学力の定義  

 巷では学力アップなどという言葉が飛び交うが、そもそも学力とは何であろうか?「試験で点数が取れる=学力アップ」というステレオタイプが直ぐに頭に思い浮かぶが、何か違うような気がしてならない。そこで私なりに定義してみた。

 物理を勉強した人なら容易に分かるだろうが、v-tグラフというものがある。



 このグラフの縦軸を速さ、横軸を時間で表わす。そして面積Sが移動距離を示すグラフだ。

 このグラフの縦軸を「勉強速度」、横軸を「時間」と置くと面積Sが「学習を通して得た知識」を示すことになる。そしてこのグラフを微分して得た接線の傾き、つまり「加速度=学力」と表わせると私は思う。

 接線の傾きである加速度は、個人の学習の処理能力を示すのにぴったりな気がする。学習面で効率と良い人とは、この学力が高い人に他ならない。学習とはただ単に時間をかければ良いという作業ではない。学力は学習作業能力とも捉えることができ、「学力=頭の回転力+地頭+学習方法の効率性」と表わせられるだろう。

 そして、勉強を通して面積Sをある一定量ため、閾値を越えると試験に受かり、社会においては学歴と交換することができるのだ。いくら学力が高く、面積Sを蓄積しても試験と関係のない分野を勉強すれば、当然、点数は取れない。試験に見合った内容を取捨選択する能力が最低限必要である。

 この学力を上げるには、ハウトゥー本などに手を出すよりも、実際に学習することが効果的である。


2008/11/19


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