□■□■今週のコラム□■□■□  

  • ●新たな「縁」を求めよう。

  • 昨年1月にNHKスペシャルで放映された「無縁社会」が反響を呼び、
    中高年を対象に不安を抱く人が増えています。
  • 13年連続で3万人を超える自殺者、「孤独死」「行旅死亡人」などの
    言葉と共にすっかり少子高齢化社会の今後を象徴する姿としての
    イメージが広がっている。
  • 確かに昭和30年代には全日制高校への進学率は30%を超える
    程度で、中学卒業と共に集団就職で上京した人たちが多かった。
  • 工業化社会の訪れと共に都市部へ多くの若者たちが流入した。
    しかし、就職しても多くは3年と経たずに転職していった。
  • 1964年の東京オリンピックを機に道路、高速道路の整備に
    どれほどの若者たちが従事したであろうか。
  • しかし、大型の開発が終わり、それでも土木建設業に就いた
    者たちは、そのまま仕事を続けた。
  • 一方、ホワイトカラーと当時呼ばれたサラリーマンになった者達は、
    高度経済成長の波の中で東京郊外に住居を構え、満員電車に
    揺られて通勤。
  • しかし、無事定年まで勤めることのできた人はどのくらい
    いたであろうか。
    産業変遷の波の中で、多くは倒産したり、吸収され、転職を
    余儀なくされた人、斜陽産業となり解雇された者たちが多数、出現した。
  • それでも年齢的に若かったこと、バブル崩壊までは景気が
    就業機会を与えられた。
  • バブルから20年経ち、景気の後退、産業構造の変化、年齢という壁
    が戦中、戦後のベビーブーマーたちの就職を阻む壁となっていった。
  • 「根性」「成せば成る」「男は仕事」「モーレツ社員」などで象徴される
    労働者として滅私奉公で働いた結果、家族と別れたりして、
    単身世帯となり、加齢からくる病に犯され、低所得ゆえに病院にも
    掛かれずに一人部屋で死んでいく。
  •    ある者たちは、うつ病などの精神障害から自殺する。
  • 2030年には、「夫婦と子供」世帯は2割となり、「単身世帯」が
    4割を占めるとの予測が発表された。
  • 人との会話がなく、付き合いがなくなることは、そのことだけでも
    体の変調を引き起こす。
    人はお互い支えあって生きている存在。
  • これからは「新たな縁」を創ることで、お互いを支えあうことが必要な
    時代である。
  • 「縁」というと偶然な出会いのように思われるかもしれないが、
    日常での挨拶から始まる「縁」、趣味を通じての「縁」、ネットでの「縁」、
    ボランティア活動を始めたことからでの「縁」などたくさんある。
  • 健康で、元気に過ごしたいと考えるならば、「縁」を求めて
    行動しましょう。
  • そして物事に固執しない柔軟な頭脳を作りましょう。
  •        それが痴呆症の予防にもなるのですから。
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