平成22517

新潟県弁護士会

会長 遠藤 達雄 様

 

「人体の不思議展」の開催中止にご尽力ください

 

新潟県保険医会

会長 高畑 與四夫

 

拝啓 時節柄、多事多端の折と拝察申し上げます。

私共は、新潟県下で開業する1,050名の医師、歯科医師で構成する団体です。

7月17日から新潟県民会館ギャラリーにおいて、「人体の不思議展」の開催が予定されています。この展示会の発端は、1995年に開催された日本解剖学会100年記念事業の「人体の世界」展といわれています。日本解剖学会の企画は、解剖発展史を概観するコーナーを設置し、解剖学者が会場で解説を行うなど、教育的配慮がはかられていました。しかし、今回開催されようとしている「人体の不思議展」は、医学研究とは全く関係のないものです。その上、人道上、倫理上、看過できない問題点があるため、私共は開催の中止を求める決議を行い、新潟県と新潟市及び県・新潟市の教育委員会、医師会、歯科医師会、県看護協会、新潟日報社に対し、同展の開催、後援に関与しないよう申し入れを行いました。問題点の詳細について、当会の声明をご一読ください。

新潟県における同展の開催は2度目とのことです。前回は、医師会を初めとする医療団体や教育委員会が後援していましたが、国内外からの批判が高まる中で、中央の医療団体や各地の自治体及び教育委員会は後援を取りやめています。

新潟県弁護士会におかれましても、このような非人道的な展示会の開催を中止するようご尽力いただきたく要請申し上げる次第です。

敬具