俳句雑誌   SINCE 1992                                                 


Home

今月の主宰の一句

平成24年1月

雪女郎去る片頬の擦過傷           「滝」1月号

平成23年12月

くらがりに滅せぬ灯冬の鹿          「滝」12月号

平成23年11月

わが言葉遠し不知火より遠し         「滝」11月号

平成23年10月

たはむれに被る小面竹の春           「滝」10月号

平成23年9月

賢も愚も柘榴裂ければ無口なる                「滝」9月号

平成23年8月

その名よき六魂祭や花氷             「滝」8月号

平成23年7月

海見つつ梅干の種かみくだく          「滝」7月号

平成23年6月

春逝けり漁師は海を恋ひはじむ         「滝」6月号 

平成23年5月

余震なり蝶ひらひらと夜空より         「滝」5月号

平成23年4月

この廃墟日本にあらず春満月          「滝」4月号

平成23年3月

父の忌のための山吹折りにゆく         「滝」3月号

平成23年2月

三月や輝くものを智慧とし          「滝」2月号

平成23年1月

杖とんと突けば水湧く春野かな                 「滝」1月号

平成22年5月

糠雨に薄墨たらす桜かな            「滝」5月号

平成22年4月

男一人紫雲英あふるる村を捨          「滝」4月号

平成22年3月

紅梅は咲くべき音をとらへけり         「滝」3月号

平成22年2月

四日なり野村萬斎飛び跳ねる          「滝」2月号

平成22年1月

暖房や果実を剥けばしたたりぬ         「滝」1月号

平成21年12月

画鋲もて壁にとめおく百合鴎          「滝」12月号

平成21年11月

線刻の仏に冬の星ひびく            「滝」11月号

平成21年10月

禅の無をはめて竜の玉と化す         滝」10月号

平成21年9月

秋の蝶罪をつぐなふ高さかな           「滝」9月号

平成21年8月

寸鉄に出羽の麦秋映りをり           「滝」8月号

平成21年7月

雪渓の軋みののこる女体かな          「滝」7月号

平成21年6月

百合の花生のはじめの暗きかな         「滝」6月号

平成21年5月

追はざれ逃げぬ逃水黙示録          「滝」5月号

平成21年4月

彫刻にたどる仏説蝶の昼            「滝」4月号

平成21年3月

竹の秋垂直といふ知性かな           「滝」3月号

平成21年2月

末黒野のひろびろ勝者なかりけり        「滝」2月号

平成21年1月

一本の水平の縄淑気かな            「滝」1月号

平成20年12月

イーハトーブ銀河より降るセロの音       「滝」12月号

平成20年11月

ゆたかなる耳たぶへ鷹渡るなり         「滝」11月号

平成20年10月

かまきりのむく荒野を荘厳す         「滝」10月号  

平成20年9月

淋代へゆく雲ならむ曼珠沙華           「滝」9月号

平成20年8月

麦の秋老いて竹刀をつくへり         「滝」8月号

平成20年7月

花は葉に寿福寺まへの水溜り          「滝」7月号

平成20年6月

炎を上げてうなじを細く踊るなり        「滝」6月号

平成20年5月

杏より古き記憶に戦あり             「滝」5月号

平成20年4月

わが犀の白梅の夜を盲ひたる          「滝」4月号

平成20年3月

稜線に微光あそべる雛かな             句集「琥珀」平成11年作

平成20年2月

末黒野につまづき風の尾をつかむ      句集「琥珀」平成6年作

平成20年1月

窈窕のまばたき年のあらたまる       句集「琥珀」平成6年作

                                *管理人が抽出し紹介しています