■ツインで車中泊計画■
まさか、そんな・・・
こんなちっこいクルマで、車中泊なんて。



クルマの中で泊まる。
それはすべての自動車愛好家にとって、永遠のテーマであります。
かなりの偏見


そんなことはミニバン系のワゴン車しかできませんが、
ミニマムコミューターであるツインの新しい可能性を探るべく、
「走ルンです」ではベットクルーザー計画をスタートしました。
こんな小さなクルマにそんなことができるのでしょうか??
無謀な挑戦に挑みます。

・・・・おおげさな・・・



まずはシートを外してしまいます。
シートは四隅を4本のボルトで固定していますので、
まずはネジを外してしまいましょう。
サイズは14ミリです。
★豆知識★
ボルトの頭はすべて14ミリですが、ネジ部分は後ろのほうが太くなってます。
シートを戻すとき、「ネジが締まらない〜」と泣かないように注意しましょう。
ちなみに管理人は泣きました。
助手席側のシートベルトステー(写真参照)は、シートを外しても、
元の場所に締めこんでおいたほうがいい感じです。



ベッド部分本体にあたる板は、ホームセンターで売っている「下地用合板」を使いました。
サイズは1820X900X11.5mmとかなり大きいです。
最近は加工してくれるお店も多く、ワタクシもお願いしました。
1000X550と1000X500のサイズにカット。
ちなみにこの大きさに加工するには、板を2枚買う必要があります。
半分以上が半端材です。
加工費用と合わせて1600円ほどしました。
機械で加工するので仕上がりも正確です。

とりあえず位置あわせ。

こんな感じになりました。リヤは(1000X550)でピッタリでした。
フロントは(1000X500)を置きます。シフトレバーにあたらないギリギリサイズです。
ちなみにこの技はガソリンAにしか使えません。
他のグレードでは工夫が必要です。
ガスBではラゲッジボックスを外します。
ハイブリッドではバッテリーを外すと良いでしょう。←それは無理




続いて下地合板にマットを敷いていきます。

普段の生活とは違う、慣れない車中泊では、
快適な睡眠を促すためにも、寝心地を左右するマットは素材選びが重要です。
しかも、座った状態で、できるだけルーフが頭に当たらないよう厚みを抑えることも大切。
薄くてもコシのある素材を見つけなければいけません。


そこで選ばれたのはコレ。

よくキャンプ用品などで見かけるウレタンシートです。
薄い割にはクッション性がよく、値段も安価でさらに加工が簡単。
今回のベットクルーザー計画ではこれ以上理想的な素材はありませんでした。
価格はお店によってもマチマチですが、
ほとんどは1000円以内で、けっこう大きい面積が購入できます。




下地用合板にマットを貼り付けるには、
薄手の両面テープや合成ゴム系ボンド(透明タイプ)などが手軽でいいでしょう。
そんなにしっかり固定しなくても、ずれることは少ないと思います。
全体に接着するのは大変ですから、周囲の四辺を囲むように接着します。


両面テープと透明タイプの合成ゴム系ボンド。


こんなかんじで隅っこだけまわりを囲むように接着剤を塗布します。
両面テープは張りなおしが楽でしたが、作業性はボンドのほうがいいです。
そんなに位置調整することもないので、ボンド止めで十分かと。



ちなみにマットは一枚だけではクッション性が薄く、
快適な睡眠は約束されませんので、3〜4枚積層することをお勧めします。
ラジコン・ツインもゆく末を見守る・・・




おおよそ位置合わせをして、カッターでカットします。



4枚積層してみましたが、
あのペラペラだったウレタンマットが、かなりふっくらしてますよ。
自宅で寝転んでみましたが、けっこう快適です。



リヤ側は板をラゲッジの上に載せるだけでいいのですが、前側は足が必要です。
そこで最近流行のSFP2X4材で足を作ってみました。
長さは900、400、300(各2本)、180、220(各1本)です。
こちらもホームセンターでカットしてもらい、加工費込み700円くらいでした。



下地合板の幅は500ミリですが、シフトレバーやパワーウインドーモーターを避けるため、
ちょっと逃げ加工するためのスペースを作ります。
したがってフレーム部分は淵から少し離します。



3ミリドリルで下穴を開けます。
ウレタンマットの上からブスッといきました。



した穴を開けると木ネジを締め込みやすくなります。
スルスルと入っていきます。


同様に足もねじ込んでガッチリと作ります。
手で揺さぶって、ガタついたり、たわんだりしないか確認しましょう。



いよいよ足がつきました。
ちbなみに前側の足が長く、後ろの足が短くなっていることに注意!
ツインのフロアは平らではないんです。
前足は左右30センチ、後ろ足の左側21センチ、右側18センチです。
画像とちょっと違うのは前右側の足位置を5センチほど中央にオフセットしました。
フロアトンネルの逃げのためです。



足の裏には滑り止めマットを合成ゴム系接着剤で貼り付けました。
同時にフロアマットの傷つきも防止します。




後ろ足は高さが微妙に合わなかったので、ウレタンマットを2枚重ねした上に滑り止めマット。
ちなみに後ろ足の下には、使途不明のコード類がたくさんあるので、
痛めないためにも、ウレタンマット貼りは正解だったかもしれません。




リヤベットとフロントベットをジョイントする金具を取り付けます。
画像はちょっと分かりにくいですが、マット手前に見えるのが金具です。
前後の段差がなくなり、なおかつグラツキを防止して、剛性を確保しました。




裏側はこんな感じ。タッピングビスで一文字金具を縦横に並べてます。
強度を確保するため、ちょっとだけ出すのがポイント。



ウレタンマットのままではさびしいので、表面に布をかぶせます。
手芸用品売り場に行くと、ベットクルーザーにドンピシャリの素材が売ってます。
色もたくさんあるし、素材もこれでもかというくらい豊富に揃っています。
そんな中でなんとも柔らかそうな感じのスウェード生地を選びました。
サイズは145X160センチあり、一枚ですべてをまかなえます。
価格は980円。




肌触りは最高!暖かく、柔らかい感じは最高のベットクルーザーになりそうです。





ベッド部分に貼り付けます。チョイ引っ張りながら作業を進めます。
けっこういい感じで仕上がりました。



裏側から見ると素人工作モロだしの、雑な仕上がりです。
とりあえず両面テープで仮止めしました。
あとはでっかいホッチキスでバチンと固定するとしっかり確実に固定できます。

・・・でっかいホッチキスの正式名称がわからん。




ウレタンマットのふっくらした仕上がりとスウェードの肌触りが心地よい。
この感触には我ながらあっぱれ!
「しろたん」もビックリする癒し系に仕上がりました。


■俺流・電気系を強化!■

快適な睡眠をうながす秘密兵器。
それがマイナスイオン発生装置です。
室内のよどんだ空気を、
まるで森林浴でもしているかのような澄んだ環境を実現する、
究極のプラシーボ系アイテム。(笑
値段は980円でした。



室内は明るく、蛍光灯を投入!
ダブル管なので、まるで部屋にいるような感じの明るさです。
コードが長いので、エンジンルームなど作業灯としても利用できます。
裏側にマグネットがあるので、鉄板むき出しのツインはそのまま貼り付けできます。
値段は1780円でした。




そして究極は10インチブラウン管テレビ!
液晶なんて生ぬるいものは使いません。(ひがみ)
まさに走るビジネスホテル(爆笑)です。
こんなもの、一体どこへ置くのでしょう・・・
いつもはラジコン部屋においているのですが、
車中泊遠征には欠かさず登場します。
問題は電波環境。
いつも辺鄙なところで泊まるので、電波がとどきません。
なのでほとんどの場合、自宅で録画貯めしているテープを持って行きます。
・・・っていうかその前にアンテナ持っていないんですけどね。

このテレビはツインを買う1年前、オークションにて1万円くらいで落札しました。
適度に見やすい画面サイズと、100V・12Vの2電源対応で
室内・屋外の使用にも大変便利な一品であります。
でもイマドキはDVD液晶なのですが・・・・




■極秘任務の遂行・それはプライバシーを守ること■

夜間は室内灯キラキラなので、外界から遮断するためにサンシェード装着。
ツインにぴったりなアルミ製をみつけました。
吸盤が付いているので、片方しかバイザーのないガスAには大変便利です。
またサンシェード本体に収納用ゴムバンドが付いているので、
折りたたみ時に、運転席後ろ側のスペースにコンパクト収納できます。
値段は298円でした。



サイドはドア形状に合わせた折りたたみ式サンシェード。
ちょっと横が足りませんが、まあ良しでしょう。
値段は198円です。




後ろ側は可視透過率7%のブラックスモークなので、中はほとんど見えません。
これでプライバシー対策は万全です。

ツインの中身がホテルなんて、お釈迦様でも思うまい。



■そして、ベットクルーザー計画が完成へ■
プロジェクトが発足して1ヵ月半、
ついにベットクルーザーが完成しました。




フィッティングの最終調整を行いました。
前回で取り付けた高さ調節用の金具は、
前席の足に追加したウレタンマットをさらに調整して、ピッタリ合わせます。
シフトレバーやサイドブレーキとの当たりもなくバッチリしあがりました。

ではインプレッションです!
横になってみましたが、猛烈に快適であります。
4層ウレタンマット+ファブリック生地のふっくら感は、
やばいくらいに気持ちいい!!
まだ微調整は必要かと思いますが、それでも十分すぎるくらい心地よいです。
管理人は身長が低いので、寝転がってもヘッドクリアランスも余裕のV!
起き上がると後ろ側は頭が窮屈ですが、真ん中周辺はスペースがあります。
ベットクルーザー、クセになりそう??





■ベッドクルーザーにかかった費用■
下地用合板・1800X910X11mm(加工費含む) 1686円
SFP 2X4材(加工費含む) 716円
レジャーマット(ウレタンマット) 1760円
透明ボンドG17クリア 170円
両面テープ 100円
ネジ各種 360円
一文字金属板(5枚) 250円
スウェード生地(サイズ1600X1450mm) 980円
マイナスイオン発生装置 980円
蛍光灯 1780円
サンシェード(3枚の合計価格) 694円
合計 9476円

一般的なホテル代1〜2泊分という微妙な費用。
元をとるなら3泊以上しなければなりません。
素直にどこかの宿をとるか、それとも冒険してみるか。
あなたなら、どちらを選ぶ?



■ご注意■

ベットクルーザーのまま、公道を走行することはできません。
公道を走るときは助手席シートを元に戻しておきましょう。


走ルンですトップ