こうすれば受かるMBA 2007

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MBA受験の基礎知識                                             

 

 

”MBA"という言葉を知っている、もしくは”MBA"に興味があるが全くの超初心者である、のレベルの方向けに、”MBAとは何か?”もしくは”海外ビジネススクールとは何か?”の大まかなピクチャーが描けるように簡単に説明します。

 

尚、小生が経験に基づいて理解している内容を元に説明しますので、この点はご了承下さい。実際に、2006年9月からTOEFLはCBT(Computer Based Test)から IBT(Internet Based Test)に移行しています。又、合格結果を見ても、2006年留学組と比較して、2007年留学組で合格に必要なGMAT/TOEFLの点数要求が高くなっていると思います。又、ミシガン大学MBAは合格者が5名出ましたが、進学者が結局ゼロと驚くべき事実も報告されています。これは、確実に受験環境が変化している事を意味しています。

 

アプリカントの方々は、このサイトからの情報のみならず、常に生きた情報を得る心がけが必要だと思います。又、それを実行に移す為にも、常にアンテナを立てながら、自らが立てる計画に必要となる、又、受験勉強に必要となる情報のアップデートは必須です。

 

 

1.MBAとは?

 

MBAはMaster of Business Administrationの略であり、日本語で、経営学修士を意味します。

つまり、修士であるので、学士を卒業すれば習得可能な学位です。但し、最近の傾向としては学士を習得した後に実務を少なくとも数年経験する事を要求する学校が多いようです。

 


2.MBA受験には何が必要か?

 

米国にてMBAを取りたいと考えるのであれば、語学力(英語は必須)があり、且つビジネススクールで受講する授業を確りと理解する能力があるのか否かが最低限のハードルとなります。これを計る試験がGMATやTOEFLです。TOEFLは非英語圏のアプリカントに要求されます。GMATは米国のアプリカントでも要求されるスコアです。

 

又、実際にビジネススクールに来て勉強するわけですが、それぞれの学生は個々がそれぞれ描いている将来のゴールを手中に収める為、もしくはそれに近づく為に経営学修士を取得しようとしています。ゴールも含めて自分自身が何かを語るのがRESUMEであり、ESSAYです。学校によっては、アドミッションが”ESSAYは紙上でのインタビューである”と言っているように、上記GMATやTOEFLと並んで、アドミッションでの選考過程において非常に比重の大きいマテリアルとなります。

 

アプリカントを知っている人々から、第三者的なコメントを受領するのが”推薦状”です。学校によって提出する推薦状の数は異なりますが、殆どの学校が2通以上を要求します。基本的には上長から書いてもらう事をアドミッションは要求しますが、会社に内緒でMBA受験をする人は会社外部で自分を良く知る人から推薦状をもらうように要求されます。

 

アプリカントのアカデミックなバックグラウンドを知る為にも、卒業した大学からの成績証明書が(殆どの大学から)要求されます。但し、大学を卒業してから10年以上職務経験がある人などの成績は殆ど考慮されないと考えて良いと思います。アドミッションが見るのは、アプリカントそれぞれが歩んできた人生(のPath)であり、特に至近で何をしていたのかが重要視されますので大学時代の成績が悪い事に固執する必要はありません。逆に、過去の数字は今更変えられないのでGMATやTOEFLにて学力を証明する事が大切です。

 

総括ですが、海外のビジネススクールへの出願するに当り、通常要求される書類は以下のようなものです。

1. TOEFLスコア

2. GMATスコア

3. レジュメ

4. エッセイ

5. 推薦状

6. 大学時代の成績証明書/卒業証明書

7. アプリケーション上での上記以外の情報(*A)

 

(*A) オンラインでのアプリケーションが殆どとなっています。自分の家族構成、親族が米国の大学出身なのか、両親の職業、自分が今まで取得したタイトルや行ってきた課外活動等を聞かれます。

 

 

3. TOEFL

 

上記のも説明しましたが、TOEFLは非英語圏から英語で授業をする学校へ留学する際に、英語力を証明するために必要とされているテストです。2006年8月まではCBT(Computer Based Test)で来300点満点のテストでしたが、2006年9月以降はIBTとなっています。PBT(Paper Based Test)の情報も含めて情報サイトがアップデートされているサイトを参考まで

 

URL: http://www.howtoeigo.net/toefl.html

URL: http://allabout.co.jp/study/toeic/closeup/CU20070515A/

 

小生が受けていたCBTベースで説明させてもらいますが、トップ校を狙うのであれば、各セッションは少なくとも25点以上(満点は30点)が必要です。CBTにてListeningが低く、他は満点に近くともアドミッション側からは聞き取る能力が無いので授業を理解できないとの事でネガティブな印象を与える事があります。ベストであるのは全てのセッション(Listening, Structure, Reading, Speaking)全て同じ点数のレベルで取得する事だと思います。

CBTの際にはSpeaking能力をはかるテストが無かったので、(殆どの学校のアドミッションは)Interview時に会話力の確認がされていたようです。

 

CBTは毎月1回の受験が可能でした。GMATと異なり各月に1回の受験が可能とのルールなのでスケジュール設定によっては、1週間に2回TOEFLを受験する事も可能です。ラッキーな人は、上記の様な2回の試験を詰めて受験して、同じREADINGの問題が出たとの話を聞きましたが、実際は、同じ問題が出ても点数は上がらないようです。確かに、当たり前な話で、、数日という短期間で語学力が上がらないので。。。。

 

 

4.GMAT

 

MBAを目指すアプリカントであれば、人種を問わすに受験する必要がある試験です。

 

800点満点の試験で、トップスクール入学を目指す際には総合640点以上であることが好ましいと言われています。但し、最近の傾向としては、総合680点以上、且つVerbalスコア30をトップスクール出願の際の一つの目安としている予備校が多いです。但し、GMATの点数で合格・不合格が決まる訳ではなく、600点前半でもトップスクール合格をされている方も毎年存在します。小生としては、GMATは全てでないですが、点数が高いほど良いと思います。

 

GMATは、TOEFLと試験会場も異なるし、受験回数の制限、テストを受ける間隔の制限があります。現在のところ、「任意の12ヶ月間の受験回数が最大5回まで」という制限、且つ、”連続する31日以内に1回のみ”との制限があります。詳しくはMBA.COMが出しているBulletinを参照する事をお奨めします。

 

5.レジュメ

 

日本語訳すれば、”履歴書”です。経歴の書き方や履歴書中にて強調することは、日本の履歴書の書き方と大幅に異なります。アドミッション側から要求されるアプリケーションでカバーされてない内容はここでカバーされるべきです。EssayEdge等のネットでのサービスプロバイダーを使うか、もしくは、エッセイ作成時にレジュメも纏めて行う方法があります。

 

6.エッセイ

 

紙の上でのインタビューと例えられるほど、アプリケーションの中では大きな比重を持つ書類です。各学校、例年ほぼ同じ内容の課題へのエッセイ作成が要求されますが、念の為に9月頃まで決定されるアプリケーション中にある課題は確認する必要があります。殆どがオンラインのアプリケーションとなっており、アプリケーションの登録をしないとエッセイの課題が分からない学校もあるので、なるべく早い段階からアプリケーションのネット上での登録をお奨めします。

 

各課題に対して殆どの学校では文字数制限があります。つまり、如何に簡潔に濃い内容をエッセイとして仕上げるかが必要となります。日本語でのアイデア出し、英文への翻訳、字数制限内への纏め、と全てのプロセスを考えると、少なくとも3ヵ月の時間が掛かる事を念頭に置きながらのスケジューリングが必要です。殆どの人がエッセイ・カウンセラーと共にエッセイの仕上げを行っています。

 

 

7.推薦状

 

2通求める学校が一番多いと思います。学校によっては、3通要求する事もあります。

 

基本的には、アプリカントの一番身近な存在である、現状行っている仕事でのに上司に書いてもらうことが望ましいとされています。社費留学狙いであれば上司に対して推薦状を書いてもらう事は容易だと思いますが、私費での留学を考えているアプリカントは状況が全く異なります。但し、アドミッションとしても上記の様な状況は理解してくれます。但し、アプリケーション中に自分が置かれている状況をしっかりと追記する必要があります。

 

推薦状の利点は、字数制限がない事です。基本的に推薦者とアプリカントが相談して推薦状が作成される事はアドミッションとしても禁じています。アプリケーション作成時にも、推薦状へのアクセス権を放棄する事を書面(ネットのアプリケーション上)にて確認する学校が多いです。

 

 

8. 大学時代の卒業証明書、成績証明書、GPA計算

 

卒業証明書と成績証明書は出身大学(出身大学院)に頼んで発行してもらう書類です。最近の傾向としては、合格を出す前には、アプリカント独自でデーターをアプリケーション上に打ち込み、出身大学から発行する書類を求めないアドミッションもあります。早い段階で、自分がアプリケーション提出を予定している大学の要求書類は確認しておいた方が良いと思います。

 

卒業証明書や成績証明書は通常、出身大学で規定のフォームがありますが、アドミッション独自のフォーム(「Transcript Request Form」等の名前です。) に従って要求される事もあるので注意が必要です。特に、GPAの数字や学部内の成績順位の記載要求が出身大学にされるケースがあります。

 

出身の大学によって準備に時間が掛かるので早めに要求するべきだと思います。

 

出身大学が一流だからMBA留学が優位となるとの諸説がありますが、MBA合格はアプリカントの総合力が見られると思うので、気にする事はないと思います。

 

 

9. 表彰・課外活動

 

殆どのビジネスジネススクールは学生のバックグラウンドや働いている業界、業種の多様性を重視します。バックグラウンドを見る際に、これまで行ってきたアカデミックな事以外の課外活動も重要となります。仕事以外で重要な役割を行ってきたのか、他人と比較して秀でた才能を持っているのか等はあればあるほど記載した方が良いと思います。

 

アプリカントの中にはGMAT準備の為に、つまりアプリケーションでの課外活動の内容を厚くする為に突然ボランティア活動を行ったりする人が居ます。僕はこれはお奨めしません。幼い頃から行ってきた色々な活動を考えればアピールできる事はあるはずだし、アドミッションの選考での このアイテムの重さを考えても、それで十分だと思います。

 

10. 面接(インタビュー)

 

TOEFLにSpeakingが無い場合には会話能力を試す目的でも面接は必須でした。On Campusの方がアピール度が高いと言う人も居ますが、結果を見ても面接を受ける場所ではなく、面接で相手に与える影響で合否が決まっていると思います。

 

但し、学校によってポリシーは異なりますので、事前に受験したいビジネススクールの要求を確認する必要があります。希望者全員が受けられる学校もありますが、アドミッションによっては、”会う必要があると判断したアプリカント”のみと面談をして選考の効率化をはかっているところもあります。又、Invitationが学校側から出て面談を受けなかった為に合格が出されない大学もあります。基本的には、進学したいビジネススクールのアドミッションから面接に呼ばれたら、面接は受けるべきだと思います。

 

面接相手は在校生、卒業生、アドミッション等、学校によって異なります。相手が見えない電話面接は、(状況次第ではありますが)他に面談を受ける方法があるのであれば、極力受けない事をお奨めします。

 

 

11. 最後に

 

総括すると、アプリカントがビジネスマンとして、人間として総合判断として、それぞれのビジネススクールにフィットするのか否かが合否を分けるファクターになると思います。

 

GMATやTOEFLは点数が有った方が良いです。但し、高得点を狙う為にEssayやResume作成が中途半端になってしまうと合格できる可能性は減ります。つまり、頭がよく会話能力があったとしても、アプリカントとして持っている短期、中長期的なビジョンがアドミッションに見えないからです。

 

殆どのビジネススクールは得意な分野を持っています。教授が違うし、教えるメソッドも異なるので、授業内容は各ビジネススクールで異なります。それも考慮に入れながら、自分がアプリケーションを提出するビジネススクールにフィットするんだとアドミション側に納得させるような働きかけ、書類作りが必要だと考えます。

 

ビジネススクールから”このアプリカントが欲しい”と思わせるように、”自分”を戦略的に売り込める様に上記に記した色々な準備を自分なりにスケジュールを作りながらコツコツと潰してください。頑張っている人は必ず報われます。トップ校に合格されている多くの方々が、忙しい時間を割いて、”こうすれば受かるMBA 2007”に執筆してくれています。執筆者と出身大学が一緒だ、自分が希望している大学に執筆者が合格している、執筆者と同じ業界にて働いている、執筆者と同じくらい短い・長い職歴がある、等の共通点を探しながら自分の将来像とてらせあわせるのも良いかもしれません。

 

旨くこのサイトの情報を活用して頂ければ幸甚です。

 

2007年7月 こうすれば受かるMBA 2007 執筆者代表

        金当 一臣(かねとう かずおみ, Kazu KANETO)