日時

目的地

所在地

2013年2月14日

小六所山(642m)

雀ヶ峠(約610m)

海山峠(約470m)

小六所峠(仮称・約550m)

越前町茗荷/梅浦

越前町茗荷/笈松/梅浦

越前町笈松/梅浦

越前町茗荷/梅浦

 行動日程

悠久ロマンの杜駐車場12:00〜12:18海山峠12:18〜12:23小六所山登山道入口12:40〜13:30雀ヶ峠13:35〜13:55小六所峠13:55〜14:30小六所山山頂15:35〜16:10雀ヶ峠16:10〜16:30小六所山登山道入口16:30〜16:35海山峠16:35〜16:50悠久ロマンの杜駐車場

 参考資料

Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報)

文献   :

 これまでの山行記録

 2008.12.182009.5.202012.12.21

地理院地図によるルートマップ

Webサービス by Yahoo! JAPAN

注:この地図はおおよそのルートをトレースしたもので、正確ではありませんので、参考程度にとどめてください。この地図の歩行ルート表示は下から3番目の縮尺で作成したため、他の縮尺の地図では歩行ルートと地図にずれが生じる場合があります。地図上の赤線が今回歩いた上りルートです。

≪注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。≫ 

この日は温度も上がり、天気が崩れないとの予報だったので、山に行くことにした。行き先は最近登山道の整備が進んでいる、小六所山。時間が許せば六所山まで行くつもりだ。六所山は昔は越知山の別山で、奥の院があり、越知山から花立峠を通り、六所山に至る修験道があった。その道を歩きたいと、5年ほど前にこの辺をうろうろしたことがあったのだが、その当時は登山道は薮に埋もれ、殆ど歩くことはできなくなっていた。しかし、最近地元の方が越知山から六所山に至る古道を整備されていると聞き、歩いてみることにした。この時期は雪で花立峠まで入れなので、今回は悠久ロマンの杜から小六所山、六所山に登るコースを歩いてみることにした。

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コテージ村駐車場

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コテージ村

悠久ロマンの杜へは前に何度か来たことがあったのだが、かなり前なのでほとんど憶えていない。少し迷ったが、悠久ロマンの杜内の道を一番奥まで入って行くと、そこに駐車場があり、しっかり除雪されていた。その上、ラッキーなことに、そこからトレース道も出来ていたので、そこを歩いて行けば良いことが解った。

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林道途中にあった標識

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旧道か?

駐車場からしばらくは林道歩きだ。しっかりトレースが付いていたので、つぼ足で十分だ。しばらく行くと、「笈松・芦ヶ谷」と書かれた案内板があり、そこから道が上のほうにも付いていた。そこには民家のような、小屋のようなものが見えたが、冬季間はだれも住んでいないようだ。なお、2.5万分の1地図にはここに破線の道が記されているから、ここに旧道があったようだ。

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海山峠

海山峠には20分ほどで着いた。この峠は今上がって来た林道が越前西部林道3号線にぶつかるところで、T字路になっている。現在は林道上の峠であり、昔からあった峠かどうかは解らない。

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小六所山(@海山峠)

ここからの展望がよく、正面に小六所山が現れ、日本海も望めた。トレースはここで右に折れ、越前西部林道3号線を花立峠のほうに向かっていたので、その跡を付いて行く。

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鳥類観測所

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小六所山登山道入口

林道を歩いていると右側に「鳥類観測一般ステーション 環境庁」と書かれた建物があった。そこからすぐに小六所山登山口の標識が見えた。しかし、残念ながらトレースは小六所山のほうではなく、林道をそのまま直進し、花立峠のほうに進んでいた。仕方なしに、ここでワカンを装着する。 今年は雪が少なく、ワカンを履く機会がなかったので、装着に手間取ってしまった。

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登山道入口の標識

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登山道の様子

林道ののり面に出来た取り付き道を上がって行くと、すぐに広い切り開きの尾根道となった。雑木林の中の道なので、明るく気持ちのいい道だ。

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日本海

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日本海展望と書かれた標識

登山道はずっと尾根筋に出来ており、しばらく上がって行くと、左側が急な崖になった尾根筋を歩くようになる。そこでは日本海の展望が素晴らしい。これだけまじかに日本海を見ながら登れる山を私は他に知らない。途中に「日本海展望」と書かれた小さな標識があった。本当にここからの日本海の眺めは最高だった。

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丸山

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気持ちのいい尾根道

この日は薄曇りなので、武生盆地の先に望める山々の展望はいまいちだった。雀ヶ(すずか)峠までは一直線の急登だ。ワカンを履くのは今年初めてだったし、思った以上に雪が深かったので、ふくらはぎがつりそうになった。ワカンを履くとたまにこう成るときがある。

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雀ヶ峠

しかし、その登りはそう長くは続かず、雀ヶ峠に着いた。日本海を眺めながらの登山はつらさを忘れさせてくれる。この後、このまま登って行けるか心配だったが、雀ヶ峠から先はそれほど傾斜が急なところがなかったので、ふくらはぎの張りはなくなった。雀ヶ峠は悠久ロマンの杜から上がって来た道が花立峠と小六所山に分かれる分岐点になるところだ。昔はこの峠を越えたところにある茗荷(旧織田町、廃村)と笈松を結ぶ生活道の峠だったものと思われる。ただ、花立峠を越える道が主だったので、この峠道がどれだけ使われていたのかは不明。また、花立峠のほうから来る尾根道が、越知山から六所山に至る修験道だった。

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雀ヶ峠から眺める日本海

この峠は山のほぼ頂上を越えているので、見晴らしが良い。登山道を整備したときに廻りの木を何本か伐採したようで、日本海が良く見える。福井では山頂を越えている峠は珍しい。この南側にも、もう一本峠道が破線で描かれているが、その峠道は崖のように険しいところを通っているので、自然とこちらの峠が使われるようになったのかもしれない。

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雀ヶ峠から眺める小六所山

ここから小六所山も見えたが、はるかに遠く、はるかに高く見え、この雪ではあそこまで到達できるかどうか不安になってきた。 今日は午後からの出発だった。あわよくば六所山まで行こうとの考えは吹っ飛んだ。

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六所山

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登山道の様子

雀ヶ峠から先の道が少し解りづらい。峠から数m上がったところに尾根がある。登山道はその尾根筋を通っているのかと思ったが、尾根筋は薮っぽい。雪で道ははっきりしなかったが、山の斜面に切り開きがあり、それが登山道のようだ。登山道は山の斜面をトラバースして進んでいるから、国土地理院の地形図に破線で描かれている古道のルート上に登山道が付けられたようだ。そうすると、登山道は雀ヶ峠横の小さなピークをぐるっとひと廻りしているはずだ。そのことを頭に浮かべながら進んで行くと、正面に六所山が見えだした。ここまで六所山は全く見えなかった。雪がなければ六所山まで1時間ほどで行けそうだったが、この積雪でははるかに遠くに感じられた。そこから道は大きくUターンし、南を向きだした。かなりの急斜面をトラバースして道は進んでいる。それほど危険は感じなかったが、滑落すればかなり下まで行ってしまいそうだ。雀ヶ峠から続く稜線まで戻ってくると、道は西を向き出し、尾根筋を進むようになる。

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小六所峠(仮称)

尾根筋を進んで行くと、すぐに山の鞍部が現れた。国土地理院の地形図には、この鞍部を跨いで、もう一本破線で道が描かれているから、ここも峠だったことになる。調べてみたが、この峠の名称は解らなかった。ここでは小六所山に一番近い峠であることから小六所峠と呼ぶことにする。

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登山道標識

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南斜面に降りて行く峠道

ここには登山道標識があり、その後ろには明らかな窪みがあったから、旧い峠道の痕跡に違いない。今は雪があって余り解らないが、5年前に薮の中をここまで来た時には、この鞍部を横断するように掘れた峠道の跡があるのを確認している。峠の南側は垂直に近い斜面であり、峠道はそこを降りて行っていたようだが、道の跡は確認できなかった。昔は急斜面につづら折りの道が付けられていたものと思われる。その道は、先ほど登って来た時にあった小六所山登山口のところに降りていたようである。また、逆の谷筋のほうに降りて行く道は地形図に破線で道が描かれており、六所山の直下まで続いている(現時点では道が解らないようであるが)。このルートが修験道の候補のひとつに挙げられるが、元来修験道は険しい尾根を通るルートが多いため、ここから尾根筋を通り、小六所山から六所山に至るルートを通っていた可能性が高い。例えば、小川から越知山に登る行者道はすべて尾根筋を通っている。その道がありながら、江戸時代には木ノ実谷から登るルートが多くの参詣客で賑わっていたそうである。だから、ここでも尾根筋を通って六所山に至る修験道がありながら、一般参詣客は歩きやすい下の道を使っていたのかもしれない。

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登山道の様子

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二番目の鞍部にあった標識

小六所峠がある鞍部から小さなピークを越えると、もう一つの鞍部があり、登山道はそこに降りていた。5年前に来た時には、ここにも峠道の痕跡のようなものがあった記憶があるが、雪の中ではまったく解らなかった。ここにも登山道の立派な標識があった。


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最後の登り

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頂上直下にあった標識

そこから、小六所山の方向には緩斜面の谷があり、そこをまっすぐ登って行っても良かったのだが、登山道と思われる切り開きは左側の尾根部分を進んでいるようなので、そこを上がって行った。そうしたら、また標識が現れたので、このルートで間違いなかったようだ。かなり登ったから、もうすぐ頂上だろうと思ったら、また標識が現れたので、頂上はまだ先だと思われた。

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丸い頂上が見えてくる

しかし、そこから少し登って行くと正面に丸いピークが見えた。頂上はまだ先だろうと思ったが、そのピークに着くと、そこが小六所山の山頂だった。

 

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小六所山頂上

頂上のお地蔵さんがご苦労さんと迎えてくれた。頂上は10m四方くらいあり、かなり広い。この時点で2時半。ここから六所山まではそれほど険しいところはないが、少なく見積もっても片道1時間はかかると予想された。そうすれば、ここに降りてくるのが速くて4時半。駐車場に着くのは6時近くになってしまう計算となる。そのため、今日はここまでとした。お地蔵さんの横に陣取り、お湯を沸かしカップラーメンをすする。

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小六所山の標識と日本海

山頂からも木の間越しに日本海がかなりはっきり見えたが、海のほうは雲が多く、写真に撮ると薄ぼんやりとしか写っていなかった。

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お地蔵さんと後ろに六所山

ここのお地蔵さんはかなり大きく、2mほどの高さがあるから、山頂の積雪は1mくらいはあったと思われる。お地蔵さんの周りだけ、雪が少なかったから、そこに陣取った。

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木の間越しに越知山を望む

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越前西部林道3号線に降りて行く道

山頂の周りには木が茂っており、この時期でも展望はいま一つだったが、木の間越しに越知山が望めた。前々から越知山から昔の修験道を歩き、六所山に登りたいと思っていた。それが今叶うことになった。登山道を整備されている地元の方に感謝したい。これで、小川の登山口から行者道を通って越知山に登り、昔の修験道跡を歩き、ここまで縦走することが出来るようになった。 ちょっと距離は長いが、車二台で来て、一台をどちらかの登山口に廻しておけば日帰りで縦走が可能だろう。北のほうには越前西部林道3号線のほうに降りる登山道の入口がある。前回はこの登山道を登って来た。

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六所山に至る登山道

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六所山登山道を少し降りてみる

また、西のほうには六所山に至る登山道入口があり、そこにあった標識には未整備と書いてあったが少し歩いてみたところ、かなり薮は刈ってあるようだった。今年、この道を整備するそうである。

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六所山に至る登山道

登山道と思われる切り開きをしばらく降りて行ったら、山の鞍部に出て、切り開きはそこから左に向きだしたから、登山道は忠実に尾根筋に付けられているのかと思ったら、そうではないそうである。

 

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帰り道に見た小六所山と陽光輝く日本海(@雀ヶ峠)

そこから、頂上に戻り、帰路に就いた。このコースはアップダウンがあるので、帰り道もかなりの体力を使うだろうと思ったが、登り返しはそれほどでもなかった。雀ヶ峠に着くと、日はかなり西に傾いており、海面がキラキラ光っていたので、これならきれいに写真に写るだろうと、撮ってみたが、こんなものだった。

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日本海を望む尾根道

登って来たときに汗をかかされた雀ヶ峠の急登も、帰り道は快適そのもの、日本海を見ながら気持ちのいい雪山歩きが堪能出来た。

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丸山から武生盆地方面を望む

かなり、晴れ間が広がったので武生盆地方面の写真を撮ったが、すぐ近くの丸山がきれいに写っただけだった。丸山の上に顔を出しているはずの白山は雲の中で全く見えなかった。

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コテージ村駐車場

海山峠に着いたのは4時半。下山途中に見えていたエボシ山まで0.7kmの案内板があったので、エボシ山まで行って来ようかとも考えたが、やめにした。駐車場に戻ったのは5時少し前。日が陰ったところは速くも雪がバリバリになっていた。

  

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