3Pが書きたくなったんです。

細かい設定を気にされる方は避けられた方がいいです。

なんも考えてません。

アタマ悪くてごめんなさいm(__;)m  


 

 

 

 

 

   YA‐YA‐YA!!

 


 

 

  「最初はグー!ジャンケンッポイッ!」


 

  金と赤の真剣勝負を前に、ヤンはぶっちゃけゲンナリしていた。

  「あの…」

  「あいこでしょっ!」

  「ちょっと…」

  「あいこでしょっ!!」

  「すみません、ちょっと聞いて下さい」

  「あいこでしょっ!!!」

  「……………」

  「あいこでしょっ!!!!」

  なかなか勝負が付かない事に、ラインハルトとキルヒアイスは睨み合った。

  薄い膜が張られた緊張感漂う室内にヤンの声。

  「あの、ちょっといいですか!」

  「ラインハルト様」

  「なんだ、キルヒアイス」

  「……………」

  結構きつめだったにも関わらず、二人は見向きも耳も傾けない。

  「先週、先々週を憶えていらっしゃいますか?」

  「ああ、よく憶えている。2週間で俺はお前より1日多かった」

  なにが多かったがよく分かっているヤンは押し黙った。

  「では私がなにを言いたいか、ラインハルト様にはお分かりでしょう?」

  「全然分からん。回数は同じだ」

  睨み合う二人を傍観し、ヤンは何でこんな事になったのか思い返した。

  『酒の失敗』

  これだ。

  人類の友に裏切られた酔っ払い二人に押し倒された挙げ句に朝チュンに愛の告白。気のせいとか一時の過ちとか気にして

  ないから気にしないでほしいとか、ヤンは一生懸命説得したが既成事実に二人の勢いは止まらない。今日も今日とて、どっ

  ちがヤンと一緒にベッドインするかジャンケン大会で、ヤン本人の気持ちは黙殺、というか、これっぽっちも考えてない

  ように見える。

  「そんなことはないぞ」

  気付いたら二人の顔が間近に迫り、まるで心を読んだかのようでヤンはたじろいだ。

  「そうです、ヤン提督。ただ貴方の事がとっても大事なだけです」

  …超能力者ですか、あなた方は。

  的確な返答に、緑の髪の不死で超人が浮かび、ヤンは思わず口元を引き攣らせた。共通点は『超人』だ。早く逃げなくて

  はヒドい目に遭う。

  「そ、それはどうも。では、おやすみなさい」

  ぎくしゃくと片手を上げ、ヤンはドアに足を向けた。

  「ヤン、ここがお前の寝室だろう」

  当然、ガシッと肩を掴まれる。

  「そうです、今日は久しぶりに三人で寝ましょう」

  もう片方の肩も掴まれ、ヤンは自分の血の気が引く音を聞いたと同時に体も引かれた。

  「三人?!冗談じゃないっ!」

  傾いた視界には右にラインハルトで左にキルヒアイス。最悪の挟撃にヤンはジタバタと遁走を試みたが、圧倒的質量と云

  う体格差でベッドにズルズル。

  ラインハルトとキルヒアイスはそれぞれ片手が空いてるのをいい事に、自分のシャツのボタンを外したりと、抜かりなく

  臨戦態勢を整えた。

  「もうほんと勘弁してください…」

  ベッドに倒されたヤンは涙声で訴えるが聞く耳持つ二人ではない。そんなん持ってたら最初からこんなイタイ関係になっ

  てない。なので、二人合わせた4本の手は遠慮会釈なくヤンを攻めた。

  「ちょっ!もう止めてくださいっ!!」

  シャツを剥ぎ取られ、スッポンポン3秒前。

  「まだ初めてもないのに、なにを止めるんだ?」

  1、ラインハルトは下着ごとヤンのスラックスを剥ぎ取った。勢いが良かったので、ヤンの両脚は浮いた。2、素晴らし

  い連携でキルヒアイスは片方の足首を掴み靴下を脱がし、もう片方はラインハルトが脱がした。これで3。

  「あっやめ…ぅっ」

  煩い口は塞ぐに限るとラインハルトは自分の口でヤンの口を塞ぎ、キルヒアイスは別の声のあげさせる為の胸の飾りを口

  に含んだ。もう片方の飾りをラインハルトの指が弄り、足首から付け根に掛けてキルヒアイスの掌が這い上がる。

  「…ん…ぅふ…ぁ…」

  舌を搦めながら唇の角度を変える合間に漏れる、熱を孕み始めた吐息。四方からの愛撫にヤンの体から力が抜けていく。

  一人でも辟易するほどの執着をヤンはその身に二人分受け、自然と体が愛される事に慣れていた。受容性に富んだ感性が

  仇となったのだ。柔らかい体は更に柔らかくなり二人の重さを受け止めた。期待と恐怖に震え、快楽と自己嫌悪に揺れる。

  その姿に二人は煽られる。苦しげに寄せられた悩まし気な表情に昂り、吸い付く素肌に欲が逸る。

  どこもかしこも柔らかい。

  それは表面的な肉体の柔らかさと精神的な柔らかさも、一つの体に混ざり溶けている証の様に思え、触れる度に二人は言

  い様のない気持ちで満たされた。

  「ぁ…ぁあ…っ…ふぁ…」

  口付け解くと、ラインハルトはヤンの体を膝立ちに立たせた。示し合わせた様にキルヒアイスは自分の位置をずらし、ヤ

  ンの背後に回った。彼の長い腕はヤンの前に周り、半ば反応を表すヤンを掌に包んだ。ラインハルトは薄く開いたヤンの

  口元から零れた唾液で指に掬い、人差し指と中指を銜えさせる。下肢から背筋に昇るゾクゾクとした快楽にヤンの舌は無

  意識にラインハルトの指に絡んだ。掬い切れなかった唾液をラインハルトの唇は辿り、時折強く吸い上げ、痕を残してい

  く。それはほんの少しの痛みをヤンに与え、小さく震えさせた。項や肩甲骨の辺りにも同じ痛みを感じる。キルヒアイス

  だった。痛みの痕にじわりと広がる熱にヤンは意識が浮かされていくのを自覚していた。なのに体は熱く、重い。どこか

  落ちるような感覚に、ヤンの手はラインハルトとキルヒアイスに縋り付いた。震える掌に二人は笑みを浮かべた。

  何度抱いてもヤンは慣れず怯えた仕草をし、同時に熟れた体は無自覚に強請る。その証拠に唾液をたっぷりと乗せた舌は

  ラインハルトの指が十分に濡れたのを見計り、次の愛撫を催促するかの様に軽く歯を立てた。ラインハルトは指に感じた

  刺激に、興奮し咽頭を鳴らした。

  「…余り煽るな。制御できん」

  自覚のないヤンは不思議そうに潤んだ瞳にラインハルトを映し、そんなヤンにラインハルトは苦笑した。本当に我慢出来

  そうにない。

  指を引き抜くと、濡れた指はまだ硬く閉ざした蕾の襞を愛おし気に撫でた。

  首筋が狭い範囲で仰け反り、ヤンは息を飲んだ。これから齎される快楽への期待だった。

  癖のある黒髪が鼻先を擽るのを契機にキルヒアイスの手の動きが活発になった。

  「あ…っ!ぁんっ…んん…っはぁ…ゃあ…っ!」

  待ち望んだ快楽にすぐに先端から雫が零れ、湿った卑猥な水音が艶かしい嬌声に混じる。

  急激に広がる快楽はヤンの体を痺れさせた。太腿は震え、ヤン自身では膝立ちの状態を保てない。背後から回る腕と、前

  から回る腕、その持ち主の均等の取れた鍛えた体躯に挟まれた危ういバランスが駆け巡る快楽を増長させた。後押しする

  様に蕾が開かれる。

  「ああッッ!!」

  瑞々しい魚の様にビクビクと背が撓る。体の奥から耐え難い疼きが末端まで四散する。

  「やっもっやぁっ!」

  ラインハルトとキルヒアイスに容赦なく責め立てられ、ヤンは狂った様に首を振った。空を切る黒髪は快楽の汗に湿り、

  その芳香を強めている。芳しい香りに、二人の動きは一層激しくなった。キルヒアイスは空いた手で張り詰めた胸の突起

  を捏ねくり回し、蕾は形の良い長い3本の指に穿かれた。破裂するほどヤンの心臓は強く早い鼓動を繰り返し、声になら

  ない悲鳴と啜り泣くような喘ぎとを繰り返した。果てる間もなく与えられる快楽は苦痛に等しく、ヤンの神経を削っていっ

  た。

  二人の腕に縋り付いていたヤンの指先は限界を示す様に爪を立てた。皮膚が削れるピリッとした痛覚に二人は僅かに眉を

  寄せ、一瞬視線を交わした。ラインハルトの指は内壁の粘膜を削る様に折り曲げられ、キルヒアイスはその先端の本当に

  小さな口に親指の爪を喰い込ませた。

  「ひ―――ぃッッ!!」

  快楽と同等の痛みを持って苦痛からの解放に引き攣った咽頭から可哀想なくらい切ない悲鳴が漏れた。

  目の前で弾ける白い光に五感が侵される。心臓を素手で鷲掴みされたようなショックだ。

  「………ぁ」

  一拍の緊張の後の弛緩。蕩ける甘い声と共にヤンの体はベッドに沈んだ。熱を孕み汗ばんだ肌に冷たいシーツが心地良い。

  纏わり付く気怠い空気に指先一つ動かすのが困難だった。ヤンは快楽に身を浸し呼吸を整えた。意図しての事ではないの

  で、呼吸が整い意識がハッキリとするのに時間を要した。

  宙を映す黒い瞳は濡れて艶を増し、幽遠に広がる宇宙を連想させた。湿った肌も光沢を増し、淫らの一句に尽きる。二人

  は競う様に衣服を脱ぎ捨てた。陰茎は張り詰め、何度も味わった熟した肉の狭間に埋もれたがった。

  ここで問題が生じる。

  蕾は一つ、モノは2本。

  「……………」×2

  どちらか先きか。しかし、ここでジャンケン大会を再開するわけにはいかない。ムードが壊れるし、第一我慢出来ない。

  二人はチラリと横向きに寝そべるヤンを見遣り、互いの立ち位置を確認した。ラインハルトは不貞腐れ、キルヒアイスは

  笑みを浮かべた。

  背後を取ったキルヒアイスの方が有利だ。

  ラインハルトは半ば自棄な溜息を漏らした。

  「…わかった。卿に譲ろう」

  できるだけ偉そうに言い放つ。どうみても子供の強がりにしか見えない。

  「ありがとうございます」

  キルヒアイスは笑みを深め、力の抜けたヤンの腰を引き寄せた。

  「……あ?」

  体勢の変化はヤンの意識を浮上させたが、後の祭りである。

  キルヒアイスの大きな両の掌に双丘は左右に開かれ、ヒク付く蕾が曝される。先走りの液でヌメッた先端が押し当てられ

  る。なにを意味するのか熟知たるヤンの体は勝手に強張った。慣れたと云っても、痛いものは痛い。

  「ヤン提督、力を抜いてください」

  無理を承知でキルヒアイスは優しく囁いた。いいから早くしろ、と言いたいヤケっぱちヤン。

  その願いだけは叶えられた。

  「ん————ッッ!!」

  押し入る質量は3本の指を遥かに凌ぎ、内部からの圧迫に骨まで変形しそうだった。

  「…ぃ…た…ぁ…」

  そして、途方もなく熱い。

  ヤンはシーツにしがみつき耐えた。黒髪が緩く振られ、パサパサと乾いた音が痛みを訴えるかの様に切な気だ。

  「は…っ」

  キルヒアイスも内壁の強い締め付けと蠕動する襞の熱さに目眩を憶えた。一気に体が熱くなり、逸る欲を必死に抑え、ゆっ

  くり奥を目指す。

  迫り上がる陰茎に絶え間なく苦しげな吐息は漏れた。果てたヤンは痛覚と快楽に迷っている様に震えたがキルヒアイスの

  陰茎を根元まで銜える頃には、半ば芯を取り戻した。

  長い息を吐くと、キルヒアイスは滑らかな背中を見下ろした。震える肌に紅い痕。

  …綺麗だ。

  温かみのある象牙に情熱の紅い花。白いシーツに散らばる艶やかな漆黒の髪。キルヒアイスは指先で自分が付けた痕と辿っ

  た。

  「… は…ぁ…」

  内部を圧迫する力強い脈動とは異なる穏やかな刺激に心地良さそうな吐息が漏れた。

  「気持ちいいですか?」

  「いや、そうでもなさそうだぞ」

  「…………ラインハルト様」

  すっかり忘れていたもう一人が、にべもなく答えキルヒアイスはやや気分を削がれた。3Pの面倒くさいところだ。

  「ほら」

  ラインハルトは浮いたヤンの腹部に手を滑らせて震えるヤンを包み、緩く擦り上げた。

  「…ぁっ…ん…ぅ…」

  分かり易い快楽にヤンの腰が揺れ、内部の陰茎を誘う。その仕種は煽情的でラインハルトの視覚まで犯した。ラインハル

  トの手の動きは先端から溢れる快楽の雫により滑らかに、より激しくなった。

  「あっ…あ…あっ… !」

  快楽に喘ぐヤンの甲高く甘い声もラインハルトを煽る。

  堪ったもんじゃないのはキルヒアイスだった。前の刺激に締め付けは一層強くなり、その内部自体が生き物の様に熱く畝

  り吸い付いてくる。

  「――くっ…!」

  途轍もない快楽だ。

  「ラインハルト様っ!!」

  だが、横槍で早々に果てるのは、いい気分ではない。キルヒアイスはラインハルトの腕を掴んだ。邪魔しないでください、

  だ。

  「だって、俺もヤンの中に入りたい」

  ラインハルトは口を尖らせ、不貞腐れた様に呟いた。

  「………」

  じゃ上の口に、とは流石にキルヒアイスも言えなかった。多分ラインハルトには考えもしない事で、そんなことになった

  ら大興奮でヤンが可哀想だ。

  てか、今現在ヤンは可哀想な事になっている。煽るだけ煽られ、果てる間際の放置。解放に向かう熱は逆流し、体の中を

  のたうち回った。生殺し状態にヤンは嗚咽を漏らし、そのか細い訴えは二人に罪悪感を齎した。

  「すみません、ヤン提督」

  「すぐにヨくするから、泣くな」

  見事な連携で二人はヤンの上体を優しく起こした。胡座なキルヒアイスの上に、だ。

  「ああっ!!」

  体を動かされた事で内部を抉る角度が変わり、自分の体重でより深くに陰茎を銜え込むことにより末端まで痺れる快楽が

  ヤンを襲った。キルヒアイスは背後から震えるヤンの膝を手で持ち上げ、筋が引き攣るほど開かせた。正気な時では羞恥

  に灼かれる、世界丸見え状態。

  よせばいいのに、ラインハルトは一言多かった。

  「ヤン、よく見える…」

  うっとり、大興奮の上擦った声に、何の事か分からないヤンはラインハルトの視線を追った。

  「っ!やっ!!」

  自分の状態を目にしたヤンは恥ずかしって必死に手で隠すが、ラインハルトに腕を取られた。

  「隠す事ない。その…き、綺麗だ…」

  本人的には気の利いた台詞のつもりのラインハルトは真面目な顔付きで耳まで真っ赤で、なんかヤンは萎えた。ほんと勘

  弁してほしい。その心情は内部にも伝わり、キルヒアイスは削がれた気分を取り戻す為にヤンを揺さぶった。余計な横槍

  はこれ以上やめてほしい。

  「あぁ―――ッッ!!」

  ヤンの体を上下にし、己の腰も廻す。グラグラ揺れる上体は快楽を後押しし、ヤンはキルヒアイスの腕に縋った。

  面白くないのはラインハルトだ。親友の手管に一歩遅れているのを目の当たりにし、キルヒアイスは意外にむっつりだ、

  と自分を棚上げに内心で毒づく。

  しかし眺めてばかりではつまらない。

  嬌声を漏らすヤンの唇は唾液に濡れ、卑猥な色香に光沢を増している。熟れた甘い果樹は他にも。ぷっくりと尖った胸の

  それ。先端から鵐に蜜を零す下肢。銜える陰茎を縁取る、震えたそこ。どこもこれも魅力的で、ラインハルトは渇いた咽

  頭に無理矢理唾液を流し込んだ。どこから責めるか、即断即決即実行のラインハルトは悩む。

  いい迷惑なのはヤンだ。絡み付く視線に羞恥を煽られる。視姦に羞恥プレイだ。

  「ゃ…いや…ライ…」

  見ないでくれと、俯き加減で緩く黒髪を振って訴えるが、ラインハルトは別の意味にとった。

  強請られてる。

  「…ヤン…」

  切な気に寄せられた眉に泣き濡れた幽遠の黒い瞳に吸い寄せられる。絶え絶えに繰り返される吐息の唇を塞ぎ、舌で犯す。

  「…ふ…ん…ぁ…」

  鼻梁から漏れる儚い音に一層ラインハルトの下肢は重く欲を訴えた。彼は結構直情的な面がある。思い立ったら吉日傾向。

  「んんっ!!?」

  「えっ?!ラインハルト様?!」

  なんとラインハルトの指はキルヒアイスを銜えている蕾を弄り始めた。驚いた二人はラインハルトを凝視したが、本人は

  なんか別な方向に想いを馳せていた。

  「ん―――っっ!!」

  ぐっ!と指先が無理矢理入り込み痛みにヤンは悲鳴を上げたが、ラインハルトの口腔に吸い込まれた。捩じ込まれた指の

  衝撃はキルヒアイスもあった。更にキツくなった内部と違和感に眉を顰める。

  「ちょっとラインハルト様」

  いくらなんでも非道では、という進言に指は二本に増えた。

  「ぃ――っ!!」

  ヤンは頭を振りラインハルトの唇から逃げたが、指からは逃げられず僅かに折り曲げれた爪に粘膜を削られた。

  「ひっ痛いっ痛いっ!やめっ!!」

  切羽詰まった悲鳴にキルヒアイスは焦った。

  「ラインハルト様、ヤン提督が壊れてしまいますっ!!」

  「む」

  もしかしたら自分も入るのではないかと完全に違う方向にイってたラインハルトは改めてヤンを見遣り慌てた。先程まで

  快楽に上気させていた頬は青醒めており、ラインハルトも青醒めた。

  「ゆっくり!ラインハルト様、抜くならゆっくりですよ!」

  慌てて乱暴に抜かれたら大変なのでフォローの叱咤。

  「あ、ああ、すまん、ヤン」

  「ヤン提督、息を吐いて、力を抜いてください」

  僅かにヤンは頷き、呼吸に合わせてラインハルトは慎重に指を抜いた。

  「は…ぁ…」

  指は抜かれ、痛みからの解放にヤンはぐったりとキルヒアイスに寄りかかった。

  罪滅ぼしに、二人は優しいく愛撫を再開する。ラインハルトは小さな声で謝りながら、ヤンの顔中にキスを降らし、胸の

  突起を指先で弄り、萎えたヤンを掌で包んでゆっくり擦り上げた。

  キルヒアイスもゆっくりヤンを突き上げ始めた。

  「ん…っふぁ…っあぅ…ん…っ…」

  褪めた熱が徐々に昂り、ヤンはまた艶めいた吐息を漏らし始めた。

  燻る熱が広がる心地良さに頬は紅潮し、薄く開いたヤンの瞳はトロリと陶酔。艶やかな吐息は次第に茹だる熱を孕み、触

  発される様にキルヒアイスの衝き上げも激しくなった。

  「あっあっああ…っも…ッ!」

  ラインハルトの掌も激しさを増し、体の中と外からの刺激に耐え切れなくなったヤンはビクビクと体を震わせ、声になら

  ない甲高い悲鳴を上げ果てた。

  「――っ!!」

  息を飲む締め付けに、キルヒアイスも一際強く突き上げ、狭い肉の奥の奥で弾けた。

  意識まで熱い熱に攫われヤンは前のめりに倒れそうになり、ラインハルトが抱きとめる。項垂れた首筋の汗で張り付く黒

  髪に唇を寄せ、舌を這わせる。塩っぽい味覚がとても甘美でラインハルトは目眩を起こしそうだった。

  「ヤン…」

  「…ぅ…」

  首筋から肩まで這う舌のヌメる感触と陰茎が抜かれる感覚に、意識が虚ろのヤンは呻いた。指先一つも自分の意志で動か

  す事ができない。このまま眠りたいが、虚ろな意識を切り裂く圧迫。

  「ああ――っ!」

  今度は騎乗位だ。複雑な体位を知らないラインハルトは正常位が殆どで、一度はヤってみたい体位の一つであった。

  「…くっ!」

  ヤンが自ら陰茎を飲み込んでいく様は視覚的にもスゴイ快楽だ。

  ラインハルトの胸に腕を突っ張るが震えて役に立たず、どんどん奥へとラインハルトを飲み込んでいく。既に開かれ濡れ

  た蕾は大した抵抗もなく、根元まで銜え込んだ。

  キルヒアイスの精が溢れ、ラインハルトの下肢を汚したが奇妙な興奮を覚え、ラインハルトは細い腰を掴んで廻した。

  「ああっあぁん!」

  内部で陰茎が回るという、衝き上げられるとは異なる刺激にヤンの下肢は悶えた。滑った卑猥な水音もヤンの聴覚を侵し

  ていく。澱の様に熱が体の奥に沈み、引き摺られていく。されるがまま、へたり込む様にヤンは項垂れた。上体を自分の

  意志で支えるのが困難。

  休む間もなく蓮チャンなのだ、そりゃツライだろうが犯す方は一発目で張り切っている。さらに二人とも若い。元々の体

  力差とか、一切顧みないのも若者故の遠慮のなさ。特に金。赤は、多少なりとも遠慮があった。横槍入れずに、余裕でワ

  インの用意。遠慮というか、そつがない。

  「…も…もぅ…ゃ…ぁ…ぁああ…っ…!」

  衝き上げられ、涙の訴えは甲高い嬌声に変わる。ラインハルトの力任せの律動は蕾から背筋を一直線に串刺しにした。顎

  を反らし、撓る背。魅力的なカーブ。薄く胸が差し出され、ラインハルトは腰から貢ぎ物の胸に掌を這わす。

  「…ヤン…ヤン…」

  ネッタリ、這う掌の感覚にゾクゾクと肌が泡立ち、ヤンは身を捻る。そそる仕草にラインハルトの口元に笑みが浮かぶ。

  掌は胸全体を揉み、そして、小さな紅く熟れた実を指先で捏ねたり、引っ掻いたり。

  「あっあっ…んぁ…っ…!」

  じんじん、と胸から広がる快楽は痛いほどで、逃げる様にヤンの背が更に反る。

  バランスを崩すヤンの体。ラインハルトは鍛錬を重ねた瞬発力と背筋を駆使し、勢い良く上半身を起こし、そのままヤン

  に覆い被さった。

  「ああぁぁ――ッッ!」

  抉る様に穿つ陰茎に触れられてもいないヤンはもう果ててしまいそうだった。内壁を限界を報せ、ぎゅうぎゅうに締め付

  ける。少しでも長引かせようとラインハルトは奥歯を噛んで耐えた。神経が焼き切れそうな快楽だ。

  「ぁ――――ッッ!!」

  「ヤンッッ!!」

  両者長くは保たず、一際力任せの衝き上げにほぼ同時に果てる。

  軋んだスプリングの音は止み、乱れた呼吸が汗で覆われた肌を重ねる二人から繰り返される。

  気怠い余韻に陶然。

  呼吸が落ち着くのを見計らい、白いガウンを着込んだキルヒアイスはヤンの火照った頬に冷たい白ワインの瓶をそっと当

  てた。

  「飲みますか?」

  「…………」

  なにを言われているのか分からなかったが、一発後の爽やかな笑みを浮かべるキルヒアイスの手の瓶にヤンは頷いた。

  キルヒアイスの片手にはワイングラスが2個あり、その一つをラインハルトに向けた。飲むなら起きて抜け、というあざ

  とい意図があったが、ラインハルトは気付かず親友の心配りに笑顔で応じ、グラスを受け取った。こちらも一発後でスッ

  キリしたものであった。

  「…ぁ…ぅ…ん…」

  萎えたといっても、抜かれる時の感覚はゾワリ…と鎮火した余熱を煽り、ヤンはベッドの中で肩を震わせた。

  殊更長い吐息を漏らし、ヤンはキルヒアイスに支えられ上体を起こした。

  キルヒアイスはラインハルトにワインを注ぎ、もう一つのグラスにも注いだ。そのグラスを受け取ろうとするヤンの腕は

  緩慢な動きで微かな震えがあった。目敏い青年が見逃す筈もなく、零れてしまいますね、と微苦笑を漏らしキルヒアイス

  はグラスの白ワインを口に含んでヤンに口移しで飲ませた。

  冷たい液体が掠れた咽頭を潤し、アルコールの痺れる刺激が心地良くヤンは口付けに酔った。

  「もう一口飲みますか?」

  「うん…」

  酒気を帯びた、どこか子供じみた返事にキルヒアイスは笑みを深めた。存在自体がなんて可愛いのだろう。改めて愛しさ

  が込み上げる。

  しかし―――

  「狡いぞ。俺もやりたい!!」

  ムードをぶち壊すのは決まって子供だ。ラインハルトはグラスに残ったそれを呷り、ヤンに口付けた。

  「…ん…っ」

  子供は容赦も自戒もないので、舌まで絡める始末。



 

  どうやら、まだまだお子様は元気なようです!



 

 

 

   終わり。    



 

 

 

 


2009/09/29 

 

 

 

手始めに、金・赤×紅茶提督。

キルの方がテクある希望だったんですが、結果よく分からない…。うん、仕方ない。

だって3P書きたかったんだもん…。

でもって、書き終わったらW撃墜王×紅茶提督を妄想しちゃったよ…。ソッチいくんだ、自分…。

 

諦めって、時には肝心だよね!!

では!