日時

目的地

所在地

2013年1月1日

文殊山(366m)

橋立山(261.3m)

鯖江市南井町/福井市角原町

福井市徳尾町

 行動日程

二上登山口13:20〜13:25分岐13:25〜13:35半田コース合流地点13:35〜13:50二上コース合流地点13:50〜14:05小文殊14:05〜14:20文殊山山頂14:40〜14:55奥の院14:55〜15:25橋立山15:25〜15:50吉谷町に出る15:50〜16:10酒清水登山口16:10〜(橋立コース偵察)〜16:45橋立山手前16:45〜15:10酒清水登山口

 参考資料

Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報)

文献   :

 これまでの山行記録

 2010.10.142012.1.28

地理院地図によるルートマップ

Webサービス by Yahoo! JAPAN

注:この地図はおおよそのルートをトレースしたもので、正確ではありませんので、参考程度にとどめてください。この地図の歩行ルート表示は下から3番目の縮尺で作成したため、他の縮尺の地図では歩行ルートと地図にずれが生じる場合があります。地図上の赤線が今回歩いたルートです。

≪注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。≫ 

元日から山に出かける。毎年、除夜の鐘とともに初詣に行くのだが今年は行かなかったので、初詣代わりに文殊山に登ることにした。元日に山に登るのは初めての経験。文殊山は正月登山でたくさんの人が登るようだから、楽しみだ。

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文殊山全景(@二上登山口に向かう道路)

天気予報ではクリスマス寒波の後に年越し寒波が来ると騒いでいたが、気温はかなり低いものの、雪は大したことがない。朝方雪が降っていたが、昼前から上がり、まずまずのコンディション。この日は二上登山口から文殊山に登り、橋立山を縦走して、酒清水登山口に降りる予定だ。車二台で来たので、先に酒清水登山口に車を一台廻しておいて、二上登山口に向かった。二上登山口近くに来たが雪は意外に少ない。私が住む坂井平野より、こちらのほうが雪が少ないかもしれない。今年は下雪の傾向があるようだ。

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二上登山口

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登山口からすぐの分岐

元日に文殊山に登るのは初めて。駐車場に来ると、ほぼ満杯状態。30台くらいはあっただろう。二上登山口から少し歩いたところにある分岐に来る。左に登って行くのが二上登山道だが右のほうにも雪の上を歩いた足跡が多数ある。前々からこちらのほうにも道らしき跡があったので気になっていた。この機会にその道を歩いてみることにした。

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登山道の様子

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半田コース出合

登山道に入ると、さっそくこの道を下山してくる人にあった。それも、一人や二人ではなかったので、かなり歩かれているコースだということが解った。谷筋に続く良い道だ。分岐から10分ほどで尾根に出た。ここの尾根筋には右にも足跡があったので、少しそちらのほうに進んでみたら、途中にあった赤いテープにマジックで書かれた標識があり、進行方向に大土呂駅の矢印が示があったので、文殊山は逆のほうだと解り、引き返した。

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半田コースの標識

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気持ちのいい尾根道

赤いテープが巻かれた標識は他にもあったが、マジックで書かれた文字がよく読めない。しかし、はっきり読める標識があったので見てみたら、「半田コース」と書かれてあった。文殊山には様々な登山道があるが、「半田コース」とは初めて聞いた名前だ。後で解ったことだがこのコースは大土呂駅に近い半田町から北陸自動車道の半田トンネルの上を通って、上がってくる道だった。

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尾根道から見る文殊山

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二上コース合流地点

この登山道は少し薮っぽい気もしたが積雪があるので全く気にならない。尾根道からは木の間越しに文殊山が望めた。

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半田・二上コース分岐

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二上コースの様子

半田コースに合流してから、10分ほどで今度は二上コースに合流した。二上コースはさすがに人気のコースだけあって、たくさんの足跡があり、広い道が出来ていた。やはり、正月早々たくさんの人が登っているようだ。積雪は10cmもなく、歩く人の多さで、雪が茶色っぽくなっているところもあった。

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石清水付近の登山道

石清水のあたりに来ると土がむき出しになっているところもあった。

 

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福井平野の眺め(@石清水)

石清水あたりは展望がよく、雪景色をした福井平野が望めた。

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七曲がり分岐

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小文殊

石清水から七曲がりまでは広い切り開きの道となっており、雪がある程度あるため、土がむき出しにはなっておらず、気持ちのいいスノーウォークが堪能できた。七曲がり辺りから少し雪が多くなり、純白の幻想的な世界が広がっていた。雪が多くなったといっても10cmを超えるか超えないくらいだ。小文殊のあたりでは雪煙りが舞い、なおさら幻想的な雰囲気が強くなった。

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展望台付近の登山道

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本堂(大文殊)が見えてくる

しかし、杉林の中の登山道になると積雪が少なく、泥混じりの茶色い道となった。展望台を過ぎると、正面に青いシートがかぶさった建物が見えてくる。文殊山の本堂だ。

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福井平野の眺め(@文殊山山頂)

元日は本堂が開いており、楞巌寺(りょうごんじ)のご住職が詰めておられた。お参りしたら、今年の干支である蛇の土鈴の置物を頂いた。この後歩く予定の、橋立山から酒清水登山口に降りるコース(橋立コース)はかなり道が整備されたと聞いていたが、ご住職に道の状況を聞いたら、足跡があればいいが初めての人ではかなり迷いやすいということだった。実は10年ほど前に一度、橋立山から酒清水登山口(橋立コース)に降りようとしたことがあったのだが、道が解らず変な所に出てしまった経験がある。しかし、遅れて登って来たパートナーはその道を歩きたいというので、予定通り橋立コースを降りることにした。最悪、道が解らなくなったとしても、低山なのでどこからでも下に降りていける。

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奥の院に続く登山道

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胎内くぐり

文殊山頂上から奥の院に続く道にもしっかりした踏み跡があったから、かなりの人が歩いているようだ。胎内くぐりを過ぎ、南井町に降りて行くコース分岐からひと登りすれば奥の院の社が見えてくる。

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奥の院

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四方谷コース標識

社は建て替え中で、元の社は場所が変わっており、元の社があった場所に青いビニールシートをかぶった新しい社があった。ここから四方谷ルートと書かれた登山道に入って行く。四方谷ルートとは橋立山の手前で尾根筋を外れ、四方谷町のほうに降りて行くコースだ。橋立コースはそのまま尾根筋を進んで行き、酒清水登山口に降りることになる。奥の院まではかなりの足跡があったが、ここから先は足跡が少なくなっていたので、奥の院まで来てUターンする人が多いようだ。少し積雪が増えたように感じたが、それでも20cmは超えておらず、苦にならない。

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登山道の様子

奥の院までは元の文殊山の神域だったのだろうから、登山道のそこかしこに人工的なものを感じるが、ここから先は人間臭さが少なくなり、大自然の中を歩いている雰囲気が強くなってくる。道も遊歩道から本格的な登山道といった感じになる。

 

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四方谷(鯖江市)辺りの眺め

登山道は森林の中だから、それほど展望はよくないが、途中に切り開きが何ヶ所かあり、下界が見渡せた。午後からは曇りの天気予報だったが、途中から粉雪が舞いだした。真っ白な雪煙りの中から透かして見えた四方谷の眺めは幻想的だった。

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四方谷コース分岐

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橋立山頂上

四方谷コース分岐に来ると雪はやみ、空が明るくなっていた。ここから、ひと登りで橋立山の頂上についた。そこはアンテナやその管理棟など人工物が多く、今までの雰囲気は台無しだ。

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橋立山三角点

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同左

建物のあるところから少し奥に入ったところに橋立山の三角点がある。ここの三角点は四等で、点名:橋立山、標高261.31m、所在地:福井市徳尾町31字神明山6番となっている。ここから更に南西のほうに尾根道が続いており、その道を進んで行く。ずっと足跡があったが、橋立山からすぐでその足跡は消えていた。少し不安になったが尾根筋に広い切り開きの道が続いていたので、何の迷いもなくその道を進んで行った。

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酒清水に向かう登山道

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吉谷に降りて行く道

途中にはロープもあったので、この道で間違いないと進んで行ったら、その内道が薮っぽくなって来て急斜面をまっすぐ降りて行くようになった。そこからもロープがあったものの、薮はさらにひどくなってきたので、この道は明らかに一般登山道ではないことがはっきりしてきた。しかし、元の道に戻るのは面倒なので、そのまま降りて行くことにした。(注:このあたりから後に撮った写真は、レンズが曇っていたようでぼやけています。)

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旧帝釈社地と書かれた木

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掘れた道

そうしたら、木の幹に何やら文字が書いてある杉が見えたので、そこまで降りて確認したら、旧帝釈社地と書かれてあった。昔はここに帝釈天を祀る社があったようだ。今歩いてきた道はこの社のための道だったようだ。帝釈天は密教においては守護神であるそうだから、文殊山と関係があるのかもしれないが、ここまで文殊山の勢力が及んでいたのかどうかはよく解らない。ふもとの集落(吉谷)の鎮守様だったのかもしれない。

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登山口に標識が

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出てきたところ

その社跡からも掘れた道が続いていたから、この道は元の参道だったのだろう。ずっとロープも張られていた。山から出て来たところの杉の木に標識が打ちつけられていた。標識の文字は消えて読めなかったが、やはりここに昔は何らかの道があったようだ。

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吉谷の住宅街

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酒清水付近

降りてきたところは鯖江市吉谷町。新興住宅地らしく、建っている家は比較的新しいし、街並みも今風だ。住宅地の中の道を歩き、もう一台の車を廻しておいた酒清水登山口に戻った。

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酒清水

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酒清水登山道

酒清水登山口に戻ったが、また道に迷ってしまったのが悔しい。先ほど山から降りてきたところは10年ほど前に降りてきたところと殆ど一緒だったから、何も知らずに歩いているとこの道に迷いこむようだ。橋立コースは尾根筋に出来た道だ。今歩いて来た道も尾根筋に付けられた道だったから、どこかで別の尾根筋に入りこんだようだ。そのことを確認すべく、パートナーを置いて、一人だけ酒清水登山口から橋立コースを登ってみることにした。

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最初は急登

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立派な道が現れる

酒清水の湧水のところを左に入って行くのが橋立コースらしいので、そこを登って行くと、かなりな急登となった。下がぬかるんでいるので、なおさら滑りやすい。しかし、そこを過ぎると立派な道が現れた。その道を歩いて行くとすぐに鉄塔があったから、この道は巡視路として使われているようだ。

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送電線鉄塔

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尾根筋に掘れた峠道の跡が

その鉄塔には関西電力のマークがあり、北陸幹線(松)64号と書かれていた。そこからも立派な道が続いていた。道なりに進んで行くと、もう一つの鉄塔の近くまで来た。道は鉄塔のところに降りて行く道と、尾根筋を登って行く道に分かれていたので、尾根に登って行く道を選んだ。そこからは巡視路ではないようだが立派な道が続いていた。尾根に到達すると、そこからは尾根道となった。そこを進んで行くと、尾根道が落ちくぼんだところがあった。そこにはふもとの徳尾町と吉谷町から掘れた道が上がって来ていたから、ここに峠があったようだ。ここを吉谷町のほうに降りて行けばちょうど先ほど降りてきた辺りの谷筋に出る。谷筋には確かに道のようなものがあった。

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丹生山地に沈む夕日

この峠辺りで日没が迫って来たので、引き返すことにした。帰ってから地図を見たら、もうひと登りすれば先ほど降りてきた道との分岐まで行けたようだ。

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鯖江市街の夕景

帰り道の途中で日が沈み、夕闇が迫ってきた。今日は初日の出ではなく、初日の入りを堪能することが出来た。この後、酒清水登山口まで降り、車で二上登山口に廻り、帰路に就いた。二上登山口の駐車場に着いた時にはかなり暗くなっていたので、さっきあれほどあった車は、自分の車以外に一台もなくなっていた。元日登山は良いものだ。元日登山のおかげで、この正月は多少おもちを食べ過ぎても体調が良かった。

 

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