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東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った - 林田力/著
林田力『東急不動産だまし売り裁判』

林田力『東急不動産だまし売り裁判』

東急不動産(販売代理・東急リバブル)から不利益事実を隠して問題物件をだまし売りされた著者(=原告)が消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地裁平成18年8月30日判決、平成17年(ワ)3018号)で売買代金を取り戻した闘いの記録。

ロゴス社、2009年7月1日発行
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東急リバブルCMの欺瞞

東急リバブルのCMが批判されている。子ども使って下らない無意味な会話をしている。おまけにうんざりするくらいくどい。「このような低レベルのCMにいくらの宣伝費をかけているのか。この会社も代理店も程度の低さを露呈した」との声がある。

「笑いを取ろうとしてCMをつくっているのに、恥ずかしいくらい笑いのことが分からないクリエイターが作っている」(「<東急リバブルのCMに腹が立つ?>「笑い」をわかっていないCMクリエイターが「笑い」を狙うとこうなる」メディアゴン2015年8月22日)

東急リバブルには過去にも欺瞞的な宣伝広告が批判されている。TVCMでは以下の三種類を流している。

教えてくれた編「物件のいいところを教えてくれた。悪いところも教えてくれた。買おうと決めることができた」

希望の暮らし編「不動産屋さんに希望の沿線じゃなく、希望の暮らし方を聞かれたのは初めてだ」

もう一度編「気に入って決めようとしたら、『雨の日にもう一度みてから決めてください』と言われた」

東急リバブルの実態を糊塗する内容である。東急リバブル東急不動産は不利益事実を隠して新築分譲マンションをだまし売りした(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社)。一生に一度あるかないかの買い物で騙し売りされた被害者感情を逆なでする。消費者が誤解を招くことがないようにするため、東急リバブルの実態を正しく反映したコピーに変更すべきである。以下の内容が正確である。

教えてくれなかった編「物件のいいところだけを教えられた。悪いところはとぼけてごまかされた。買おうと決めさせようと必死だった」

東急リバブルの実態が広まりつつある現状を恐れ、過度に信頼を強調する宣伝広告に必死になっていることがうかがえる。地域に密着している企業であればマスメディアで大々的な宣伝広告をしなくても顧客は集まる。悪どい企業ほど宣伝費をかけ、また宣伝費を稼ぐために法律違反でも、ばれなければ良いという根性で悪事を行う。

東急リバブルと悪質な取り立てが糾弾されたアイフルには共通点がある。両者は共にテレビコマーシャルで犬を使っている。東急リバブルの犬は「ブルちゃん」という。東急リバブルもアイフルも可愛らしい犬を広告に登場させて親しみやすい印象を与えようとする。東急リバブルの実態は不都合な事実を隠して問題物件を販売する騙し売り体質である。それを前面に出したら騙し売りできないため、犬を使って宣伝する。

無反省な東急リバブルには他山の石という感覚がない。アイフルのイメージ広告が社会的に大きく批判されたことを認識していていない。動物を宣伝に使うことに動物虐待との批判が出されたことを認識していない。何年にも渡る東急リバブル不買運動があって当然の会社である。

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