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東急リバブル株式会社(東京都渋谷区、袖山靖雄社長)が仲介物件の媒介広告で改めて虚偽内容を記載した。 東急リバブル東陽町営業所が専属専任で媒介するアルス東陽町301号室(東京都江東区東陽1丁目)の虚偽広告である。2008年1月4日更新の広告ページには間取り図の窓の数と駐車場料金の2点の虚偽がある。〔広告ページ http://www.livable.co.jp/rue/1/CU87Z017.php3〕 第1に間取り図である。東急リバブルは2007年12月28日までにアルス東陽町301号室の広告ウェブページを公表したが、2008年1月4日、新たに外観写真、間取り図、地図、キッチン・リビングの室内写真を追加した。 この間取り図の窓の数に虚偽がある。 東急リバブル媒介広告のアルス東陽町301号室間取り図(撮影:東急リバブル) 間取り図では6畳の洋室の左側(北側)の壁に窓が2つ設置されている。片開きの外開き窓が一つと羽目殺し窓(FIX)が一つである。しかし、実際は羽目殺し窓の上側(東側)にもう一つ、羽目殺し窓が設置されている。 洋室6畳に窓が3つあることは、新築分譲時の図面集にも記載されている。東急リバブルはアルス東陽町(売主:東急不動産)の新築分譲時の販売代理をしており、知らない筈のない事実である。 新築分譲時のアルス東陽町301号室図面(撮影:林田力) 洋室6畳を室内から撮影(窓が3つある)(撮影:林田力) ちなみに媒介広告でも、新築分譲時の図面集でも、このマンションは方位を、「左を北」にして描いている。通常は「上を北」、「下を南」に書くものである。 これは301号室のベランダが西にあるためと推測される。住宅では日当たりの良い南向きが好まれ、ベランダが下に来る。だから、西向きのベランダ が下に来るような方位の間取り図にしたと考えられる。このような消費者に不親切で姑息なところは、新築分譲時も、仲介時も一貫している。 東急リバブルが仲介広告で窓を隠した理由については2つほど考えられる。 まず洋室の窓から数十センチ先に建物ができたため、窓の意味がなくなったことが考えられる。アルス東陽町竣工時は窓から洲崎川緑道公園が眺望できたが、その後すぐに301号室に面する隣接地に作業所が建設され、窓が建物で塞がれる状態になった。 東急不動産(販売代理:東急リバブル)は、この状態になることを把握していたにもかかわらず、新築分譲時には説明せず、逆に「二面採光・通風」を セールスポイントとして販売した。引渡し後に真相を知った購入者は消費者契約法(不利益事実不告知)に基づき、売買契約を取り消した(拙記事「東急不動産の遅過ぎたお詫び」参照)。 今回、アルス東陽町301号室が売りに出されたのも、契約取消しによって、東急不動産に返品されたためである。このような経緯があるため、東急リバブルが洋室の窓を強調したくないと考えた可能性がある。 次に、洋室の窓の結露の問題がある。アルス東陽町301号室の洋室の窓では冬場に結露が発生した。窓ガラスの表面や窓枠上部に無数の水滴が付着 し、ポタポタと下に垂れ落ちてくる。窓のサッシが水溜りになり、あふれて流れ出てくるくらいであった。窓枠の下にタオルをしき、吸収させるほどであった。 洋室の窓の数を減らし、なるべく目立たないようにすることで結露の問題にも気づきにくくしたいという思いがあるのかもしれない。 虚偽の2点目は、駐車場料金だ。私は2007年12月28日に駐車場料金を僅か600円とする虚偽広告が公開された時点で、「東急リバブル、またまた虚偽広告」との記事を書いた(掲載は1月8日)。 広告を更新した1月4日からは、今度は、駐車場料金が月額2万円に変更された。 しかし、アルス東陽町の駐車場料金は月額で機械式駐車場の上段が3万2000円、下段が3万円である。広告記載の600円、2万円の両方とも誤りである。 修正後の駐車場料金が誤った金額で、新たに追加された間取り図にも虚偽があるというのは、本当によくわからない。消費者に正確な情報を伝えたくないのだろうと想像するしかない東急リバブルの企業体質には驚かされる。
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