50Mhz用20Wリニアアンプ
今回ジャンクで入手した2SC1946Aを使用して50Mhz用20Wリニアアンプを製作しました。
入手したジャンクのパワーユニットは、30mW入力で25W出力の150Mhz用と思われるもので、そのままでも144Mhzに使用できそうなものでした。
(基板上にパワーモジュールIC+2SC1946A+LowPassFilter、@1,000円で入手)
三菱の規格表を参照したところ175Mhz(ft)、3W入力時出力30W(13.5Vcc)Gp10dbとハイゲインのTRです。
CQ出版社のリニアアンプスタイルブックなどを参考にして入出力回路のマッチング回路CやLを製作しました。
基板は紙フェノール基板をカッターで傷を付けてハンダコテではがしてラウンドを作る方式です。
部品を全て付けたところで、まず入力部のSWRを調整します。
リグ(3W〜4W)とリニアの間にSWR型を繋いでリニアの出力部には50オームのダミーロードを付けます。
リニアの電源はいれないで、親機のパワーを出して入力部のLとCを調整しながらSWRを下げます。(この時、本来ならば少なくとも1.5以下くらいにはしなけらばならないが、どうしても下がらず2.5くらいあった。そのまま次の作業に移ったが、これが後で失敗の原因になった。)
入出力部のTCを回しながら20W弱出るようになった。
それからオムロンの100円で買ったリレー(G5V2)で入出力回路を作り、全て接続したところで再度調整しようとしたところ、なんとパワーが10W〜12Wくらいしか出なくなってしまった。
コイルを手で広げたりCを足したりしたが、頭打ちとなり12Wくらいしか出なかった。
リレーが悪いのかと思いとりあえず高周波リレーを通販で注文した。
1日経ってから初心にもどり、とにかく入力SWRを1.0にすることにした。
入力部のコイルを2ターンから3ターンに変更したところなんなくSWRが1.0になりパワーも18W出た。
出力部のコイルも2ターンから3ターンへ替えたところ25W出るようになった。
しかしモニターすると音がガサガサして発振ぎみである。
入力ATTが3dBでまだ過大入力のようである。ATTを6dBにして1W以下の入力としたところ約20W出力で変調もきれいになった。
現在50MhzのANTが降ろしてあり、変更申請もしなければならないのでオンエアーはしばらく先になりそうです。
(失敗談)
最初は電源をONにしただけで発振したので、バイアス(Vb)辺りがあやしいと見当をつけて手巻きのチョークコイルから100uHのインダクターに変更したところピタリと止まった。
(これがコレクター側がであったら、電流が4〜5Aくらい流れているので、小さいインダクターではNGでしょう。チョークコイルをあれこれ巻きなおすことになったでしょう。)
TRの規格表に入力3Wと書いてあったので2Wくらいでいいだろうと思っていましたがftが高いためか(175Mhz)50Mhzでも結構発振しやすく、0.5W〜1W位の入力でも20W近く出るんだなあと思いました。
そういえば2SC1971など50Mhzで100mW入力、14Mhzの時は20mW位の入力でも5W軽がると出ていました。
注文した高周波リレーは使用することなく部品箱へ。
アイドリング電流は150mA〜175mAくらいに設定。
入力を増やしてパワーを欲張ると変調が汚いので20Wくらいがベターのようです。
(2002.5.31記 by JO1ACW) |