こうすれば受かるMBA 2007

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 ■ 執筆者紹介

 

【ハンドルネーム】 門外漢

【進学先】             Northwestern(Kellogg)

【他の合格校】      York(Schulich)

【途中辞退】          UC Berkeley(Haas), Emory(Goizueta),South California(Marshall), Toronto

【WL】                  NYU(Stern)

【不合格校】         Columbia, Notre Dame(Mendoza)

【年齢・性別】       29, 男

【職歴】               放送局アナウンサー(鹿児島5年→仙台1年)

【私費/派遣】       私費

【最終学歴】         東京大学経済学部

【GPA】                 3.30

【TOEFL】             107(iBT)

【GMAT】              690

【海外経験】         旅行のみ

【コメント】            私はこんな受験生でした |亙在住 ▲咼献優昂亳殻気掘´準備期間が半年

 

■ なぜ今MBA?

私もそうですが、多くの人は漠然とした動機であると思います。そのまま書いたり答えたりするとゲームオーバーなので、他人が理解し共感できるように 屮櫂献謄ブな物語」にできるか、自分のバックグラウンドとつじつまが合うように◆嶇斥立て」できるかに気を配りました。私の場合、本音と建前は以下のとおりです。

 

【心の中では・・・】

・今の職場で学べることはある程度吸収した(ささやかな達成感&飽き)

・職場のお役所体質に嫌気がさした(組織と心中する人生への悲観)

・メディア業界でもっとワクワクする仕事がしたい(キャリアチェンジ願望)

・でもすぐに転職するほど自分に自信がない(夢と現実とのギャップ感)

 

【エッセイ・インタビュー上は・・・】

ー分のバックグラウンド、当該B-Schoolの特徴、キャリアゴール、の3つを直線上にプレースするよう、学校ごとに少しずつ変えていきました。

・メディアで6年間働いたが、充実していたのは番組・事業の企画立案と、そのオペレーションを担当し、リーダーシップを発揮した時だった。(経験から自らの強みを発見)

・今の職場・職種では自分の興味あるキャリアパスを描きにくい。またビジネスのフレームワークを知らない。(現状での弱みの分析) ・メディアマネジメントが学べるB-schoolで、強みを伸ばし、弱みを補い、可能性を広げたい。(当該B-Schoolを今目指す理由)

・コンサルタントとして幅広い業界のビジネスの修羅場を体験したい。(短期的な目標)

・B-Schoolとコンサルの経験を活かし、メディア企業の経営に携わりたい。(最終的な目標)

 

■ スケジュール・費用

〜2006年春   気の向いたときに英会話のCDを聴く、転職・MBAについてたまに考える

2006年

6月           TOEFL CBT(260) 人生初のTOEFL 予想以上の点数に驚く

7月下旬     仙台に異動 これを機に人生について考える(MBAを強く意識)

8月下旬     GMAT1回目(580) リスニングがあると勘違いするほど準備不足

             夏休みにMBAについて情報収集、受験を決意

9月上旬     GMAT勉強開始

              MBA Forum参加 良い刺激になる

              レジュメ、エッセイ、推薦状作成のため、Ivy League Consultingと契約

10月中旬   GMAT2回目(660) 700点+を目標に決める

11月中旬   GMAT3回目(640) 時間配分に失敗

12月上旬   TOEFL iBT1回目(97) 惨敗・・・真っ青になる

              Haas 書類提出

12月末     GMAT4回目(690)

 

2007年

1月上旬     Kellogg, Columbia 書類提出

1月中旬     Stern, Marshall, Mendoza 書類提出、TOEFL iBT2回目(107)

1月下旬     Mendoza, Kelloggインタビュー、Goizueta, Schulich, Toronto 書類提出

2月上旬     Mendoza 不合格通知 大変驚き全滅に備え始める

2月下旬     Schulich 電話面接→合格通知

3月上旬     Columbia 面接→不合格通知、Kellogg 合格通知、Stern Waitlist通知(面接なし)→Withdraw

3月中旬     各校Withdraw

          :

 

■ 費用

・エッセイカウンセリング(Ivy League Consulting, Essay Edge) 50万円

・B-school出願料(9校分) 20万円

・GMAT・TOEFL対策(Wlimitsなど) 15万円

・GMAT・TOEFL受験料 15万円

・交通費・宿泊費(テスト、面接) 25万円

合計 約125万円

 

カードの支払いがMBA関連だけで月30万円を超えた時には卒倒しそうでした。事前に戦略を立てれば(立てたつもりでしたが・・・)もっと削れたと思います。エッセイについてはお金を使いすぎでした。一方GMATなどテスト関係にはもっと金をかけるべきでした。

 

■ 予備校選び

 

【私の場合】

地方在住者には関係の無いものと考え、はじめから他力は借りないことと決めました。

 

【お勧め】

私が今回の受験で最も間違ったのが予備校についての考え方でした。結論としては、地方にいたとしても、受験の本格化前に各予備校の説明会に参加すべきです。通わないにしても「MBA受験の常識」を効率的に理解できると思います。また公務員の方などの珍しい受験実績・情報が蓄積されているのは予備校だと思います。合格者の多くは、頭が極端に良い人でもなく、経歴がまぶしいほどに華々しいわけでもなく、予備校をうまい具合に利用している「できる人」だと感じました。

 

■GMAT

 

【スコアの変遷】

1回目580(V21,Q49,AWA4.0) 2回目660(V32,Q49,AWA4.5) 3回目640(V26,Q50,AWA4.5) 4回目690(V33,Q50,AWA5.0)

 

【私の場合】

物理的に予備校には通えませんでした。仕方なく4ヶ月間独学で通しました。早朝を中心に1日3時間は勉強していたと思います。はじめの1ヶ月はオフィシャル本を使いました。しかし、英語のテキストですので、当時(今も?)の英語力では解説を十分に理解できませんでした。10月にネットでWlimitsの存在をたまたま知り、大変助かりました。私の場合は有料サービス(Verbal & Math)にまで手を染め、最後までWlimits以外はしませんでした。ただ実際効果があったのは、有料の問題集のほうではなく、無料で紹介されている 「GMAT VERBAL対策に向けて」などの文章のような気がします。ここ数年UPDATEがなく最新の問題の傾向に沿っているか疑問もありましたが、GMATについて体系的にまとめられている資料のひとつだと思います。なお、AWAについては対策する時間がとれませんでした。試験前日にハウツー本にざっと目を通すのがせいぜいでした。

 

【お勧め】

私は最後まで 700点を突破することができませんでしたので、具体的な方法については他の方の体験記などを参考にしていただきたいと思います。しかし、確実にいえるのがGMATの得点が合否に大いにかかわってくるということです。大学側とのメールのやりとりでも「GMATの点数が30点UPしたんだけれども・・・」と書くと、格段に対応が良くなりました。人気校にいきたいのならば、ここでお金を惜しむのは愚の骨頂だと思います。このため地方在住の方が最も不利なのはおそらくGMATです。お金をかけたくてもかけられないからです。オンラインの教材・情報も増えていると思いますので、自分にあった方法を探すことは出来るでしょうが、十分な準備期間を考えておくべきだと思います。もっともGMATはいくつもある重要な合否材料の「ひとつ」です。私は、合格者の平均に満たないKelloggに受かり、平均を十分上回っていたMendozaに落ちてしまいました。今となっては結果オーライですが、GMATがすべてではないということは、救いでもあり、落とし穴でもあったと感じています。

 

■TOEFL

 

【スコアの変遷】

CBT260(L26,S25,R27,TWE4.0) iBT1回目97(R28,L23,S18,W28) iBT2回目107(R28,L28,S26,W25)

 

【私の場合】

これまた独学でした。受験中期までは点数が合格圏からより遠かったGMATに力を入れたため、TOEFLは越年受験となってしまいました。そのため冬休みのすべてをかけ、iBT対策をする羽目になりました。時間が無かったためSpeakingに的を絞りました。.瀬ぅ▲蹇璽庵罎離ーワードをつめこむ、∈い辰燭藜分の雛形を活用する、に集中しました。おかげで何とか見劣りのしない程度の点数がとれました。

 

【お勧め】

人に自慢できる点数がとれたわけではないので、お勧めといえるものは正直ありません。iBTをCBTと比較しますと、Readingは難しくなった(分量が多い、単語が難しい、設問もきわどい)、⊇蕾鵑療誠瑤歪磴ったですがListeningは簡単になった(長くなったことは確か、でも「ここを聞き逃すと回答できない」という問題が減った)、Speakingは受験後の手応えよりは点数が高くなる Writingはそれほど変わりない(ただ、Speakingで精根尽き果てている可能性大)、といったところです。私の例でもわかると思いますが、CBTで260点程度取れていた方は、Speakingで失点を最小限に抑えられれば110点は射程圏だと思います。

 

■レジュメ・エッセイ

 

【私の場合】

Ivy League Consultingという会社を利用しました。ほとんど何も情報を集めずに、一度電話をして決めてしまいました。そのため本当に自分にあった業者かどうかは今もってわかりません。やりとりとしては、はじめから終わりまですべてメールでのやり取りでした。この業者についての感想(肯定面)としては、_寝鵑任盻颪直しの要求が可能、対応がフレンドリーで迅速、1儻譴任笋蠎茲蠅鬚垢襪里納然とWriting能力がUPした、というところです。一方、注意してほしい点は、.侫襯汽檗璽箸箸呂い─嵋膺堯廚任侶戚鵑覆里如∧数校を受験する場合は追加料金が必要になる(→私の場合は経費節減のためEssay Edgeを利用)、◆峩饌領磴たりない」という指導がほとんどで自分でのネタだしが求められる、というところです。正直、他業者と比較しての質はわかりません。

 

【お勧め】

以下の2つは私が心がけた中で良かったなと思う点です。  屬箸鵑った設問に力を入れる」 エッセイに取り組む時間が 短い方は、各校のカラーが出る設問に力を割くべきだと思います。私は、そのほかの共通の設問は、最終的にはコピペに近いものになってしまいましたが、とんがった設問を活用することで、なんとか他の受験生と差別化できたように思います。 ◆屮蝓璽澄璽轡奪弖亳魁筌咼献優昂亳魁廖ー験当初はビジネスの経験が無いことを大変に心配しましたが、結果杞憂に終わりました。MBAは、ビジネスを教える場所というよりも、リーダーシップをはぐくむ場所と考えて、受験に臨んだほうが良いと思います。つまり公務員でも、NPOでも、不利になることは少ないと思います。一方でリーダーシップ経験についてはネタを色々と準備すべきです。「お山の大将」的なリーダーでもいいと思いますし、「背後霊的リーダー」でもかまわないと思いますが、人生の各ポイントでどんなリーダーシップをとったのか、腹に落としておく必要があると思います。 

 

■推薦状

 

【私の場合】

元上司と取材先に頼みました。お忙しい方だったのと、「MBAって何?」という方々に頼んだので、自分で草稿を用意し、添削してもらう形をとりました。

 

【お勧め】

地方にいる人、公務員の方などは、MBAの推薦状を書いた経験がない方に頼むことになると思いますので、これも業者を利用するのが利口です。急に3人の推薦人が必要になる学校を受けたくなるかもしれませんので、当初から3人考えていたほうが良いと思います。

 

■志望校・出願先の選定

 

【私の場合】

「縦糸」としては、定石どおり合格者のGMAT平均点を目安にしました。私の場合はGMAT580点の時点で考えましたので、.疋蝓璽犢察瓮肇奪廝掘↓▲船礇譽鵐弦察瓮肇奪廝横機↓実力相応校=ランキング外となりました。「横糸」としては、メディアマネジメントを学べる場所を選びました。結果編み出された志望校は、Kellogg, Columbia, Stern, Marshall, Goizueta, Schulichです。Haas, Toronto, Mendozaは「横糸=メディアマネジメント」の無い学校ですが、6校だけでは不安なので水増し受験しました。(結果失敗でした。保険の保険と思っていたMendozaはエッセイでもインタビューでも取材不足が露骨に出た結果が不合格だったと思います) また、キャンパスビジットはゼロでした。できるならしたほうが良いでしょうが、しなくても不利にはならないと思います。

 

【お勧め】

早くから在校生にコンタクトを取るべきです。最新の受験情報・勉強面・生活面などについて把握しています。エッセイやインタビューに使うネタの宝庫です。一方で在校生にとっても優秀な人材に来てもらい、大学の価値を高めていくことは利益になります。特に地方の方にとって、アプリカント仲間で情報を共有する機会は少ないでしょうから、その分、在校生を活用してください。

 

■インタビュー

 

【私の場合】

電話で2校、対面も2校の計4校受けました。事前の練習は、電話の英会話のサービスを使うなど合計3時間ぐらい行いました。というよりその程度しか時間が取れませんでした。本番を繰り返すうちに上手くなった気がします。

 

【お勧め】

Accepted.comが便利です。無料です。インタビュー以外でも使い勝手がいいです。学校ごとの質問、雰囲気がとてもよくわかります。英語を話せる人でしたらこれを読んで一度声に出せば対策はほぼ終了、という気がします Why MBA? Why this school? といった基本的な問いが本当に重要だと思います。エッセイと整合性が取れた答えを熱っぽく伝えるべきです。また各学校へのLOVEを伝える方法を色々と考えるべきです。 D舛靴ぅ丱奪グラウンドの方は、早い段階で「なぜ君がMBA?」と指摘されると思います。珍しさを魅力にかえる答えを用意しておくと、その後のインタビューの流れが良くなる気がします。

 

■ その他のアプリケーション提出書類

N/A

 

■ アプリケーション提出後〜合格通知入手

GMATのOfficial Scoreがわかったのが1月中旬でした。TOEFL iBTの結果が届いたのは2月上旬でした。ほとんどの大学にアプリケーション提出後だったため、その都度、各校にデータを送りなおしました。(Haas以外はUPDATEを認めてくれました。)この作業以外は何もしませんでした。全部落ちるかもと覚悟していたので、その後の人生を考え、仕事に力を注いでいました。特にKelloggから合格通知が届いたときは、何かの間違いだと思い、大学側に確認のメールを入れました。

 

■ その他役立つ情報

 「バックグラウンドが珍しい人は有利」との話を聞きますが、学校によって評価にばらつきがある気がします。珍しい経歴の人はベンチマークが少ないです。つまりこういう人が受かった、落ちたという情報が少ないです。そのため、周りにMBAを狙う人が少ない職種の方は、受験校を若干多くするという選択肢をとったほうが安全かと思います。でも私(9校)は受けすぎでした。点数を早めに固めておくことの重要性をここでも感じました。

 

■ MBA受験を振り返って

特に私費留学の方、キャリアチェンジを目指す方は、受かってからが勝負かと思いますので、できるだけ賢く受験を乗り越えていただきたいなぁと思います。感想としては・・・MBA受験での「ルール・常識・王道」を知ることは重要です。私の場合、一歩間違えば全滅でした。予備校や知人、志望校の在校生・卒業生を上手に活用してください。また短期間で勝負しようとすると仕事にも影響が出ます。私の場合は受験に関するものより、職場でのパフォーマンスの低下にストレスを感じたケースが多いです。ただでさえテストの結果などで落ち込みやすくなります。無駄な憂いを抱かないためにも、ぜひゆとりを持って受験してください。