照明の点いていないリビングは暗く、遮光カーテンの僅かな隙間から差し込む月の明かりだけが別世界の様に艶やかに浮かび、ローテーブルに寝転んだ空

  の酒瓶とグラスが白銀のラインに申し訳程度に照らしていた。

  ソファに深く凭れ込んでいたミュラーはぼんやりと宙を見ていた。

  カタカタ…と耳障りな音が始まる。フィルムの回転音だ。また上映が始まる。音声も字幕もない、ただの白黒の映像。出演者は一人。

 

  『                 』

  「…そんなことないですよ…」

  驚いた様に目を瞠り、小さく吹き出した。

  『               』

  「…貴方にはもっと相応しい席があります…」

  口元に運ぶグラスを止め、出演者は視線を伏せた。バーの薄暗い照明はその表情を隠している。

  『                                 』

  長い台詞の、最後の一部だけ『ダメですか?』が網膜に焼き付いた。

  暗転。

  夜の古い街並を歩き、時折、並んで歩く出演者が映し出される。ぎこちない雰囲気で、どこかよそよそしく見える。

  「…なんで俺はあの時、答えなかったんだろうな……そうすれば……」

  虚無感に俯き掌で顔を覆っても上映は続いた。何度観ても、観るに耐えない無惨な映像だ。キツく目を瞑っても、酷く乱れた画面が瞼の裏に写る。

  煉瓦作りの汚れた壁に躰を押え付けられ、驚愕に目を瞠る大きな黒い瞳には彼を襲う男の影が映し出されていた。薄暗いバックライトが男の輪郭を気味悪

  く黒く染めていた。

  両手を纏めて、片手で壁に押え付け、もう片方の手で下肢を剥き出しにさせていく手際は乱暴だが、迷いがない事が窺えた。

  『ミュラー提督?…なっ!?…なにす―――っ』

  耳を塞いでも、責める様に音声は直接頭の中で響いた。音声は出演者だけで、周りの喧噪も一つの雑音も入っていない。

  …なにか言った筈だ。俺はなにを言ったんだ?

  何度観ても自分がなにを言ったか思い出せない。

  片手で陰茎を支え、硬く閉じた蕾に捩じ込まれていく。

  『アァ―――――ッ!!』

  画面の外で悲痛の叫びが上がるが、乱れた映像はひたすら裂傷した蕾と血に塗れた陰茎の動きを映した。細い腰を両手で掴み、一際強く衝き上げ、映像の

  乱れは弱まった。陰茎を埋め込まれた血塗れの蕾から白濁が溢れ出した。

  震える声が問い掛けた。

  『……ど…して……?』

  癖のある黒髪が画面一杯に映し出された。

  なにか答えた筈なのに、憶えていない。思い出そうとしても、映像は止まらず淡々と流れる。

  背を反らして、擦れて声にならない悲鳴が上がり、画面は再び激しく揺れ、悲鳴と悲鳴の合間に啜り泣く声が聴こえる。

  『……ちが……っ……ちがう……ッ!!』

  一際甲高い悲鳴のあとで、画面の揺れは落ち着きを見せた。両の掌で肉付きの薄い双丘を広げ、繋がった蕾を見せ、血の混じった精液を掻き出す様に陰茎

  がゆっくりと動いている。

  動作は徐々に激しくなり、途切れ途切れの悲鳴に四隅が黒ずんできた。

 

 

  真っ黒な画面は叫ぶ気力も体力もない、苦し気で哀れな呼吸音だけとなり、やがてそれも遠ざかり、短くも長い長い上映は終了した。

 

 

  ふっ、と俯いたミュラーの咽頭が微かな音を漏らした。

  二人でバーで呑む事になったのは、内々でヤンの移動が半ば決定となっており、その事を告げるためだった。

  見るものが見れば、ヤンの希有な才能は判る。そして元帥であるラインハルト・フォン・ローエングラム候は確かに見る目を持っている。目に留まらない

  筈がないのだ。

  才幹は自分よりも遥かに上であると認めている。これまでも昇進する機会はたくさんあったが、ヤンは拒んだ。自分の副官でいたいからと拒み続けた。理

  由を聞いた事は一再ではない。その度に、楽だから、と曖昧な茫洋とした笑みを浮かべていた。なんとも彼らしい理由に苦笑を返し、密かに胸を躍らせて

  いた。嬉しかった。離れない、それだけで嬉しかった。

 

 

  参謀としてだけではなく艦隊指揮官としての才能がヤン・ウェンリーにはある。

  今思えば、計画的だったのだろう、海鷲で一人で呑んでいた時に、珍しく元帥閣下の方から隣に座り、ヤンの話しを持ち出してきたのは。

  それはミュラー自身感じていたことだが、はっきりと言葉に表された時には背筋が冷たくなった。近々ヤンに艦隊を持たせてはどうか、と直属の上司であ

  る自分の立場を立ててはいるが、ローエングラム候の中で決定事項であることが窺えた。まだ、まだ艦隊の一部隊としてなら、まだ良かった。だが、はっ

  きりと、独立した、と付け加えられ、損失感に目の前が真っ暗になった。

  「……なんで、だろう………?」

  このままがいい、と、それじゃダメですか?と問われた。軍人であるならば上からの命令には逆らえない。それを承知で訊いてきたことの意味は重大だっ

  た。気付いていたし、求める答えも、それ以上の答えを既に自分は持っていたのに答えられなかった。

  挙げ句に勝手に、奪われる、と意識が飛ぶほどの強迫観念に駆られ、身の裡に棲まう獣の存在に全身の血が凍り付いた。自分がなにをしたのか、本当に記

  憶がなかった。なにもかもが麻痺し、狭い路地裏を走った感覚もなかった。肉体的な感覚を取り戻したのは、官舎に戻ってから胃の中の内容物を嘔吐した

  時だった。

  無音の室内に気が遠くなるほどの重い溜息が漏れた。

  強いアルコールを呑んでも単に肉体が怠くなるだけで張り詰めた精神の慰めにならない。ミュラーは重い脚を引きずり、バスルームへと向かった。

  望む望まないに関わらず、夜は明ける。だらしのない恰好でヤンと向き合うわけにはいかなかった。せめて皮膚に纏わり付くドロドロしたものを洗い流し、

  いつものように振る舞える様になりたかった。

  気不味くは、なりたくないのだ。ヤンの移動は期限未定の延期とされている。恋人と云う関係が功を成していたが元帥閣下が諦める筈もない事をミュラー

  は承知している。なにが切っ掛けとなり、移動命令が下るか判らない。それだけは避けたかった。

  …もう少し状勢が落ち着けば――

  或いはヤンの退役が受理されるかもしれない。

  「…………」

  考え出すと様々なことが押し寄せ、底なし沼に沈められていくようだ。2・3度頭を振り、止まってた脚を動かす事に意識を向ける。

  シャワーを浴びても払拭できるとは思えないが、浴びないよりかは幾らかはマシな筈だ。胃も重いが、更にその奥がドロドロと蜷局を巻いているのが余計

  に陰鬱とさせた。

  それが身の裡深くに棲まう欲望の塊だ。恐ろしく兇暴な四つ脚の獣は、気を抜くと腑を突き破りそうでゾッとする。解放してしまえば、鋭く尖った爪を持

  つ前脚で細いヤンの腕を押え、鋭利な大きな牙でヤンを腹部を喰い破り、鼻先を埋め込み柔らかな血肉に嬉々と齧り付き、臓腑までも残さず咀嚼し、硬い

  骨まで噛み砕くだろう。満足気に顔を上げた四つ脚の獣は間違いなく自分自身だ。

  ミュラーは着ているパジャマを脱ぎ散らかし、バスルームに駆け込み冷たい水を頭から被った。

  少しでもこの獣を鎮めたかった。肉体的にも精神的にもヤンを傷付けるのは明らかだ。愛する者を傷付け、満たす自我になんの価値があるというのか。

  ふと目に付いた鏡にミュラーは身を強張らせた。

 

 

  欲しいのだ。総てが、欲しくて、欲しくて、求めても、求めても、足りない。

 

 

  「―――ッ!!」

  鏡の中で嘲る獣を打ち消す様に拳を叩き込むが皹割れただけだった。破壊するに至らないのが口惜しく、力なく拳は垂れ下がった。

  際限のない欲求だ。愛と呼ぶには卑しく浅ましい。過去に経験した『愛』はこういったものではなかった。互いを共有し合い、そして、互いに『個人』で

  もあった。それに不満はなかった。なのに、どうして傍に在るだけで満足できないのだろう。柔らかな日差しの様に触れ合うだけでは満たされないか。薄

  らと頬を染めて、照れた笑みを愛おしく想い、向けられる想いをただ慈しむだけで得る至福だけは足りないのか。

  …こんな―――

  奪うだけの残忍なまでの愛し方は知らない。

  過去の自分であったなら、迷わず否定していただろう。だが、もう獣は棲み着いてしまった。狂った咆哮が耳の奥に張り付いて、離れない。

  「………ウェンリー………ウェンリー………ウェンリー………」

  嘆きは冷たい雨の様に降るシャワーに流されていき、止む事のない雨の様に込み上げた。

  必死になってヤンの茫洋とした笑みを思い浮かべようとしたが、浮かんだのは悩まし気に寄せられた眉根に眇められた快楽に濡れた黒曜の瞳、上気した色

  付いた頬に熱く蕩けた吐息だ。

  「…ウェンリー……ッ!」

  一呼吸で熱く重い熱が下肢に渦巻く。身体の芯まで冷やし、色を失っていたミュラーの頬は上気し、吐き出される息は燃える様に熱く荒い。鼻梁から獣臭

  さを感じ、奥歯が喰い込むほど噛み締める。吐き出さなければ収まらないそれに、その場しのぎに手を伸ばしかけた、時だった。

 

 

  「ミュラー提督」

 

 

  「————ッ?!」

  ミュラーは弾かれたように背後を振り返った。薄い透かし彫りのバスルームのドアの向こうにボンヤリとした人影が映り茫然とした。二階にいる筈のヤン

  が何故ここに居るのかわけが分からず、何度か瞬きしている間にもう一度呼びかけられる。返事に躊躇っていると、ゆっくりとドアの取っ手が下りていき、

  ミュラーは慌てて内開きのドアを両手で押えた。

  「ミュラー提督?……開けて下さい…ミュラー提督…」

  開けられる筈はなかった。陰茎は滾ったままで、駆け巡る血液は熱く重くミュラーを焦がしていた。

  呼吸すら獣じみていて、声に出して返事することも出来ず、ミュラーはただ項垂れた首を振るだけだった。

  「…ミュラー提督…」

  哀しそうな細い声に顔を上げたミュラーは薄いドア越しに掌が重なっている事に気付いた。認識すると、そこから穏やかな温もりがじんわりと腕を伝い、

  心臓に到達する頃には切ない痛みを伴った。

  「…ミュラー提督…………………ルト…」

  「…………」

  ドア越しの小さな声は、ただ無駄に降り注ぐシャワーの音に掻き消えてもおかしくないのに、何故か耳ははっきりと拾い上げた。

  「……ィトハルト………ナイトハルト……」

  それしか言葉を知らないかの様に何度も繰り返される名前。それが自分の名前である事にミュラーは不可思議な感覚に捕われた。深度の深い水底から漂い

  ながら浮上していくようで、もっと別のもののようだ。初めて体感するそれは形容する事の出来ない感覚だった。

  気付いたら、安堵した笑みをヤンは浮かべていた。

  「……?」

  でも、どこか違和感があった。どこだろうとミュラーはヤンを覗き込んだ。

  「あっヤン准将…っ」

  確かめる前に胸に額を擦り付けれ、ヤンの肩を掴んで押し戻した。単純に気になったからの反応であるが、拒まれたと思ったヤンの双眼は酷い傷を負った

  様に大きく見開いた。

  「……ぇ…?」

  ミュラーはヤンの両の頬を掌で包み込み親指の腹でそっと撫で、違和感の正体に気付いた。

  「…泣いて、た…?」

  少し目も赤いし、強く擦ったのだろう、腫れぼったい。

  視線を逸らしたヤンは、泣いてません、と言い放ったが拗ねた口調では認めたも同然でミュラーは眼を眇めた。

  …ああ―――

  なんて愛らしいのだろう。

  込み上げる愛しさに胸が潰される。呼吸すらままならない。こんなにも苦しいのに、確かに幸福だと魂が震える。

  「……ウェンリー…」

  泣き出しそうな震える声で呼ばれ、ヤンはミュラーを見上げた。クシャリと歪んだ顔は嬉しそうに笑いながら、細められた双眼は苦し気に透明な雫を溜め

  ていた。

  「………」

  とても複雑な感情が入り交じった表情をヤンは見つめた。なにか一つでも知りたいと思ったが、そっと冷たい身体に抱き寄せら、視界に映るのは顔の輪郭

  くらいしかなかった。

  雨のようなシャワーの音に混じり、ミュラーは静かに話し始めた。

  「貴方を抱きたい。………でも、傷付けてしまうのが、私は恐い…」

  落ち着いた声だ。それだけに、相当の葛藤があるのが窺えた。

  「いい、と、それでもいいと、言いました」

  淀みない音の綴りにミュラーの顎先は僅かに振れた。ヤンは、正確に判っていない。獣の爪の、牙の鋭さを、そして、どこまでも際限なく求める欲望の深

  さと貪欲さを。

  「できません。貴方を傷付ける事は、もう二度と、絶対に、できない」

  念じるかのような強い声に、ヤンは視線を落とした。

  ヤンとて軽い気持ちで階下に下りたわけではなかった。ミュラーの気持ちや自分の気持ち、これまでのこと、これからのこと。

  …それでも————。

  だからこそ、決めていた。

  「私は……傷付きませんよ…」

  冷たい背中に腕を回し、肉厚の逞しい背筋に掌を這わせる。指先は肩甲骨の隆起を越え、先に肩に辿り着いたのは右の指先だった。

  グツグツと沸き上がる熱にミュラーは深く息を吸い込んだ。ほんのりと甘いヤンの香りに嗅覚が刺激され、ふつり、とまた血が沸く。噴き上がる衝動をギ

  リギリと奥歯を噛み締め必死になって抑え、自戒と解放の狭間で薄いパシャマを鉤裂きそうになる指先は小刻みに震えた。

  ほんの一瞬、それは二人にとってとても長い時間かもしれない、その一瞬の間。

  スルリ…とミュラーの肩からヤンの指が滑り落ち、あとを追うの様に癖のある黒髪も下がった。その場で床に跪いたヤンの目の前には自然とミュラーの下

  肢が眼前になる。

  「なっ…!?」

  驚愕に上がった声は、自身を両手で包まれ途中で閊えた。きつく結んだ唇が開き、喘ぐように漏れた吐息が生々しく触れる程の近い距離に焦ったミュラー

  は力の任せにヤンの躰を引き上げ、感情のままに怒鳴った。

  「なにをッ!なんて馬鹿な事をッッ!!」

  「……っ」

  二の腕に指が喰い込むほどの力強さに押され、ヤンの臀部は洗面台の縁にぶつけていた。そんな痛みよりも、ビリビリと空気を震わすミュラーの混乱と憤

  りが混じった怒鳴り声の方が痛かった。

  俯いたヤンは泣き出す前の子供の様に下唇を噛み締めていたが、気付く余裕はミュラーにはなかった。

  「…いい、って言った」

  ボソリと呟かれた声は聞き分けのない子供の様で、大声を上げたバツの悪さもありミュラーの溜息は胸の内側へと吐かれた。

  「貴方が大切なんです。大事だから、傷付けたくないんです」

  慎重に言葉を選ぶ。自戒の意味もあるのだろう、言い聞かす様にゆっくりとした口調だった。

  ミュラーの本心であり、彼の誠意であることは判っているが、ヤンはますます俯きボソリと呟いた。

  「…傷付かないって言った…」

  「…………」

  か細く声を震わせ、懸命に受け入れようとしてくれるヤンの気持ちを嬉しく思う反面で、獣の存在を知らないから言える言葉だと苦く思った。

  「……貴方は…なにも、判ってない…」

  獣の強慾さを。

  重苦しい小さな呟きは聞き取り難いものであったがヤンは聞き逃さなかった。ギュッと心臓を握られた感覚に唇を噛み締めた。

  ヤンは悔しかった。恥ずかしくても、言葉と態度で伝えてきたつもりだった。言葉が足りないのは自覚しているが、それでもミュラーは気付いてくれると

  思っていたのに、気付いてくれない。

  「…………判ってないのは、君だよ」

  ほんの少し、苛立ちが見える声だった。

  ヤンは俯いた顔を上げ、ミュラーを見据えた。

  「ど、どうなったって、いい、なにをされても、構わない」

  棒読みの台詞で、上目遣いで怒った風に睨み付けられたミュラーは惚けた様に目を瞠いた。

  「君になら、なにをされても、い、ぃ」

  「………………」

  目元を薄らと染めていた赤みは頬に広がり、耳を赤くしても収まらずパジャマの襟から覗く鎖骨にまで広がる様子をミュラーはじっと見つめた。

  「どんなことさ……さ…」

  瞬きすらしないミュラーにだんだん恥ずかしくなってきたヤンは目を逸らしそうになるのを我慢していたがマジマジと凝視され流石に耐えられなくなった。

  「…されても……君なら、い…ぃ…」

  俯いたヤンは洗面台の縁をきつく掴んだ。この場から逃げ出したくなるのを必死に耐え、覚えている限りの恋愛小説の中の台詞を続けた。

  「なにがあっても私の気持ちは変わらない、私は貴方をあ」

  「本当ですか…?」

  ミュラーにしては珍しく感情の見えない平坦な声だ。

  顔を上げると思った以上に近い距離にミュラー顔があり、ヤンは小さく息を飲んだ。

  「なにされても…?どんなことされても…?」

  見開いた砂色の双眼は信じられないと否定し、その癖、腕を掴む力は信じたいと訴えている。骨が軋むほどの痛みにヤンは眉を顰めているが、なんとか笑

  みを浮かべて頷いた。

  「…本当に?」

  ジリジリと迫るミュラーに押されながらもヤンは頷いた。

  「優しく、なんかできないかもしれませんよ…?」

  それでも、ヤンは頷いた。

  「抑えらない、ですよ…?」

  ヤンは困ったような茫洋とした笑みを浮かべ、最後の台詞を口にした。

 

 

 

  「貴方が欲しい、って言わないと判ってくれませんか?」

 

 

 

 

続く……        

 

 

 

 

 

2011/06/09 

 

 

ここまでは、もう手直ししない…orz

見て判る通り、最初の『ヤり逃げ』小話は後付けです。無計画が基本の自分に流石に絶望したけど、開き直り、って大事だよね?(虚)

 

じゃないと、まるっと全部消去だよ————!!!