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親元離れ不登校克服 朝日新聞2011.11.11

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  『親元離れ不登校克服』朝日新聞 2011.11.11

  いま‥子どもたちは  待つ 6年

東京の青少年施設から中学に通う2年の少年(14)は、12歳で山梨県の親元を離れた。小1から中1までの約6年間、断続的に不登校を繰り返した。

小1の夏休みが終わったころ急に、学校に学校に行こうと思うとだるさを感じるようになった。人前で話すのがのが苦手で、たまにある授業での発表が苦痛だった。運動会や臨海学校、修学旅行を機に登校を再開することはあっても、長続きしなかった。友達と遊ぶのは楽しかったが、とにかく授業が嫌。自宅で携帯ゲームにふぃける方が楽だった。

父の提案で、小6の1月から、不登校の子どもの学校復帰を目指す団体「子ども教育支援センター」(東京都)の支援を受け、この青少年施設で暮らし始めた。同世代の男子4人と共同生活。午前中は支援センター会長の木下貴博さん(49)に勉強を教わり、午後は博物館などへ社会科見学に出かけた。
一緒に暮らす仲間が学校に通い始めると、「自分もできるはず」と気持ちに変化が生じた。地域の子どもたちと遊ぶ機会もつ作ってもらった。仲良くなると同じ学校に通いたくなった。親元を離れたことで、「不登校」という過去も周囲に気づかれずに済む。気持ちが少しずつ前向きになり、中1の3学期から学校に通い始めた。

授業は意外と面白かった。一次関数の数式を解いたり、英語で自分の思いを他人に伝えたり、「できる」楽しさを知った。テストで高得点を取り、よけいに楽しくなった。
施設で毎日2時間、自ら問題集や教科書を使って予習をする。親元にいたころは通信教育で勉強していたが、両親からせかされないと気が進まなかった。いま振り替えると当時は「指示待ち」の生活だったと思う。

「I want to be an office worker.」(将来会社員になりたい)。10月、英語の授業で大勢の友達の前に「将来の夢」を語った。だるさは感じなかった。
2学期の中間テストは全科目90点以上を取り、学年で2番になった。今月末には期末テストがある。「絶対に1番になる」。気付くと、積極的な自分になっていた。

 

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