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6 なんでこんなことになったんだろう。 ◇◆◇◆ 夜の学校は怖い。 純粋に怖い。 私は怖いのは大嫌いだ。言うまでもなくお化けが大嫌いだ。 高校生にもなってお化けが怖いというのはダサいかもしれない。実際ダサいのだろう。 だけど怖いのだ。 一つ下の弟はホラーやサスペンスが大好きで、よくそういった映画をレンタルしてくる。そして何故か私も強制的に弟の隣で見させられるのだ。 弟いわく『だって一人じゃ怖いじゃん』 知るか。 そんなもんだから、いまだに貞子とか思い出してテレビをつけられなくなったりする。怖い話を聞いた後は一人で寝るのが心底怖い。 とにかく、それだけ怖いのだ。 そんな私にとって、真夜中の学校はテポドン級のすんげぇ威力を持ったものなのだ。 「・・・山城さん」 「はい」 「今何時?」 「・・・九時ですね」 時効は二十一時。舞台は学校。 そしてまさかの停電。 漫画でよくあるシチュエーション。 その中に、私と山岡君はいた。 ◇◆◇◆ 素晴らしくクールで紳士なナイスガイ・ミスター笹井をブチ切れさせた私達。人呼んで「山山コンビ」。(呼んでない) そんな私達がミスター笹井から下された使命は「来週に行われる球技大会のプログラム冊子を作る」だった。 なんだかんだ言っていたが結構簡単だった。そう、簡単だった。小学生のとき、当時好きだった田中君に『内職してそうな顔だよな』って発言された私にとってこんなもんへでもないわ!!くそう嫌な記憶思い出した。馬鹿田中め。 話を元に戻そう。 ろくに喋りもせずに黙々と作業した結果、予想よりも早く終わった。 ふーようやく帰れるぜなんて思って、そこで私はとある一つの事に気付いた。 「・・・山岡君?」 彼の体がグラグラと揺れていた。 ・・・。 ・・・・・・。 ・・・はい。彼は作業もせずに熟睡しておりました。働け育ち盛りがぁ!せめてやるべき事やってから寝ろぉ!じゃないと鼻にアーモンド詰めるぞ少年!! 内心相当憤慨しつつ、親切な私はその彼の仕事までやり始めた。しかし集中力を切らした私は、彼がいちいち気になって中々作業がはかどらなかった。 そんなこんなでイライラしながら作業していて、私は凡ミスを連続でやってしまった。 私は心の中で発狂した。 そしてふて寝した。 そして山岡君に起こされた。 『もう八時すぎてんだけど。寝てたら終わんないよ?』 山岡君は少し呆れたような表情をし、「しょうがないな」なんて言いながら、寝ぼけている私の手元にあったホッチキスを奪った。 貴様。どこまでもゴーイングマイウェイな奴め。そうか、自分のことは棚に置いて私に説教か。しかもなんだその[手伝ってあげてます]的態度。言っておくがこれは本来お前がやるやつだったんだぞ。やってやってんだぞ。 言っておくが私は寝起きは相当機嫌が悪い。その時MAXで悪かった。 これは一言言ってやらないと気が済まないと思い、口を開いた瞬間だった。 バチン 停電した。 寝起きに、停電。 丁度昨日『呪怨』を見た私には心臓に悪かったわけで。 「ぎゃー!!」 私の大絶叫が校内に響いた。 back top novel top next |