日時

目的地

所在地

2013年3月19、20日

丈競山(1045m)

浄法寺山(1052.8m)

坂井市丸岡町山口

吉田郡永平寺町上浄法寺

 行動日程

【 1日目 】ダム管理棟(駐車したところ)9:15〜9:30登山口9:30〜10:05夏道・冬道分岐10:05〜10:30じょんころ登山道分岐10:40〜11:30大岩広場11:35〜12:00標高676mピーク12:30〜13:10北丈競山の急登手前13:10〜13:45北丈競山山頂13:55〜14:35南丈競山山頂15:10〜15:50浄法寺山山頂15:55〜16:25南丈競山山頂

【 2日目 】南丈競山山頂8:25〜8:50北丈競山山頂8:55〜10:05大岩広場10:10〜10:35じょんころ登山道分岐10:45〜11:10じょんころ登山口11:10〜11:30ダム管理棟(駐車したところ)

 参考資料

Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報)

文献   :

 これまでの山行記録

2008.5.62011.6.162012.3.19-20

地理院地図によるルートマップ

Webサービス by Yahoo! JAPAN

注:この地図はおおよそのルートをトレースしたもので、正確ではありませんので、参考程度にとどめてください。この地図の歩行ルート表示は下から3番目の縮尺で作成したため、他の縮尺の地図では歩行ルートと地図にずれが生じる場合があります。地図上の赤線が今回歩いたルート(夏道+じょんころ登山道+浄法寺山往復)、ピンクの線は冬道のルートです。

≪注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。≫ 

昨年に続き、春分の日を利用して、小屋泊まりで丈競山に登る。今年は雪が少ないとは聞いているが、昨年は雪がカチカチに凍っていて苦労させられたので、今年はカンジキやスノーシュー、アイゼンの完全装備で出掛ける。それに昨年は夜冷え込んだので、念のため、灯油も持参するこにした。そのため、かなり重い荷物を背負っての登山となった。

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ダム管理棟前のゲート

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登山口

登山口のある龍ヶ鼻ダムに向かう。途中に通る竹田には全く雪がない。ダム湖に来ても、白いものは見当たらず春の装いだ。昨年、周囲の山には残雪があった記憶があるが、今年は周囲の山に殆ど雪がない。昨年同様、ダム管理棟の駐車場に車を停めさせてもらって、歩くことに。昨年はダム湖から先の道は通行止めとなっていたが、今年はゲートが開いており、何台か車が奥に入って行った。しかし、今日登る予定の従来の登山口には正式な駐車場がなく、やはりここに車を置いて歩くことにした。じょんころ登山口には大きな駐車場があるが、登り始めから急登なので、あまり好きではないし、じょんころ登山口まで、車で入れるかどうかも解らないので、やはりここから歩くことに決める。湖岸道路にも登山口にも全く白いものは見当たらず、昨年より明らかに春めいている。

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夏道・冬道分岐

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唯一の水場手前の登山道

昨年は登山口の階段を登りきって尾根に出た辺りからもう白いものが見えたが、今年はまったく雪が見られない。殆ど雪を見ることなく、夏道・冬道分岐に来てしまった。昨年は冬道を選んだが、冬道は雪がないと、全くの藪漕ぎとなるため、今年は夏道を歩くことに。 夏道に入っても全く雪がなく、春山気分だ。ただ、夏道はトラバース道なので、垂れ下った枝や倒木が登山道をふさぎ、少し歩きにくいところがあった。

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登山道唯一の水場

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じょんころ登山道分岐

このコース唯一の水場で喉を潤す。この水場は夏場に来ると殆ど水が流れていないが、この時期だとかなり水が出ていた。そこからしばらくで、じょんころ登山道との分岐に至る。登山口からここまで一時間ほどかかっている。かなりペースが遅いが、今日は小屋泊まりなので急ぐ必要はない。今日、明日は晴れの予報だったので、安心して出てきたのだが、途中少し雨が落ちてきたので、じょんころ登山道分岐で小休止し、雨具を出す。今日は雨の心配はいらないだろうと、カッパをザックの一番下に入れてしまったので、折りたたみ傘でしのぐことにした。途中傘をさしたり、畳んだりを繰り返していたら、その内雨は止んでしまった。 

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夏道・冬道合流地点

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大岩広場(帰りに撮った写真)

じょんころ登山道分岐から少し行った谷筋にはいくらか残雪があったが、全く歩くのには支障がない程度だった。夏道・冬道が合流する地点にやって来た。いくらなんでもここからはかなりの雪があるだろうと予想していたが、来てみると全く雪がないので拍子抜けしてしまった。春山を歩くのと変わらない状況だったが、さすがに中間地点の大岩広場手前あたりから、20cmほどの雪が現れた出したが、この程度では歩くのに殆ど支障はない。大岩広場からの登りをこなすと、展望の良い尾根に飛び出す。地図に標高676mの表示がある辺りだ。

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北・南丈競両峰の雄姿(@P676m辺り)

ここで、12時を廻ったので、昼食休憩とする。ここからは天気がよければ、北・南丈競の両峰の展望が良いのだが、天気は回復せず、展望はいまいち。この尾根筋の南側にある榿ノ木谷からは洪水のような、ごうごうとした音が鳴り響いてくる。ここ数日20度近くまで温度が上がっているから、雪解けが進んでいるようだ。天気はぱっとしないが、風は暖かい。

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登山道の様子

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登山道の様子

持ってきたおにぎりをほおばり、ゆっくり休憩しようと思ったが、シャツが汗を吸い、体が冷えるので、それほど長くは休めない。30分ほど休んで歩きだすことにした。ここからしばらくは尾根道が続く、高い木もなく展望が良い。大岩広場からはいくらか雪があったが、この尾根筋は日当たりが良い所為か、雪はほとんど消えていた。

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北丈競山手前の登り

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むき出しになった階段

北丈競手前の登りになってようやく雪がべったり着きだしたが、それでも一部地面が顔を出し、登山道の階段がむき出しになったところがあった。昨年は一面の雪原状態だったが、今年は灌木が顔を出し、少し歩きづらい。この辺りから、天気が回復。青空が見えるようになってきた。

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北丈競から南丈競を望む

北丈競山頂に着いても雪は少ない。昨年は雪庇が張り出していたので、慎重に歩を進めたが、今年はまったく状況が違っていた。南斜面の雪は全く消えており、ブッシュがむき出しになっていた。ここまで、雪が緩んで少し歩きづらいところもあったが、つぼ足で来てしまったので、そのままカンジキを着けることなしに、南丈競山に向かうことにした。一旦鞍部に降り、登り返せば頂上だ。小屋がすぐそこに見えている。

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雪が薄く残る尾根道

北丈競から南丈競に至る稜線は雪がべったりついており、地面がむき出しになっているところはなかったが、南斜面の雪は完全に融けており、尾根筋の登山道が現れるのもすぐだろう。今日は灯油を担いできたので、かなり荷物が重く、なおかつ足が沈み込む所が多かったので、最後の登りはかなり足に来た。いつもなら、ふくらはぎに来るのだが、今日は前の太ももが痛い。この冬はかなり頻繁に山に登っていたので、体力に自信があったのだが、重い荷物を担ぐと違った筋肉を使うようだ。昨年カチカチに凍りついていた南丈競山直下の急坂も、今日はほどよく雪が緩んでおり、危険な個所はなく、結局カンジキもアイゼンも着けず仕舞だった。

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北丈競山から南丈競山に至る稜線(今年)

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北丈競山から南丈競山に至る稜線(昨年:2012.3.20撮影)

上記の二枚の写真は南丈競山直下の急坂を登りきったところから、今歩いてきた尾根を撮ったもの。上が今年の写真で、下が昨年撮ったものだ。今年は南斜面に全く雪がないのがよく解る。昨年、稜線上にずっと張り出していた雪庇も今年は全くない。昨年は特に雪が多かった年ではなかったが、これだけ差があるのだから、今年は異常に雪が少ないということになるだろう。気象の違いがはっきり解って、同じ時期に同じ山に登るのも悪くない。

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白山方面の眺め(@南丈競山頂)

南丈競山頂に着いたが、雲は取れず、遠くの山の展望はいまいち。白山らしきものが見えたが、裾野の一部で、肝心の御前ヶ峰、大汝峰、剣ヶ峰は見えていない。この後、夕方近くになって薄っすら白山の全貌が見えるようになったが、明朝になれば天気が回復するだろうと、その時は写真を撮らなかった。しかし、結局翌朝も天気は完全には回復せず、白山は撮れず仕舞となってしまった。

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山小屋

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頭を出した祠

山頂到着は2時半、登山口からちょうど5時間掛かっている。かなりゆっくり歩いたし、休み休み来たから、こんなものだろう。かなり時間が掛かったが、昨年より1時間半以上早いから、如何に今年の雪が少ないかが解ろうというものだ。山頂も雪が少ない。昨年は山小屋の周囲が雪の壁のようになっており、すっぽり埋まっていた感じだったが、今年はむき出し状態だ。積雪は30、40cmくらいか。白山三所大権現の祠も頭を出していた。

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南丈競山から浄法寺山に至る尾根

今日は重い荷物で太ももに来たので、浄法寺山に足を延ばすのはやめておこうと思ったが、同行者が行きたいと言うので、一緒に行くことになった。今歩いてきた稜線より、浄法寺山に向かう稜線のほうが雪が多く、ブッシュが顔を出している所はなく、気持ちよく歩けそうだ。つぼ足でも十分なような気がしたが、雪が緩んでいるだろうから、カンジキを履くことにしたが正解だったようだ。雪は緩んでいたが、カンジキで歩くにはちょうど良い程度だった。特に急なところもなく、快適な雪上散歩を満喫することが出来た。

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浄法寺山直下の登り

最後の登りにくると足が上がらず、スピードが出なかったが40分ほどで浄法寺山頂に到着した。

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浄法寺山の方位盤

浄法寺山頂の展望台は壊れたのか手すりがなく、方位盤だけがむき出しになっていた。木製の展望台は1mくらい高くなっており、展望台の床が雪に覆われていたから、浄法寺山頂には1m20、30cmくらいの積雪があったようだ。丈競山頂の雪と比べるとえらい違いだ。標高はそれほど変わらないのに、この差はどこから来るのだろう。

 

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浄法寺山頂から南丈競山を望む

今歩いてきた稜線を望む。歩いてきた尾根筋にはたっぷり雪があったが、ここから見るとやはり南西斜面に雪が少ないのが解る。

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永平寺側から上がってくる登山道ルート

永平寺側から登ってくるルートを見ると、二つの小さなこぶがあることが解る。夏場に来ると木が生い茂って解らないが、雪があると山の起伏が解って面白い。

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大葉山から高平山に続く稜線

大葉山から高平山に続く尾根には豊原寺白山禅定道があったと言われており、歩きたいのだが、高平山まで片道1時間は掛かりそうだった。高平山まで行って来ようとしたら、南丈競山にお昼ころに着けば大丈夫かもしれない(雪の状況によるが)。翌朝登ることもできるが、今回は早めに下山しなければならないので、諦めた。

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杓子岳に至る尾根筋

杓子岳に続く尾根筋は起伏があって面白そうだ。杓子岳くらいまでなら、行って来れそうだったが、足が重く、モチベーションが湧かない。結局そのまま南丈競の山小屋に戻った。1時間ほどで往復して来れると思ったが、1時間20分ほど掛かった。

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福井市街の夜景

昨年同様、山小屋は今年も貸切状態。楽しい一夜を過ごすことが出来た。昨年は夜かなり冷え込んで、目が覚めるくらいだったが、今年はストーブを着けなくても大丈夫なくらい暖かかった。夜景を撮ってみたが昨年より空気が澄んでいなかったのか、写りはよくない。

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一晩お世話になった山小屋を後にする

翌日は天気が回復しているだろうと期待したが、御覧の通り、どんよりした曇り空。結局白山は望めず仕舞だった。一晩お世話になった山小屋に別れを告げ、下山に掛かる。

 

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北丈競山に至る稜線(後ろに火燈山、小倉谷山、富士写ヶ岳)

昨夜は強い南風が吹き荒れていたので、雪が融けたのか、昨日より一段と少ないように感じた。雪が緩んで歩きにくいかとも思ったが、昨日とそれほど雪の状態は変わっていなかった。

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北丈競山の三角点

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北丈競山から続く尾根筋

北丈競山頂に来ると、三角点が頭を出していた。昨日は気付かなかったから、やはり一夜でかなり雪が融けたようだ。途中、北丈競山からの下りで二人連れのパーティーにお会いした。9時過ぎにこの辺りを歩いているのだから、かなり早く出発されたようだ。泊まりではなく、日帰りだと言うことだった。帰りにじょんころ広場の横を通ったら、車が一台置いてあったから、彼らはじょんころ登山口から登って来たようだ。今日は春分の日の祝日なので、もっとたくさん登って来られるかと思ったが、天気があまり良くなかったためか、お会いしたのはこのパーティーだけだった。

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じょんころ登山道分岐

帰りはじょんころ登山道を降りることにした。

 

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掘れた古道が尾根を横断

じょんころ登山道分岐から少し降りたところに、掘れた古道が尾根を横断していた。窪みは浅いが両側から上がって来ている道がしっかり残っていた。坂井市丸岡町竹田地区の山奥には大昔、廃村になった集落がいくつかあると聞いているから、この近くにも昔人が住んでいたのだろうか。それとも、ここからさらに下ったところに、伐採した木を下に降ろすために使ったワイヤーらしきものが何本か放置されていたから、それと何か関係があるのだろうか。

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カモシカ岩

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じょんころ滝

尾根筋をさらに下って行くと、登山道の真ん中に大きな岩があり、カモシカ岩と書かれてあった。そこからつづら折れの急坂となり、谷筋に降りて行くと小さな滝がある。案内板があり、じょんころ滝と書かれてあった。

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じょんころ登山道入口

こちらの登山道は急だが、歩く距離は短く、じょんころ登山道分岐から25分ほどで登山口に降り立った。降りてくる登山道の途中にふきのとうが出ていた。登山口の近くで、山菜採りをしている人がいたので、「何が採れますか」と聞いたら、やはりふきのとうだった。「他に何か取れますかね」と聞いたが、ふきのとうだけだと話しておられた。

湖岸道路を歩いて、車を置いたダム管理棟まで戻ったが昨日より更に暖かく、一段と春めいた感じがした。昨年とはずいぶん春が早い。大違いだ。同じ時期に同じ山に登ると、そのことがよく解って面白い。どちらかというと、余り同じ山に登りたくないと言うのがこれまでの私の信条だったが、同じ時期に同じ山に登るのも悪くないものだと気付かされた。

 

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