群別岳・群別川本流

                            2005年8月5N〜7日


「近場の沢」ということで群別岳を幌川から計画したが、5日夜、幌川林道を進み約3`でゲート施錠を確認。5`以上の歩きはパスすることとし、群別本流へ変更。幌市街まで戻り、旧小学校の校庭にテントを立てた。

6日 晴
 朝食を取り、群別川の林道へ車を回す。釣り師の車が結構入っている。6時50分、車を後にし、林道を少し歩いて踏み跡を辿って川に降りた。しばらくは川歩き。CO480付近に小滝の連続するゴルジュ帯があったが、問題なし。目標にしていたCO590のテン場は直ぐにわかった。二股の下の右岸平地にテントを立て、日帰り装備のみザックに入れ、10時45分テントを後にした。

 10分ほど歩いた所から沢の本番が始まる。20b滝:左岸にロープが下がっている。順層の階段状で3級の登り。ロープを手繰って落ち口に出ると、ゴルジュの入口。左岸を進み右岸に渡って小さく巻くと沢は広がり、開放的な沢遡行となる。小滝や小さな淵が断続的に続き高度を上げていく。水温も上がり、濡れるのも気にならない。15b滝:水流脇の左岸を直登する。

ゴルジュを小さく巻く。ここを出るとパラダイス。 日差しは強く、水に入るのも苦にならない。

 CO900付近にこのコースのハイライト「群別大滝」30b:右岸のルンゼに巻き道があるようだが、水流の右岸岩壁の右上するバンドを登ってテラス状に乗り、藪を抜けて落ち口に出る。テラスの灌木に残置スリングが架かっており、ラッペル点のようだ。これで滝は終わりかと思っていたが、最後の15b滝:左岸を直登。その先は沢の正面に頂上稜線を見上げることができる。

適度に滝が現われる楽しいコース。  上はF10bを登るpoyannpi。    左は「群別大滝」30b。巻き道もあるが、水流脇もルートが取れる。

 「あれが、頂上かな?やけに近くない?」とポヤンピー。知床岳では、見上げた稜線の先に頂上へ続く斜面が続いていたっけ。標高1000付近。左岸から小滝が落ち込む二股でやっと休憩。雪渓が融けたばかりなのだろうか?8月だというのに辺りは新緑がやっと芽吹いた様子だ。膝下程度の草があるだけですっきりした源頭は1200付近で水が切れた。
 沢形が消えた源頭は低いササとガレ場のフラットな急斜面。滑らないようにササを掴みながら直上し、ハイマツ帯に入ったと思ったら稜線であった。5分ほどハイマツを漕ぎ、午後2時過ぎ、群別頂上に立つ。
 見下ろした幌川源頭部は鬱蒼とした藪だ。

   頂上で  

 雪崩斜面のガレを恐る恐る下る。
17時テン場到着。流木を集める。18時を回ってようやく火を付けた。ビリー缶で野菜を茹で、味付けは「カレー」。火の調子が悪く、却ってじっくりと煮込むことができたのか、ジャガイモとニンジンは抜群に旨かった。上空には満天の星。明るいのは星と焚き火の炎だけ。聞こえるのは川の流れ。漆黒の闇の中、焚き火の炎を見ていると、何とも気持ちが落ち着く。ポヤンピーはいつものように大きく揺れている

 7日 晴  「起床時間は決めずに目が覚めたら」と決めていたが、5時過ぎに目が覚める。桜庭は既に火興しをしていた。青空が広がっている。ゆっくりとお茶を飲み、朝食。昨日ビールを冷やしたプールは水がなくなっており、かなり減水しているようだ。

 遡行時に気になっていた赤テープがあった。巻き道の存在を示しているようだった。
 群別川は中流域に標高500〜600bの台地上の地形があり、川はこの台地の東側を時計回りに弧を描くように湾曲して流れている。ネット上にこの台地(「熊の平」という呼び名があるようだが、)の登山道を歩いて入渓したと思われる記録もあり、きっとテープはその尾根道の入口を示すものだろうと思えた。
 CO540二股。細い流れの左股を登る。直ぐに二股となり、ここも左へ。テープに導かれて進む。一度水が切れた後、再び水流が現れて「竹藪の中をリングワンデリングか(?)」と思ったら、その先に林道が延びていた。9時25分、車止めに到着。
 群別川はCO590二股から上流は大きな滝もあり、楽しい沢である。よく観察すると滝や淵には巻き道があり、その点で「!*」のグレード付けなのだろう。源頭部はうるさい藪もなく非常に開放的。青空の下でどんどん近づく頂上を目指した楽しい遡行だった。

【コースタイム】
 6日 入渓 
6:50 CO590二股 10:0510:45 頂上14:0014:20 CO590二股 17:25
 7日 CO590二股 7:45 入渓地 9:25