日時

目的地

所在地

2014年2月24日

剱ヶ岳(567.8m)

あわら市清滝

 行動日程

採石場跡11:30〜11:50巡視路入口11:50〜12:10第9号鉄塔12:10〜12:20第144号鉄塔12:20〜12:30尾根途中(休憩)12:35〜13:00第145号鉄塔13:00〜13:15巡視路分岐13:15〜13:50剱ヶ岳山頂14:20〜15:40採石場跡

 参考資料

Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報)

文献  :

 これまでの山行記録

 2014.2.20(途中まで)

pore_b02.gif地理院地図(新システム)によるルートマップ

Webサービス by Yahoo! JAPAN

注:この地図はおおよそのルートをトレースしたもので、正確ではありませんので、参考程度にとどめてください。最初は山岳表記に適した地形図が表示されますので、登山口へのアクセスを知りたい場合などは地図表示画面の上部にある地図ボタンをクリックして戴ければ標準地図に切り換わります。また、ラベル(吹き出し)のないマーカー(アイコン)にマウスポインターを合わせると、その地点情報が表示されます。この地図ではアバウトなルートしか解りませんので、詳しいルートは上記の「地理院地図によるルートマップ」をご覧ください。なお、地図上の赤線が今回歩いたルートです。

≪注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。≫ 

福井県内には私が知る限り、剱ヶ岳(注:もうひとつの永平寺町と旧美山町の境にある山は剣ヶ岳の字が使われている)と呼ばれる山がふたつあるが、今回登ったのはあわら市の東部、刈安山の近くにある山。この山へはあわら市清滝や風谷峠のほうから登るのが正規のルートだが、今回は丸岡町竹田の手前にある採石場跡から登った。

P2240001.jpg

採石場跡

P2240002.jpg

採石場跡

前回(2月20日)の山行きでは、剱ヶ岳林道から巡視路を使って剱ヶ岳に登ろうとしたが時間がなく途中で撤退していたので、その続きをやろうと、丸岡町竹田に向かう。しかし、竹田に向かう県道からその採石場(丸岡町川上)を見ると、どうも最近様子がおかしい。大型ダンプの出入りがないし、入口にある事務所に人がいないようだ。今までは、この採石場があるので、奥の山域に近づけなかった。ここから入って行ければ随分時間が短縮できるし、前々からここから奥に続く道を歩いてみたいと思っていた。それで、電話番号を調べて電話してみたが、現在使われていないとの応答。調べてみたら、この採石場は最近廃業したようだ。事業者に一言断って、中に入ろうと思ったが、連絡先が解らない。入口にある簡単なバリケードは横にずらされ、誰でも入れるようになっている。それならばと、採石場入口に車を置いて、中の林道に入っていくことにした。採石場内の道を進んでいくと、荒々しい岩の壁が現れた。最近まで稼動していたためか、落石がひどい。最初はごつごつとした石が転がる歩きにくい道だったが、道なりに進んでいくと普通の林道となった。

P2240003.jpg

林道へ

P2240004.jpg

作業小屋

沢沿いの林道を歩いていくと、赤い屋根の小屋が現れた。この奥にも赤い屋根の小屋があったが結構荒れていた。ここの小屋には生活臭があり、最近も使われているようだ。

P2240005.jpg

登山道(巡視路)入口

P2240006.jpg

巡視路の様子

更に林道を奥に入っていくと、林道が二股になったところがあり、そこに前回見つけておいた登山道(巡視路)入口がある。そこから、山の斜面に取り付く。道はかなりな急斜面で、道はつづら折に登っていく。道が崩れたところもあり、決して歩きやすいとはいえない。

P2240007.jpg

東金津新福井線9号鉄塔

P2240008.jpg

巡視路標識

つづら折の急登を20分ほどで最初の鉄塔(東金津新福井線9号鉄塔)に到達した。ここからは尾根筋を進むようになり、それほど急な登りはない。尾根筋には立派な切り開きができていて、歩きやすい。

P2240010.jpg

加賀東金津線144号鉄塔

P2240011.jpg

富士写ヶ岳が見えてくる

起伏の少ない尾根筋を歩いていくと、10分ほどで次の鉄塔に着いた。この鉄塔は先ほどの東金津新福井線ではなく、加賀東金津線144号鉄塔となっていた。ここには2本の送電線が走っているのだ。この鉄塔まで来ると標高を稼ぎ、富士写ヶ岳や浄法寺山の頭が見えるようになってきた。

P2240012.jpg

巡視路標識

P2240013.jpg

尾根道の様子

144号鉄塔からも尾根筋に広い切り開きが出来ており、薮がなく歩きやすい。しかし、少し雪が多くなってきた。尾根は複雑にカーブを描いており、次の鉄塔のほうにまっすぐには登っていかない。また、単調な登りではなく、いくらかアップダウンが出てきた。

P2240014.jpg

森林組合の標識

P2240015.jpg

剱ヶ岳が見えてくる

途中に剱ヶ岳造林地の看板があった。この一帯の山(20haほど)は所有者は地元の森林組合となっていたが、造林者は別で、更に国の独立行政法人と思われる緑資源機構と言うところが造林費負担者となっていた。結局昔のように地元の森林組合が森林の管理を十分にやっていけなくなったため、国の補助事業として森林を守っていこうと言うことなのだろう。

P2240016.jpg

尾根道の様子

P2240018.jpg

稜線上に立つ145号鉄塔

途中、道が下りとなり、尾根の鞍部を通るところがあった。そこからは視界が開け、次に行く鉄塔が見えていたが、まだかなり遠い。ここまで1時間ほど歩いてきたので少し休憩をとることに。

P2240019.jpg

小倉谷山、火燈山、浄法寺山の稜線

P2240020.jpg

富士写ヶ岳

そこからは小倉谷山、火燈山、浄法寺山、富士写ヶ岳が見えた。丈競山は火燈山に隠れ、殆ど見えない。

P2240021.jpg

加賀東金津線145号鉄塔

P2240022.jpg

左:9号鉄塔/右:146号鉄塔(剱ヶ岳)

そこからも微妙なアップダウンを繰り返し、ようやく剱ヶ岳から続く稜線に建つ、鉄塔(加賀東金津線145号鉄塔)に着いた。この鉄塔から尾根を左に進んで行けば東金津新福井線9号鉄塔だ。剱ヶ岳へは右の尾根筋を進んでいく。右に行く尾根道も加賀東金津線の巡視路となっており、よく整備されている。

P2240023.jpg

北潟湖方面を望む

P2240024.jpg

尾根筋の広い切り開き

整備の行き届いた尾根道からは北のほうの展望が開け、北潟湖方面から加賀平野、日本海が見渡せた。

P2240025.jpg

富士写ヶ岳から火燈山の稜線(不惑新道)

反対側には富士写ヶ岳から火燈山の稜線が目の当りに見えた。不惑新道が通っている尾根だ。

P2240026.jpg

巡視路分岐

P2240028.jpg

尾根筋の様子

展望を楽しみながら、進んでいくと、巡視路標識が現れた。巡視路は尾根を外れ、次の鉄塔のほうに降りていくようになっていた。しかし、目指す剱ヶ岳の尾根筋に道が見当たらない。10年ほど前にこの尾根を歩いたときは立派な切り開きがあったのだが・・・。仕方がないので、潅木を掻き分け尾根筋を進んでいくことに。薮はそれほど濃くないが、中途半端に雪が付いているので、歩きにくいところが何ヶ所かあった。

P2240029.jpg

山頂直下の急登

山頂直下はかなりの急登で、枝に掴まりながら、何とか登って行くと、山頂に着いた。

 

P2240040.jpg

山頂の様子

P2240031.jpg

山頂は広くはないが祠があり、大きな岩がいくつかごろごろしている。祠の中には三体の石仏が鎮座している。ここには越前で育った男大迹王(おおおどのおおきみ)が祀られている。男大迹王とは継体天皇のことで、祠には菊の御紋が付いていた。祠自体はかなり古いのだろうが、福井震災で倒れたようで、地震後修復したとの銘が入っていた。ここには三等三角点(点名:剱岳、標高:567.79m)があるはずだが、雪の下で三角点は確認できなかった。

P2240041.jpg

菊の紋章

P2240033.jpg

清滝・剱ヶ岳林道のほうに降りていく登山道

尾根筋を逆のほうに下っている道が正規の登山道で、ここを降りていけばあわら市清滝の登山口や剱ヶ岳林道の登山口のほうにつながっている。こちらのほうの登山道にはカンジキで歩いた跡があったから、最近誰か登ってこられたようだ。なお、ネットで調べてみたところ、しばらく前まで剱ヶ岳林道工事のため、荒れていた風谷峠(刈安山)からの登山道も再整備され、登りやすくなったようだ。新しい林道から従来の登山道に取り付くところにも立派な登山口がついた模様。その代わり、清滝からの道が荒れているとの情報もある。

P2240035.jpg

坂井平野(北部)を望む

 

P2240036.jpg

坂井平野(南部)を望む

 

P2240038.jpg

富士写ヶ岳、小倉谷山、丈競山、浄法寺山の稜線を望む

山頂からは坂井平野を一望に出来る。継体天皇は天皇に就位するまで、この坂井平野で治水事業などに携わったとの伝説が伝わっており、祠を建てるには相応しい場所かもしれない。

最後の尾根道が藪になっていたのは残念だったが、2時間半ほどで登ることができた。雪のないときに来れば半分の時間で登れるだろう。ただ、採石場跡には最近のものと思われる落石がごろごろ転がっているので、落石には十分注意してください。帰りに一台四駆車が林道を登っていったから、四駆であれば無積雪期には車で登山口まで行けそうだ。

 

Back ホームへ