2009/11/16 23:15
from 恭介
To 鈴
To 謙吾
To 真人
To クド
To 西園さん
To 三枝さん
To 小毬さん
To 来ヶ谷さん
subject 途中経過



             第二回バトルランキング 残り日数:十四日

            1位 第二回バトルランキング暫定王者  
                            棗恭介
            2位 今度お兄ちゃんとデートに行きます 
                            棗鈴
            3位 馬鹿(白い方)          
                            宮沢謙吾
            4位 身内をネタに薄い本を作るのはお願いだから勘弁してくれ
                            西園美魚
            5位 遭難した時に一番人格が変わりそうなタイプ(悪い意味で)
                            三枝葉留佳
            6位 困惑戦隊コマリマックス・ブラック
                            神北小毬
            7位 今日から語尾は「〜ですよ、にゃん♪」
                            来ヶ谷唯湖
            8位 体は肉で出来ている
                            井ノ原真人
            9位 ロリロリ星から来訪したロリ大使
                            能美クドリャフカ
            10位 きっと実は一番腹黒い
                            直枝理樹










その日の放課後。自称正義の味方にしてお騒がせ集団兼自主学生野球チーム・リトルバスターズの我らがリーダーこと恭介は野球の練習後、僕とクドを呼び出していた。

「二人に来てもらったのは他でもない。このところの二人のバトルの成績についてだ。二人ともどうも調子が悪いようだが、なにかあるのか?」
何か、と言われても特に思い当たらない。僕が考え込んでいると、
「あれか、二人してベッドで励んでいるから疲れゴガぁ!?」
「少しはデリカシーという物を持て、馬鹿兄貴」
後ろには居合蹴りを決めて静かに佇んでいる鈴の姿。足跡を見るに後頭部・首・肝臓の三点を的確に蹴った様子。なんか口元に赤いものが見えたけどまあ恭介だし気にしないことにする。
「ま、まあそういうことだ。何でもいい、思いつくことはないか?」
あ、起きた。
「えーと…それほどのことでもないのですが、最近ヴェルカとストレルカが風紀委員のお手伝いで忙しいのです。だからかもしれないです」
「なるほど、来ヶ谷には模造刀、鈴には猫、謙吾には馬鹿という様に、各々だけの武器が一つ二つあるからな。能美の場合それがヴェルカとストレルカだったが・・・」
いちいち説明臭い。あとその固有武器も近頃行き過ぎ感が出てきてる気がするのは僕だけだろうか。メガ粒子砲とかレプリカノエクスカリバアとかホワイトタイガー猫(鈴命名)とか。
「・・・よし。二人にミッションを与える。自分だけの新たな武器を考案し、バトルランキング上位五位以内にランクインしろ」


「と言われてもねえ・・・」
そんなものが見つかるならとっくに使っているし、そもそもどういうものかという漠然としたことも思いつかない。
「クド、どう思う?」
「わふ〜・・・。私は体が小さいので、私にも使える武器となると…思い浮かばないのですよ」
なるほど。確かにクドの体躯で使うことのできる武器というのはそんなにないだろう。例えば来ヶ谷さんレベルの身長(と胸)、せめて小毬さん並みの身長(とあの胸)があれば一通りの武器なら使いこなせるだろうが「リキ、( )の中まで全部口に出てるのです」やば。
三十秒ほど逡巡した後恐る恐る振り返ってみると、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なんかある一点を見つめてすごい沈黙していらっしゃるんですが。視線を追ってみると、
「ふむ、なんだ少年」
来ヶ谷さんだった。クドが凝視しているのはその谷間。夏服となって更に開放的になっているその胸元は、健康的な肌色をしながら美しく妖しい曲線を描いている。更にその谷間には一筋の汗が浮かんでおり「はっはっは。少年、君のオトコノコらしい観察眼は良く分かった。しかしそれを彼女の前で口に出すのはあまりいただけないぞ」うわやば。
「横目で、ちらりと、我が最愛の可愛らしい彼女を、伺ってみると…」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何この人を殺せそうな沈黙。リーダー二百個って。
クドはなんか世の中全てに絶望したような顔をして黙り込んでいる。詳細にいうと般若と絶望先生の絶望した顔を足して二で割ったような感じ。そこから段々悲しみの表情に変わっていき…
「やっぱり胸の大きさが絶対的な戦力の差なんですねー!わーーーーーふーーーーー!」
どっかの年齢不詳のパン屋さんみたいな感じで走り去っていった。
「…って!ちょっとクド、クドー!」
冷静に状況説明している場合ではない。僕も慌てて後を追う。・・・が、人ごみの中に紛れてしまったのか見つからない。
「うわ、どうしよ…」
「ふむ、いい感じに修羅場っているな少年。ちなみにクドリャフカ君の携帯は電池切れなので頑張って足で見つけるといい」
「ありがと来ヶ谷さん。じゃあちょっと行ってくる!」
即座に駆け出して、クドが走っていった(と思しき)方向へと向かう。どうにかして見つけて、謝らないと…




理樹君が駆け出してから既に四十分、そろそろ見つかったころだろうか。そう思いながら階段を降りると、
「………」
「おやクドリャフカ君。理樹君が探していたぞ?速く行って謝られて来た方が「来ヶ谷さん、貴方に勝負を挑みます」
ほう。どんな心情でそうなったのかは知らないが、バトルならばしょうがない。なんだか「バトル」というだけで軽く思考停止しているような気もするが、そんなことはおそらくない。
投げ入れられる武器。その中の一つを掴む。
「ふむ」
手にしたのはのは摸造刀。これならばまず負けることはないだろう、上手く傷のつかないようにしないとな、などと思考を流しながら能美女史のほうを見てみると。
「…クドリャフカ君。その後ろの白衣の人物たちは一体誰かね」
「私の、協力者です」
「ほう。できれば紹介してもらいたいものだ」
すると白衣の一人が前に出る。
「私たちは元科学部にして、新たなパワーを研究するために科学部を脱退し新たに部を設立した・・・ケミカル部だ!」
ケミカルは日本語で化学だ。科学ならサイエンスだろう。まあそれはともかく、
「成程、新たな力か。それはどんな・・・?」
新たな武器を手に入れたのなら、それについての情報収集はしておいたほうが良いだろう。
「その力とは・・・RingosaizunoОppaisuranakutemoargeoppainomotinushinarabaIppatudenoshiteyararパワー、略して・・・ROLIパワーだ」
名前が適当かつわかりづらく、更に長すぎてやる気が全く出ない。ついでにいえばロリコンのロリとかけたつもりかもしれないがロリの綴りはLOLIである。
「ふぅ・・・まあいい。速く武器を選びたまえ」
「言われなくても、なのです」
今のクドリャフカ君はまあこれはこれでいいのだが、もう少しもとの可愛らしさを持っていてもいいと思う。さて、彼女が手にした武器は・・・
「…パッドか」
そう。彼女が手にした武器は主に女性の胸の数値を底上げする目的で利用されるパッド。それを六、七個手にしている。
「サイエンス部の皆さん、測定をお願いします」
「ROLI値測定!」
「測定値、212121ROLI!計測史上最高値です、これならどんな敵だって倒せますよ!」
「よし、今こそ、その凄まじき力を見せてやるのだ、能美君!」
その言葉を受けてパッドをゆらりと持ち上げる。その姿はさながら覇王。パッドなのになんという王気だろうか。
「く…」
その闘気、その威圧感に飲まれないよう、もういちど刀を正眼に構えなおす。
「行くのです・・・P−ファンネル!」
「ニュータイプだと!?」
そんなことを言ってる場合ではない。パッド、もといP−ファンネルは複雑な軌道を描きながら襲い掛かってくる。刀で叩き落そうとするが、高速で飛び回るパッド七個を叩き落すことなど不可能。確実に体力を奪うパッド、隙在らば一撃で勝負を決しようとしてくるパッド、接近戦に持ち込めないように絶妙の位置から飛んでくる牽制のパッド、三百六十度からパッドパッドパッドパッドパッドパッドパッド…



「ぐはぁ!」
「貴方の負けです、来ヶ谷さん。あなたは今日からこう呼ばれることになるでしょう」


      来ヶ谷は「実はシリコン入れてます」の称号を手に入れた!

「ちょ、それはさすがに屈辱的だぞ、なんというかギャルゲないしはエロゲヒロインとして!」


















同じ頃。

「ちょぐりっ!」
「ちょ、理樹君それ本当に反則級ですヨってぐふぅ!?」
「直枝さん…怖い人・・・」
「理樹、お前がここまでやるとは・・・俺はお前の兄貴分として、誇らしく思うぜ・・・がくり」



「なんでこんなことに・・・」


クドを探していたはずの理樹は、彼女の新たな固有武器「女子制服」によってバトルランキング一位にまで上り詰めていたのだが、それはまた別の話。




















あとがき
劣等感との和解はー♪簡単には叶わないさー♪
それだけ。というか曲と全然合ってないけどこれ本当に大丈夫なんだろうか。