2017年のラマダン(断食月)

 

 

イスラム暦は純粋な太陰暦で閏月による補正を行わないため、毎年11日ほど早まり、およそ33年で季節が一巡するという。

「ムスリムは同じ季節のラマダーンを人生で2度経験する」と言われる。

 

インドネシアを含め世界中のイスラム教徒が行う断食月―「ラマダン Ramadan (Islamic fasting month)」。

2017年は5月27日(注)より6月26日まで30日間にわたって行われます。

 

 

        (西暦)(イスラム暦) (開始)   (終了)

 

2017

1438

527

626

 

「ラマダン」のことを、インドネシアでは「Puasa(プアサ)」といい、断食月は「 Bulan Puasa(ブラン・プアサ)」と言っています。

「Berpuasa(ブルプアサ)」とは「断食をする」という意味で、「puas(プアス)」とは「満足する」という意味なので、断食によって、

食のよろこび〔満足感〕を認識することに「断食」の意味があります。

 厳密にいうと「断食」は「サウム」、「断食を行う1カ月=断食月」を「ラマダン」といいます。

 

ウイキペデイアによると、

ラマダーン月の開始と終了は、長老らによる新月の確認によって行われる。雲などで新月が確認できなかった場合は1日ずれる。

夏に日が沈まない極地地方にあっては、近隣国の日の出・日没時間に合わせるなどの調整も図られる。

ラマダーン中には世界中のイスラム教徒が同じ試練を共有することから、ある種の神聖さを持つ時期であるとみなされている。

2017年の今年は、5月27日より始まり、6月26日で終わる予定。

 

断食といっても1ヶ月間という期間を完全に絶食するわけではなく、日没から日の出までの間(=夕方以降から翌未明まで)に一日分の食事を摂る。

この食事はふだんよりも水分を多くした大麦粥であったり、ヤギのミルクを飲んだりする。

旅行者や重労働者、妊婦・産婦・病人など合理的な事情のある場合は昼間の断食を免除される一方、敬虔なムスリムは自らの唾を飲み込むことさえ忌避するなど、ひと口に「断食」と言ってもその適用範囲にはある程度の柔軟性と幅を持つ点にも注意が必要である。

 

断食明けの祭りは6月25日の第一日目と26日の第二日目で、インドネシアではイドウル・フィットウリ Idul Fitri(アラビヤ語では「イド・アル=フィトル(注)」と表記)、あるいはハリラヤ・プアサ Hari Raya Puasa、またレバラン Lebaranといい、花火をあげたりしてお祭り騒ぎになる。なお、23日から28日までは一斉休暇日で連続休暇(政令指定休日)となる。従って、6月23日(金)から6月28日(水)までの長期休暇になります。(→ 2017年の休日参照)。

 

(注)「イド」はアラビア語で「祝宴」を意味し、「フィトル」は「断食の終わり」を意味するのだそうだ。 (しかしながら断食明け休日スケジュールは変わらず、休日は1日増えることになる)。

 

民族の大移動

インドネシアでは、特に、断食明けはレバラン Lebaran(断食明け大祭)は、皆、故郷を目指して帰京することになる。

従い、電車・バス、船、飛行機は早めに予約しないと取れないことになる。

特に、家政婦さん(インドネシアではプンバンツー Pembantuという)はレバラン(宗教休暇)手当(1カ月分)をプラスアルファでもらって、国に帰るのだ。

住み込みの家政婦さんは毎月都度もらうのではなく、まとめて年1回にもらうことになり、かなりの大金となる。

なお、インドネシアでは年1回の年次休暇を取る時には、Holiday Payとして休暇手当(1カ月分)をもらって休みに入る。

従い、給与はレバラン手当と宗教手当を含め、年に14カ月の給与をもらうことになるのだ。これは非ムスリムであるキリスト教徒であっても宗教休暇をもらうことになる(結局、全員もらうことになる)。

 

 

 

【ラマダン2017年関連記事】

 

・道路・鉄道 混雑ピーク レバラン休暇のUターン (7/1)

 

レバラン(断食月明け大祭)休暇を古里や行楽地で過ごし、7月3日の仕事再開に合わせて首都圏などへ戻る人たちのUターンがピークを迎えている。30日には、ジャカルタ特別州と西ジャワ州チカンペックを結ぶチカンペック高速道の通行量が普段の4倍に増加し、料金所や各休憩エリア周辺で渋滞が発生した。国鉄(KAI)を利用したUターンも30日から7月1日にかけピークとなる。

運輸省によると、同高速道のチカラン・ウタマ料金所では27〜29日、計約30万台が通過。7月1日には11万台以上が通過すると予想されており、30日からは料金ブースを七つ増やして計31カ所で対応している。

休憩エリアとその周辺も混雑しており、同省のスギハルジョ事務次官は「休憩エリアに長くとどまらず、1時間ほど休憩したら運転再開を」と呼びかけている。

渋滞緩和策として、首都圏などへ向かう専用車線が各地に設けられる。西ジャワ州バンドン市や同州ガルット県、中部ジャワ州各地などを結ぶ国道では7月1、2両日、ガルット、タシックマラヤ両県からバンドン市方面へ向かう一方通行規制が敷かれる。

ティト・カルナフィアン国家警察長官は30日、ムディック(帰省)時の交通状況について、ジャワ島横断高速道の中部ジャワ州東ブルブス料金所などで大渋滞が発生しなかったことから「昨年と比べ、ことしの帰省はスムーズだった」と話した。

ことしは6月19日から7月4日まで警察や運輸省交通局などが協力し、各地の渋滞状況を確認しながら、17万人以上の警察官や国軍兵士が交通整理などに当たっている。

一方、国鉄(KAI)によると、30日〜7月1日、ジャカルタなど首都圏方面へ向かう列車の切符は売り切れ状態。帰省とUターンを合わせた利用客は計600〜700万人に達する見込みで、昨年のレバラン時期より約6%増加するという。

 

・航空機運航、送電に影響 レバラン祝いの気球飛ばし (06/30)

 

熱気球を飛ばしてレバラン(断食月明け大祭)を祝う慣習がジャワ島を中心に広がる中、運輸省航空総局と国営電力PLNが、熱気球飛ばしを控えるよう呼び掛けている。航空機の安全運航に影響を及ぼしたり、送電線に引っかかって広域停電を引き起こす恐れがあるため。地元メディアが報じた。

航空総局によると、レバランの始まった25日から27日までの3日間で、33件の気球目撃報告が複数の航空会社パイロットからあった。

目撃報告が最も多かったジャワ島北岸上空について、同総局のアグス・サントソ総局長は「東アジア、東南アジアとオーストラリアを結ぶ航空機が飛び交っており、世界でも指折りの航路密集空域」と懸念を示した。

気球飛ばしは航空法の規制対象。エンジンに吸い込まれる可能性があるなど危険なため。また、国際線航路が多い空域に気球が侵入すれば、国際民間航空機関(ICAO)から制裁を科せられる恐れもあるという。

一方、送電線に気球が引っかかるケースも多発しており、国営電力PLNが対策に頭を悩ませている。引っかかった場合、取り除くのに3〜5時間かかる上、停電の原因にもなるという。

 

・レバラン一斉に祝う ムスリム2億人が集団礼拝 (06/28)

 

レバラン(断食月明け大祭=イドゥル・フィトリ)を迎えた25日朝、インドネシア各地で集団礼拝が行われた。1カ月のラマダン(断食月)を終え、2億人を超えるムスリムが共に祝うとともに「モホン・マアフ・ラヒール・ダン・バティン(心より、過ちをおわびします)」と家族や親類、知人らとあいさつを交わした。

宗教省は24日、25日にレバランを迎えると発表。朝方まで祈りの声が響くなど、にぎわいを見せた。一夜明けた25日午前7時ごろには、モスクや広場などに集まったムスリムが、レバラン最初の祈りをささげた。

北ジャカルタ区スンダ・クラパ港では午前6時ごろから、ペチ(縁なしの帽子)やヒジャブ(スカーフ)をかぶり、礼拝服に身を包んだ家族連れのムスリムたちが集まり始めた。中には小船に乗って、港まで訪れる人もいた。

停泊している船の目の前、手前は男性、後ろに女性が並び、コンクリートの岸壁上に新聞紙を置き、その上に礼拝用のマットを敷いて座る。集団礼拝では、船が並ぶ海に向かって一斉に祈った。

港に集まったムスリムたちによると、モスクに入りきれず外で祈るムスリムがいる一方で、コーランと並び重視されるハディース(預言者ムハンマドの言行録)に、レバランの際はより多くの人が集まることができる広い場所で、集団礼拝をして盛大に祝うことを勧める一節があることから、広場など外を選んで祈るムスリムもいるという。

港まで家族と一緒に自宅から徒歩で来たルスディさん(50)。昨年のレバラン時は、南スラウェシ州マカッサルに里帰りしていたため訪れなかったが、ほぼ毎年、この港で祈りをささげるという。「近くにモスクもあるけれど、ここでみんなと一緒に祈りをささげることは伝統なんだ。友人らと顔も合わせられるからね」と話すルスディさん。

「大勢のムスリムたちとレバランを迎えることができて良かった。平和と幸せな気持ちでいっぱい」と語った。午後から家族でジャカルタを観光して楽しむという。

 

・レバラン中も混雑 事故は減少、週末再び渋滞に (06/28)

 

レバラン(断食月明け大祭)を故郷で祝う人たちによるムディック(帰省)は、レバランに入った25、26日まで続き、高速道などが各地で混雑した。一方、昨年、大渋滞した中部ジャワ州の東ブルブス料金所では渋滞が緩和されたほか、事故件数も昨年と比べ減少。今後は30日〜7月2日にかけ、首都圏などへ戻る人らで渋滞する見込み。

国営高速道路管理ジャサマルガによると、ジャカルタ特別州から西ジャワ州バンドンなどへ向かうチカンペック高速道路では、レバランの2日間、通常時と比べ約60%増の約19万台が通行した。同高速道は今後、首都圏へ戻る車で30日が最も混雑すると予想されており、29日に予定を前倒しするよう利用者に呼びかけている。

またジャワ島北岸道路(パントゥラ)では19日〜レバラン直前の24日、東へ向かう車線をオートバイ約267万台、車約40万台が利用した。昨年のレバラン時の計65万台と比べると、ことしは5倍近い計約307万台以上が通行した。

昨年、大渋滞した東ブルブス料金所付近では、25日夜に約6キロ渋滞したものの、昨年のような20キロを越える渋滞は発生しなかった。建設中のジャワ島横断高速道の同料金所〜同州バタン県グリンシン(110キロ)の臨時供用を実施したことが、渋滞緩和につながったと見られている。

事故件数については警視庁によると、帰省が始まった19〜26日に発生した事故は1299件で、昨年のレバラン時期の1515件と比べ14%減少した。

 

・各地でタクビラン 深夜までにぎわい続く (06/28)

 

レバラン(断食月明け大祭)前日の24日夜、1カ月のラマダン(断食月)など自己修練を終えたムスリムが、喜びを共に分かち合う伝統行事「タクビラン」がインドネシア各地で行われた。ジャカルタ特別州内では、歓喜のにぎわいが深夜まで続いた。

中央ジャカルタ区タナアバンのマス・マンシュール通りでは、断食明け後の礼拝「タラウェ」を終えたムスリムが午後8時ごろから集まり、子どもや若者たちの乗った車やオートバイが通りを駆け巡り始めた。

普段は公共バスとして使用されているメトロミニやコパジャなどの天井に上がった子どもたち。太鼓「ブドゥック」を鳴らし、旗を振り、歌って踊った。

一方、道沿いでは、爆竹や手打ち花火を楽しむ人が見られた。道路中央から打ち上げ花火が次々に上がり、その度に車やオートバイが一時通行止めに。「ドーン」と花火が上がるたびに、通りに集まった人たちは空を見上げた。

同通りに設けられた約10のステージにはブドゥックが置かれ、子どもたちが「ドンドンドン」と太鼓を打ち鳴らす音と、「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」とマイク越しに言う声が、響き渡った。

南ジャカルタ区セノパティからオートバイに乗り、妻と息子の3人で同通りを訪れたプルワアンさん(32)。プルワアンさんの息子アルジュナくん(4)は、椅子の上に立って楽しそうに太鼓をたたいた。

プルワアンさんは「セノパティにも太鼓はあるけど、規模が大きくて伝統あるこの通りに毎年来るのだ。1カ月の断食を終え、家族一緒ににぎやかな夜を迎えることができて、ことしも幸せです」と笑顔を見せた。

同通りで警備に当たった警察官らも交通整理をしながらタクビランの様子を見守った。警視庁やジャカルタ特別州政府は、オートバイやメトロミニなどに乗ってパレードする迷惑行為を控えるよう呼び掛けていた。

 

・あすレバラン 最大10連休 2900万人が大移動  (6/24)

 

世界最大のムスリム人口を抱えるインドネシアで、約2億人が25日に迎える見込みのレバラン(断食月明け大祭=イドゥル・フィトリ)を祝う。ことしは有休取得奨励日が追加され、最大10日の大型連休となり、全国の帰省客は昨年比6・8%増の2899万人に上ると予想されている。

宗教省は24日夕にイスラム学者会議(MUI)などイスラム団体代表らと月の満ち欠けの観測結果を協議。レバラン初日の時期を発表する。 

ことしのレバラン前後の有休取得奨励日は、23、27?30日。警察側から渋滞緩和に有効との提案があり、23日を追加したため最大10連休となる。ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は23日、「帰省開始日の選択肢が広がり混雑緩和に効果があった」と強調した。 

ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領はレバランをジャカルタで迎え、中央ジャカルタのイスティクラル・モスクで早朝の礼拝を行う予定。イスタナ(大統領宮殿)で市民との交流行事「オープンハウス」を開くという。 

 

■ブカシで20キロ渋滞 

レバラン連休を古里などで過ごす人たちの帰省ラッシュは23日にピークに入った。首都圏から各地方へ向かう各道路では深刻な渋滞が発生している。 

西ジャワ州のチカンペック高速道路は22日夜から、首都圏からジャワ各地へ向かう帰省客で渋滞が深刻化。23日夕もブカシで20キロ以上の渋滞が起きるなど混雑が続く。国営高速運営のジャサマルガは23日、上り車線の一部を帰省客用に充てた。 

西ジャワ州バンドンと中部ジャワ方面を結ぶ国道のナグレッグ付近も一時、10キロほど混雑した。渋滞緩和のため、ガルット県ブルブル・リンバンガンを一方通行にしている。 

帰省ラッシュに合わせ、建設中のジャワ島横断高速道の臨時供用を始めた、中部ジャワ州東ブルブス料金所?同州バタン県グリンシン(110キロ)では深刻な渋滞は起きていない。 

東ブルブス料金所付近では昨年、大渋滞が発生、立ち往生の車内で疲労や脱水を起こす人もおり、3日間で十数人が死亡する惨事が起きた。そのため政府は、同料金所を含む3826カ所に24時間オープンの簡易診療所を設置し、緊急時に備えている。 

政府は連休中、首都圏から地方へ帰省する人が1900万人に上ると見ている。

日刊紙コランテンポによると、鉄道はパサールスネン、ガンビル両駅から計約70万人が帰省。空の便はスカルノハッタ、ハリム両空港から計約550万人、海路はタンジュンプリオク、メラック両港から計約200万人が利用する。

 

・レバラン休暇を楽しむ 首都圏の生活情報(6/24)

 

レバラン(断食月明け大祭)の帰省シーズンがやってきた。首都圏で連休を過ごすという読者もいるだろう。安全に休暇を楽しむための、レジャー、買い物や医療情報などをまとめた。

 

■テーマパーク

北ジャカルタのアンチョール公園、 東ジャカルタのテーマパーク、タマン・ミニ・インドネシア・インダ(TMII)、南ジャカルタのラグナン動物園、西ジャワ州ボゴールのタマンサファリ、ボゴール植物園、ジャングルウオーターパークなどは通常営業している。

アンチョール公園では7月2日(日)まで音楽やグルメ、子ども向けのイベントが開かれている。

タマンミニはブドゥッグ(太鼓)のパレードや音楽や舞踊パフォーマンス、物産展などを9日(日)まで開催している。入場券はレバラン価格で1人1万5千ルピア。

ジャングルウオーターパークは2日(日)まで、入場券を割引価格の1人9万9千ルピアで販売。アクロバットサーカスなどさまざまな催しを開いている。

 

■スーパー・モール

 

◆日本食スーパー

パパイヤは、中央ジャカルタのシティウオーク店が24日(土)午後8時に閉店、25日(日)は休業し、26日(月)は午後10時に閉店。

その他の4店舗は24日は午後7時に閉店、25日(日)と26日(月)は休業。27日(火)から全店通常営業。

コスモは、24日(土)午後9時に閉店。25日(日)と26日(月)は休業。27日(火)から通常営業。

◆モール

主要なモールは休業なく、25日(日)のみ短縮営業。26日(月)から通常営業。25日(日)の営業時間は次のとおり。

イオンモール 正午〜午後10時。24日(土)は午後9時に閉店

グランドインドネシア 正午〜午後10時

スナヤンシティ 正午〜午後10時

ガンダリアシティ 午前11時〜午後10時

ポンドックインダ1&2 正午〜午後10時

 

■医療機関

 

◆共愛メディカルサービス

ジャカルタ、EJIP、カラワン、KIICは23日(金)〜27日(火)休診。バリは通常診療

◆J―クリニック(ポンドックインダ病院内) 24日(土)午前8時〜午後0時半の短縮診療。25日(日)、26日(月)休診。27日(火)午前8時〜午後0時半の短縮診療

◆ユニット・ジャパン(スマンギとリッポーチカランのシロアム病院内) 24日(土)〜26日(月)休診。

27日(火)午前8時〜午後0時半の短縮診療

◆SOSメディカクリニック クニンガンは25日(日)、26日(月)休診。チプテ、バリは通常診療

◆タケノコ診療所 スディルマン、ポンドックインダ、チカラン、バリの総合診療科は通常診療、歯科のみ23日(金)〜28日(水)休診。カラワンは24日(土)〜26日(月)休診

◆カイコウカイクリニックスナヤン 24日(土)〜7月2日(日)休診

 

■交通手段

 

◆TJは午前9時から

首都圏専用バス「トランスジャカルタ(TJ)」は25日、通常の運行時間より4時間遅い午前9時から午後11時までの運行になる。一方、観光地を通る路線では26日〜7月2日、バスの運行台数を通常より増やす。 

南ジャカルタのブロックM〜西ジャカルタのコタ間を走る第1番路線は、通常の週末の運行台数よりも10台多い45台を運行させる。北ジャカルタのアンチョール〜東ジャカルタのカンプン・ムラユ間(第5路線)は7台追加し26台。南ジャカルタのドゥク・アタス2〜南ジャカルタのラグナン間(第6路線)も7台追加し、32台で運行する。

◆オンライン配車

レバラン中は運転手の帰省などで捕まりにくくなるタクシー。「グラブ」や「ゴジェック」などのオンライン配車サービスが役に立ちそうだ。

配車には、衛星利用測位システム(GPS)機能を使い、近くにいる運転手を呼ぶ。事前にクレジット・カード番号を登録しておけばオンライン決算が可能。予約時に行き先までの大まかな金額も分かるため、メーターを気にする必要もない。また、配車サービスに加え、料理や買い物の宅配サービスも提供する。

ゴジェックアプリ上にはタクシー大手のブルーバードを呼ぶ専用のアイコンも設定されている。

 

■大使館

 

24日(土)〜28日(水)休館

 

■JJC

 

ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)は23日(金)〜29日(木)休館

 

・郷里まで、もう一歩 (6/24)

 

25日ごろのレバラン(断食月明け大祭)を目前に控え、「ムディック」と呼ばれる帰省がピークを迎えている。全長270キロを結ぶ予定のジャワ島横断高速道路の一部供用が開始され、21〜23日には各地で渋滞が発生。1年に一度、郷里に向かう長旅が続いている。

 

・バイクで一路古里へ レバラン帰省 一家16人の大所帯も (6/23)

 

レバラン(断食月明け大祭)帰省で道路やバス停、駅、空港が混雑する22日、大きな荷物をバイクにくくり付け、1台のバイクに家族みんなでまたがり故郷へ向かう人々の姿が道路で見られた。

ジャカルタ特別州内から西ジャワ州や中部ジャワ州へと向かう道につながる東ジャカルタ・ジャティヌガラ。22日午後3時ごろ、道路脇で休憩していたパンコスさん(40)は妻と息子を連れ、バイクで帰省する途中だった。

30歳の時からバンテン州タンゲラン市に住み、清掃員の仕事をするパンコスさん。目指す目的地は同市から約250キロ離れた西ジャワ州チルボン。両親が住んでおり、レバランには毎年帰省するという。

タンゲラン市の自宅を出発したのは午後1時ごろ。チルボンには午後6時ごろに到着予定という。燃料費など旅費は約5万ルピアを用意した。

昼すぎに出発した理由をパンコスさんは「これまでは涼しい夜に出ることが多かった。昨年は息子が眠たそうで疲れていたから、ことしは昼から出たよ」と話した。

プアサ(断食)中だが、長旅は疲れるということで出発前にタンゲラン市内でカレーを食べてきた。「ブカ・プアサ(1日の断食明け)の時間までには到着してみんなでご飯を食べたい」と話し、約8キロの荷物と息子を真ん中、最後部に妻を乗せて走っていった。

南ジャカルタ・チランダックでごみ収集の仕事をするワルニンさん(56)一行は、西ジャワ州カラワン県のレンガスデンクロックへ帰る途中、東ジャカルタ・ジャティヌガラで休憩を取っていた。

一行は、弟2人の家族と合わせて総勢16人の大所帯。バイクを改造した三輪トラック3台に4人ずつ、バイク2台に2人ずつ乗り、約80キロ離れた故郷を目指す。

三輪トラックの1台を運転するワルニンさんの隣に乗るのは、一行最年少の息子アルマット・ジュネリンさん(13)で、「途中の休憩でみんなと遊ぶのが楽しい」と話した。

バンテン州タンゲラン市から約310キロ離れた中部ジャワ州ブルブスまで、バイクで帰るという親子3人もいた。

「涼しい夕方に出発するつもりだったが、太陽があまり出ていなかったから、(夕方前に)出発してきたよ」と話すのは父親のニコさん(28)。

12時間の長旅を予定している一家。娘のディタさん(5)が一緒のため、妻のスリさん(30)は「娘がまだ小さいから休憩をたくさん取るわ」と話す。

途中、モスクやレバラン帰省の時期に合わせて仮設されるポスコ・ムディックという休憩所で仮眠を取るという。

 

・レバラン帰省始まる 各地で混雑、あすピーク (6/22)

 

レバラン(断食月明け大祭)帰省が始まり、20日から、各地の駅や空港、港、高速道路が帰省客で混み合い始めた。ピークは25日ごろに迎えるレバラン直前の22〜24日と予想されている。

高速道路運営会社ジャサ・マルガ社によると20日、ジャカルタ?チカンペック間のチカラン・ウタマ料金所を通行した車は1日約10万8千台で、1日7千台の通常時から43%増えた。23日には少なくとも12万台が同高速道を利用するとみられる。 

昨年、大渋滞し問題となった中部ジャワ州東ブルブス料金所では20日夜、ことし新たに通行が許可された同州プマラン方面にかけて渋滞し、3キロ近い列ができた。チルボン県内を通るジャワ島北岸道路(パントゥラ)では20日夜から、大荷物とともに帰省するオートバイが激増している。 

ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は21日、北ジャカルタのタンジュンプリオク港を視察した。政府は国営船舶ペルニと協力し、ジャカルタ?中部ジャワ州スマランを結ぶ船で、オートバイを積み込んで無料で帰省できるサービスを提供。21日出発の船は、オートバイ971台とともに2069人が利用し、84%が埋まった。同様のサービスは列車でも実施しており、約90%が埋まっているという。 

国鉄(KAI)によると、中央ジャカルタ区パサールスネン駅から約46万1千人、ガンビル駅から約23万8千人が帰省する。19日から帰省客で混雑し始めており、ホームへは出発15分前まで入ることができないため、駅入り口や待合所に人があふれている。 

運輸省は19日、21日?7月2日に運行するバス約3600台を増やすと明らかにした。市内観光用のバスなども含むが、約3100台は都市間を移動する長距離バス。中部ジャワ州やジョクジャカルタ特別州などへ向かうバスはチケットがほぼ売り切れたという。 

空の便は15日?7月10日に、国内線454便、国際線122便を増便。計670万席を用意している。

 

・交通機関の準備進む レバラン帰省 ピークは22日ごろ  (2017.6.6)

 

レバラン(断食月明け大祭)帰省に向け、各種交通機関の準備が進んでいる。ことしは、国営湾港管理第3ペリンドがフェリーによる無料帰省サービスを再開。帰省のピークは22日、Uターンは7月2日とみられ、ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は「無料サービスを活用してほしい」と呼びかけている。

運輸省航空総局は帰省時期の6月15日〜7月10日、航空会社14社と協力して航空機532機を国内線で運航する。国内35カ所の空港では、機体が安全基準を満たしているかの確認作業が最終段階を迎えている。

同期間中、国内便の利用者は約550万人に上る見込みで、574万席分のチケットを用意する。

海運では、国営港湾管理第3ペリンドが6月18〜24日、カリマンタン島からスラウェシ、ジャワ両島を結ぶフェリーの無料席を約7千超用意する。中部カリマンタン州クマイ港から西カリマンタン州ポンティアナックなどを通り、南スラウェシ州マカッサル、東ジャワ州スラバヤ、中部ジャワ州スマランへ寄港する。スラバヤとスマランからは目的地別に12路線計126便の無料バスを出す。

国鉄KAIによると、6月16日〜7月15日に運行される、レバラン帰省向け列車の座席数は1日当たり22万8158。乗車券販売は15日ごろに始まる。

ことしは、国産の新高級座席車6両が10日までに納入される予定で、KAIの担当者は「列車による帰省客が増えているため、エアコンやテレビなどを完備した。座席数は通常1両100席だが、この車両は80席」と車内の快適さを強調する。同車両の導入により、国鉄の乗客輸送能力は1日当たり約6千人増える。

2016年は、レバランを挟む6月30日〜7月14日の15日間で、前年比約6%減の2979件の交通事故があり、死者は558人(同20%減)だった。このうち約7割に二輪車が関係していたため、ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は「ジャワ島北岸道路(パントゥラ)やチパリ高速などの整備も進めているが、二輪車とその運転手に無料帰省サービスのある他の交通機関を利用してほしい」と呼びかけている。

 

・未舗装区間を利用 ジャワ島横断高速道 レバラン帰省の渋滞対策 (2017.5.31)

 

レバラン(断食月明け大祭)のムディック(帰省)に向け、ジャワ島横断高速道路(トール・トランス・ジャワ)の建設が急ピッチで進められている。ことしは昨年大渋滞が発生した中部ジャワ州東ブルブスから、中部ジャワ州スマランに向かう未完成の区間を臨時利用し、新たに高速からの降り口を設けるなど渋滞緩和策を講じる。

国営高速道路管理・運営のジャサ・マルガによると、利用できるジャワ島横断高速は昨年同様、東ブルブス料金所までだが、未完成の東ブルブス〜バタン〜ウレリ間(115キロ)を一方通行2車線のみ使用する。

同区間は部分的に厚さ10センチのコンクリート舗装を終えた段階だが、帰省時の混雑解消に利用することで、帰省客は市街地の渋滞が悪化するトゥガルやプカロンガンの国道に入らず、スマラン方面に向かえる。バタン〜スマラン(75キロ)間の工事進捗率は約84%だという。

各地で高速道が最も混雑するのは、25日ごろになる見込みのレバラン直前の23、24日と予想されている。昨年の同時期には、東ブルブス料金所手前で約27キロの大渋滞が発生。降り口や休憩所、給油所もなく、多くの車が十数時間立ち往生した。

公共事業・国民住宅省は渋滞対策として、東ブルブス〜ウレリ間で六つの高速出口を設ける。二つはジャワ島北岸道路へ、残りは南へ下る道路とつながっている。

中部ジャワ州政府によると、レバラン時期に首都圏から同州を訪れる帰省客や旅行客は、昨年の680万人から820万人に増加する見込み。混雑回避のため、代替道路や公共交通機関の利用を呼びかけている。

首都圏では帰省期間中、チカンペック高速で行われている次世代型交通システム(LRT)や道路拡幅などの工事を全て停止。ジャサ・マルガによると、混雑時は左右にそれぞれ1本ずつ車線を追加して対処する。

 

・家族で食事を ラマダン始まる イスティクラル (2017.5.29)

 

ラマダン(断食月)が始まった。初日の27日と2日目の28日、中央ジャカルタのイスティクラル・モスクでは、ブカ・プアサ(1日の断食明け)用の弁当5万5千個が配られ、集まったムスリムは男女に分かれて、家族や友人らと食事を楽しんだ。

午後5時、モスクの入り口付近で魚や野菜、ご飯などが入った弁当と水が配られた。訪れた人は別に持参した弁当や飲み物、タジル(断食明けの甘味類の軽い食事)などを床に広げ、マグリブ(日没=断食を終了する時間)を待つ。午後5時46分、礼拝を呼びかけるアザーンがスピーカーから流れると、一斉に食事を始めた。用意した弁当は午後6時にはなくなった。

西ジャワ州ボゴール県に住むウミ・ジャファルさん(50)は、妹夫婦と共に9人でやってきた。毎年ラマダン期間中はジャカルタに住む親せきの家に泊まるという。

ウミさんは「家族みんなで集まって食事を取るこの期間はとても楽しい」と話す。この後家族そろってイシャ(夜の礼拝)、タラウェ(ラマダン中の特別な夜の礼拝)に向かった。

西ジャカルタ・チュンカレンから毎年、ラマダン期間中は毎日イスティクラルに来ているという主婦のハニーさん(53)は夫の大好物である牛肉をココナッツミルクで煮込んだルンダンを持参した。

「いつもより時間をかけて料理した。この期間は1回1回の食事を大切にしている」と話し、「これだけ大人数でみんなが一斉に同じ時間に食事を取ることはすごいことだと思う。それを感じたくて毎日来ている」と述べた。

同モスクではラマダン期間中、毎日無料で弁当と水を提供する。また、駐車場内には揚げ物や甘い飲み物から服やサングラスなどの露店が並び、ラマダンフェアも開催している。期間は6月17日まで。

 

■各地のモスクで

南スラウェシ州マカッサル市のアル・マルカズ・モスクでは27日、約千の弁当が無料で配られ、集まったムスリムたちはラマダン初日のブカ・プアサの食事を楽しんだ。ジョクジャカルタ特別州のジョゴカリヤン・モスクではラマダン期間中、毎日1500食、30日で計4万5千食分を提供する予定。

東ジャワ州スラバヤ市のアンペル・モスク前にはタジルを売るワルンが多く並び、礼拝に訪れたムスリムたちで混雑した。

中部ジャワ州ソロ市内にあるダルサラム・モスク前では「ブブル・バンジャル」というおかゆが配られた。同市では1930年からラマダン期間中、毎日千食分のご飯を提供し続けている。

 

■空港でも

バンテン州タンゲランのスカルノハッタ空港では、搭乗待ちの乗客や到着した利用客に、ブカ・プアサの食事を無料で提供している。

第1ターミナルは1日2200食、第2ターミナルは同700食、第3ターミナルは同1500食を用意。物流センターでも同600食を提供する。中身は水やクルマ(干しナツメヤシ)、パンだという。同空港を運営している国営空港管理第2アンカサプラが実施。断食が明ける約30分ほど前から、搭乗エリアや手荷物受取所などで提供する。

 

きょうからラマダン 聖なる月 一体感強め自己鍛錬 (2017.5.27)

 

宗教省は26日夜、27日からイスラム暦(ヒジュラ暦)1438年のラマダン(断食月)に入ると発表した。全国77カ所で実施した月の観測結果を、イスラム団体らと協議して決定。約1カ月間、日中の飲食を断つプアサ(断食)が始まる。

ラマダン中、ムスリムは日中の断食に備えて日の出前にサフール(早朝の食事)を取り、ブカ・プアサ(日没後の食事)で家族や友人らと共に空腹と喉の渇きを癒やす。 

会見したルクマン・ハキム宗教相は、聖なるラマダンの月の本質を理解してほしいと説明。「すぐそばにいる人が私たちとは違っていても、彼らの尊厳が維持され、福利を得ているかどうか、自分自身に問いかけましょう。自省を通じ、私たちの宗教をより良いものにしていこう」と呼びかけた。 

全国90カ所で月の観測を進めてきた国内最大のイスラム団体ナフダトゥール・ウラマ(NU)や第2のムハマディヤも、ラマダン初日を同じ27日と発表した。 

ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領も同日、西ジャワ州ボゴール市のイスタナ(大統領宮殿)からラマダン入りを祝い「私たちは一つの国家として、一体感や家族のつながりをより強くすることができる」と話した。 

ラマダン中は1年で最もムスリムの信仰心が高まる時期で、飲食を断つだけでなく、感情を抑えたり、行動を慎んだりする自己修練の機会。ナイトクラブやカラオケなどの娯楽施設の営業も制限される。 

26日にはラマダン入り前夜の礼拝「タラウェ」が各地で行われ、東南アジア最大級のイスティクラル・モスク(中央ジャカルタ)でも午後8時半ごろ、大勢のムスリムが集まり集団礼拝に臨んだ。 

家族連れが多くタラウェが始まるのを待つ間は、幼い子どもたちが礼拝用のマットを母親や父親と一緒に敷く姿もあったが、モスク内ではしゃぐ子どもたちがほとんど。スマートホンを見たり、セルフィー(自撮り)をしたりしている人もいる一方、熱心にコーランを読む人もいた。 

家族5人で西ジャカルタ区から同モスクを訪れた会社員のアダさん(41)。友人や家族との連帯感が強まるプアサが始まるのを、毎年とても楽しみにしているという。 

アダさんは「プアサはつらいものじゃなく、僕たちにとって大切で楽しいものだよ。仕事があるし、毎日イスティクラルのような大きなモスクに来れるわけじゃないけど、祈りは欠かさずやるよ」と笑顔で話した。

 

ラマダン ヒジュラ暦の第9月で、預言者ムハンマドが初めて啓示を受けた月とされる。期間中、日中の飲食や喫煙、性交渉を断つ。病人や妊婦、月経中の女性、子ども、旅行者らは除く。断食はムスリムの義務「五行(信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼)」の一つ。ヒジュラ暦は太陰暦のため、新月の位置を観測してラマダン入りを判断する。

 

・ラマダン前に服を新調 タナアバン市場が盛況 地方からも 

 

ラマダン(断食月)入りを翌日に控えた26日、中央ジャカルタにある東南アジア最大級の繊維市場、タナアバン市場は、大勢の買い物客らでにぎわった。約1カ月後のレバラン(断食月明け大祭)に合わせて服を新調しようという人たちも多く、盛況はしばらく続きそうだ。

中央ジャカルタ・クマヨランに住むディア・アユ・プスパリニさん(21)は叔母と訪れ、「レバランはお祝いだから、新しい服を着たい」と親族用の服10着まとめ買いした。

同市場は「安く、品ぞろえが良い」と評判で、地方から買い付けにくる店主も多い。南スマトラ州パレンバンで雑貨・洋服店を営むネリさん(35)もその1人で、「礼拝服や子ども服など、この時期はみんな新しいものをほしがる」と話す。通常の2倍の売り上げが見込まれるという書き入れ時のラマダンを前に、3千万ルピア分の衣類や布を買い込んでいた。仕入れた衣類は丸1日以上かけ、車でパレンバンに持ち帰るという。

 

・ラマダン前に故人をしのぶ 州営墓地カレット・ビファック

 

ラマダン(断食月)入りを前にした25日、中央ジャカルタ・プジョンポンガンの州営墓地カレット・ビファックでは大勢の墓参者が花で墓を彩り、故人をしのんだ。

インドネシアのムスリムには、ラマダン前とレバラン(断食月明け大祭)に墓参りをする人が多く、25日、墓地周辺は墓参者のバイクや車でごった返した。

夫と息子2人と両親の墓参りに来たシタ・サリムさん(61)は毎年、墓を訪れる。「ここに父母が一緒に眠っているの。レバランにも来るつもり」と話し、墓に花びらをまいて、静かに祈りをささげた。同墓地内にある祖母と祖父の墓も訪れるという。

墓地内には食べ物やコーラン、玩具などを売る屋台が沿道に並び、ハムスターなどを売る屋台には子どもたちが群がった。墓参り用の花びらやローズウオーターも5千ルピアから売られている。人々は花びらの入った袋やかごを手に墓を回り、水やローズウオーターで墓を洗って花びらを墓の上にまいた。

墓参者は肉親らの墓の傍らでコーランを読んだり、記念撮影や団らんを楽しんだりするなど、ラマダン前の休日を思い思いに過ごした。

 

 

                                              

 

【ラマダン(断食月)期間中の注意喚起】 在インドネシア日本国大使館

平成29年5月8日(大17第18号)

在インドネシア日本国大使館

 

    5月27日(土)頃より6月24日(土)頃まで、イスラム暦のラマダン(断食月)に入る予定です。イスラム教徒にとり神聖なラマダン期間中は、平素以上にイスラム教徒の習慣に配慮するようご注意ください。

    ラマダン期間中は、日頃にも増してテロへの警戒を怠らないでください。加えて、一般犯罪も増加する傾向にありますので、安全対策を怠らないことが肝要です。

 

インドネシアにお住まいの皆様、出張者および旅行者の皆様へへ

1.   ラマダン(断食月)及びレバラン(断食明け大祭)に注意すべき事項

(1) 今年は5月27日(土)頃より6月24日(土)頃までイスラム暦のラマダン(断食月)に入る予定です(正式には宗教省が決定・発表)。イスラム教徒にとり神聖なラマダン期間中は、平素以上にイスラム教徒の習慣に配慮し、周りの人の感情を害さないよう自らの言動に十分注意することが必要です。

(2) ラマダン期間中は、日頃にも増してテロへの警戒を怠らないようにしてください。現時点において、具体的なテロ情報に接している訳ではありませんが、特にテロの標的となりやすい場所(宗教関連施設(寺院、教会)、デパートや市場など不特定多数の人が集まる場所、公共交通機関、ホテルなどの宿泊施設、ビーチ等のリゾート施設・観光施設、政府・軍・警察関連施設、欧米関連施設等)やその周辺を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど自らの安全確保に努めてください。

(3) レバラン(断食明け大祭)の祝日は、6月25日(日)及び26日(月)ですが、インドネシア政府は6月27日(火)〜30日(金)を、これに続く休暇奨励日とすることを決定・公表しています。日本大使館は6月26日(月)から28日(水)まで休館となりますが、29日(木)および30日(金)は通常通り開館し、業務を行います。インドネシア人の中には、これに加え更に前後の1週間程度、休暇を取り、帰省する人も多く、大型連休となります。このため、この時期は、多数の人々が国内外を移動するため、通常以上の大渋滞やフェリー、鉄道、航空便等公共輸送機関の混雑等が見込まれます。これに伴い、一般犯罪も増加する傾向にありますので、安全対策を怠らないことが肝要です。

(4) レバランに先立ち、私的使用人を含めた被雇用者に対して、レバラン手当(ボーナス/THR)を支給する習慣があります。一般的に、レバラン前は諸物価が上昇することから、レバラン開始の2〜4週間前に支給することが望ましいようです。なお、私的使用人も1週間から10日間程度のレバラン休暇を取るのが一般的です。

(5) レバラン前における公務員による検査等

  過去の事例をみると、この時期、警察官や入管職員による調査・検問等で金銭を要求される等の事例が増加する傾向がみられます。

 

(過去事例1)入管職員によるパスポート及び身分証確認

    入管職員による日本人を含む外国人に対する滞在許可等の調査(事務所に立ち入るほか、飲食店などでも実施。主にパスポートやKITASなどのID原本の提示を求められ、パスポートの有効期限、滞在許可期限、登録住所、会社役職などについて不正などがないか調査するもの。)が行われており、その際、身柄が拘束される事案や、パスポート取り上げ、金銭の要求などの事案が発生。

(パスポートの原本所持に関しては、昨年の当館お知らせもご参照ください。)

http://www.id.emb-japan.go.jp/oshirase16_25.html

 

(過去事例2)警官による検問等

    旅行者や出張者が空港へ向かうタクシー乗車中、警察の指示で停車させられ、KITASなどのID提示を求められ、パスポートを提示しつつ短期滞在者なのでIDは所持していないと説明するも、IDの提示がなければ違法であるとして金銭を要求。航空機チェックイン時間などの時間的制約を見越して支払うまでしつこく金銭を要求してくる。

 

(過去事例3)空港入管職員や税関職員による罰金の不当な徴収

(i)入国の際、入管職員から入国印を押されず、そのまま入国し、出国の際にトラブルになる事案が発生。多くは金銭を要求される。

(ii)入国の際に、ホテル予約票等の提示を求められ、提示出来なかったところ金銭を要求された。

(iii)入国する際、荷物の中に課税対象品があるとして税金の支払いを要求され、支払いは荷物ポーターを通して行わせた。

 

(6) なお、インドネシア国外への旅行を予定されている方は、パスポートの有効期間が旅行満了日まで6ヶ月以上残っているか、再入国許可の有効期限は切れていないか等を確認の上、手続が必要な場合には通常より早めに申請されることをお勧めします。

 また、旅行先が日本を除くインドネシア国外のほか、国内旅行であってもインドネシア大使館の管轄外(バリ島など)である場合、「たびレジ」への登録もお忘れなきようお願いします。

たびレジ:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

大使館管轄区域:http://www.id.emb-japan.go.jp/conind_j.html

 

<入管及び警察による調査、検問への対策・注意事項>

多くの場合は適法な調査、検問であり、拒むことは困難ですが、自己防衛の観点から以下のような確認を行うことをお勧めします。ただし、相手が偽入管職員や偽警察官の場合、武装している可能性もありますので、身の安全を考慮して、決して挑発的な態度はとらないようご注意ください。

(i)入管職員や警察から調査・検問された際、担当係官の氏名、担当部署や白バイ・パトカーの車番などを確認する。

(ii)空港出入国の際、パスポートへの出入国印の押印の有無を確認する。また、事前にパスポートの残存有効期限、査証ページ数、滞在許可の残存有効期限などを確認しておく。

(iii)空港において入管や税関職員による金銭要求に対しては、領収書の発行を要求し、担当係官の氏名や部署などを確認する。

2.   ラマダン(断食月)について(参考情報)

(1) ラマダンはイスラム暦の9月で、1か月間イスラム教徒の断食(プアサ)が行われます。断食はイスラム教では「信仰告白」、「礼拝」、「喜捨」、「メッカ巡礼」と並んで「五行」と呼ばれる信者の義務のひとつです。

(2) 期間及び断食時間

     ラマダン:毎年約11日早まっていき、本年は5月27日(土)頃から6月24日(土)頃まで(予定)

     断食:夜明けの礼拝前から日没直後の礼拝まで(場所により時刻は異なりますが、ジャカルタでは午前4時30分前後から午後6時前後まで。)

(3) 一般的な注意事項

     お互いに相手の宗教に敬意を払うという気持ちが大切です。

     断食をしている私的使用人/従業員に対し、日々の断食が明けた直後に、喉を潤すための時間を(短時間であっても)与えるよう配慮が必要です。

     非イスラム教徒も断食中のイスラム教徒の面前での飲食・喫煙を控えるのが礼儀とされています。目につく形で日中に飲食する場合は、一言断る程度の配慮が必要です。

     仕事は平常どおりにするのが義務とされており、必要以上に遠慮することはありません。

     病人や妊婦・出産後・生理中の女性、旅行中などは断食を行わなくても構わないとされています。

     当地での生活ペースが大きく変わることになりますが、イスラム教徒にとっては通常月とは異なる期間であることに十分留意し、周囲の人、特に部下や使用人、その他立場の弱い人に多少の不行き届き等があっても、いつも以上に寛容な態度で臨むことが必要です。

(4) 安全上の注意事項

     ラマダン期間中は、クラブ・ディスコ・マッサージ・カラオケ店等の営業が禁止または営業時間短縮となり、外国人でも警察の取り締まりの対象となりますので、こうした娯楽施設等に出入りする際には、特に十分な注意が必要です。

     レバラン前は、一般家庭では新しい洋服の購入、帰省の支度等に加え、物価も上昇するので出費がかさみます。例年、この時期には強盗・窃盗などの一般犯罪が増加する傾向にありますので、こういった犯罪に巻き込まれないように普段以上に周囲を警戒するなど注意が必要です。

     ラマダン期間中やレバランでは、警察による街頭での身分証明書の確認・手荷物検査等が厳重に行われる傾向にありますので、身分証明書類を常に携行するように心がけてください。

     家人が不在となる際は、「アパートスタッフなど住居関係者に対して、いかなる理由があっても第三者を勝手に部屋に立ち入らせないよう依頼しておく」、「現金や貴重品は目につくところに置かない」、「玄関、窓ガラス等各部屋の施錠を確実に行う」等を励行するようにしてください。

 

在インドネシア日本国大使館領事部

TEL 021−3192−4308

FAX 021− 315−7156

    大使館ホームページ: http://www.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

    大使館閉館中の緊急連絡(24時間対応)

    021―3192−4308(代表)

   (続けて、@(日本語選択)のあと、A(緊急の用件)をプッシュしてください。)

    外務省 海外安全ホームページ:

http://www.anzen.mofa.go.jp/ (携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

 

 

 

 

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