余 別 川 遡 行
余別川本流を遡行して余別岳に立ち、エコー沢を下る3日間の行程で計画は立てられた。余別はまだ踏んでいないピーク。余別川は遡行経験があり、なんとか頂上を極めたいとチームに参加したのだが、、、、、。
2007年7月14日〜15日
L:poyanpy、ちゅうさん、naga、Qちゃん、山遊人
余別川の林道の舗装が終わる地点に駐車スペースがある。僕が到着すると札幌組は既にテントを張っており、ちゅうさんは良い調子になっていた。とてもじゃないが、これからはあの調子には追いつけない。
14日(土) どんよりと曇った空模様。エコー沢に単独で入るKさんは既に出発したようだった。
車止めから約30分歩いて川に下りる。水量は少々少な目か? 例のアブミのゴルジュを抜けて11時過ぎに51点沢出会いを通過、11時40分にエコー沢出会いで休憩する。上流から学生らしい3人パーティーが下ってきた。本支流を登下降して楽しんでいるようだ。時間を贅沢に使った沢遊びとは羨ましい。 (右写真:魚止の滝)
どんよりと曇った天気。水はとても冷たい。遡行を再開して約30分。左岸側壁から水が滴り落ちているのを見たちゅうさんがコップを出して雫を口に含んでいた。両岸が立ち上がってきた。さあゴルジュである。
「下の廊下」は、まずちゅうさんが「暑いっ、暑いぞっ!」と気合の声を発してロープを引いてザックを浮きに泳ぎ、後続をフォローした。
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ちゅうさんがロープを引いて泳いでいく。 |
Qチャンがロープに引かれていく。 |
すぐに広い淵の奥に落込みが控えている。
poyanpyが左岸を攻める。僕は一度は右岸の岩に取り付いたものの、とても抜けられる気がせず、2度目の泳ぎとなった。どうしたんだ?前回はここは登ることができたはずだが。
結局poyanpyがロープを引いた。
息付く間もなく3つ目は長細い淵。
身体が冷えてどうにもならない。全身がぶるぶると震え、顎ががくがくと鳴る。
poyanpyが右岸を際どいバランスでへつって抜け行った。ナイス!! 僕らは3回目の泳ぎとなった。 (右写真:poyanpyの微妙なへつり)
ゴルジュの先に明るい空間が広がっている。この先は深みもなく、沢中をジャブジャブと歩く。
やっと明るい空間が広がった。「下の廊下」を突破することができた。結局3度も泳がされることになった。ずいぶん長い時間かけてもがいていたような気がしたが、時計を見ると所要時間は55分だったようだ。
ちゅうさんとnagaはゴーロの大岩に張り付いて、岩の熱で身体に暖を採っている。その姿がなんとも可笑しい。「本当にアッタカイの??」(左写真:題して「石ピタ」)
ここからは滝を巻く場面はあるが問題となるところはない。ずっと河原歩きでテン場かなあ?と思った頃、門のように狭くなった淵である。あと一歩がへつりきれず、ここも結局は泳ぐこととなった。20分ほどで122点沢出合い。
川を分ける高台によいテン場があり、午後3時、テントを立てた。
3人が竿を出すも釣果はpoyanpiひとり。ここはよい流木がなく、水を吸った木ばかりで何とか火を熾して、夕食となった。
やっぱり焚き火はいいなぁ〜〜。しんみりとした酒盛りだったが、それでも9時就寝のはずが、テントに入ったのは10時を回っていたようだ。
<コースタイム> 入渓(8:00) → 51点沢出合(11:05) → エコー沢出合(11:40) →
下の廊下処理(12:25〜13:30) → 122点沢出合い(15:00)
15日(日) 4時起床の予定だったのに、目を開けると5時になろうとしていた。メンバー一人が前夜から原因不明の足の痛みを訴えていたが、朝になっても痛みが引かず、皆で相談の結果、下山を決定する。後はのんびりムードで朝食を取った。
空には青空が広がり、テン場にも陽が差してきた。少しは暖かくなってくれると良いのだが。
空は晴れてはいるがやはり泳ぎには辛い。今日も歩き出して早々に泳がされた。「下の廊下」入り口ではたっぷり時間を取って太陽を浴び、観念したかのような気分で下降に入る。短時間とはいえ、3度泳ぐと身体も芯から冷え、震えが止まらなくなってくる。泳ぎを終えて小休止した時に煙草に火をつけたが、煙草を持つ指の震えがどうにも止まらなかった。
エコー沢出合いまで下り、poyanpyがここをベースとしてエコー沢をピストンしないか?と提案したが、、、、。賛同するメンバーは少なかった。再チャレンジの気持ちは切れてしまったようである。(左写真:「下の廊下」出口でのメンバー、表情が硬いなあ。)
エコー沢を単独で遡行していたkさんと偶然合流し、川遊びをしながら、ゆっくりと下った。
<コースタイム> テン場発(8:20) → 下の廊下(9:15〜9:45) → 車止め着(14:20)
ずっと陰鬱とした気分。前回、下の廊下はへつって通過した。今回も濡れずに抜けることができると思い込んでいた。その目論見が崩れたとき、、、、、 前回は日帰り装備で身体は軽かったかもしれないが、沢も岩も経験を積んできたという思いはある。それなのに何故突破できないのか?
自分には結構こたえた。そして。行程中の積極的になれない自分、先頭を切って水に入ることのできない自分、これがまた歯がゆかった。