
趣味のミステリ(五十音順)
子供の頃から今までに読んだ、記憶に残っているミステリです。
ときどき更新していきます。
【オカルト趣味の娼婦】創元推理文庫
「こんなタイトルのものが書店で買えるか!」と若き日の私は思ったものでした。
結局古本屋でみつけて咄嗟に買ったんだと思います。
オランダの作家が書いていて、「大道芸人の死」などのシリーズもの。
刑事たちが被害者の自由な生き方に憧れたり
警察のえらい人が亀をかわいがっていたり
娼婦はオカルト好きだったり…と何とも言えない風味があります。
不謹慎ですが「殺された人もあまり悲しんでないのでは?」と思うような変な警察小説。
【テロリスト】マルティン・ベックシリーズ最終作
スウェーデンの警察小説。
高校時代に受験勉強そっちのけで熱中したシリーズです。
今読んだらまた印象が変わるのでしょうが、
当時は落ち着いた主人公より、はみだし者の同僚刑事の言動が魅力的でした。
(下記は「私にとっては」なので、まあネタばれではないでしょう)
「テロリスト」はシリーズの最終作です。いろいろなラストを期待していたら
「ふんぎゃあああっ」と欲求不満で七転八倒しそうな展開が…。
まあ、そういうステロタイプで終わらないところが魅力なんですが。
社会問題がとりあげられている点も印象的でしたが、
子供だった私には仲が悪くお互い嫌い合ってる刑事さんたちが
仕事上では渋々ながら協力し合ったり、ふとしたことで理解し合う描写が印象深く、
いろいろな面で「大人」を感じさせてくれる小説でした。