恋愛は少女マンガで教わった
『恋愛は少女マンガで教わった』に出てくる少女漫画は、母がリアルタイムで読んでいた作品ばかりです。(母は著者の横森理香さんより上の世代ですが)
少女漫画を絡めて主観的に恋愛を語った本。主観的で何処かズレているが的確で鋭い視点と、テンポが良い文章に大爆笑。BLにハマる女性の深層心理を、分かり易く本質をズバリ言い当てています。
『恋愛は少女マンガで教わった』というタイトルですが、「少女マンガのストーリーに憧れて真似したら、彼とラブラブに」という内容ではなく、愛の不毛っぷりを見せ付けられてガックリしてブルーになりました。
槇村さとるさんの解説に感動しました。
説得力あり
目次を眺めただけで、核心をついとるな〜と思いました。 時代とともに、少女マンガも変化していますが、基本的な部分は昔と一緒!! 『「ベルばら」に見る女の一生』がツボでした。 著者の妙な文体をなんとかしてくれたら、もっと良かったのですが…。
笑いつつ背筋がひや〜りと…
二十四年組系の少女漫画家(大島弓子、萩尾望都、竹宮恵子etc)を取り上げた文章というと、フェミニズム論とか文学論とか少女論とか、真面目で「問題意識」をふりかざすモノが多くて腰が引けます。この本はまったく違う。愛憎ないまぜで鋭く辛く、自分を笑い少女漫画世界を笑い…それでも最後に「少女漫画って最高!」と言う。元・少女の正しい反応かとおもいます。そう、少女漫画はこそばゆい。こそばゆいからこそ楽しい。 かつて少女漫画を読み、つひに三十オンナになった私の現在の最大の感慨は「(多分)処女が描いて処女が読んでたって世界なんだよなぁ」というコト。これが小説の世界なら有り得ないことでしょう。少女漫画の中の圧倒的は白人変身願望も指摘されています。白人になりたい。日本人でいるのがイヤ。欧米を舞台にオール白人キャラ、なきに等しい語学力であやしい横文字を乱舞させ…夢の中で白人に変身した、「私は本当は白人なのよ!」 後年の海外旅行ブームもカルトじみた英語ブームもお目々パッチリ美容整形も、白人男との結婚を目指す語学留学も---三十年前に少女漫画がみんなやっちゃっていた。 痩せ我慢一切なし、七十年代少女漫画には敗戦国日本の女たちの欲望がすべてつまっていました。
少女マンガを鋭く分析した好書
私も小学生から中学生くらいまで少女マンガにハマッていた。少女マンガ雑誌は毎月必ず買っていたし、お気に入りの作家もたくさんいた。そして著者と同じく確かに「恋愛は少女マンガで教わった」1人である。このような少女マンガを分析した本を読んだのは初めてで、少女マンガによって恋愛・結婚観を知らず知らずに刷り込まれているという指摘はズバリ核心を突いている。他にも「なるほど」と納得できる部分がたくさんあった。自分が昔読んでたマンガを改めて読み返したくなった。ただ、著者より私は年代が下なのでここで取り上げられている作品は私にはちょっと古くて馴染みが薄かったかな。
集英社
少女マンガにおけるホモセクシュアリティ 達人が選ぶ女性のためのまんが文庫100 (白泉社文庫) 快楽電流―女の、欲望の、かたち タナトスの子供たち―過剰適応の生態学 (ちくま文庫) 隠喩としての少年愛―女性の少年愛嗜好という現象
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