日時

目的地

所在地

2012年12月27日

下市山(260m)

下市山西尾根(265m)

福井市下市町/金屋町

福井市下市町〜北堀町

 行動日程

下市町ため池側登り口12:45〜12:50安居城址12:50〜13:00弘祥寺道分岐13:00〜13:15下市山頂上13:25〜14:30北堀町道に合流14:30〜14:45西郷林道14:45〜15:10北堀町・安田町分岐15:10〜15:35天満神社15:35〜15:40北堀町バス停〜16:10下市町ため池側登り口

 参考資料

Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報)

文献   :

 これまでの山行記録

 2009.8.122010.11.52013.2.5(ブログ)

地理院地図によるルートマップ

Webサービス by Yahoo! JAPAN

注:この地図はおおよそのルートをトレースしたもので、正確ではありませんので、参考程度にとどめてください。この地図の歩行ルート表示は下から2番目の縮尺で作成したため、他の縮尺の地図では歩行ルートと地図にずれが生じる場合があります。地図上の赤線が今回歩いたルートです。

≪注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。≫ 

北陸地方はクリスマス寒波が通り過ぎ、今日は晴れ間が広がった。明日からまた天気は下り坂だというので、山に行くことにした。今年最後の山行きになりそうだ。今日は下市山(ミルキングコース)に登り、そこから西に続く尾根を歩いてみるつもりだ。この尾根筋には新しい2.5万分の1地図にも破線で道が描かれているが、今は薮に埋もれてしまっているので、この時期に歩いてみる気になった。福井地方はクリスマス寒波というものの、平地では雪が数センチほどしか積もらなかったので、このくらいの低山なら大したことがないだろうと出かけることにした。

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與須奈神社

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下市町ため池

弘祥寺側登り口から歩くつもりで、登り口にやってきた。雪は数センチ程度しか積もっていないが、登山口前の坂が急でタイヤが滑って駐車場まで上がれない。近くに駐車できそうな場所もないので、やむなく下市町ため池側登り口に廻る。この登山口の前に駐車スペースがあったので、そこに車を置かせてもらって歩き出す。ため池にはうっすら氷が張っていた。

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登山道入口

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安居城址分岐の標識

ため池のほとりを100mほど歩くと、たくさんの標識が並ぶ登山口に来た。ミルキングコースは開発が進んでおり、人気があると見えて、様々な標識や案内地図がたくさん並んでいた。緩い坂をしばらく登って行くと、安居城址と書かれた標識があるので、そこを左に登って行く。

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安居城址案内板

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安居城址

すると、だだっ広い平坦地に出る。ここに安居城があったそうだ。そこにあった石碑によれば、築城は南北朝時代で、斯波高経が新田義貞軍を喰い止めるためにここに城を築いたそうである。

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かたくりの路

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尾根に登って行く

そこから登山道は谷筋から少し上の斜面をトラバース気味に登って行く。安居城址から10分ほどで、カタクリの道と書かれた標識がある場所に来た。ここら辺りは春先に来ると一面かたくりの花畑となる。そこからひと登りで、尾根道に合流する。

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弘祥寺跡から上がってくる尾根道に合流

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下市山頂上直下の登り

この尾根筋を通っている道が弘祥寺跡から上がってくる登山道だ。昔の山道は尾根筋に続いていたようだが、今の登山道は途中から尾根を離れ、トラバース気味に進んでいる。途中に小さな広場があり、そこからは急登となる。竹林の中の急登をこなせば、頂上はすぐだ。

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下市山頂上の標識

登山道の雪は10cmくらい。頂上でも20cmあるかないかで、ストレスなく歩くことが出来たので、頂上には30分ほどで着いた。歩きだした時は晴れていたが、頂上に着いたら雲が広がり、遠くの展望はいまいちだったが雪化粧した福井平野の眺めはきれいだった。

 

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福井平野の眺め

薄っすら雪化粧した福井平野の真ん中に島のように浮かぶ足羽山と蛇行した足羽川の眺めは満更でもない。

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頂上広場

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尾根筋の道跡

さあて、ここからが本番だ。頂上広場と書かれた標識を背にして、頂上広場をまっすぐ突っ切ると、尾根は西に曲がり進んでいる。薮がひどく、なかなか歩きづらい。薮の薄いところを探して歩く。最初違った尾根筋を進んでしまい。軌道修正する。標高が250mほどの尾根筋だが、なだらかなように見えて、結構アップダウンがあるし、尾根が複雑に分かれているところがあるので、迷いやすい。しかし、福井平野が左に見えている範囲で、尾根をたどれば迷うことはなかった。

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北に降りて行く掘れた道

尾根筋をたどると何本も福井平野側(東・西安居地区)に降りて行く掘れた道があった。尾根筋を跨いで逆のほうに降りて行く道もあった。上記写真に写っている道はかなり深く掘れていたから、昔はかなり使われていたのだろう。

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尾根が峠のように掘れている

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福井平野側に降りている道跡

福井平野側に降りて行く道ははっきり確認できなかったが、直線的に降りて行く道があったのだと思う。2.5万分の1地図に破線で描かれている金屋町に降りて行く道かもしれない。道が尾根を跨ぐところでは浅くU字に掘られていた。このあたりの尾根は植林された杉林だ。その中を進んで行くと、前にピークが現れた。おそらく265mのピークだと思われる。

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西安居地区に降りて行く深く掘れた道

ピークの少し下には西安居地区に降りて行くかなり深く掘れた道跡があった。おそらく、恐神町に降りて行く道だろうと思う。道跡は265mのピークを巻いて進んでいたので、その道跡を歩いてみた。道跡は尾根に向かって進み、逆のほうに降りて行っているようだったから、この尾根を越える峠道として使われていたのかもしれない。谷筋、尾根筋を問わず、東・西安居からこの尾根に上がってくる道は無数にある。恐らく、昔は東・西安居の各集落(下市・金屋・恐神・北堀・安田・羽坂・・・)からこの尾根に取り付く道が少なくとも一本はあったようだ。

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途中の藪道

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西郷林道が通る尾根筋

尾根筋は途中から尾根の左側が植林された杉林、右側が雑木林となった。そのあたりではかなり薮が濃く歩きづらかったが、杉林と雑木林の境界線あたりに切り開りが出来ているところがあったので、そこを歩いた。そこを過ぎると雑木林の中のだだっ広い尾根を歩くようになった。平坦な尾根なので、どこを歩いていいか迷う。薮もひどくなってきたが動物の足跡があったので、その跡を歩いたほうが歩きやすかった。途中から右に西郷林道が通っている尾根が見えてきた。

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深く掘れた坂道

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北堀町から上がってくる掘れた道

今歩いてきた尾根と西郷林道が通る尾根が合流する少し手前あたりの尾根を歩いていると、尾根筋の先に深く掘れた道が下っているのが見えた。下市山頂上から尾根を歩きだして1時間ちょっとのところだ。ここまで、尾根筋を跨ぐ道跡は無数にあったが、尾根筋に道らしい道跡はなかった。2.5万分の1地図に描かれている道の痕跡が現れたのはこれが初めてだ。そこを数m降りると、深く掘れた道に出た。

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北堀町から上がってくる掘れた道

この辺りの山は何度か歩いているのでこれだけ深く掘れた道は北堀町から上がってくる道だろうと推測されたが確証が持てないので、北堀町とは逆のほうに歩いてみることにした。この道は何度か歩いたことがあり、上に登って行けば西郷林道にぶつかっているはずだ。

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北堀町から上がってくる掘れた道

しばらく登って行くと、見慣れた場所に出たので、北堀町から上がってくる道に間違いないことが解った。この辺りでは掘れた道の幅が10m近くあり、その巨大さにびっくりする。昔の峠道にしては道幅があり過ぎる。といっても車が走れるような作りではなく、不思議な道だ。聞いた話では大芝山辺りは戦後の食糧難のときに、農地としての開墾がおこなわれたそうなので、この道もその時に造られたものなのではないかと推測されるが、確証はない。どなたかこの道について御存じの方がおられたら、ご一報いただければ幸いです。

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北堀町から上がってくる掘れた道(西郷林道に合流する地点)

この道が北堀町から上がってくる道であることは特定できたが、西郷林道まではすぐなので、そこまで行って戻ってくることにした。西郷林道に合流するあたりも大きく掘れており、道の両脇に10m以上の壁が出来ているところもあった。

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北堀町と安田町分岐

西郷林道に合流する地点を確認したので、同じ道を通り、北堀町に降りて行くことにした。途中、安田町に降りて行く道との分岐があり、どちらに行こうか迷った。安田町に降りて行く道は何度か歩いているが、北堀町の道は下まで歩いたことがない。一度北堀町からこの道を歩こうとしたことがあったが、薮や蚊ががひどく入口で撤退したことがあったので迷ったが、この時期なら薮もそれほど気にならないだろうと北堀町へ降りて行くことにした。

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福井市スポーツ公園(福井フェニックススタジアム)

しばらく降りて行くと、眼下に安田町にある福井市スポーツ公園野球場が見えてきた。

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薮がひどくなる

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お地蔵さんが入っていた石がん

そのあたりから少し下ると、薮が現れたが、この時期なのでそれほど気にならない。薮が現れてから少し降りて行くと、お地蔵さんが入っていたと思われる石がんが二つあった。雪をかきわけ、周囲を捜してみたがお地蔵さんは見つからなかったので、下におろされたのだろうと思う。

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掘れた道行き止まり

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下に平地が見えてくる

下に降りてくると、道が不鮮明になったが、平地が見えていたので無理やり、降りて行くと原っぱに出た。

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掘れた道は原っぱに出てくる

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道跡は薮の中に入る

そこから道がどのように続いていたのかよく解らなかったが、後で地図を見たところ、昔の道はまっすぐ降りていって、民家の横を通って大通りに出ていたようだ。しかし、それが解らなかったので、原っぱをまっすぐ突っ切ると、竹薮の中に道の跡があったのでそちらに進んで行った。

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天満神社

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北堀町ふれあい会館

そうしたら、堀北町の天満神社のところに出てきた。その前を通って道なりに進むと、北堀町ふれあい会館の横を通り、集落内の道に出てきた。

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北堀町内の道

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北堀町バス停

そこから県道沿いのバス停のところに出て、車を置いた場所に戻った。

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バス停横にあったお地蔵さん

バス停横にはお地蔵さんがあった。

  

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茜色に染まる白山

帰りは日野川沿いの県道を歩いて帰ったが、うっすら茜色に染まった白山が見えた。頂上に雲が掛かっていたので、しばらく待ったが山頂付近の雲は最後まで取れなかった。この尾根は前々からいつかは歩いてみたいと思っていたので、その目的を今日達成することが出来た。この尾根筋は夏草が生えたときに来ると大変だろうが、この時期だと結構歩きやすい。それに今日は積雪も深いところで30cmくらいだったので、つぼ足で歩くにはベストコンディションだった。楽しい雪山歩きが堪能できた。

 

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