■ツイン・モニター体験記■

ある日、新聞の広告を見ていたら、
スズキツインの1週間試乗モニター募集の案内が出ていました。
ちょうどこの時は愛車ミニが故障して代車生活を送っていたころでした。
どうせならということで、試しに電話してみたのです。
さっそく申し込みして、数日が経過、一本の電話が。

「おめでとうございます、ツインのモニターに当選しましたので、販売店までお越しください」
な、なんと!当選しちゃいました。
・・・っていうか、申し込んだのってワタクシひとりじゃないの??
(電話口の向こうで担当者のそういう空気を察した)
ともあれ、ツインを一週間たっぷり乗れるので、ラッキーということにしておきましょう。

販売店は自宅から15分くらいの国道沿いにありました。
ここはトヨタ、三菱、ダイハツなどが並ぶディーラーの通りなのです。
さっそくお目当てのスズキ自販へ。

モニターの受付は免許証のコピーを取ってもらい、
誓約書を書いて(あたりまえ程度の事項ですが)、
あとは使用期間中に、使ってみての感想や、いいとこ悪いとこなどを記入します。(用紙1枚)
一緒にカタログや価格表などももらいました。


でもってモニター車はこのクルマ

ツイン ガソリンB 黄色です。
3速オートマチックにエアコンなどが付いてる豪華装備(?)仕様です。
ドアとリヤウインドーにはでっかく「スズキ ツイン 誕生」
と書かれたステッカーが貼られてめちゃ恥ずかしい仕様です。
ドアはマグネット、リヤウインドーは粘着だったので、自宅に帰って速攻剥がしでしたが。

さっそくキーを受け取り、エンジン始動。
販売店を後に国道へ出ます。
その瞬間


ビビビッ!


っときました。
爽快、軽快、そして自然なフィット感。
これはワタクシ専用に開発されたクルマなのでは?
と思えるほど、五感にピッタリくる感じでした。
当初は買う気がまったく無かったのですが、
この瞬間、近い将来、
このクルマがワタクシのパートナーになるに違いないと確信しました。


ワタクシはこの一週間のモニター期間に、
おそらく将来こういう使いかたをするであろうシチュエーションをすべてテストしたのです。
通勤、長距離ドライブ、ワインディング、買い物、車中泊(え?)。
ワタクシが使うであろうすべての条件を、完璧なまでにツインはクリアしました。
これほどまでに凄い車が、日本にあったとは!!


街中でのストップアンドゴーは、まさにツインがもっとも得意とするところです。
NA軽四のイメージとしては、アクセル吹かして、
なんか息苦しそうに加速していくイメージがあった(っていうか実際にある)
のですが、ツインは「スッ」という感じで加速します。
3ATのガソリンBですが、信号の多い道でもスムーズに加速します。



長距離のドライブでの直進安定性にはびっくり!
どしっと安定してまっすぐ走ります。
以前のアルトでは、かなりフラフラしていたはずなのですが、
ショートホイールベースのはずなのに、この安定感は驚き以外のなにものでもありません。
自宅にはラパンを所有していますが、まったくの互角です。
高速道路では100キロ巡航は3ATにはちょっとつらい??
クルマが持っている性能的な面では100オーバーもできますが、
心地よいのは80〜90までではないかと思います。
走行ノイズも、特にエンジンからの音が大きくなります。
ただ、これが5MTであれば、どうでしょう?
ギヤレシオから単純に算出すると20%近くハイギヤードになります。
高速領域ではかなりの違いがでるものと予想されます。



ワインディング走行では、ゆるやかなコーナーが良い感じで、
意外に少なめなロールで粘りのある走りをします。
スピード感があるので、普通に走っていてもメチャ楽しいですね♪
ショートホイールベースの関係で、
ブレーキング時のピッチングの動きが異常に早いのですが、
これは「ツイン」の個性として、個人的には歓迎したいところです。
ただ、細かいコーナーが連続する峠道などでは、
ホイールベースの短さが、かなり堪えます。
ゆっくり走ればまったく問題ありませんが、
そこそこのペースで走る場合は、要技術です。
左右の切り替えしのあるコーナーでは、ワタクシの操縦技術では
「なにかあったときに、なにもできない」感じがします(笑)が、
メーカー開発段階で、かなりのテストを繰りかえし、
ワインディング、街乗りでのベストバランスを探った結果がこの回答だと思います。
もちろん、ダンパー/スプリングの交換で、
ワインディングでの走りは、かなり改善でいるのではと期待しています。
個人的な感想なのですが、最近のスズキ車はハンドリングがイマイチと思っていましたが、
ツインに関しては、トータルバランスは「よくがんばった!」と思います。
そして、車体サイズの関係か、かなりスピード感があります。
ミニと同じくらいの感じだったので、
普通のクルマからの乗りかえでは、ちょっと怖い人もいるかもしれませんね。
逆を言えば、低いスピード領域でも、スポーツ走行を味わえるメリットがあります。


スーパーの買い物では、ツインの卓越した性能が発揮できます。
まず、駐車場の入りやすさ。
カタログに出ていた、最小回転半径3.6メートルという世界が尋常ではないことがわかりました。
「ありえないところから、ありえない角度で走る」
この意味は、実際に乗ってみると実感できます。
ともかく、すべての動作が「あらよっと!」感覚です。
そして、スーパーで買った袋は、リヤハッチを開けて放り込むだけです。
絶妙な間隔のトランクは、走行中に倒れたりずれたりすることがありません。
たくさんの買い物でも余裕で飲み込みます。


ワタクシは趣味のラジコンや仕事の関係で、車中泊を迫られます。
このようなことは年に数回あり、「クルマの中で寝れる」ことは購入の重要な条件。
(これを今までミニでこなしていましたが・・)
が、残念ながらツインはあまりにも室内長が短く、寝ることは到底不可能です。
ガソリンBは、荷物室にサブトランクがあるので、助手席を倒してフラットにできます。
ダッシュに足を向けて、リヤに頭を向けると・・・・・
あれ??

足を伸ばして寝れた

なんとダッシュの下側には大きな空間があり、
ここに足を伸ばせるスペースが生まれます。
そして、頭の部分は、ちょうどテール形状がトランクのところだけ膨らんでいるので、
ここに頭が入るスペースが生まれます。
まさかそんなと、思いもしなかったことが、現実に可能であるとはビックリ仰天です。
実際にフルフラットにする場合は、シートや荷物室の部分にちょっとした工夫が必要ですが、
それほど難しい工作ではありません。
ワタクシはテストでダンボールを使ってフラットな床を作りましたが、バッチリ熟睡です。
完璧を追求するなら助手席とサブトランクを取って、
床を合板などでカットし、マットを敷けばかなり快適な睡眠を約束できます。



当初、車を買い換える予定はなかったのですが、
ミニの楽しさは、このクルマにも十分あると思いました。
このモニターをきっかけに、「ツイン購入計画」が加速したのです。


真横から見た様子。チョロQです。
ホイールベース
1800mm、
最小回転半径
3.6メートル
ダッシュボードです。
ガソリンBには助手席エアバックがあります。
物を置くには不都合です。
ハンドルは握りやすく、お気に入り。
デザインもセンスが良いです。
ハンドル変える気にならないかも・・
センターに集中配置されたインパネ。
画像では分かりにくいですが、
運転席に少し傾いています。
スピード、燃料、距離、ATシフトの表示。
シンプルながら、必要な情報を凝縮してます。
オドメーターは今どきデジタルなんですね〜
エアコンはラパンとほとんど一緒でした。
炎天下の走り出しはつらいですが、
しばらく走れば十分冷えます。
イマドキ鉄板むき出しのピラーは珍しい。
プレスの返しなど、なかなか味があります。
「欲しい!」と思わせた第一印象が実はこの部分。
ツインは小物入れが圧倒的に少ない。
ドアにメッシュ状の小物入れがある。
ただ、ガソリンAには付いてません。
リヤゲートはキーを使って開閉。
使い勝手がバツグンに良い!
スーパーの買い物は世界一だ。
背中はちょっと固め、頭はふわふわで気持ちいい。
コンパクトなシートは、長距離で腰が痛いかな。
でも、クルマに合ったシートです。
助手席の後ろに生えているリボン。
ここを引っ張ると2段階のリクライニングと、
前方へパタンと倒れます。
シートはこんな感じで完全にフラットになります。
したがって長物でも余裕で積載できます。
荷物はかなりの量が入りますよ!
ガソリンBにはサブトランクを備えています。
この高さは畳んだ助手席と一緒なので、
板があればフラットスペースが広く取れます。
サブトランクの中身はこんな感じ。
でも上に荷物を積むと
開けることができないんですよね〜
ドリンクホルダーはオートマのみに付きます。
したがってガソリンAにはありません。
自作するしかないな。
フロアマットは固定するピンまで付いていました。
右側には燃料給油のオープナーがあります
ダッシュに配置されたスピーカー。
ワタクシは音質に拘らないので、
邪魔にならないシンプルさはたまらなく好き。
135・80R12のタイヤに、
カラフルなホイールキャップ。
ガスBに標準ですがオプション単体でも販売。
丸くて小ぶりなミラーが可愛い♪
少し後方視界がイマイチですが、
許せるかも・・・






トップへ