PERISH

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  外の世界  

大会当日は雲も無く、文字通りの快晴だった。それはシャティを祝福しての輝きか、それとも試練としての暑さか・・・

美しい自然に囲まれたここ、マカロン(村)の広場にあつまった決闘者は16人。
観客はその倍はいるのではないだろうか。

デュエリストはコールされたら、5分以内にデュエルフィールドへ行くこと。選手登録は本名ではなく、デュエルネームで構わないとのこと。その他、反則と警告。などの諸注意の説明があったが、暑さのためか慣れているのか誰も聞いてはいない。

説明が終わってタブリスに教わりながら手続きを済ませたシャティは、ベンチでコールを待つ。

『一回戦第一試合、不死王(ノーライフキング)VS新世紀鳳凰伝説(レジェンド・オブ・フェニックス)。っ繰り返します。不死王(ノーライフキング)VS―――以上が一回戦の組み合わせです。選手の方は―――』

「ふぅ・・・良かった。さすがに初戦ではないみたい。」

どうやら初戦ではないようで、シャティは一息ついて、折角なので観戦しようと観客席へと混じっていく。

もう一回戦の二人は広場の中央で向かい合って、互いのデッキをシャッフルしているところだった。

不死王は長髪銀眼で白いスーツを着ている。落ち着いた雰囲気で、底の見えない感じの男だ。

新世紀鳳凰伝説(以下鳳凰)は黒いコートを纏っている。研ぎ澄まされた刃のような空気と共に。

シャッフルを終え、互いに挨拶をしたあとで二人は距離をとってデュエルディスクを構えた。

「「デュエル!!」」

先攻は不死王。

「ドロー、手札からモンスターを守備表示で召喚し―――手札からフィールド魔法、《夜の国》を発動する!」

《夜の国》(オリカ)
フィールド魔法
墓地から「ヴァンパイア」と名のつくモンスターを特殊召喚したプレイヤーは、ライフを500払ってフィールド上のモンスター1体を破壊する。

フィールドは暗闇と古代の王都になり、赤い満月が浮かぶ。

「ターンエンドだ。」

鳳凰のターン

「ドロー、手札から《D−HERO ダイヤモンドガイ/Destiny Hero - Diamond Dude》を召喚し、効果発動!」

めくられるのデッキトップ。現れたカードは・・・

「《デステニー・ドロー/Destiny Draw》です。ネクストターンに機会があります。」

「バトルフェイズ、《D−HERO ダイヤモンドガイ》で攻撃!」

《ピラミッド・タートル/Pyramid Turtle》 守備力1400VS《D−HERO ダイヤモンドガイ》 攻撃力1400

「・・・カードを一枚伏せて、ターン終了です。」

不死王のターン

「俺のターン、ドロー。」

不死王はためらいもせず、

「《撲滅の使徒/Nobleman of Extermination》!」

鳳凰は舌打ちし、「チェーンはありません。」

鳳凰のセットカードは《炸裂装甲/Sakuretsu Armor》。鳳凰のデッキからはさらに2枚が除外される。

「《ピラミッド・タートル》を攻撃表示にし、自爆特攻!デッキより現れろ!!《ヴァンパイア・ロード/Vampire Lord》!!!」

不死王LP:3800
 鳳凰LP:4000

「そのまま追撃だ《ヴァンパイア・ロード》!“吸血の使徒”!!」

《D−HERO ダイヤモンドガイ》は抵抗を試みるも、無数のコウモリの前にはむなしく散る。

不死王LP:3800
 鳳凰LP:3600

「魔法カードを指定だ。」

鳳凰は吸血鬼の効果により、デッキから《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》を墓地に送る。除去は通じないと判断してのことだろう。

「カードを1枚伏せてターンエンドだ。」

相手に傾きそうな戦局の中、鳳凰のターンがくる

「ドロー!」

「手札から《サイバー・ドラゴン/Cyber Dragon》を特殊召喚!さらに《E・HERO エアーマン/Elemental Hero Stratos》を召喚し、デッキから《D−HERO ダイヤモンドガイ》を手札に加えるてバトルフェイズ!」

畳み掛けるような鳳凰の反撃。だが、不死王にあわてたそぶりは感じられない。

「《サイバー・ドラゴン》の攻撃!エヴォリューション・バースト!!」

機械龍の口から破壊のエネルギーが放たれる!

「ダメージステップに《サイバー・ドラゴン》に《収縮/Shrink》を発動!」

が、見る間にその体は縮み・・・

「《ヴァンパイア・ロード》に《収縮》を発動!」

吸血鬼の体まで縮む!

《ヴァンパイア・ロード》 攻撃力1000VS《サイバー・ドラゴン》 攻撃力1050

速攻魔法の打ち合いは地力の上回った《サイバー・ドラゴン》に軍配があがる。

「続けて《E・HERO エアーマン》で直接攻撃!」

不死王LP:1950
 鳳凰LP:3600

「《デステニードロー》によりカードを2枚ドロー!ターンエンドだ。」

確実に流れをつかんだ鳳凰はターンを明け渡す。

が・・・

不死王は

「その程度か。」

「なっ・・・!」

鳳凰は驚く。それもそうだろう。確実に鳳凰は押している。

「ふん、見せてやる。これがアンデットの殺傷力だ!ドロー!! 」

「手札から《地砕き/Smashing Ground》を発動し、《サイバー・ドラゴン》を破壊し、《生者の書−禁断の呪術−/Book of Life》!」

墓地から《ピラミッド・タートル》が蘇り、《サイバー・ドラゴン》が消える・・・

「さらに!《地獄の暴走召喚/Inferno Reckless Summon》を発動!!《ピラミッド・タートル》3体!!!」

場に湧き上がるピラミッド達。かたや《E・HERO エアーマン》は制限カードであるため、そのままだ。

「バトルフェイズ!全軍《E・HERO エアーマン》に突撃ィィィ!!

現れろォ!《カース・オブ・ヴァンパイア/Curse of Vampire》!!

押し寄せろ!《龍骨鬼/Ryu Kokki》!!

来やがれ!《死王(しおう)リッチーロード/Lich Lord, King of the Underworld》!!
殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せェェェェェェェ!!
HA−HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」

不死王LP:0150
 鳳凰LP:0000

『そこまで!勝者、不死王!!』

戦慄の第一戦が終わる―――

(ボクは勝てるのか・・・?こんな人たちに・・・)

----- 今回のオリカ! -----

《夜の国》
フィールド魔法
墓地から「ヴァンパイア」と名のつくモンスターを特殊召喚したプレイヤーは、ライフを500払ってフィールド上のモンスター1体を破壊する。
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