愛媛民医連 各事業所職員 各位
関係者 各位
「人体の不思議展」に関して(声明)
2008年3月31日
愛媛県民主医療機関連合会
会長 山岡 伸三
愛媛朝日テレビ主催で表記の「人体の不思議展」が開催されようとしています。
仙台で行われたこの展示会では、模型ではなく本物の人体を樹脂加工した標本が展示されています。その中には人体をプレート状に水平にスライスしたもの、わざわざ弓を持たせポーズをとらせているもの、さらには人体標本に触るコーナーまでありました。
こうしたことは倫理上決して許されることではなく、「人体の不思議展」の開催中止を求めるとともに、十分な説明のないまま協力させられることのないように各方面の関係者の方々に呼びかけるものです。
以下に「人体の不思議展」関しての問題点を整理します。
第一に、「献体は生前の意志にもとづくもの」と紹介されていますが、上記のような扱いを受けることまで納得しているとは到底思えません。
第二に、仮に同意が得られていたとしてもすべての人は死後も人間としての尊厳が守られなければなりません。興味本位、儲けの手段として死体を展示することは許されることではありません。
第三に、法的な問題をさけるためか標本は全て中国人の遺体です。「中国の倫理観では許されている」というのは理由になりません。むしろ人種間差別としてより責任が重いと言わざるを得ません。
以上のように大変問題の多い展示会です。ドイツでは各地で展示禁止が決定されており、わが国でも日本赤十字社、日本医学会、日本医師会、日本看護協会、日本歯科医師会などが後援を取りやめています。一方、県下ではその詳細が知らされないまま多くの団体が後援されていることは大変残念なことです。冒頭に述べたように協力させられたというのが実態であると思われます。
この展示会は倫理的に大きな問題があるだけでなく、知らぬ間に広く県民、市民そして多くの子どもたちが人権侵害に協力させられるということです。
愛媛民医連内各事業所職員のみなさん、そして各方面のみなさんも是非この内容をご理解の上、知らぬ間に人権侵害に協力させられていたということがないようによろしくお願い申し上げます。
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