「ベテラントレーナーと真クンの居残りレッスン 」





都内某所のレッスンスタジオ。二週間後に迫った単独ミニライブに向けて、居残りでダンスレッスンに励む菊地真があった。
トレーナーが手拍子をするリズムに合わせて難しいパートのステップを踏んでいく。激しい動きによって額から汗が振り落とされる。タンクトップも汗で肌に張りついていて、肩が上下する様子を見ると、体力もそろそろ限界だろう。
トレーナーの手拍子が止まる。
「はい、終了!」
「ふぅ……疲れたぁ」
へなへなと床にへたり込む。今日のレッスンはかなりハードだったのだろう。運動神経の良い真でも、ここまでへばる姿は珍しい。
「お疲れ様」
そう言って、トレーナーはタオルと冷えたスポーツドリンクを手渡す。
「ありがとうございます」
スポーツドリンクを飲む姿も絵になる。爽やかな汗を流しながら飲む姿を飲料会社の広報が見ていればきっとオファーは間違いない。
汗がだいぶ引いてきたようで、トレーナーと一緒にストレッチを行う。激しい運動の後のストレッチやマッサージを怠ると、怪我の原因にもなるし強張った筋肉をほぐすのにも良い。
「菊地クン、運動神経も良いし教えがいがあるわ」
「本当ですか、ありがとうございます!……でも、今日のレッスンは本当大変でしたよ」
疲れた様子だが、充実したレッスンだったようで満足気な表情を浮かべている。長座体前屈で、トレーナーに背中を押してもらっているが顔が太腿に着いていて、体がとても柔らかい。
「あ、そういえば」
ふと思い出したようにトレーナーがつぶやく。
「どうしました?」
「次のレッスンなんだけどね、私の都合が合わなくなっちゃって……ごめんね」
申し訳なさそうに詫びる。
「ということは、次のレッスンはどうするんですか?」
「それは大丈夫。私のお姉ちゃんがいてね、私よりベテランのトレーナーなの。もうお姉ちゃんに頼んであるから、心配することなくレッスンに励んでね」
「トレーナーさん、お姉さんがいたんですか」
「私よりレッスンキツイわよー?」
ふふふと笑う。どうやら次はこれでは済まないようだ。


そして次のダンスレッスンの日。765プロの面々がレッスンスタジオに着くと、トレーナーによく似た顔をした女性が立っていた。
みんな不思議な顔をしながらも挨拶をすると、その女性も「おはよう」と挨拶を返した。
「キミたちが、いつも妹のレッスンを受けているアイドルだね。妹からトレーニングが厳しいというように聞いている子もいると思うが、そんな過酷なレッスンをするわけじゃない」
笑顔を浮かべているが、それはもう既にサディスティックな笑みといっても過言ではないだろう、悪魔のような笑みを浮かべていた。
結果から言えば、この日ダンスレッスンに来たアイドル達のほとんどが音を上げてしまった中、真だけがどうにか姉トレーナーのスペシャルプランについていった。ただ、ついていくのでいっぱいいっぱいだった。
「よーし、これぐらいにしてやろう」
はぁーとため息が溢れる。みんな死屍累々として床に倒れ込んでいる。
「各自ペアになってストレッチをしておくように。……おっと、菊地真は居残りレッスンだったな」
「はい!」
ハキハキと応える彼女の姿を見て真美とやよいはゲッソリした表情で見上げており、春香や雪歩は尊敬の眼差しで「頑張って」とエールを送っている。
真以外のみんながレッスンを終えてから約一時間半の居残りレッスンが続けられた。他のみんなも翌日のスケジュールがあるため途中で帰宅していった。
「はぁ……はぁ……」
レッスンの激しさではみんなでやっていた時よりもだいぶ落としたが、体力もいっぱいいっぱいだったため、流石の真でも音を上げそうなところだった。
「はい、終了!」
「疲れたぁ……」
汗の量も前回より格段に多く、タンクトップに染み付いているだけではなく彼女の肌にも雫のような汗が浮かんでいる。姉トレーナーから手渡されたタオルで汗を拭う。
「それにしてもこれだけのメニューについてくる子はなかなか少ないわよ」
「本当……ですか、はぁ……はぁ」
スポーツドリンクを飲む姿は苦しげだったが、一口飲んだ後表情が変わる。
「ん、このドリンクおいしいですね!」
「スペシャルドリンクだよ」
先ほどまで疲労困憊といった様子だったが、ドリンクを飲んでから真の表情が元気になった。
「じゃあストレッチをしようか」
「はい」
クールダウンのため、ストレッチを進めていく。
「体も柔らかいとなると、怪我のリスクも減るし菊池クンは本当に運動神経がいい」
「ありがとうございます」
脚だけではなく、肩甲骨や腰のあたりも伸ばしていく。
「よし、じゃあマッサージしてやろう」
トレーニングマットを持ってきて、そこに真がうつぶせに寝そべる。その上に姉トレーナーが乗っかり、マッサージをしていく。
「よいしょっと。腰のあたりがやっぱり負担がかかりやすいから、準備体操の時もしっかり温めるようにな」
「はい」
目を瞑っているが、気持ちよさそうな表情をしている。
腰の周りの筋肉がほぐれていく。つま先のツボを刺激していき、ふくらはぎ、ひざ裏と次第に上へとマッサージをしていく。太腿あたりをマッサージしている頃には気持ちよさでウトウトとし始めていた。
コクリコクリとして、もう少しで眠りに落ちそうなところだったのだが――
「ふゃん!?」
思わず真は素っ頓狂な声をあげていた。
「あら、どうしたの?」
どうしたもこうしたも、無理もない。というのも
「あ、あの……今ボクの」
「ボクの?」
顔を赤くしてモジモジとしている。それはそうだろう、今姉トレーナーが触ったのは、腿よりもさらに内側の秘所なのだから。
「あら、可愛い反応をするのね」
そう言われたは照れて顔をうつむかせる。
「まぁいいわ、ちょこっと“味見”させてもらうわ」
言ってからすぐに、指で真の秘所をスパッツ越しに撫でていく。
「んっ、いや、何するんですか」
起き上がろうとするものの、うつぶせの状態から起き上がれない。筋肉の疲れということもあるが、乗っかられていることもありうまく身動きが取れない。ジタバタと抵抗をしようとしたのだが
「私が、真ちゃんを女の子にしてあげよう」
“女の子”という言葉で、疲れきっていた真は抵抗を解くことなった。
姉トレーナーの白い指がスパッツの上からクレバスをなぞっていく。汗で湿っていたスパッツが滲みでてくる愛液で次第にグチョグチョになってくる。
「ふあ……あぁ……んっ」
真は自分に驚いていた。女の子らしくなりたくてもなれないと思っていたのに、自分の口から漏れるのは甘い声なのだ。
彼女の口から漏れてくる甘い声と同様に、秘所からトロトロと蜜のように愛液が溢れ出る。
「真ちゃん、いい声よ……汗でぐちゃぐちゃになって、良い匂い」
首元で聞こえるように真の匂いを嗅いだかと思うと、舌で汗をなめとった。
「ひゃん!?臭うのにやめてください……恥ずかしいです……あぁっ、そこだめですっ!」
ぐちゅぐちゅと音を立てるように秘所をかきてていく。
「真ちゃん、未経験だもんね。傷つけないように優しくしてあげないとね」
そう言うと弄っていた指を止め、真を仰向けにした。
「何を、するんですか……?」
「それはね」
真の股間に顔を埋めたかと思うと、ジュルジュルと下品な音を立てて濡れてびちょびちょになった秘所を吸い、舐めていた。
「あぁっ、はぁ……」
やめるように姉トレーナーの顔を自分の股間から離そうとしたが、いつの間にかその力も出なかった。未知の気持ちよさに身を委ねてみたらどうだと、脳内で甘い誘惑に誘われたのだ。
「あっ、うぅぅんんん……!はぁはぁ、だめっ何かきちゃいそうです!」
真の甘みを帯びた声に、艶容な表情を浮かべて応えたかと思うと、そのままさらに下品な音を立て、真の羞恥心をかきたてていく。
「あっあっ、ダメイクっ、あぁぁぁぁぁっ!」
ビクッビクッと股を痙攣させるように揺らしていく。滴る液はスパッツだけではなく、床まで濡らしている。
「はぁ……はぁ……んっ」
「いいお味見でした」
真の愛液で濡れた顎を手で拭うと、姉トレーナーは満足した表情で立ち上がり、後始末を始めた。びちゃびちゃに濡れた真の下半身を乾いたタオルで拭き、それから真のカバンからパンツを取り出して履かせていく。手際がいいところを見ると、同じようなことを他のアイドルにもやっているのかもしれない。
「なんで、こんなこと」
「ん?私はな、君たちのような可愛いアイドルが好きでな」
恥ずかしげな表情を浮かべることもなく、堂々と言う姿を見ると本当なのだろう。
「菊地真クン」
「なんでしょうか」
「可愛くて魅力的だったぞ」
さっきまで破廉恥なことをされていたのに、その一言で真は嬉しくてどうでもよくなったのである。


そして、次のレッスンの日。
この日はいつものトレーナーがレッスンをしていた。その帰りがけ。
「菊池クン」
「はい」
呼び止められたので何だろうと思ったら
「次のレッスンもね、都合がつかなくて」
もしや、前回と同じくお姉さんに同じことをされるのかと思ったが
「前回と同じくですか?」
真が訊くと、トレーナーは首を横に振った。ホッと安心したのだが――
「私の一番上のお姉ちゃん。真ん中のお姉ちゃんよりハードよ?」
にっこりと無邪気に笑うトレーナー。
「いーやーだー!」
どうやって次の甘い誘惑から逃げ出そうか頭を抱える菊地真であった。