日時

目的地

所在地

2013年8月13,14日

白山(2702.2m)

石川県白山市/

岐阜県大野郡白川村

 行動日程

【1日目】駐車地点9:40〜9:50登山口(別当出合)10:00〜10:50中飯場10:15〜11:45別当覗(昼食)11:10〜13:05甚ノ助避難小屋13:35〜13:55南竜道分岐13:55〜14:20南竜山荘14:50〜15:00南竜ヶ馬場野営地(テント泊)

【2日目】南竜ヶ馬場野営地5:50〜6:00南竜山荘6:10〜7:15トンビ岩7:15〜7:45室堂9:35〜弥陀ヶ原〜10:00黒ボコ岩(観光新道分岐)10:00〜10:50殿ヶ池避難小屋11:10〜12:15白山禅定道分岐12:15〜12:30白山禅定道分岐下(休憩)12:45〜13:30登山口(別当出合)13:45〜13:55駐車地点

 参考資料

Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報)

文献   :

 これまでの山行記録

2008年8月12〜14日(別山)

地理院地図によるルートマップ

Webサービス by Yahoo! JAPAN

注:この地図はおおよそのルートをトレースしたもので、正確ではありませんので、参考程度にとどめてください。最初は山岳表記に適した地形図が表示されますので、登山口へのアクセスを知りたい場合などは地図表示画面の上部にある地図ボタンをクリックして戴ければ標準地図に切り換わります。また、ラベル(吹き出し)のないマーカー(アイコン)にマウスポインターを合わせると、その地点情報が表示されます。この地図ではアバウトなルートしか解りませんので、詳しいルートは上記の「電子国土によるルートマップ」をご覧ください。なお、地図上の赤線が今回歩いたルート、ピンクの線は同行者が歩いたルートです。

≪注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。≫ 

恒例になったお盆登山に出掛ける。今回は一泊することになり、行き先は白山。当初は小屋泊まりで、楽々新道を登り、行ける所まで行って岩間道を降りてくる予定を立てたが、このコースは水が少なく、道も荒れているようだ。今回は同行者の意向を受け入れ、砂防新道から南竜泊りで、白山山頂に登ることにした。後で、室堂の登山道情報を見たところ、岩間林道は通行止めになっていたことが解り、予定を変更したことは正解だったようだ。

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家で採れた巨大スイカ

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路肩に車を停める

お盆だが、今日は平日(火曜日)なので通行規制はなく、別当出合まで車が入れる。朝から、家の畑で採れたスイカを頬張り、水分補給。登山口の別当出合を目指す。これだけ大きなスイカは採れたことがない。直径40cmほどあり、持ち上げるのがやっとだった。市ノ瀬を過ぎ、別当出合に近づくと、林道の路肩に車がずらっと並んでいるのが見えた。その最後尾に警備員が立っていて、交通整理を行っている。その指示に従い、道路脇の路肩に車を停める。駐車したのは別当出合から600m手前の地点だ。駐車している車のナンバーは様々、日本全国津々浦々から集まって来ている。

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別当出合(登山口)

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吊り橋

正規の駐車場は林道からかなり降りたところにあり、通常だと登山口までひと汗かくが、林道からだと、少し距離はあるが殆ど登らないので、こちらのほうが数段楽だ。別当出合はまずまずの人出だが、それほど混雑している印象はない。砂防新道コースは人気があり、ピークだと、前の人のお尻を見ながら登って行くようになるのだが、今日は登り始めが10時ちょうど、登り始める時間としては少し遅めだったからか、登山道に入ってもほとんど人を見かけず、静かな滑り出しだ。

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索道が見える(マウスを当てると拡大します)

歩きだしは展望がないが、中飯場に近づくとともに、対岸の眺めがよくなる。その辺りには治山治水用の大きなコンクリートの塊がいくつもあり、その上にかなり大きな滝がある。これまであまり関心がなかったが、調べてみたら不動滝と言う名前が付いていることが解った。また、これまでにはなかった鉄塔が対岸の稜線の上に見える。よく見るとケーブルがかなり太く、送電線の鉄塔ではないようだ。後で、南竜道分岐にあった説明板を見たら、工事用の索道が造られたようだ。人間が乗れるかどうか知らないが、「あそこまでケーブルカーで行けてしまえば白山登山もかなり楽になるだろう」と不謹慎なことを考えながら足を運ぶ。 

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中飯場

中飯場までは順調に登って来たが、休憩を取っていたら、足に疲れがあり、なかなか歩き出す気力が起きない。この日は同行者がいたので、先に行ってもらう。30分ほど休んで、歩きだしたが調子が上がらない。



 

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別当覗

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観光新道を望む(@別当覗)

いつもは通過してしまう、別当覗で休憩を取る。すでに10人ほどの人が休んでおられた。お昼近くとなったので、ここで食事を摂ることに。家から持ってきたおにぎり三つをぺろっと平らげてしまった。ここからは観光新道がある稜線の見晴らしが良い。別当覗きというので、谷を覗き込んでみたが、特にこれと言った眺望はない。


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甚ノ助避難小屋

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別山は雲の中

いつもは中飯場から甚ノ助避難小屋までの歩きが一番きついのだが、この日は別当覗で休んだのと、途中からガスが出て来て、涼しくなったのが影響したのか、いつものつらさは感じなかった。甚ノ助避難小屋が新しくなっており、周辺もきれいに整地されていた。ここで、同行者に追いついたが、既に休憩を取り出発をするところだったので、ここでも先に行ってもらう。

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ニッコウキスゲの群生

砂防新道を外れ、南竜ヶ馬場に至る水平道に入る。エコーライン分岐あたりからニッコウキスゲの群生が見られた。時期的にもう遅いと思われるが、今年は当たり年のようで、まだまだたくさんの花が残っていた。ただ、ガスが濃く、遠くに広がるニッコウキスゲの群生がうまく写らなかったのが残念。

 

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ニッコウキスゲ

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 ハクサンボウフウ??



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遠くに霞むニッコウキスゲの群生

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南竜山荘が見えてくる

水平道はずっとガスの中。遠くにぼんやりと南竜山荘が見えてきた。

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南竜山荘

南竜山荘の管理棟に着いたが、同行者はいない。既に野営場に向かったようだ。管理棟で冷たい生ビールを飲み休んでいると、同行者が現れた。野営地の手続きがまだだと言うので、それを済ませ、テント幕営地(南竜ヶ馬場野営地)へ向かう。野営地使用料は一人300円と格安だ。



 

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南竜ヶ馬場の野営地

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夕食

テント幕営地まで10分ほどだと聞いたが、それほど時間は掛からなかった。到着したとき、すでに10数張のテントがあったが最終的には30張ぐらいに増えていた。テントを張り終えたが時間はまだ3時半。夕食には少し早いが、4時前には食事を始める。メニューは鍋。買って来た韓国風のピリ辛粉末スープに持ってきた食材をぶち込ンだだけの簡単なものだったが、辛めのスープが美味しく、ビールにもよく合った。

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野営地

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ニッコウキスゲ

夕食を摂っていると天気が回復。青空が戻って来た。野営地の周りにも様々な花々が咲いていたので、写真に収めた。一応、調べて名前を付けてみたが間違っているかもしれません。テント泊は久しぶり。ここは標高が2000mを越えているから、蚊はいないだろうと虫よけスプレーを持ってこなかったのが大失敗。テントの中に蚊が入って来て気になったが、それでも何時間かは眠れたようだ。

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 モミジカラマツ??

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 イブキトラノオ




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 ハクサンフウロ

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 オタカラコウ

 

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南竜山荘脇から御来光を拝む

翌日、同行者は御来光を見るとアルプス展望台に向かったが、私は御来光より、もう少し寝ていたい。室堂で落ち合うことにし、別行動となった。南竜小屋の横から始まるトンビ岩コースで室堂に向かう。ちょうど南竜山荘の横から朝日が昇った。



 

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コバイケイソウの群生(@トンビ岩コース)

トンビ岩コースは一度下山路に使おうと思って、すこし歩いたことがあるが、その時はハイマツが道を覆って歩きにくかったので、展望歩道を下りた経験がある。しかし、今回は道がよくなっており快適に歩けた。歩いてみるとこのコースはなかなか変化に富んだ良いコースだ。圧巻は途中のコバイケイソウの群生。こちらも今年は当たり年のようだ。

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トンビ岩

トンビ岩まではかなりの急登だったが、ここから勾配が緩やかになり、ハイマツの中の道となる。



 

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白山頂上(御前峰)と雪渓(@トンビ岩コース)

登山道途中に雪渓が現れる。ひんやりして気持ちが良い。雪渓越しに白山山頂(御前峰)が見える。

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コバイケイソウの群生(@トンビ岩コース)

雪渓の反対側にもコバイケイソウの群生が見られた。

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白山奥宮と御前峰

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朝食メニュー

1時間半ほどで室堂に着く。同行者は先にアルプス展望台で御来光を拝み、展望歩道で室堂まで行っており、6時半に待ち合わせたが、室堂に着いたのは7時半過ぎ。室堂まで1時間ほどだと聞いていたので、かなり遅くなってしまった。同行者はすでに山頂目指して出発しているようだ。それで、ここでゆっくり朝食を摂り、待つことに。朝食はラーメンとフランスパン。最近よく宣伝しているノンフライ麺が安かったので、買ってみたが、もちもちしてなかなか美味しかった。朝食を摂っていたら、同行者が現れ、やはりすでに山頂に行って来たとのこと。私にも山頂に行くことを勧められたが、待たせるのは悪いので、山頂には登らず、そのまま下山することに。

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御来光(@アルプス展望台)

上記写真は、展望歩道を1時間ほど登ったアルプス展望台で御来光を拝んだ時の写真。この写真と下の白山山頂からの数枚の写真は同行者が撮ったもの。この日は絶好の御来光日和で、雲海から太陽が昇ったそうだ。

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御前峰の白山奥宮

左記写真は山頂(御前峰)にある白山奥宮。室堂にも白山奥宮があったから、その関係が解らないが、本来は白山(御前峰、剣ヶ峰、大汝峰)自体が御神体なので、大きな意味はない。



 

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アルプスの眺め(@白山山頂)

山頂からは北アルプスの山々が望めたそうだが、上記写真ではよく解らなかったので、拡大してみたら、雲の上に遠くの山々が浮かび上がった。南から御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの山々、それに剱・立山などなど。それが下記の写真。あまり鮮明ではないが、何とか山名を同定できた。

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御嶽山(@白山山頂)


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乗鞍岳(@白山山頂)


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槍ヶ岳から奥穂高岳へと続く北アルプスの山々(@白山山頂)


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剱岳・立山(@白山山頂)


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室堂と別山を望む(@白山山頂)

上記写真は山頂から室堂方面を撮ったものーー室堂の後ろに別山が望める。


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弥陀ヶ原

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砂防新道と観光新道分岐(黒ボコ岩)

帰りは観光新道を降りたいと言うことだったので、黒ボコ岩の分岐で観光新道に入る。観光新道は、以前歩いた記憶ではかなり荒れており、歩きにくい印象だったが、その後かなり手を加えたようで、以前に比べ格段に歩きやすくなっていた。


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蛇塚

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殿ヶ池避難小屋(建て替え中)

観光新道は昔の白山参詣道である、越前禅定道を踏襲しているので、蛇塚などその当時の名残をとどめているところが数ヶ所ある。殿ヶ池避難小屋は現在建て替え中で、小屋だけでなくトイレも使えない状態だった。写真の建物は工事作業用の小屋。

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白山釈迦岳

殿ヶ池避難小屋を過ぎた辺りの尾根道からは白山釈迦岳の雄大な姿が望めた。

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岩のトンネル(観光新道中間点)

途中の細尾根の岩場には岩のトンネルの下を登山道が通っているところがあった。ここには室堂まで3km、別当出合まで3kmの標識があっただけで、何の説明板もなかったが、「餓鬼ヶ喉」と言われる場所ではないかと思われる。その他にも、この登山道には「馬の立髪」、「真砂坂」、「仙人窟」、「別当坂」などと言われる場所があったそうだが、何も説明がないので解らなかった。案内板が欲しいところだ。



 

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慶松平(@観光新道途中)

急な下りになると、正面の尾根筋に広い平坦地が見えてくるが、これは慶松平と呼ばれる場所で、昔はここに休憩・宿泊施設があったそうだ。

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観光新道と白山禅定道分岐

観光新道沿いにも色々な花々が咲き誇っていたが暑くて写真に撮る元気がなく割愛したが、今回の山行は正に「花の白山」を歩く山旅だったと言えるだろう。最後は急な下りが続き、少しバテ気味。しかし、登山道は以前に比べて数段歩きやすくなっていたから、今後は下山路にこちらを使うのも悪くないと思うようになった。草原状の急な下りを降りて行くと、観光新道と白山禅定道の分岐に至る。ここを右折する道が昔の越前禅定道だ。この道は一度歩いたことがあるが、登山道途中に石仏や奇岩があり、なかなか変化に富んだ、歴史を感じさせる道だ。今日は禅定道歩きは諦め、観光新道に入る。ここから別当出合までの道は更に勾配が急で、ひと汗もふた汗もかかされた。ようやく別当出合の登山口にたどり着いたら、ソフトクリームが飛ぶように売れていたので、食べてみたが、おいしかった。

 

  

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