パソコン


こんなサイトを作ってるくらいなので
にわかには信じてもらえないでしょうが、私はパソコンがわりと得意です。
ええ、得意なんです。

学生時代はまだパソコンというものは身の回りになく、
ちゃんと触ったのは30代になってからでした。
その3年後にはパソコンを使いこなすことに関してはプロとして扱われていたので、
わりと相性もよかったのでしょう。

簡単なソフトならマニュアルを見なくてもいじっているうちにわかるし、
複雑なソフトでもヘルプを見ればわかります。
「きっかりさん、パソコン教えてください」と頼まれたときに
マニュアルを探して「はい、ここに載ってますよ」と教えてあげるのが常でしたが、
なぜ相手が悲しそうな顔をするのか、私にはわかりませんでした。
どうもマニュアルを見てもわからない人もいるようです。

私がパソコンを使う上で心がけているのは
・ソフトを開いたらとにかくショートカットを覚える。そして使ってないときはさっさと忘れる
(いつまでも覚えていても他のソフトを使うときに混乱するだけ)
・モニターにメモを貼るなら、パソコンに関するメモを何でも貼れ
(無理に覚えようとしても歳なんだから無理しない。でもパスワードは貼らない)
・ソフトによってどんなに外見が異なっても、所詮内部にあるテキストを操作しているだけ。
恐るるに足らず。
(画像とか音楽とか難しいことは抜きにして)

あと、私はパソコンに強いということになっているので、老若男女を問わず
たまに教えてあげるという立場になります。
その中で感じたのは、パソコンのスキルと対人スキルはわりと反比例する、ということです。
対人スキルの高い人は基本的にポジティブで、「話せばわかる」「努力すればいつかわかり合える」と
前向きなところがあります。

しかしパソコンはいくら話し合っても言い聞かせても、仕事帰りに仲良くしても、
お中元やお歳暮を送っても、向こうからあなたに歩み寄ってくれることは未来永劫、永遠にありません。
パソコンさんと仲良くなるには、あなたが相手の考え方に合わせるしかないのです。
具体的には、必要なデータがabcと記載されていたら、
それはabcというデータ以外の何も許されれず、ab cでもdbcでもbcdもadcでもxyzでも駄目ということ。
「ちょっと書き間違えたくらい、わかってくれたっていいじゃん」
「付き合いも長いんだから、そろそろ一を聞いて十を知ってくれてもいいんじゃないか」
などという甘えは通用しません。
それがパソコンさんのルール、そしてルールさえ守れば
あなたを全力で助けてくれるのがパソコンさんなのです。

上に書いた「操作に必要なことは何でもモニターに貼っておけ」というのは、
パソコンさんと上手につきあうための知恵でもあります。

パソコンが得意な人にわりと対人スキルが低い(失礼)タイプの人が多いのは、
そういった人は他人を説き伏せたり心が通い合ったというような経験が少なく、
最初から相手の気配りに期待していないからかもしれません。
だから素直に相手のルールに従うことができるのでしょう。
もちろん対人スキルもパソコンスキルも両方高い人も大勢いるし、それが一番いいんですけどね。

中高年でも、パソコンに強い(もしくはパソコンに怯えていない)のは当節では多少売りになるようです。
実は専門外のよけいな仕事を押し付けられたりもするので
私は自分ではあまり乗り気ではないのですが、
これも生活のためと割り切ってこれからもパソコンさんとつきあうことにします。

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