レンズの入手先
レンズの入手先ですが天文ガイド誌の広告群の中を
誠報社・・・テレビュー・・・ニュートン・・・と辿ると テレスコハウス大阪(オルビス(株))の広告があり
コルキットという昔から綿々と販売されつづけている望遠鏡のキットの広告が出ています。
レンズ単品でも購入可能なようですのでお店に電話して相談してみてください。
天文ガイドの後ろの方の広告、
国際光器でも7×50(7倍、口径50mm)の自作望遠鏡キットを販売しています。2500円
低倍率なので手持ちで使うのにゴキゲンだと思います。
更に、この対物レンズだけ使って2インチ接眼部のRFT(リッチ・フィールド・テレスコープ)を
作ると上級マニアも大満足の一生物の望遠鏡が作れます?!
本格派の方はボーグでも各種レンズ、豊富なパーツを入手できます。
さまざまなパーツを供給してくれている自作派のつよーい見方です。
おもちゃメーカーのトミーの一部門です。
http://www.tomy.co.jp/hobby/menu/idx_brg.htm
ビクセン光学と言うビクセンの関連企業のHPのお分けするコーナーで
各種処分レンズを購入する事も出来ます。
価格の付け方に?なところもありますが要チェックです。
http://plaza8.mbn.or.jp/~ampd_xv/index.html
他には 各種星祭りイベント、展示会などで時折売られているジャンク品を購入すると言う方法もあります。
私はいつもこの方法です。
主に双眼鏡用対物レンズのジャンク品と思われますがさまざまな用途に重宝しています。
塩ビ望遠鏡
塩ビ管の切り方
用意するもの:金鋸、#80布ヤスリ、#240布ヤスリ、紙、マジック
1.塩ビ管に紙を巻きつけ端をきっちり合わせてセロテープで止めます。
2.切りたい個所にマジックでぐるっと一周線を引きます。
3.線よりも余裕を持って金鋸で切断します。
4.平らなところに#80布ヤスリを敷き、塩ビ管をあてがい円を描きながら
切断面を削ります。時々持ち方を180度反対にして癖をなくします。
次に#240布ヤスリでマジックの線を目印に慎重に削ります。
うまくいくと正確な直角が出ているはずです。
遮光板の入れ方
望遠鏡の設計で難しいのが遮光板です。
屈折かニュートンか、はたまたカセグレンか、などにより、また、
太い筒を採用するか細い筒にするか、
視野を広く取るか狭くていいか、
などによって千変万化の設計が必要になります。
一例として2インチアイピースを使用した短焦点屈折の設計概念を示します。
ペイントブラシでちまちま作ったのでイマイチですがご容赦ください。
直入光で照らされているゾーンは接眼部からは見えないように設計します。
筒を太くして遮光板の背を高くすると枚数を減らす事が出来ます。
この設計例は周辺光量が100%と完璧すぎる設計で、実際はもう少し妥協した設計でもOKです。
図で書くと難しそうですが ようはアイピースを外した接眼部から覗いて
レンズ以外は何も見えない状態にすればいいのです。
これはどの光学系でも同じです。
私などは偉そうにこんなページを作ってますが、実際望遠鏡を作る時は
遮光板は適当に切り抜いて適当に押し込んで実際に覗いてみて押し込み具合を
調整する・・・と言った感じでほとんど設計はしません!
気楽に考えましょう!
周辺まで光量100%、周辺まで迷光除去の設計例
遮光板2枚で周辺まで迷光除去の設計例
この時の周辺の減光具合は
という風になります。
これがRFTとして実際の見え具合にどの程度影響するかですが
中心以外は少しずつ減光していくので少し暗いと感じるでしょう。しかしケラレは一切ありません。
とはいえ、周辺まで光量100%の望遠鏡と比べると遮光環によるカゲリのような不快感がわずかに発生します。
これはレンズの位置と遮光環の位置が違う為、それぞれのアイポイントが違う為です。カナリ
マニアック
まあ、わずかなのでたいしたことはありませんが周辺まで光量100%のカゲリの無い視野は格別です。
そのようなわけで私は遮光環を使わずに植毛紙で内面処理をするのが好きだったりしますが、まあ適材適所です。
それからこの「遮光板2枚で周辺まで迷光除去」の設計例では周辺像が悪化します。
なぜかと言うとコマ収差のフレアーの部分を残して核の部分がカットされてしまうからです。
実際実験してみましたが像面湾曲収差がかなり大きくなったように感じます。
コマフレアーのみの周辺像を収束させる為にはかなりデフォーカスさせなければいけません。
以上の欠点を感じない為には周辺で70%くらいは光量確保した方がいいかもしれません。
上の例では遮光板を3枚使えば満足がいく設計になると思います。2枚ではちょっと厳しい。
難しくてついていけないなーと感じた方はどうか気にせず好きなようになんでも作ってみてください。
十分良く見えますよ(^_^)
下の写真は15年前に作った5cm屈折の遮光板です。
鏡筒内壁が全く見えない事に注目してください。
写真で分かるとうりエッジが少し光っています。
もちろんこれがコントラストに影響するのは事実ですが実害はほとんどありません。
上の5cm屈折の場合遮光板はホビー用プラ板0.5mmを使用して
コンパスに自作のプラカッター(鉄板を削って研いで自作(^_^;)を取り付けて切り抜きました。
リングの固定は、鏡筒内周の長さの帯状に切ったプラ板を丸めて押し込み、
それらの帯の間にリングを挟み込んで固定してあります。
内側への植毛紙(裏面糊タイプ)の貼り方
用意するもの:はさみ、割り箸など長い棒、セロテープ
まず、筒の内径を測定し、その値から0.5mm引きます。(植毛紙の厚みを考慮)
その数値に円周率をかけます。
これで必要な植毛紙の寸法が出たので寸法どうりに切断します。
植毛紙の裏紙を2〜5cm剥がして裏紙の端に割り箸など、長い棒をセロテープで
固定します。
そのまま貼りたい筒の内側に入れてやって裏紙のはがれた植毛紙の端を筒の内側に
貼りつけます。この時できるだけ植毛紙の垂直を出すのがポイントです。
あとは、長い棒をくるくると回転させて裏紙を巻き取りながら植毛紙を 貼っていきます。
この方法を使えば結構細い筒でも上手に貼ることができますよ。v (-_-)
しかし、どうしても直角にならずに斜めになって植毛紙の端がずれてしまうのですが、
「筒の長さよりも光軸方向に長く植毛紙を用意しておいてぐるぐる内側に貼って
筒の前後にはみ出した植毛紙をカットする」
という方法を使えば大抵うまくいくと思います。
貼っていくうちに容認できない角度が付いてしまった時はやはり、クッソーと思いながら
巻き戻しながら少しずつ剥がして最初に戻ります。(^_^;)
この方法の裏技ですが、
「1回で1周貼らずに、半周ずつに2回に分ける」と
とてもやりやすいです。
65mm作る時にはそうしました。
広い店内で自作の65mmF6.9屈折を使いルーペをとっかえひっかえ実験しました。
予想通り大方の製品はアイポイントが長大になりすぎて普通にルーペに目を近づけたのでは
小さな視野しか得られません。これは視野レンズが無い為周辺光の制御がされていない為です。
1群2枚構成とかのレンズ構成では接眼レンズとしては使い物になりません。
その中でこれはまあまあいけると思ったのが
ペンタックス5.5Xルーペ 9800円(実売価格)
ケンコー5Xルーペ 6980円(実売価格)
です。両方とも普通に目を近づけてしまうとやはりアイポイント内側になってしまうのですが
目を2cm浮かすと実用になります。 もしゴム見口があれば完璧ですね。
この2つは良く似た見え方で5.5Xは約50mm相当、5Xは55mm相当と思います。
特筆すべきは有効視野径ですね。55mm以上ある感じですから2インチアイピースよりも広いです。
これを65mm自作鏡筒にあてがって覗くと、まるでパイプで素通しで見ているんじゃあないかと思うような
何と言いますか、まるで土管のような見え味でした。とにかく気持ち良いです。周辺像も良いです。
ただ、両方とも周辺で少し歪曲が出るのが残念ですね。見かけ55〜60度くらいでしょうか。
今回見た中でダントツ素晴らしい見え味を示したのが
ピークのアナスチグマート7倍12000円(実売価格)です。
35mm68度相当です。(XL40と比較した)
これはアナスチグマートの名に恥じず周辺まで細かい字を読む事ができました。しかも歪曲もありません。
XL40とは良い勝負でした。
特筆すべきはアイポイントがほとんど普通に覗ける事です。バッチリ実用になります。
ただ問題なのは評判の良いビクセンのLV30mmが12000円で買えてしまう事です、、、(-_-;)うーむ、、、
実視野はピークの方が広く取れるのでスリーブをうまくなんとか作れる方はお勧めできます。
こいつで星を見てみたいなあ。
一応、だめだったやつ(アイポイントが長すぎる・・・周辺光束が来ない)も報告しておきます。
キヤノンルーペ4倍、8倍(惜しい、、80度くらい見えるのに!)
ニコンルーペ(良く見えるのに惜しい)
ツアイス5倍ルーペ(くっそー!ツアイスアイピースオーナーになれると思ったのにいー残念無念。)
マイネッテ4倍ルーペ
反射望遠鏡
主鏡セルの作り方
私の20cmの主鏡セルの作り方です。
なべを主鏡セルに流用するには薄さを克服する必要があります。
私は角パイプに2個所切れ目を入れ 「でりゃー!!」と曲げて3角形を作り
なべの底にネジ止めする事でこれを克服しました。
これに3点支持シーソーを3個付けて9点支持にします。
横から見た図を示します。

鏡周押えに コの字アングルを使ったのは、製作途中で作るのがイヤになり
その辺に転がっていた失敗部品がちょうどピッタリだった為とりあえずくっつけてみました。
はっきり言って手抜きです。
問題があったら作り直そうと思ってましたが 全く問題ありませんでした。
主鏡押えは M4タップを立てる事により なべ内側の固定ナットを排除して
主鏡押え具合の調整作業時における主鏡を傷つける危険を無くしています。
メンテ性も十分考慮してあります。
ちなみに主鏡押さえは0.5mm程浮かしていて 押さえていません。
高倍率性能最優先の主鏡セルです。
望遠鏡自作全般 どうしても作れなくて困った時は
設備の無い素人の日曜工作ではどうしてもパーツが作れない時はたくさんあります。
いくら工夫してもどうにもならない・・・・・・・
そんな時はあきらめて図面を画きましょう。
ほんとはちゃんと書式にのっとって書かなくてはいけませんが
まじめに丁寧に要所をはっきり示して図面を画けば受け付けてくれる工場はあると思います。
16年前私が大型ポータブル赤道儀を作った時、微動スクリューを単品製作依頼した事があります。
この時は行き付けのベアリング屋さんに話したところ「それならうちが取引先の工場に頼んであげるよ」
と言ってくれたので簡単な図を画いて持っていきました。
目的を話し、材質は適当なやつで(^^;)と頼みました。
10日くらいして出来たよのTELがありました。2000円との事でした。
中学生だからおまけしてくれたのかもしれません。
先日、久しぶりにそのベアリング屋さんに行って 「また単品製作、受け付けてくれますか?」と聞いたら
「いいですよ、でもあんまり難しいのはダメ」との返事をもらいました。
言ってみるものですね。何事も行動あるのみでしょうか。