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7 ある日の放課後、憧れの彼と教室に二人っきり☆なんか進展の予感☆ 有り得ない しかも停電でドキドキ感あっぷ☆どさくさに紛れて彼に抱き付いちゃえ☆ 有り得ない その瞬間、彼だと思って抱き付いたのが白骨化した人の・・・ 「絶対に有り得ねぇ!」 「落ち着いて山城さん」 落ち着いてられるかぁぁ!! 今暗くなかったらお前の顔面殴って挿し歯にしてたぞぉ!!とか言いつつしっかり君の右腕をしっかり掴んでいるが気にしないでくれ!リアルに怖いんだ!! 「・・・山城さん」 「はい・・・」 「もしかして暗いの怖い?」 Yes. 「・・・」 「・・・怖いんだ?」 「・・・ハイ」 「そうなんだ。予想外だ」 何がだよ 暗くて山岡君が何処にいるのかもはっきりしない。何処にいるんだ山岡君。君だけが頼りなんだ、何か喋ってくれ。寝たら本気で殺すぞ。 ・・・。 ・・・・・・。 ・・・と、いうか、今私と喋っているのは本当に山岡君か? 「・・・」 「・・・?」 ああもう!私の馬鹿!怖くて山岡君にも頼れなくなったじゃないか!腕を離したいけど離せない状態だよ。 「・・・山城さん?」 「・・・」 OK、落ち着け自分。深呼吸しろ深呼吸。今私が掴んでいるのは間違いなく山岡樹のものだ。絶対そうだ。だって停電した直後に掴んだら「いてっ」て小さく言ってたのを聞いたじゃないか。うん。大丈夫だ。たぶん山岡君だ。たぶん間違ってない。彼を信じるんだ華!! それにさ、今時お化けなんて古いよ!今の時代怖いのは痴漢とストーカーだろ。清純な乙女をつけねらう変態の方がよっぽど現実感あって怖いだろ!そうそう!お化けなんていないさ!お化けなんて嘘さ!! 「・・・山城さん」 「はい?」 「・・・山城さんの肩に何か白いー・・・」 「ぎゃー!!」 ガタガタ バコッ パコーン 「いて」 なんか踏んだなんか踏んだなんか踏んだぁ!! ってか、 「肩に何ー!?」 「・・・ホコリが」 まぎらわしいわー!! 「・・・驚きだな」 What!?何に!?この状況にか!?それとも自分のまぎらわしさにか!?人をビビラせやがって!ちょっと本気で涙出たじゃねーか!しかも手ぇ離しちゃったし!どこだ山岡樹!お願い独りにしないでぇ! 「・・・や、山岡君」 「何でしょう山城さん」 「あ、貴方は今何処にいらっしゃるのでしょうか・・・?」 「ここにいますよ」 ここってどこ!? 「・・・山城さん本気で怖いんだね」 冗談で怖がってるとでも思ったか!!畜生!マジで泣けてきた。 「・・・」 「山城さん、山城さん」 「・・・ナンデショウカ?」 カチリと音がして、教室がオレンジに薄く輝いた。 明かりの先にはライターを持った山岡君がいて。 「俺はここだよ?」 かるく笑って、山岡君は私の右手を握った。 「悪いけど、このライターもう消えちゃいそうなんだよね」 そう言ったさきから火が消え、再び教室が闇に染まる。 「代わりといっては何ですが」 真っ暗だけど、でもさっきより怖くなかった。 「俺が隣にいてあげましょう」 彼はもう一度笑った。 back top novel top next |