放送局型百二十三號受信機のレストア  2008.8.10〜2008.8.28

 

2008.8.8 ヤフオクで以前から気になっていた局型123号を発見.この時期はお盆の帰省等で応札者が少ない.相場のほぼ半額の3900円で落札 (^_^)v

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電源スイッチはトグルタイプ 123型にはこのほかにターンタイプがあります.ケース右側面は化粧ベニヤがはがれているが虫食いはない.

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初段菅プレートコイルの断線を目視で確認

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何はともあれ分解

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ツマミは板バネによるフリクションではなく厚紙を挿入してあるだけ.よくこれで今まで紛失しなかったものだ.

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マグネチックスピーカーのフレームはなんと紙製! 経年劣化でグズグズになっているケースのベニヤ素材を尻目にいまだに硬度を保っている.パルプ段階で硫黄を混入するのが硬化のノウハウのようだが詳細は不明. 残念ながらコイルは断線していた.

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 ダイヤル面はかなりススけていたがシンプルグリーンのジェルを3回塗りでここまで洗浄したケース側の透明セルロイドも同様に洗浄します.

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剥離し始めたベニヤの隙間にボンドを充填しシャコ万力で押さえながら乾燥.それが終わったら123号の特徴であるツートンカラーを強調するためマスキングして濃い部分にオイルステンを上塗り. 乾燥したら全面に透明ニス塗りを施す.

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 100円ショップで見つけた「ランチョンマット」をスピーカーネットとして使う. どの色にしようかな・・・

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 ひたすら分解・・・

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取り外した部品のうちコンデンサ類は全て破棄. 抵抗はテスタで実測し表示から著く値がズレているものを除き再使用する.

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分解後シャーシの錆びを落とし再塗装. 塗装することによりトランスレスの宿命であるシャーシ接触時の感電をかなり防げるハズ (?)

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ここでいったん休憩 2008/8/23のハムフェアに向け出発.

 

 上京寸前に昭和25年製のスター製高一コイルのヤフオク出品をキャッチ ただちに応札.1800円也で落札. 都内某所からオンライン決済を実施.

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 各ソケットにはテプラ表示を施し配線ミスを防ぎます..ついでにわかりづらいヒーター端子もテプラ表示. ヒーター配線はオリジナルから”ラジオ工房”内尾さんの発表した順序に変更した.

PL=B37=24Z-K2(整流)=12Z-P1(出力)= 12Y-V1(RF増幅)=12Y-R1(検波)   ヒーターリードはかなり交差を繰り返します.

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 とりあえず配線完了.平滑回路のケミコンは2次側に他機取り外し品の100マイクロFを入れてみた. 

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 URM-25 軍用SGを引っ張り出し調整開始するもアンテナ入力0.1Vでやっとかすかな変調音を確認. 感度悪すぎ.おかしい ^_^;

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B電圧をはじめ各部の電圧を測定するも異常なし.

出力管12Z-P1のグリッドにCを介してCDプレーヤーを接続するとSPは良好に鳴動.

検波管12Y-R1のグリッドにCを介してCDプレーヤーを接続するとNG

mt管 12BA6を代用管として高周波増幅管12Y-V1と検波管12Y-R1の代わりに挿入し原因を切り分ける.

切り分け結果 → 症状に変化がないため,原因は真空管以外と判断 (真空管異常なし).

再度各部の電圧を測定する.今度はテスターリードを全てのピンに触れることにした.前回はチェックしなかったアース直結の検波管12Y-R1のカソード端子に触れたところ急にSG信号の変調音が大きく鳴り響いた (

詳細チェック結果,真空管の足とソケットの接触が緩んでいるようです. ソケットは接触面をヤスリで磨いた上ラジオペンチで強めにカシメました.また真空管側のピンは金属磨きで研磨しました.この対策は全てのソケットと真空管で行いました.

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異常な感度低下のトラブルはこの対策で解消しました.

次はSPを含めたケースへの組み込みです.

マグネチック SPの口径は巨大で,用意した16cmフルレンジでも取り付けビスはエッジのはるかに外側です. 仕方ないのでアダプタを製作しました. 製作の容易さから,今回用意した新品の16cmSPは使用をやめジャンクの5Sから取り外したものを取り付けることにしました.

OPTは1次側 10kオームの汎用品を使用しました.

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組み立て完了 . バラスト管B-37が煌々と輝いています. ヒーターの電圧配分にはさほど異常は見られないので,このままでも良いのでしょうが,早くフィラメント切れを起こしそうで気になります. 

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 今までシャックでいちばん古かった1953年製のスーパーの上を定位置にすることにしました.

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今回のレストア後の回路(回路図をクリックすると拡大されます)

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 end

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