で僕はみんなに恩返しをしなくてはならない。

だって僕が成長出来たのはみんなのお陰だから。

「なら二人でずっと一緒にいれば絶対安全だな!」

真顔でそう言う鈴を僕は思わず抱き締めた。




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