いつまでも口から食べよう

 
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介護食について

 

 

[健康づくり食生活推進専門委員会]
加藤幾子委員のリポートから

 ■食事は生きる源

   ・生きる為に必要な栄養素の確保

  ・生活のリズムを作り出し、楽しみを感じる。

 

 ■高齢者が食事を美味しく楽しむ為には

  ・自分の好みの味、昔から好きな献立★

  ・出来上がった料理の見た目が美しい★

  ・料理の温度が丁度良い★

  ・食事のにおいが食欲をそそる香り★

  ・食事をする環境が整っている

  ・自分にあった使いやすい道具が用意されている★

  ・会話を楽しむ雰囲気

   (★は経管栄養では作り出せない)

 

 ■介護食作りのヒント

   健康状態を維持する為には様々な食品を毎日摂取する事が一番の理想。

   どんな食品であっても、ほとんどの食品は調理の仕方や工夫によって食べやす

   くすることは可能。

   (調理時)

   肉類: 柔らかい部位を選択する。

        脂肪分が多少あったほうが良い。

        下処理時にパイナップルなどのたんぱく質分解酵素を含む食材や酒、

        酢、などにつけると柔らかく仕上がる。

   魚類: 白身、赤身、青身とも煮ると最も食べやすい。

        蒸しもOK。焼く場合は焼きすぎに注意。

        刺身のように生で食べると喉越しが良く高齢者に好評。

        こちらも多少脂肪が入っているほうが食べやすい。

    卵:  火を通しすぎると硬くなる。

        水分を足して蒸すと食べやすくなる。

   野菜: 噛み切りにくい野菜は圧力釜や蒸気釜を利用すると早く柔らかく

        仕上がる。重曹を入れて茄でるとふっくらと柔らかく仕上がる。

   果物: 薄くスライスすると食べやすくなるものが多いが、りんごなどの硬

        いものは、砂糖煮(コンポート)にすると喜ばれる。

 

  (盛り付け時)

   巻きす、ラップ、清潔な布巾などを使って形を整える。

 

 ■まとめ

  すべての動物が生きていく為の栄養素を身体に取り入れる為に食事をする。

  満腹になるまでただ黙々と食べ続ける動物とは違い、唯一人間だけがその食事    を楽しみながら食べる事ができる。人間らしく生きるということは、食事を楽しむこ    とが欠かすことの出来ない条件の一つだと思う。

 

  経管栄養では栄養素は補給出来るが、楽しむことができるだろうか。

  やはり、口から食事を摂り、味や香り、季節感を味わう。これこそが尊厳ある生活   の一つではないだろうか。

 

  しかしながら、現在の高齢化が進むなか在宅では介護者が愛情をもって食事作り

  に取り組んでいる家庭、手を掛けたくても様々な理由(老老介護、介護者が仕事を

  持っているなど)で食事に手を掛けられない家庭が存在している。

  このように家庭で食事を作っているかたにむけて、食の大切さを訴え、食事に興 

  味を抱かせ自分の家族である高齢者のQOLを高められるということの情報を発信

  してゆくことは意義のあることである。

 

  様々な専門職がそれぞれいろいろな視点から食を見つめていくことで、安全かつ

  斬新な考えが広がっていくことを期待し、高齢者の笑顔を増やしていきたい。

  また、介護者が出来る範囲で無理せずはじめてみようかな? という動機づけも

  同時に行っていかなければ笑顔は増やせないと思う。最終的に口からたべるた 

  めの食事を準備するのは介護者なのだから…。

 


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