
世界禁煙デースローガン
世界禁煙デーとは、WHO(世界保健機関)が全世界に禁煙を推進するため、各国政府や個人に喫煙と健康の問題について考えるよう呼びかけて作られたものである。1988年制定。毎年5月31日となっている。
| 開催回 | 年次 | スローガン(上は原文、下は日本語訳) | 備考 |
| 第1回 | 1988 | Tobacco or health : choose health たばこか健康か 健康を選ぼう |
総論として示したスローガンである。なお禁煙デーは初回のみ4月30日であった。 |
| 第2回 | 1989 | The female smoker : at added risk プラスされる女性喫煙者への害 |
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| 第3回 | 1990 | Growing up without tobacco 子供に無煙環境を |
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| 第4回 | 1991 | Public places and transport :better be tobacco-free 公共の場所や交通機関は禁煙に |
当時はまだ特急列車の禁煙車率が30%〜50%、禁煙タクシーは全国に数台、学校も病院も役所も全面禁煙のところはよほど熱心な所のみという時代。今(08年現在)だいぶ変わったが諸外国と比べるとまだまだである。 |
| 第5回 | 1992 | Tobacco-free workplaces :safer and healthier たばこの煙のない職場 もっと安全にもっと健康に |
従業員の健康を考えるなら職場は全面禁煙とすべき。 |
| 第6回 | 1993 | Health service :our window to a tobacco-free world 健康奉仕 たばこのない世界を開く窓 |
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| 第7回 | 1994 | The media and tobacco :getting health message across メディアとたばこ 健康のメッセージをひろめよう |
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| 第8回 | 1995 | Tobacco costs more than you think 想像以上に大きいたばこの損失 |
日本では統計的結果から、年間10万人以上が喫煙・受動喫煙が原因による疾病で死亡していると推計されているが、事件や事故と違い目に見えてそれがわかるものでないだけに、たばこによる損失が想像以上に大きいと認識されにくいからこそ包括的な規制と知識の普及が必要である。 |
| 第9回 | 1996 | Sports and the arts without tobacco スポーツや芸術を通じてたばこのない世界をつくろう |
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| 第10回 | 1997 | United for a tobacco-free world 手をつなごう!たばこのない世界をめざして |
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| 第11回 | 1998 | Growing Up Without Tobacco 無煙世代をそだてよう! |
この年日本は、「自主規制」(実際は、外国たばこにシェアを奪われたくないJTによる戦術、とも)によってようやくTV・ラジオ・シネマ上映前広告などの放送媒体による銘柄広告が終了した。日本の場合諸外国と比較して、若年層の喫煙率の減少が高齢喫煙者のそれより緩やかである。喫煙による不幸を減らすには喫煙者が禁煙する以上に幼少期からの教育が重要である。 |
| 第12回 | 1999 | Leave the pack behaind たばこに サヨナラ |
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| 第13回 | 2000 | Tobacco kills-Don't be duped たばこは人を殺す だまされるな |
厚生労働省の訳では、「その1本みんなの命けずられる」となっていて、「だまされるな」の部分が欠落しているのはたばこ関係の管轄が財務省にあって力が及ばないからなのかたばこ産業に配慮しているためなのか。この消極的な日本語訳が日本のたばこ対策の現状を表している。 |
| 第14回 | 2001 | Second-hand smoke kills.Let’s clear the air 受動喫煙が人を殺す きれいな空気にしよう |
空気清浄機ではたばこ煙から出る有害物質、特に一酸化炭素や窒素酸化物などガス成分は除去できない。施設を改造したり機器を導入したりするよりも屋内を全面禁煙にする方が安いコストでかつ、健康を害せずにすむ。 |
| 第15回 | 2002 | Tobacco free sports-play it clean スポーツにたばこは無用 爽やかなプレーを |
放送媒体による銘柄広告が規制されても、スポーツ中継などで映されるロゴ・グッズによる実質的なたばこ広告が、未成年者を喫煙者に取り込もうとするたばこ産業の戦略により推進されてきたものであるということが内部文書から明らかになったのを踏まえている。 |
| 第16回 | 2003 | Tobacco free film.tobacco free fashion.Action! 映像メディアとファッション業界はたばこ産業と絶縁しよう! |
日本のニュース番組で喫煙問題が取り上げられることがほとんどない・あっても喫煙を擁護するような報道をするのか?それは、JTがスポーンサーになっているからである。ドラマの中でのやらせ的な喫煙など、映像とファッションに対する感受性の高い未成年者への悪影響は大きい。 |
| 第17回 | 2004 | Tobacco and Poverty A Vicious Ciacle たばこと貧困 断ち切れぬ悪の連鎖 |
低所得国ほど家計支出に占めるたばこの割合が大きく貧困の原因の一因になっている。 |
| 第18回 | 2005 |
Health Professionals Against Tobacco Action and Answers |
日本の医師の喫煙率は2003年当時男性21.5%・女性5.4%と2%のイギリス、3%のアメリカなどと比較しても格段に高い。(2006. 3. 28 日経BPの報道)看護師の喫煙率の高さも問題である。 |
| 第19回 | 2006 | Tobacco: Deadly in any form or disguise 全てのたばこ製品は例外なく死を招く |
たばこは、正しく使用することによって害を起こす製品である。葉巻・パイプ・噛み・嗅ぎなどあらゆる喫煙法でも紙巻たばこと同様に有害である。 |
| 第20回 | 2007 | Smoke-Free Environments たばこ煙のない環境 |
飲食店なども含めた公共の場の全面禁煙が世界的に推進される中、日本は健康増進法第25条で努力義務を謳うのみである。施設管理者の自主規制では面的に広がってはいかない。 |
| 第21回 | 2008 | Tobacco-Free Youthu 若者へのタバコの売り込みをやめさせよう |
たばこが抱える最大の問題は精神依存性であるが、その弁別がつく成年までの喫煙抑止はきわめて重要である。 |
※日本語訳は厚生労働省訳でないものを使っている年次がある。