医療に携わるということ

医療現場とは、戦場である。 毎日が真剣勝負といっても過言ではない。
それは、西洋、東洋は問わないと思う。 患者さんも必死であるが、私達、同様である。
 楽な仕事ではない。 医療に携わるものは、技術は勿論、その人間性まで、毎日テストを受けているようなものである。 

 昔、アルバイトをしていた先生から、この仕事は素晴らしい。 でも、お金儲けをしたいのなら、別に仕事を探したほうがいい、と助言を受けた。 私もそう思う。もっと、楽にお金が儲かる仕事はたくさんあるから。 

 医は仁術であると言葉がある。 これは、時に、”忍”であるのではないか?
とも思う。 患者さんが素直に治れば、楽しいが、そうでない時もある。 臨床
は、教科書のようにはいかない。 

 ”信は力なり” 大事にしている言葉の1つである。 術者は、自分の治療に”信”を持ってやらねばならないと思う。 自ら信じないものが、果たして効くだろうか?

 「どうも患者が迷っていけません」 「それは、患者が迷うのではない、あなたが迷っているのです。 自ら信ずることの出来ないような人にどうして大切な命が預けられるのですか。」  (抜粋、鍼灸真髄 医道の日本社より)

 医療に携わるということは、大変ではあるが、喜びも大きい。 毎日が勉強である。
もう1つ、抜粋をあげるならば、「医道乱るれば国乱る」 「国の乱れを正すは医道を正す如くはなし」 (抜粋、鍼灸真髄 医道の日本社より)

 出来ることを1つ1つでいいと思う。小さな1歩が、大きな前進だから。

最後に、医療に携わるものは、精神的にも、肉体的にも大変である。医者の不養生とならないよう、普段から、健康に気を使い、音楽や美術館賞など、心の栄養 も取るようにしたらいいと思う。