
林田力『東急不動産だまし売り裁判』新聞 ショッピング、旅行、地域
新幹線 飛行機
乗り比べも一興
東京から岡山市に旅行する機会があった。往路は飛行機、復路は新幹線を利用した。両者を速さ、料金、快適さの3点から比較したい。
第1に速さである。速度の点では飛行機の方が圧倒的に速い。東京から岡山まで新幹線のぞみ号では3時間半以上かかるのに対し、飛行機では1時間15分と半分以下である。しかし出発地から目的地までの移動時間を考えた場合、飛行機が速いとは限らない点に注意する必要がある。
新幹線の駅は中心市街地にあるのに対し、空港は離れたところにある。そのため、空港までの時間がかさむ。新幹線の駅はJR在来線の駅でもあるため、乗り換えによる移動が便利である。このため、東京から大阪くらいならば新幹線を選択する人が多いだろう。
今回の岡山旅行の目的地は車で岡山駅からは50分、岡山空港からは10分程度のところにあった。目的地には岡山駅からは路線バスが通っているが、岡山空港からはない。そのため、行きは岡山空港からタクシーで行き、帰りは路線バスで岡山駅まで出ることにした。
所要時間という点では搭乗手続きも忘れてはならない。飛行機は搭乗手続きに時間がかかるため、早めに空港に到着しなければならない。但し最近は全日空のスキップサービスのようにチェックインカウンターに寄らずに搭乗できるようになり、搭乗手続きに要する時間が短縮されてはいる。それでも改札のみで乗車できる新幹線の方がスムーズである。
新幹線は飛行機よりも本数が多く、最終便の時間も飛行機に比べると遅い。そのため、出発時刻・到着時刻に制約がある場合や反対に何時出発できるか分からない場合、新幹線を選ぶことになる。特に自由席でも良い場合、あまり発車時間を気にせず利用できる。記者が復路で新幹線を選んだ理由は何時帰るか分からなかったためである。
飛行機は新幹線と比べると相対的に遅延することが多い。また、雪国に行く場合は欠航や出発地に引き返す可能性もある。
第2に料金である。正規料金では新幹線の方が安い。飛行機の27700円に対し、新幹線は16860円である。しかし格安航空券ならば新幹線よりも安くなることがある。例えば全日空の特定便割引運賃「特割1」ならば最も安い便は14200円となる。
今回の岡山旅行で飛行機が選択肢の一つとなったのも、格安航空券の存在があってのことである。しかし格安航空券は事前に予約し、利用する便を指定する必要があり、何時出発するか分からない場合には向かない。今回の岡山旅行では帰る時間を決めていなかったため、帰路は新幹線とした。
飛行機のメリットとして、マイルがたまる点がある。しかし、マイルをためるためには会員になる必要がある。新幹線でも、日常生活で使用しているクレジットカードで購入すれば、クレジットカードのポイントがつく。
第3の快適さという点では新幹線に軍配をあげたい。飛行機は荷物検査が面倒である。ベルトを取らされたり、カバンの中身を空けさせられたりと大変である。係員の態度に自尊心を傷つけられたと受け止める人も少なくないだろう。東海道新幹線では車内改札があり、睡眠の邪魔をされる時もあるが、飛行機の荷物検査に比べれば問題にならない。山陽新幹線では車内改札は廃止されている。
新幹線にはシートベルトは必要なく移動も自由である。しかし飛行機では着席中はシートベルトを締め、離着陸中は席を立てない。飛行機と比べると新幹線の座席の方がゆったりしている。新幹線は窓が多く、窓側でなくても外の景色を楽しむことができる。飛行機では席によっては稀に空からの絶景が楽しめるが、そうでない場合の方が多い。
飛行機は新幹線よりも移動時間が短いため、着席中の時間も短くなり、飛行機の方が快適となりそうだが、エコノミークラス症候群が発生するのは飛行機である。飛行機は狭く、移動もできず、景色も楽しみ辛いという要因が重なっているためであろう。逆に新幹線は快適すぎて寝てしまい、目覚めた後に喉を痛めたり、風邪を引いてしまったりするデメリットがある。
乗務員のホスピタリティという点では飛行機の方が優れていると感じられるが、管理されたサービスであり、窮屈に感じるのも事実である。飛行機ではフライトアテンダントが誘導し、ジュースや膝掛けが提供される。機内誌なども持ち帰ることができる。しかし、これらは旅行する上で必要なものではないし、快適な旅行にとっても必要ではない。ある意味、過剰なサービスである。サービスが過剰ということは、それだけ余計に料金を支払っていることになる。一方、新幹線のワゴンサービスは有料だが、便利である。欲しい人だけが購入すればよく、利用しない人も含めた全乗客に転嫁されるサービスではない。
飛行機では携帯電話は電源を切っていなければならず、離着陸の前後はパソコンなどの電子機器の使用は禁止である。移動時間で仕事を片付けたいという人には、あまり飛行機は好ましくない。
新幹線では揺れを感じることはあまりないが、飛行機では離着陸時は緊張する。離陸後、高度が安定して初めて落ち着ける。特に着陸が怖いと感じる人は少なくないだろう。
以上、比較したが、飛行機の最大の利点は速度である。その長所が空港へのアクセスや便数などによって減殺されなければ、飛行機での移動により時間を短縮できる。そうでなければ新幹線の方が便利で快適である。交通機関は巨額の設備投資を必要とするため、複数企業による競争原理が働きにくいという性質があり、交通手段を選択できることは消費者にとって素晴らしいことである。新幹線と飛行機各々の長所と短所を考えた上で乗り比べをしてみるのも一興である。
リーズナブルなビジネスホテル
大阪府大阪市淀川区西宮原のホテル「ドーミーイン新大阪センイシティー」は賃貸借契約終了に伴い、2009年1月31日に営業を終了する。記者は2009年1月13日から駆け込みで宿泊した。ドーミーインは株式会社共立メンテナンスの運営するホテルチェーンである。
ドーミーイン新大阪センイシティーはJR西日本新大阪駅徒歩10分の繊維卸問屋街を中心とした複合商業施設「新大阪センイシティー」(愛称:ゆめっせ)内にある。施設には100店以上もの繊維卸問屋が軒を連ねる上にホームセンターのコーナンなどもある。
「1月限定 大バーゲンプラン」で予約した記者の宿泊料金は、朝食付き・サービス料及び消費税込みで1泊4200円であった。新大阪駅徒歩10分という好立地ながら割安である。朝食はバターロールとトーストを好きなだけ食べられ、ホットコーヒーも飲める。
料金が安い理由の一つに、トイレ及び洗面所、浴室が個室にはなく、共用であることがあげられる。一々部屋からでなければならないことは不便である。しかも扉がオートロックではないため、部屋から出る度に施錠しなければならない。とはいえ、トイレなどが遠く離れた場所にあるわけではない。特に記者が宿泊した部屋は向かい側が大浴場であった。すぐに浴場に行け、湯冷めすることなく部屋に戻れた。
一々施錠して部屋から出なければならない程度の不便によって料金が安くなるならば、その方が望ましい。しかも狭いユニットバスよりもサウナ付きの広い大浴場の方がゆったりした気分になれる。日々の生活を送るわけではなく、折角の宿泊なのだから非日常の感覚を味わうのも良い。
但し、向かい側が大浴場であることには難点もある。浴場に出入りする宿泊客の足音などでうるさいためである。しかも、浴場の前には入浴中にルームキーを保管するためのロッカーがある。液晶画面で暗証番号を指定する電動のロッカーで、操作の度にピーピーと電子音がする。それが部屋の中からも聞こえてしまう。早朝に入浴する宿泊客も結構いるために記者は物音で起こされてしまった。とはいえ起床に苦労する記者にとっては、物音で目が覚めることは悪いことではない。
低価格が魅力のドーミーイン新大阪センイシティーでは、リーズナブルにするための工夫をしている。その一つが「エコ運動キャンペーン」である。連泊する宿泊客は滞在中の清掃を不要と連絡すると、ドーミーイン特製のミネラルウォーターをもらえる仕組みになっている。これは北海道・大沼国定公園の横津岳山麓から湧き出た天然水500mlである。新大阪は営業終了となるが、別のホテルでも無駄を省き、消費者にとってもコスト面でも環境面でも有用な取り組みを継続することを期待する。
200901150810000.jpg ドーミーインの入居するセンイシティー
大阪城公園では機関車型の乗り物・ロードトレインが運行している。大阪城公園は大阪市中央区の歴史公園で、総面積105.6haの広大な園内には大阪城天守閣や大阪城ホールなど様々な史跡や施設が点在する。その園内の交通機関が西尾レントオールの運営するロードトレインである。
ロードトレインは機関車の外観をしているが、中身は車である。そのため、線路の上ではなく、道路上を走る。環境を考慮してLP(液化石油)ガスを燃料としている。外観デザインには機関車らしさを追求し、車輪と連動したピストンシリンダーは実際に駆動し、汽笛音の警笛を鳴らしている。
車両の開発元であり運営会社でもある西尾レントオールは建設機械・イベント用品等の開発やレンタルを事業とする。東京ではフジテレビ主催のイベント「お台場冒険王」で西尾レントオール製のロードトレインが走った。大阪城内での運行は2006年から開始された。イベント期間中のような期間限定ではなく、通年の運行事業は西尾レントオールにとって大阪城公園が初めてである。
通常は大手門前から桜門前まで運行するが、2009年4月1日から5月31日までの期間は青屋門春季ルートとして大阪城公園駅前から青屋門前(大阪城ホール南口)までのルートも連日運行する。
大阪城公園駅は大阪城公園の最寄り駅である。電車で大阪城公園に来た人は公園に入った途端、機関車の走行を目の辺りにし、「ポッポー」と汽笛が鳴り響くため、注目度は高い。英語や韓国語、中国語でも車内放送しており、外国人観光客も楽しんでいた。
慧日山・常光円満寺(大阪府吹田市元町)は行基によって開かれた高野山真言宗の寺院である。JR京都線(東海道線)吹田駅及び阪急北千里線吹田駅から共に徒歩5分の場所にある。JR吹田駅は大阪の新幹線の玄関口・新大阪駅から2駅である。大阪に立ち寄った際にふらっとアクセスできる立地である。
常光円満寺は市街地の中にあるが、西暦736年(奈良時代)に開かれたという歴史のある寺院である。摂津国八十八箇所の第42番の霊場でもある。境内は自由に入ることができる。
開山の行基は鎮護国家の仏教であった奈良時代において積極的に民衆救済に取り組んだ僧である。そのため朝廷から弾圧されたこともあったが、やがて影響力が朝廷にも認められ、行基は東大寺の大仏造営にも協力することになる。常光円満寺は行基の布教道場として始まった。
室町時代には将軍・足利義満が深く帰依し、足利将軍の菩提寺になった。本堂(浜の堂)正面の香炉には二つ引両(足利将軍家の家紋)が描かれており、足利家ゆかりの寺であることを示している。往時は広大な寺領荘園を保有して繁栄していたが、応仁の乱で全焼してしまった。再建されたのは江戸時代になってからである。
現在では水子供養で有名である。境内の絵馬掛に掛けられた絵馬には「産んであげられなくてごめんね」などと書かれたものも多く、水子供養の寺院であると改めて認識した。常光円満寺はウェブサイトでも水子供養のお寺であることを前面に出している。遠隔地や事情があって参詣できない人向けにネットからも水子供養を受け付けている。供養料の支払いはコンビニ払いも可能であり、近代化されている。
常光円満寺では水子供養の他にも厄除けや安産祈願をしている。水子供養は地蔵堂、安産祈願は七福神両天堂と別々のお堂で行っている。日本仏教は葬式仏教と揶揄されることもあるが、常光円満寺では人々の救済に目を向けているように感じられた。民衆と歩んだ開山の行基の精神を受け継いでいる寺院である。
桜島神社(大阪府大阪市住之江区南港北)は、咲洲(さきしま)にある神社である。咲洲は大阪港(大阪南港)に造成された埋立地で、橋下徹・大阪府知事が府庁舎移転先として提案した大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTCコスモタワー)がある場所でもある。
南港は古くは関西のヤクザやチンピラの脅し文句「南港に沈める」として知られている。ここからはコンテナ倉庫が立ち並ぶ寂しい場所という印象が想起される。現在はコンサート会場に使われるZepp大阪や国際展示場のインテックス大阪をはじめ、マンションや大学、商業施設が集積している。東京の湾岸と同様の発展スポットになっている。
一方で2008年8月に破綻したアーバンコーポレーションが事業主の分譲マンション・アーバンビュー咲州が「シーサイドレジデンス コスモスクエア駅前」に物件名を変更して販売していた。サブプライム・ショックに端を発した不動産不況の影響も色濃く受けている地域でもある。
桜島神社は日立造船エンジニアリングセンターが南港に移転した際に建てられた神社である。鳥居と祠があるだけの非常にコンパクトな神社である。「桜島神社」と書かれた石柱の裏には「平成九年十二月吉日 藤井義弘」と書かれてあった。藤井義弘氏は日立造船の社長であった人物である。
独立した神社としては小規模な桜島神社であるが、人工的な埋立地の中では異質な存在である。かつては桜島工場(大阪市此花区)で軍艦を建造していた日立造船も今や機械・プラントの製造が本業であり、造船会社とは言えなくなった。拠点の桜島工場は閉鎖され、跡地はユニバーサル・スタジオ・ジャパンとなった。移りゆく社会の中で伝統を感じさせる桜島神社であった。
森下 朝顔市 江東区
寅さんもやってきた?
第17回森下朝顔市が2008年7月6日、深川神明宮(江東区森下)をメイン会場として開催された。晴天に恵まれ、大勢の人で賑わった。
朝顔市は森下商店街振興組合の主催するイベントである。森下商店街は清澄通り(二ツ目通り)と新大橋通りを結ぶ森下交差点を中心とする商店街である。下町情緒を残したいと考えた商店街が1991年に朝顔市を初めて開催し、今年で17回目になる。深川新名物として定着し、すっかり夏の下町の風物詩になった。
朝顔市では午前8時半から朝顔を販売する。境内には行灯造りの朝顔の鉢が所狭しと、置かれていた。朝顔の購入者は空くじなしの抽選ができる。産地直送の新鮮野菜の無料配布も実施した。ヨーヨー釣りなどの露店や屋台も並び、お祭り気分を醸し出している。
会場には映画「男はつらいよ」のフーテンの寅さんに扮した人も登場した。「四谷赤坂麹町チャラチャラ流れる御茶ノ水」と映画でお馴染みの口上を披露し、喝采を浴びていた。
DSCF0231.JPG 朝顔市会場入口
DSCF0228.JPG 朝顔市で販売された朝顔
DSCF0230.JPG 口上を披露するフーテンの寅さん?
DSCF0229.JPG 露店からプレゼントされた缶ビールを持つフーテンの寅さん?
林田力(2008年7月6日撮影)
愛宕神社は東京都港区愛宕1丁目にある神社である。オフィス街の中にあるが、ビルの谷間や屋上に申し訳なさそうに存在する神社とは異なり、愛宕山という23区で最も高い天然の山の上に立地する。1603年に徳川家康の命により創建された。主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)で、江戸の防火の神様として信仰を集めた。
江戸に愛宕神社ができる前から京都には愛宕神社があり、信仰を集めていた。愛宕神社は明智光秀が本能寺の変の前に「ときは今 あめが下しる 五月哉」と詠んだ場所である。また、2009年NHK大河ドラマの主人公・直江兼続の兜の前立ての字「愛」も愛宕に由来するとする説が有力である。
東京の愛宕神社は標高26メートルの山であり、急な石段を登って参拝する。この石段は「出世の石段」と呼ばれている。寛永三馬術の一人・曲垣平九郎が騎馬で石段を登り、山上の梅を手折り、そのまま馬で石段を降りて徳川家光に献上した故事に因む。ここは男坂とも呼ばれており、脇には緩やかな女坂もある。
愛宕山を登ると平九郎が手折りしたという「将軍梅」がある。江戸時代は山頂から江戸八百八町を見渡せた。戊辰戦争時に勝海舟は西郷隆盛に愛宕山からの景色を見せ、戦火で失われることの無益さを説き、江戸無血開城を決意させたという。現在は高層ビルに遮られて見る影もなく、愛宕山だけが貴重な都会のオアシスとなっている。
木場公園 陶器市 おたまじゃくし
ゴールデンフェスタin木場開催
ゴールデンウィーク恒例の「ゴールデンフェスタin木場」が都立木場公園(東京都江東区)で開催された。歌謡ショーなどのイベントや陶器市・東京地酒即売会(東京地酒と酒器うつわ祭り)が開催される。2008年5月4日は小雨模様であったが、多くの人で賑わっていた。4月26日に始まり、5月6日まで開催される。
木場公園は約24万平方メートルの広大な公園で、「東京地酒と酒器うつわ祭り」会場は公園内のイベント池周辺という場所である。ここには文字通りイベント池という名前の人工的な池がある。この池を取り囲む形で屋台などが並んでいる。陶器から雑貨、家具など色々なものが販売されている。
イベント池は先日来の雨の影響か、周囲に水が溢れる状態であった。この池から溢れた水溜りには、おたまじゃくしがいっぱい泳いでいた。おたまじゃくしがウヨウヨいる様子を見て「気持ち悪い」と叫んでいた母親もいたが、子どもたちは喜んでペットボトルの中に、おたまじゃくしを入れようとしていた。
DSCF0170.JPG 木場公園イベント池口のアーチ
DSCF0175.JPG 陶器市
DSCF0176.JPG 水溜りには、おたまじゃくしがいっぱい
DSCF0177.JPG おたまじゃくしをペットボトルに入れようとする子ども
林田力(2008年5月4日撮影)
江東区立図書館 OPAC 携帯電話
図書館のユビキタス化が進展
東京都江東区の区立図書館では2008年6月下旬に携帯電話から図書館資料を24時間検索・予約できるサービスを開始した。江東区には江東、深川、東陽、豊洲、東雲、古石場、城東、亀戸、砂町、東大島、白河の11の区立図書館がある。区立図書館では各図書館の蔵書状況を共通のOPAC (Online Public Access Catalog)システムで管理している。そのため、OPACで検索すれば、どこの図書館で所蔵しているのか、貸し出し可能なのかが一目で分かる。
このOPACシステムは数年前からウェブで公開しており、自宅からインターネットに接続して所蔵状況を確認できる。あわせて貸し出し予約サービスも行っている。今回、それが携帯電話からも可能になった。
携帯WebOPACではタイトル、著者名、ISBNの何れかで検索できる。全文一致ではなく、部分一致でもヒットする。「ハリーポッター」でも「ハリー・ポッター」でも、きちんとヒットしてくれるのは嬉しい。
一方、検索結果が100件以上の場合は「最大表示件数100件を越えました。条件を追加して検索し直して下さい。」と表示され、絞込みが必要になる。そのため、著者の苗字のみというような検索は厳しいと思われる。この点、PC用のWeb版ならば100件という制限はない。
検索結果詳細には書誌情報と所蔵情報が表示される。PC版では「内容紹介」のリンクも表示され、クリックすると簡単な内容説明文が表示される。これは携帯版にはない。
PC版も携帯版も検索結果詳細のNDC分類欄はリンクがされている。NDCは日本十進分類法Nippon Decimal Classificationを指し、社団法人日本図書館協会が作成する図書館資料の分類法である。江東区立図書館も他の多くの図書館と同様、資料の配架は基本的にNDCに従っている。
NDC分類欄はリンクがあるため、リンクをクリックすることで同じNDC番号の資料を表示させることが可能である。但し、同じNDC番号の資料はたくさんありすぎて、一覧表示できない場合が多い。
図書館資料を、いつでも、どこからでも探し予約できるようになり、図書館のユビキタス化の進展を実感した。
コメントありがとう御座います。
御指摘の通り、PCの方が便利です。携帯電話は持っているが、PCはないという方向けという意味合いもあるのではないかと考えています。より誰でも検索できる状態に近づいたことになり、これもユビキタス化の進展と見ることができます。
ユニバーサルデザイン 誘導システム 案内板 江東区
ユニバーサルデザインの案内板
やさしいまちの誘導システムが江東区北砂地区に設置された。これは誰もがわかりやすく安全に利用できるようにというユニバーサルデザインの考えに基づき設計された案内板である。
元々は東京都の先駆的モデル事業として東京メトロ東西線南砂町駅周辺に誘導システムが設置された。今回、江東区独自の事業として、南砂町駅の北側のエリアである北砂4丁目、7丁目にも設置された。砂町銀座商店街や仙台堀川公園のあるエリアである。
誘導システムは黄色を背景色としており、街中で一際目立っている。盤面は紺の背景に白い文字で書かれており、読みやすい。弱視や色覚に配慮した案内板になっている。表示内容は広域案内図や周辺案内図、最寄りのバス停やトイレと豊富である。電子音を発して位置を知らせ、夜間は照明がつく。至れり尽くせりの案内板である。
江東区は伝統的な下町の性格を残す一方で、近年のマンション建設ラッシュにより、新旧住民が入り混じる街である。また、東西方向の移動には地下鉄が便利だが、南北の路線は少なく、徒歩やバスによる移動も多い。この点に誘導システムが求められた背景があると思われる。
一方で親切過ぎる案内板には「過剰サービス」「税金の無駄遣い」との批判が生じる余地もある。江東区では「やさしいまちづくりワークショップ」を開催し、この誘導システムを検証する予定である。
DSCF0195.JPG 清洲橋通りと丸八通りの交差点に設置された誘導システム
DSCF0197.JPG 誘導システムにはバス停やトイレの案内図まである
林田力(2008年5月6日撮影)
水道橋 神田上水 懸樋
神田上水懸樋(掛樋、かけひ)跡
東京にある水道橋の由来を示す石碑を見つけたので紹介したい。
水道橋は神田川に架かる実在の橋の名前である。文京区と千代田区と結ぶ橋である。白山通りの一部となっており、道路部分と橋の部分の差がほとんどないため、橋として意識されることはあまりない。むしろ、橋の近くにある鉄道の駅名に使われていることで知られている。東京ドームの最寄り駅として認識されている方も多いのではないか。
本来、水道橋とは水を通すための橋を意味する普通名詞である。それが何故、固有名詞に転化したのか、考えれば不思議である。水道橋から外堀通りを東(御茶ノ水・秋葉原方面)へ進んだ神田川沿いにある石碑が、その疑問に答えてくれる。
その石碑は「神田上水懸樋(掛樋)跡」である。懸樋(掛樋)は「かけひ」と読む。石碑は上段に文京区長・遠藤正則の書で「神田上水懸樋(掛樋)跡」と書かれている。下段には金属プレートで絵と説明文がある。説明文の内容は以下の通りである。
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江戸時代、神田川に木製の樋を架け、神田上水の水を通し、神田、日本橋方面に給水していました。
明治三十四年(一九〇一)まで、江戸・東京市民に飲み水を供給し続け、日本最古の都市水道として、大きな役割を果たしました。
この樋は、懸樋(架樋)と呼ばれ、この辺りに架けられていました。
この絵は、江戸時に描かれたもので、この辺りののどかな風情が感じられます。
平成八年三月
東京都
文京区
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水道橋の名前は江戸時代に神田上水の懸樋(水路橋)があったことに由来するのである。
「水道の水で産湯を使った」ことが江戸っ子の自慢である。江戸は八百八町と称され、人口が100万人を突破し、世界一の大都市であった。その江戸のライフラインとなったのが水道である。
今回、記者は東京ドームシティに自転車で出かけた途上で、この石碑を発見した。電車では駅から駅まで運ばれるため、その途中を見ることができない。特に地下鉄では車窓から景色を眺めることもできない。この点、自転車では思わぬ土地の歴史を発見できて面白い。
DSCF0210.JPG 神田上水懸樋(かけひ)跡。後方に走っている電車は中央線。
林田力(2008年6月21日撮影)
芝浦工業大学 豊洲
芝浦工業大学 大学開放DAY!開催
芝浦工業大学は2008年6月28日、豊洲キャンパスにおいて第3回大学開放DAY!を開催した。キャンパスを近隣住民に開放し、大学を身近に感じてもらうためのイベントである。
「大学開放DAY!」は豊洲にキャンパスを移転した2006年以来、毎年開催されており、今年は大学と協力団体・近隣企業、近隣住民の出会いを演出する場にしたいとの願いを込め、テーマを「MEETS!」とした。
大学や学生によるもののみならず、学外の団体・企業による様々なイベントも開催される。米村でんじろうプロデュースサイエンスショーや「聞かせ屋。けいたろう」による絵本読み聞かせ、Doスポーツによる「メタボリックチェック」などが行われた。
学生のものとしては、学生サークル「ロボット遊交部からくり」によるロボット工作教室や鉄道研究会による鉄道模型の展示・運転『模型でGO!』などがある。ロボット工作教室ではタミヤ工作キットを使って学生が考案したロボットを作ってもらい、そのロボットを使用してゲームをする。
全体として小さな子ども向きのイベントが多く、模擬店も出店しており、家族連れで賑わっていた。このようなイベントによって科学への関心が高まるならば、子どもの理科離れへの対策にもつながると考える。
DSCF0219.JPG 校舎入口
DSCF0220.JPG キャンパス内の模擬店
林田力(2008年6月28日撮影)
東京都江東区のマックバーバー住吉店で2009年5月10日に散髪した。マックバーバーは東京都江東区、江戸川区、千葉県市川市に店舗を展開する990円カット専門店である。合理化されたシステムにより、廉価かつ短時間(10分間)でのカットを提供する。
入店すると最初に千円札を機械に入れてプリペイドカード型の利用券を購入する。この方法で料金支払いを統一しているため、レジは不要である。混雑している場合は順番がくるまで待つことになる。雑誌やマンガが置いてある点は通常の理髪店と同じである。順番がくると理容師に利用券を渡し、領収証と釣銭(10円)を受け取る。あわせてポイントカード「PREMIUM CARD」があり、カードを出すとスタンプを押してくれる。スタンプが18個貯まれば1回分無料サービスとなる。
10分間カット店はシステムを合理化することで低コストを実現する。マックバーバーも合理化する一方で、雰囲気はシステマチックではない。店舗も駅ナカにある10分間カット店のように狭くはなく、町の床屋さんの雰囲気を残している。住吉店では何故かゴルフのクラブやボールのミニチュアが飾ってあった。
シャンプーや顔そりをしない点は他の10分間カット店と同じである。散髪後はエアーウォッシャーで残髪を吸い取る上、利用客にはおしぼりが提供され、おしぼりで拭き取ることができる。シャンプーなどをしないことには衛生上問題があるとの批判もあるが、マックバーバーでは「オンリーカットはグローバルスタンダードです」と主張する。
記者としても理容室でシャンプーをしてもらえれば気持ちいいことは確かだが、してもらったとしても帰宅すれば入浴して洗髪することになる。それ故にシャンプーをしないことで安くなるならば、その方が好都合である。不要なサービスを廃し、安くて短時間のサービスを提供する事業者は消費者の強力な味方である。今後も消費者のニーズに応えた事業展開を期待したい。
桜 花見 洲崎川緑道公園 江東区
貴重なグリーンベルト
洲崎川緑道公園は東京都江東区東陽1丁目にある遊歩道状の公園である。東京メトロ東西線木場駅と東陽町の間にあり、永代通りの南側に平行して東西に走っている。遊歩道の周囲は桜並木である。永代通り沿いにはオフィスやマンション、店舗が立ち並ぶ。永代通り自体、交通量が多い。永代通りの南側には低層の戸建てが中心だが、住宅街が広がっている。その中で洲崎川緑道公園は貴重なグリーンベルトである。
不動産紛争の一因となったことからも洲崎川緑道公園の貴重性が理解できる。東急不動産株式会社が2003年に分譲したマンション「アルス」では隣接する洲崎川緑道公園をセールスポイントとした。パンフレットやチラシで「豊富な緑に心やすらぐ「洲崎川緑道公園」」「緑道に隣接するため、眺望・採光が良好!」と謳っていた。
しかし、マンション竣工後に隣接地で建て替え工事が行われ、アルスの中には緑道公園へ眺望を望めない住居も出た。後日、東急不動産が販売時に隣地の建て替えを知っていたことが判明したため、購入者によって売買契約が取り消された(別記事「東急不動産の遅過ぎたお詫び」)。
東急不動産に売買代金の全額返還を命じた東京地裁判決及び当該判決に沿った内容で成立した東京高裁における訴訟上の和解の背景には、一般的な日照・眺望・通風の問題に加え、緑道公園の緑をセールスポイントとしていた点があると判断している。
洲崎川緑道公園では毎年、近所の住民を中心として花見が行われる。2008年3月30日にもあいにくの曇天で肌寒いながらも花見が行われていた。しかし残念なことに午後になると雨が降り始め、撤収となってしまった。
洲崎川緑道公園の桜並木
お花見中。この後、しばらくして雨が降り始める
林田力(2008年3月30日撮影)
江東区 桜 横十間川親水公園
自然がいっぱいな親水公園
横十間川親水公園(東京都江東区)は横十間川を埋め立てて造られた公園である。公園には桜が植えられているだけでなく、様々な動植物を目にすることができる。江東区のキャッチフレーズ「水彩都市」が名前だけの看板倒れではないことを示す公園である。
2008年4月6日は好天に恵まれ、釣りをする人、写真を撮影する人、お弁当を食べる人と多くの人で賑わっていた。花と言えば桜を意味するように、日本人は特に桜の花を愛するが、桜しか見ないというのは生態系の立場からすれば本来は不自然である。自然の一部として桜を見るのもいいものである。
DSCF0108.JPG 横十間川親水公園の桜。枝に鳥がとまっている。
DSCF0115.JPG 桜の花びらが水に落ちている。水鳥や亀もいる。
DSCF0109.JPG 花びらが散っているところ。
林田力(2008年4月6日撮影)
江東区 桜 仙台堀川公園
マンションの谷間の桜並木
仙台堀川公園(東京都江東区)は江東区東部を縦横に走る緑道状の公園である。長さという点では都内有数の規模の親水公園である。但し緑道状の公園と説明したとおり、それほど幅は大きくなく、周囲にはマンションなどが林立し、都市化されている。むしろ都市の中に一部でも緑を残していると言うべきであろう。
2008年4月6日は花見をする家族連れなどが集まっていた。桜は葉桜になっており、多くの花びらが散っていた。
DSCF0116.JPG 家族でお花見中。奥にはマンションが迫っている。公園の反対側もマンションが建っている。写真には写っていないが、遊歩道が建物の影になっていることが分かる。
DSCF0117.JPG 仙台堀川公園の桜近影。葉桜になっている。
DSCF0123.JPG 川に散る無数の花びら
都営住宅 桜 江東区
団地の中の桜
東京都江東区にある都営南砂三丁目第3アパートの敷地内にも桜の花が咲いていました。現地は東京メトロ東西線南砂駅の付近です。
団地の中に桜があり、団地の中で花見が楽しめるとは素敵です。わざわざ遠出しなくても、身近なところにある自然を大切にしていきたいです。
DSCF0129.JPG 都営南砂三丁目アパートの桜 手前は自転車置き場
DSCF0127.JPG すっかり葉桜になっている
DSCF0125.JPG 桜近影
林田力(2008年4月6日撮影)
桜 さくら 江東区
粘る桜の美しさ
深川ギャザリア(江東区)は東京メトロ東西線木場駅徒歩数分のところに位置し、オフィスビルや店舗が集積する複合施設です。施設の外縁には桜が植えられています。4月6日の週は雨が多かったため、すっかり散ってしまったと思われましたが、意外にも散らずに残っていました。儚いとされる桜の花の強さを感じました。
古来、日本で桜が愛された理由として散り際の潔さが挙げられます。「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛の辞世の句とされる)や「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」(細川ガラシャの時世)と歌われたとおりです。しかし、散り際の潔さを是とする美意識が、特攻や玉砕という侵略戦争を推進した支配層の延命を目的とした無謀な行為を正当化するために悪用されたという悲劇も忘れてはなりません。
むしろ、風雨に見舞われても、他の花びらが散ってしまっても、しぶとく残っている花びらを見ると植物の生命の強さが感じられます。やがて散ってしまう運命は避けられませんが、それでも精一杯、花を咲かせ続ける桜に生物としての美しさを感じます。
DSCF0153.JPG 深川ギャザリアの桜。青葉が優勢になっているが、花びらも残っている。
DSCF0152.JPG 深川ギャザリアの桜近影
DSCF0158.JPG 歩道に落ちた花びら
林田力(2008年4月12日撮影)
桜 淡路島 四国街道
雨の中で撮影
先日、淡路島に旅行する機会があり、たまたま桜の写真を撮ることができました。洲本市の鈴木整形外科駐車場の桜です。神戸鳴門淡路自動車道の洲本インターチェンジから四国街道(国道28号線)を南あわじ市の方に進むと辿り着けます。洲本市といっても西南端といってもよい場所で、中心市街からは離れています。2008年4月17日はあいにくの雨でしたが、かろうじて桜が咲いていました。見納めになるかもしれない桜です。
20080417093237.jpg 四国街道から撮影
20080417093321.jpg 桜近影
20080417093540.jpg 桜の木下に巨岩があり、そこに花びらが落ちている
20080417093257.jpg 散った花びら
林田力(2008年4月17日)
フゲンゾウ 普賢象 サトザクラ 里桜 豊洲
桜はソメイヨシノだけにあらず
都内のソメイヨシノ(染井吉野)は、ほとんどが散ってしまいましたが、風雨に負けず、咲き誇っている品種もあります。芝浦工業大学豊洲キャンパス(東京都江東区)手前の歩道に植えられたフゲンゾウ(普賢象)も、その一つです。
フゲンソウはサトザクラ(里桜)の一種で、雌しべが普賢菩薩の乗る普賢象の鼻に似ているところから命名されたと言われています。ソメイヨシノと比べると、花が団子状に固まっています。4月19日は強風に揺すられながらも、元気に咲いていました。
DSCF0165.JPG 豊洲キャンパス前のフゲンソウ。奥の建物が研究棟
DSCF0164.JPG フゲンソウ近影
DSCF0160.JPG 樹木に付けられた品種を説明する看板
林田力(2008年4月19日)
桜 サクラ 枝垂れ桜 しだれ桜
最後に残った花びら
学習院女子大学(東京都新宿区)には枝垂れ桜がありました。看板によると国文学専攻第二回卒業生が「阿倍俊子先生の御遺徳を偲んで」植えたもののようです。
普通、樹木の枝は太陽がある天に向かって伸びるものですが、枝垂れ桜は枝が下向きに垂れている点が特徴です。垂れ下がった枝に花をつけるため、満開時は、まるで桜の滝のような景色になります。
記者は2008年4月20日に用事があって学習院女子大学を訪問し、この枝垂れ桜を見つけました。ほとんどの花が散ってしまった後でしたが、枝の下の方に散らずに残っている花がありました。
20080420151146.jpg 学習院女子大学の枝垂れ桜
20080420151125.jpg 散った花びら
20080420150957.jpg 看板
20080420151050.jpg 最後に残った花
林田力(2008年4月20日)